長崎伝統芸能館

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 グラバー園を出たすぐそばにある洋館。1860年(万延元年)に建てられた初代アメリカ領事館員の宿泊所でした。昔は東山手16番地にあり活水学院の前身として使用されたのち、現在地へ移設されました。

 当初の形状は不明ですが、現在は南山手の崖沿いにあり、広大な地下室(とはいえ傾斜に沿っているので、半地下室)に歴史資料館としてグラバーやシーボルトの愛用品、キリシタン資料、南蛮貿易のギヤマン、ビードロなど19世紀の長崎をしのぶ展示品が並び、その一角は土産物屋になっています。

 現在のデータでは旧グラバー邸より3年早い築なので、これが日本で一番古い木造洋館です。しかし移設復元されたという背景からグラバー邸が現存最古とも言えます。木造平屋建て(地下室付き)。

長崎伝統芸能館
旧東山手十六番館
1860年(万延元年)
設計・施工 : 不明
長崎市南山手町4-15
撮影 : 2009.5.18
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 グラバー園を出た道路からは普通の洋館に見えます。
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 玄関を入って・・
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 すぐ巨大な地下室があり、各種の展示品。
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 奥は土産物売り場。近代的なヴォールト天井の形状から見て、地下部分は最近追加されたようです。
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by gipsypapa | 2010-02-16 14:29 | 建築
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