フェリス女学院10号館

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 山手大通りの南側、山手公園との間にあるフェリス女学院大学キャンパス。その中でも初期のインターナショナル様式で有名なフェリス女学院10号館があります。

 設計はチェコ出身の建築家、アントニン・レーモンド。フランク・ロイド・ライトのもとで学び、戦前から戦後にかけて多くのモダニズム建築の作品を残しています。代表作は東寮や体育館の建て替えが話題になった東京女子大学の建物群、エリスマン邸軽井沢聖パウロカトリック教会など多数。

 訪ねた日は休日ということもあり、校門が閉まっていて、建物の一部しか見ることができませんでしたが、単純明快でスマートなインターナショナル様式の雰囲気だけは感じることができました。元はライジングサン石油会社の社宅として建てられたもので、現在は大学の研究室として使用されているそうです。横浜市認定歴史的建造物とDOCOMOMO Japanに選ばれた、鉄筋コンクリート造り、2階建。

フェリス女学院10号館
旧ライジングサン石油会社社宅 1929(昭和4)年
横浜市認定歴史的建造物
設計:A・レーモンド
施工:清水組
横浜市中区山手町38
撮影 : 2008.10.11
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 休日で校門が閉まっていて、全貌が見れませんでしたが、女子校ということもあり、平日でも見るのは難しいかもしれません。
by gipsypapa | 2009-03-30 11:18 | 建築
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