東京大学医科学研究所本館(1号館)

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 東京都庭園美術館から歩いて行ける距離にあり、目黒通りと外苑西通りに囲まれている東京大学白金台キャンパスに時計台のある建物があります。昭和12年に伝染病研究所として建てられたもの。同じ東京大学の本郷や駒場キャンパス校舎建築群を多数設計した内田祥三(うちだ よしがず)の作品。「内田ゴシック」といわれるデザインパターンのゴシック調の建物です。隣には国立保健医療科学院白金庁舎があります。鉄骨鉄筋コンクリート3階建て、一部5階、地下1階 。

東京大学医科学研究所本館(1号館)
旧東京帝国大学附置伝染病研究所 1937(昭和12)年
設計 : 内田祥三
施工 : 大倉土木、大林組
東京都港区白金台4-6-1
撮影 : 2008.10.12
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 ほぼ全面に褐色のタイル貼りが施されているので、もっと古い建物のイメージですが昭和12年築。
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 大型のアーチが連なる印象的な車寄せのある玄関ポーチ。
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 柱は角柱ですが、この柱頭はコリント式を模したものか。
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 3年ほど前に東大の本郷キャンパスを訪ねて、多くの内田祥三設計の校舎を見てきましたが、安田講堂以外の多くの建物がこの医科学研究所本館と似た外観で、何を撮ったのかわからなくなってしまい、アップできずにいます。荘厳な建物ばかりで、旧帝国大学としての格式と格調を表現していて圧倒されるのですが、かなりワンパターンと言えます。
by gipsypapa | 2009-01-15 13:22 | 建築
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