岡崎市郷土館収蔵庫

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 公会堂に向って左側奥(南東側)にある、こじんまりした建物。旧額田郡公会堂建設と同時期に、その北側に額田郡物産陳列所として建てられました。 その後、本館が岡崎市郷土館として公開される際に現在地へ移築され、現在は収蔵庫として保存、活用されています。(内部は公開されていません)

 様式主義を意識した旧額田郡公会堂とはうって変わって、白とライトブルーの明るい色使いの外壁に、四つ葉のクローバー型の明り取り花窓をあしらい、妻面を半円アーチで飾るなど、軽快な洋風のデザインです。設計は旧額田郡公会堂と同じく吉田栄蔵と推定されています。国の重要文化財の木造平屋建て。

岡崎市郷土館収蔵庫
旧額田郡物産陳列所 1913(大正2)年
重要文化財
設計 : 吉田栄蔵?
施工 : 不明
岡崎市朝日町3-36-1
撮影 : 2009.4.3
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 関連は不明ですが、敷地内にある鬼瓦。いずれも江戸時代の本宗寺庫裡と随念寺本堂の鬼瓦だそうです。
by gipsypapa | 2010-04-27 10:43 | 建築
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