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四国村 旧鍋島燈台退息所

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 香川県坂出市与島町鍋島ににあった燈台退息所。鍋島燈台は神戸・長崎間航路にある瀬戸内海の小島に位置し、明治5年(1872)に初点灯。この外国人灯台守用の宿舎は翌6年に竣工しました。昭和30年(1955)頃までは、本来の灯台守用宿舎として使用されましたが、その後は海上保安本部の通信施設として使われたそうです。

 この建物も設計はブラントンの指導によるものとされ、寄棟造、桟瓦葺の正面に6本の素朴なトスカナ式列柱のベランダがあります。

 建壁は巨大で荒々しい石を積んでいます。間取りは外国人用になっていて、中廊下式。暖炉のある部屋、畳敷きの部屋などがあります。外側に浴室や便所などが張り出しており、付属の物置も同様の石造り。ヨーロッパにあるような本格的な石造建築で、正面に円柱列を建てるなど、洋式燈台の黎明期をよく残した貴重な建物です。国の登録有形文化財の石造り平屋建て。

四国村 旧鍋島燈台退息所
1873(明治6)年
登録有形文化財
設計 : R・H・ブラントン
施工 : 不明
高松市屋島中町91 四国村
撮影 : 2012.2.25
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by gipsypapa | 2013-02-21 13:28 | 建築 | Trackback | Comments(2)

四国村 旧江埼燈台退息所

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 農家の古民家が多い四国村で、異彩を放つ洋館が別棟を含め4棟並んで建っています。いずれも燈台退息所です。

明治の初めに明石海峡を望む、淡路島北端の北淡町にあり、神戸の開港にそなえた灯台の一つ江埼燈台の吏員退息所だった建物です。江埼燈台は明治4年(1871)に点燈した、わが国8番目の洋式燈台で、この建物は外国人灯台守の宿舎でした。ベランダをもたない初期の灯台吏員退息所として貴重といわれています。構造は寄棟造りで、木造トラスで桟瓦葺の屋根を支えています。

 設計のリチャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton, 1841 - 1901)。スコットランド人で、イギリスの工兵技監にして建築家。明治時代に来日したお雇い外国人の一人です。数多くの灯台設置を手がけ、技師として勤務していた7年6ヶ月の間に灯台26、灯竿5、灯船2などを設計し、「日本の灯台の父」として知られています。国の登録有形文化財の石造平屋建て。

四国村 旧江埼燈台退息所
1871(明治4)年
登録有形文化財
設計 : R・H・ブラントン
施工 : 不明
高松市屋島中町91 四国村
撮影 : 2012.2.25
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by gipsypapa | 2013-02-20 13:34 | 建築 | Trackback | Comments(2)

博物館明治村 菅島灯台付属官舎

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 菅島燈台は明治6年(1873)伊勢湾の入り口、鳥羽沖合の菅島に建てられた。品川燈台がフランス人の手になるのに対し、これはブラントンを頭とする工部省燈台局のイギリス人技術者の設計管理になるものである。明治初期の洋式燈台では、燈火の管理も外国人によって行われたため、付属の官舎もレンガ造の洋式住宅が建てられている。

 レンガ造の壁に木造の洋小屋を載せて桟瓦を葺いている。出入り口は両開きのガラス扉に鎧戸を付け、窓は上ゲ下ゲ窓でやはり鎧戸を備えている。

 建設に当たっては島の人々の協力があり、船着場から高台までの資材運搬等に従事したという。又、建物に使われたレンガや瓦も地元の産で、渡鹿野島の瓦屋竹内仙太郎が焼いた旨の刻印がある。移築のための解体も島民の協力を得て行われた。


博物館明治村 菅島灯台付属官舎
1873(明治6)年
重要文化財
設計 : リチャード・ヘンリー・ブラントン
施工 : 不明
旧所在地 : 三重県鳥羽市菅島町
犬山市内山3-30博物館明治村内
撮影 : 2011.9.22
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 レンガ積
  レンガは洋風建築の主要部材であり、ヨーロッパ各国でほぼ同形のものが使われていたが、積み方にはそれぞれの国の特徴がみられる。イギリス積は長手だけが見える段と小口だけが見える段が交互に重ねられる方法で、フランス積は各段毎に長手と小口が交互に並び、見た目が美しいと言われている。他にオランダ積等がある。フランス積という呼び名は日本独自のもので、「フレミッシュ(フランドル)積」が訛ったものと思われる。

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by gipsypapa | 2012-10-11 13:29 | 建築 | Trackback | Comments(2)