日本基督教団鎌倉教会

日本基督教団鎌倉教会_c0112559_17241575.jpg
 由比ガ浜から鶴岡八幡宮に向かって北東に向かう参道の若宮大路から西へ入ったところにハリス記念鎌倉メソヂスト教会会堂として大正末期に建てられた教会があります。

 若宮大路から入っていくと背の高いゴシック風の鐘楼は見えてきます。鉄筋コンクリート造りに鉄骨トラス小屋組を組み合わせているそうですが、外壁は目地を切って石造風に見せています。鎌倉市指定景観重要建造物の鉄筋コンクリート造2階建、塔屋(4階)付、鉄骨トラス小屋組。

 なお設計の吉武長一は、米国ペンシルバニア・テクニカルカレッジで建築を学び、村井銀行本店、村井銀行七条支店(セカンドハウス西洞院店)、旧村井銀行祇園支店(Cara Ragazza)などの銀行建築や安藤記念教会、銀座教会(関東大震災で焼失)の教会の設計も手がけた建築家です。

日本基督教団鎌倉教会
旧ハリス記念鎌倉メソジスト教会 1926(大正15)年
鎌倉市指定景観重要建造物
設計 : 吉武長一
施工 : 幸田八二郎
鎌倉市由比ガ浜2-2-6
撮影 : 2008.8.2
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_17255929.jpg
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_17262388.jpg
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_17264190.jpg
 正面はそびえ立つゴシック様式の鐘楼。大小のアーチ窓は中から見たら美しいでしょう。
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_17281973.jpg
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_17283796.jpg
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_1728544.jpg
 裏に回ると普通のとんがり屋根の教会。
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_17292021.jpg
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_17293790.jpg
 石造りのような外壁。
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_17305019.jpg
 裏側にあった木造の小屋。
日本基督教団鎌倉教会_c0112559_1731359.jpg
 教会の正面左側に気になる建物がありました。古い建物のようで、教会に附属するものと思いますが、まったく情報がありません。
by gipsypapa | 2008-12-11 17:33 | 建築
<< ハリス記念鎌倉幼稚園 鎌倉の篠田邸 >>