タグ:静岡 ( 48 ) タグの人気記事

新井旅館

c0112559_9521965.jpg
 修善寺シリーズの最後です。こちらも修善寺を代表する老舗「新井旅館」。明治5年に酒造蔵元から養気館「新井」として創業した、歴史のある旅館。修善寺に数ある旅館の中では唯一、国の登録有形文化財があり、全部で15棟の建物が指定されています。

 実は修善寺で泊まる旅館を選ぶときに、前に紹介した菊屋と、どっちにするか悩みました。ネット情報を調べていたら、ここ新井旅館は館内のガイドツアーをやっていることがわかりました。そういうわけで、宿泊は菊屋へ。翌日は新井旅館で見学することにしました。

 ちなみに、文化財登録されているのは、青州楼、雪の棟、渡りの橋、霞の棟、桐の棟、月の棟、甘泉楼、紅葉、山陽荘、天平風呂、あやめの棟、花の棟、吉野の棟、観音堂、水蔵の15棟です。

 約40分ツアーで、当然のことながらすべてを見ることはできませんし、建物毎に説明してくれるわけではありませんので、個々の名称は、あてずっぽうのものもあります。もしかしたら間違っているかも知れません。なお、ガイドツアーの料金は1,500円でコーヒーなどのソフトドリンクがついています。

新井旅館
1881(明治14)年 ~ 1943(昭和18)年
登録有形文化財
伊豆市修善寺970
撮影 : 2014.4.23
c0112559_9104498.jpg
 ツアーで貰った館内マップです。クリックすると大きくなります。

月の棟
c0112559_9555966.jpg
 新井旅館の本館になっている「月の棟」。玄関ロビーとフロントやショップがあります。平等院鳳凰堂を模したといわれる玄関周りなど,典型的な和風旅館の外観をしています。1960(昭和35)年にコンクリート造りに改築されました。国の登録有形文化財の木造、一部鉄筋コンクリート造り、地上3階、地下1階建て。

月の棟
1919(大正8)年 / 1960(昭和35)年改築
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_958073.jpg
c0112559_95817100.jpg

c0112559_14181160.jpg


青州楼
c0112559_9591877.jpg
 新井旅館では最も古い建物で、六角塔が修善寺全体のシンボルになっています。唐破風付きの城郭風建築で,近くからは全貌が見にくい位置に建っていますが、修善寺の街の各所から六角塔を見ることができます。

 いつからいつまでかは不明ですが、若干23歳で新井旅館の棟梁になり、50年間宿の建物を手入れし見守ったという、大川正平氏が次のように書いています。

 「木造の木組にして礎石の上へ土台なしで立柱した古い様式で建てられ、礎石は安山岩の岩盤まで掘り下げ大石を積み重ね、中心の柱四本はその上に立っている。」国の登録有形文化財の木造3階建て。

青州楼
1881(明治14)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_11261093.jpg

c0112559_1034096.jpg
c0112559_1041413.jpg
 「月の棟」から中へ入りロビーで案内を待ちます。あらかじめ前日に朝10時のツアーを電話予約していました。着いたころは、宿泊客のチェックアウトが終わりかけ。数人とすれ違いましたが、ツアー参加の外来は、結局私たち二人だけでした。
c0112559_106071.jpg
c0112559_1061063.jpg
c0112559_106206.jpg
 玄関脇にある階段。地下を通って道路の北側にある「甘泉楼」とつながっています。
c0112559_1071120.jpg
c0112559_1082659.jpg
c0112559_1083791.jpg
c0112559_109230.jpg
c0112559_10103287.jpg
 樹種豊かな庭は新井旅館の特徴。4月というのに紅葉のような景色です。
c0112559_10114226.jpg
 「月の棟」から「青州楼」に向かう幅広の廊下は、美しい庭に面し喫茶を兼ねています。せせらぎを超え池を巡る雰囲気は素晴らしく、一見の価値があります。
c0112559_10115243.jpg
c0112559_101237.jpg
c0112559_10121344.jpg
c0112559_10162465.jpg
 最後にここで珈琲とお茶菓子のサービス。ツアーの案内は40分ほどですが、ここで時間を気にせず、ゆっくりできました。

渡りの橋
c0112559_10182120.jpg
 「月の棟」と「雪の棟」とを連絡する屋根付きの太鼓橋。床は小さな幅の板を目透かしに貼って下を流れる水を見せるようになっています。また橋を長く見せるために「月の棟」側を幅広に、「雪の棟」を狭くするという工夫もなされています。つながる「月の棟」の廊下とともに、宿泊客が来館記念の写真を撮るベストロケーションです。 国の登録有形文化財の木造平屋建て。

渡りの橋
1899(明治32)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_10191412.jpg
c0112559_10193383.jpg
c0112559_10195956.jpg
c0112559_10201376.jpg
c0112559_108485.jpg


雪の棟
c0112559_10212747.jpg
 渡りの橋を渡ると「雪の棟」。敷地のほぼ中央にあり、客室と附属する浴室棟からなっています。浴室棟はムクリ付の入母屋の屋根に煙だしの小屋根を載せた特徴的な建物です。第1期の増築部分。国の登録有形文化財の木造2階建て。

雪の棟
1899(明治32)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_1019444.jpg

c0112559_1022187.jpg
c0112559_10233262.jpg
c0112559_1024157.jpg
c0112559_10243161.jpg


霞の棟
c0112559_10254859.jpg
 中に入ることができませんでしたので、定かではありませんが、多分、「霞の棟」と思います。「雪の棟」の南方にあり,南は桂川に面しています。国の登録有形文化財の木造3階建て。

霞の棟
1899(明治32)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_10282211.jpg

c0112559_10273927.jpg
c0112559_1028435.jpg
c0112559_10285781.jpg
 桂川からははっきりと霞の棟を識別できます。
c0112559_10295981.jpg
c0112559_10301668.jpg
c0112559_10303222.jpg
c0112559_10304684.jpg
 これらの部屋や廊下は、多分「雪の棟」です。
c0112559_10312530.jpg
c0112559_10314288.jpg
c0112559_10315494.jpg
 2代当主が造成した池泉庭園の両側に二つの建物が増設されました。「華の池」の真ん中にあるのは「乙姫島」です。

花の棟
c0112559_10332281.jpg
 「華の池」を挟んで「桐の棟」に向き合って建っています。南側は桂川を望み、目の前に竹林の小径が広がる、景観が素晴らしい部屋が並んでいます。数寄屋風の趣をもち、大正から昭和期の日本画家で、 前田青邨と並ぶ歴史画の大家である安田靫彦(やすだ ゆきひこ、1884 - 1978)の監修といわれています。国の登録有形文化財の木造2階建て。

花の棟
1934(昭和9)年
登録有形文化財
設計指導 : 安田靫彦
施工 : 不明
c0112559_10351480.jpg
 手前が花の棟、向こうは吉野の棟でしょう。

桐の棟
c0112559_1037115.jpg
 「華の池」の北側は「桐の棟」。「花の棟」に向き合ってペアのように見えますが、こちらは大正期でずいぶん古いものです。基礎が池に没するくらい床下が低く、真壁造りの南面を水面に映しています。国の登録有形文化財の木造2階建て。

桐の棟
1916(大正5)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_10381679.jpg
c0112559_10383250.jpg
c0112559_10384653.jpg


天平風呂
c0112559_10394464.jpg
 「青州楼」の南、「あやめの棟」との間に建つ総檜造りの浴場。4間×4間の小ぶりな建物ですが、檜の丸柱と石の組み合わせが野性味あふれる、半地下のユニークな浴室です。ネット情報では、3代当主と親交が深かった安田靫彦がが、ビザンチン様式の計画案を天平様式に変えて、自ら設計にあたったそうです。国の登録有形文化財の木造平屋建て。

天平風呂
1934(昭和9)年
登録有形文化財
設計 : 安田靫彦
施工 : 不明
c0112559_10405943.jpg

c0112559_10411791.jpg
c0112559_10413224.jpg
c0112559_1041489.jpg
c0112559_1042586.jpg
c0112559_10422360.jpg
c0112559_10423783.jpg
 半地下なので窓が半分水没状態。浴場内から池の鯉が泳ぐのを眺めることができます。
c0112559_1052850.jpg
 バー。
c0112559_10524255.jpg


吉野の棟
c0112559_10535182.jpg
 手前の「花の棟」の西向こうに見えるのが「吉野の棟」。敷地の西南端に建つ離れ風の客室棟で、「花の棟」と連絡はしていますが,別個の玄関があるそうです。国の登録有形文化財の木造2階建て。

吉野の棟
1935(昭和10)年
登録有形文化財
設計指導 : 安田靫彦
施工 : 不明
c0112559_1055490.jpg


あやめの棟
c0112559_1110312.jpg
 「天平風呂」の南、桂川沿いに建つ客室棟。地階に「あやめ風呂」があるそうです。「あやめ風呂」は,「天平風呂」と同様に池に面し,池中が見える仕組みになっているとか。国の登録有形文化財の木造、一部鉄筋コンクリート造り、地上2階、地下1階建て。

あやめの棟
1932(昭和7)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_10582811.jpg


甘泉楼
c0112559_10591120.jpg
 今まで見てきたのは県道18号線の南側ですが、県道を北に渡ったところにも3棟の有形文化財があります。

 北側修禅寺寄りの敷地に建つメイン建物が「甘泉楼(かんせんろう)」で,「月の棟」とは地下通路で結ばれています。1階は元の大浴場で、現在は温泉プールになっているそうです。2階は120畳の舞台付大広間。南面と北面の柱1本置きに舟肘木を付け,外部に硝子障子を隙間なく配置した印象的な外観です。国の登録有形文化財の木造2階建て。

甘泉楼
1924(大正13)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_1104586.jpg

c0112559_111799.jpg
c0112559_1112179.jpg
c0112559_1113548.jpg
 県道に面した1階部分は最近改造されています。ストリートビューには昔の風景が残っています。改造して土産物屋かなにかにするんでしょうが、どう見ても風情は以前のほうがよいです。

紅葉
c0112559_1143663.jpg
 「甘泉楼」の北西に建つ平屋の離れ風の客室。甘泉楼」とは渡廊下で結ばれているとか。京風を意識しているようです。国の登録有形文化財の木造平屋建て。

紅葉
1927(昭和2)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_1152228.jpg


山陽荘
c0112559_11124731.jpg
 「紅葉」の北,敷地の一番奥部の山側にあります。新井旅館には数々の著名人が宿泊していますが、とくにお気に入りだった日本画家の横山大観が居室兼アトリエとして使う目的で建てられた離れです。

文化遺産オンラインでは「大観ギャラリー」として開放されているとありますが、そういう気配は感じませんでした。国の登録有形文化財の木造2階建て。

山陽荘
1928(昭和3)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_11134078.jpg
c0112559_11135338.jpg
 他にも観音堂と水蔵という有形文化財があるのですが、見ることはできませんでした。

 伊豆半島のシリーズはこれで終わり。次は福岡県です。
by gipsypapa | 2014-09-13 11:15 | 建築 | Trackback | Comments(2)

修善寺の朴念仁

c0112559_8484674.jpg
 「あさば」と「花小道」の間にあり「竹林の小経」を臨むところにある朴念仁(ぼくねんじん)。100年近い古い旅館を改築した風情のある建物が蕎麦屋になっています。木造2階建て。

朴念仁
昭和初期
設計・施工 : 不明
伊豆市修善寺3451-40
撮影 : 2014.4.22
c0112559_8494389.jpg
c0112559_8495316.jpg

 せっかくなのでネットにあった内部の写真をどうぞ。 ↓
c0112559_8515020.jpg

c0112559_8504155.jpg
c0112559_8505152.jpg

by gipsypapa | 2014-09-12 08:52 | 建築 | Trackback | Comments(2)

あさば旅館

c0112559_11113536.jpg
 修善寺温泉で最も有名な旅館のひとつ「あさば」です。c0112559_1110260.jpg浅羽安右衛門の創業したのが1675(延宝3)年。前身の温泉宿も含めれば520年を超える日本最古の老舗旅館で、旅行雑誌や建築関係の本にも取り上げられることが多い、有数の高級旅館といえます。

 敷地内には広大な池があります。桂川から水を引き込み、下流へと流して水の滞留を防ぐと共に、この池を枯らしてはいけないという、数百年にわたる代々の伝えを、今も守り続けているとか。

 「あさば」で最も有名なのは池に面した能舞台「月桂殿」。明治後期に東京深川の富岡八幡宮から一旦浅羽家の別荘に移設され、その後1931(昭和6)年にこの池を望む本館に移されたそうです。入口の門もこの明治後期に一緒に移設されました。

 移設された能舞台は加賀の前田利鬯(まえだ としか)子爵(1841-1920)が富岡八幡宮に寄進したといわれるので、明治中期の築ではないかと思います。門の東京時代の築年は不明ですが、少なくとも明治中期以前のものでしょう。敷地には客室棟が並び立っていますが、これらは新しいように見えます。最近は結婚式場としても利用されています。

あさば旅館
1952(昭和27)年 / 1998年(平成10)年改築
設計・施工 : 不明
伊豆市修善寺3450-1
撮影 : 2014.4.22
c0112559_11125860.jpg
 富岡八幡宮から移設された門。
c0112559_11133786.jpg
c0112559_1114599.jpg
c0112559_1114141.jpg
c0112559_11142521.jpg
c0112559_11143574.jpg
c0112559_11144582.jpg
 むくり屋根の玄関が見えます。暖簾の向こうに太陽と月の明かりとりの窓があるはずなんですが・・・
c0112559_1115174.jpg
c0112559_11152734.jpg
 道路沿いに延々と客室棟が並んでいます。
c0112559_11155739.jpg
c0112559_11167100.jpg
 宿泊客じゃないので奥にある能舞台は見ることができません。それでも見たいので検索して「hmmm なるほどなぁと思った事」というブログ(でしょうか?)を見たら、美しい写真がいっぱい。そのうちの2枚を借用しました。 ↓
c0112559_11171456.jpg
c0112559_11172462.jpg

by gipsypapa | 2014-09-11 11:19 | 建築 | Trackback | Comments(3)

湯の宿 花小道

c0112559_10181729.jpg
 修善寺温泉には歴史のある旅館があり、魅力的な温泉街を形成しています。それらのいくつかを順次紹介します。

 桂川の独鈷の湯の対岸に、あった「仲田屋旅館」という、明治10年創業の木造三階建ての老舗があり、江戸川乱歩などの文人や画人に愛された昔ながらの名旅館でした。しかし、時代の流れに追いついていけなかったのか、廃業してしまいました。

 それを、地元の桂川(旅館)が買い取り、内部の大規模な改修を行い、温泉片泊まりの宿として、2004(平成16)年に再スタートしたのが「湯の宿 花小道」です。ちなみに「片泊まり」というのは、「夕食なし、朝食だけ」というスタイルのことです。

 建物は「仲田屋」時代の昭和10年に一度改修されていて、さらに「花小道」にリニューアルする際にも改修されています。今も外部の改修工事中のようで、足場が組まれていました。木造3階建て。

湯の宿 花小道
旧仲田屋旅館
1924(大正13)年 / 1998(平成10)年改修
設計・施工 : 不明
伊豆市修善寺3465-1
撮影 : 2014.4.22&23
c0112559_10211818.jpg
 桂川に面した客室棟は、存在感のある3階建て。足場が組まれて改修中でした。
c0112559_1022219.jpg
 玄関は川の反対側にあります。こちらは新しい棟のようで和風の2階建て。
c0112559_10224595.jpg

c0112559_10231780.jpg
 玄関の西横は「そば処 四季紙」として営業しています。
c0112559_10241131.jpg
c0112559_10242030.jpg
 HPにあった客室の写真。 ↓ 洋風の部屋です。最近は古い木造の宿でも内部をベッドがある洋風に改造しているところが増えました。
c0112559_1027677.jpg

by gipsypapa | 2014-09-10 10:28 | 建築 | Trackback | Comments(4)

湯回廊 菊屋

c0112559_827936.jpg
 修善寺で1泊したのは「湯回廊 菊屋」。創業360年という歴史があり、昭和天皇が御幼少のころ宿泊されたり、明治末期には夏目漱石が泊まった部屋が残っていたり、歴史と伝統のある旅館です。

 現在の玄関は桂川の北側にあり、客室が川越の渡り廊下を通って行く南側に広がっています。部屋はいくつかの池を取り巻く回廊でつながって、迷路のようです。

 建物は古いものは明治期のものから、大正、昭和と改修、増築が繰り返されていて、歴史を感じる一角とモダンな意匠がミックスした、変化に富んだ内部になっています。個々の建物の建築年の情報は見当たりませんでした。

湯回廊 菊屋
明治以降~昭和期
設計・施工 : 不明
伊豆市修善寺874-1
撮影 : 2014.4.22 & 23
c0112559_8282746.jpg
 配置図です。南北が反対になっていて、下が北です。8年前のマップなので、最新情報かどうかは定かではありませんが、見た感じでは変わっていないと思います。
c0112559_829788.jpg
 玄関はどう見ても新しい鉄筋コンクリート造り。修善寺温泉のバス停の目の前で便利な位置にあります。
c0112559_8293645.jpg
c0112559_8294762.jpg
 桂川を風景に取り入れた庭園と様々な客室の外観です。
c0112559_8305446.jpg
c0112559_831465.jpg
c0112559_8311414.jpg
c0112559_8312597.jpg
c0112559_8313746.jpg
c0112559_8314679.jpg
c0112559_8315659.jpg
c0112559_832631.jpg
c0112559_8321648.jpg
c0112559_8322648.jpg
c0112559_8324776.jpg
c0112559_8325791.jpg
c0112559_833777.jpg
 これが菊屋のシンボルの八角堂。
c0112559_8334031.jpg
c0112559_8335018.jpg
c0112559_834046.jpg
c0112559_834814.jpg
 玄関ロビー。
c0112559_8343881.jpg
c0112559_8344872.jpg
 桂川に架かる渡り廊下。
c0112559_8351826.jpg
c0112559_8352731.jpg
c0112559_8353789.jpg
c0112559_8354572.jpg
 渡り廊下を渡ると帳場。
c0112559_8363211.jpg
c0112559_8364144.jpg
c0112559_8365087.jpg
 回廊を歩きます。
c0112559_8372288.jpg
c0112559_8374165.jpg
c0112559_8375238.jpg
c0112559_838328.jpg
c0112559_8381458.jpg
c0112559_838257.jpg
c0112559_8383640.jpg
c0112559_838475.jpg
c0112559_8385863.jpg
c0112559_8391064.jpg
c0112559_8392161.jpg
c0112559_8393578.jpg
c0112559_8395046.jpg
c0112559_840246.jpg
c0112559_8401287.jpg
c0112559_8402212.jpg
 八角堂は喫茶スペース。自由に珈琲やソフトドリンクが飲めるようになっています。
c0112559_841756.jpg
c0112559_8412296.jpg
c0112559_8413764.jpg
c0112559_8415197.jpg
c0112559_8425100.jpg
c0112559_8421859.jpg
c0112559_8423077.jpg
 客室スペース。
c0112559_843311.jpg
c0112559_8431566.jpg
c0112559_843324.jpg
 八角堂の地下は大浴場です。
c0112559_8444671.jpg
c0112559_845481.jpg
c0112559_8451746.jpg
c0112559_8452945.jpg
 こちらは露天風呂。
c0112559_8471188.jpg
c0112559_8473343.jpg
c0112559_8474438.jpg
 夕食は創作和風懐石料理。
c0112559_8482626.jpg
c0112559_931085.jpg
 各ジャンルにはいくつかのメニューがあり、自由に選べます。おいしかったです。数少ない経験しかありませんが、今までいただいた懐石料理の中でも最上級でした。興味があるかたはクリックしてください。大きくなります。
c0112559_8492872.jpg
 これは朝食です。
by gipsypapa | 2014-09-09 08:52 | 建築 | Trackback | Comments(2)

修善寺の消防施設

 町を散策中に古そうなポンプ置場に二つ出会いました。いずれも昭和初期以前の建物に見えますが、資料は見つかりませんでした。
伊豆市修善寺
撮影 : 2014.4.22

桂遊ポンプ置場
c0112559_8542437.jpg
 詳しい位置は分からなくなりましたが、竹林の小路の近く、桂川の南岸にあります。こんなのでいいの・・・というくらい背が低い火の見やぐらに鐘。

 看板には「修善寺町消防団、第一分団中央部 桂遊ポンプ置場」というのが見えます。この辺は「桂遊通り(けいゆうどおり)」というとかで、その名前がつけられているわけです。それにしても、これにもなまこ壁・・・
c0112559_8552663.jpg
c0112559_8553524.jpg


南町ポンプ置場
c0112559_8562536.jpg
 こちらは修善寺南町にあるポンプ置場。こちらも「修善寺町消防団、第一分団」とあります。少し傷みが目立ちますね。
c0112559_8565622.jpg
c0112559_857567.jpg
 架けてあるプレートの拡大。各種の消防信号。よくわかりませんが複雑ですね。今もこの暗号は通用するのでしょうか。
c0112559_8583399.jpg
 すぐ横にある地蔵さん。くすんでいます。
by gipsypapa | 2014-09-08 09:01 | 建築 | Trackback | Comments(2)

修善寺の大和堂医院

c0112559_8531674.jpg
 伊豆半島なので、中央部といえども、なまこ壁の建物があります。大半は土産物屋が並ぶ街並みにある、新しそうな建物ですが、ここだけは古いようです。

 元は住宅だと思いますが、少し敷地に入って玄関先を見ると大和堂医院という看板が下がっていました。内科医でしょうが、建物などの情報は見つかりませんでした。木造2階建て。

大和堂医院
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
伊豆市修善寺947
撮影 : 2014.4.22
c0112559_8542832.jpg
c0112559_8543717.jpg
c0112559_854468.jpg
c0112559_855010.jpg

by gipsypapa | 2014-09-07 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(2)

修善寺ハリストス正教会顕栄聖堂

c0112559_841829.jpg
 温泉地なので和風建築が立ち並ぶ街並みですが、唯一の洋風建築があります。ロシア・ビザンチン様式のギリシャ正教会に共通する外観で、京都ハリストス正教会聖堂(1903年、松室重光設計)を手本として、モイセイ河村伊蔵(もいせい かわむら いぞう、1860 - 1940)が設計した、初期の本格的なハリストス教会建築です。

 その後、翌年に豊橋ハリストス正教会聖堂(1913年)、函館ハリストス正教会復活聖堂(1916年)と続いて完成させますが、それらが重要文化財に指定されているのに対して、最も古いこの修善寺ハリストス正教会が県の有形文化財に甘んじているのは納得がいかない気がします。

 ハリストス正教会の聖堂は必ず東向きに建てられるため、正面は西側を向いています。建物は木造漆喰塗りの壁で、棟の西端には高さ18mの鐘塔と尖塔がり、豊橋の聖堂と似た印象を受ける、美しい建造物です。

 特に軒下を支える持ち送りにある葡萄(ぶどう)のレリーフは見どころで、松崎編で紹介した鏝絵の入江長八の弟子達の作だそうです。

 内部の聖所にはイコン画家として知られる山下りんの十字架の聖像があるそうですが、残念ながら内部は非公開です。静岡県指定有形文化財の木造平屋建て。

修善寺ハリストス正教会顕栄聖堂
1912(大正元)年
静岡県指定有形文化財
設計 : 河村伊蔵
施工 : 不明
伊豆市修善寺861
撮影 : 2014.4.22
c0112559_8444876.jpg
c0112559_845358.jpg
c0112559_8451432.jpg
c0112559_8452339.jpg
c0112559_8453482.jpg
c0112559_8454557.jpg
c0112559_8455487.jpg
c0112559_846357.jpg
c0112559_8461186.jpg
 持ち送りにある葡萄のレリーフは鏝絵です。
c0112559_8464514.jpg
c0112559_8465973.jpg
 この日は曇り空で、かつ木々の葉が茂っている季節のためでしょうか、写真写りが良くないです。
by gipsypapa | 2014-09-05 08:48 | 建築 | Trackback | Comments(2)

指月殿

c0112559_8391890.jpg
 指月殿(しげつでん)は、桂川の南の鹿山の麓にあります。修善寺で暗殺された二代将軍源頼家の冥福を祈って母の北条政子が菩提所として建立した経堂で、伊豆最古の木造建築物といわれています。木造平屋建て。

指月殿
鎌倉時代
設計・施工 : 不明
伊豆市修善寺932
撮影 : 2014.4.22
c0112559_8395081.jpg
c0112559_840177.jpg
c0112559_8401073.jpg
 本尊の釈迦如来像は、禅宗式という珍しい形で、持物のないはずの釈迦像が右手に蓮の花を持っているのが特徴だそうです。と言ったものの、写真ではわかりませんね。
c0112559_841361.jpg
c0112559_8411378.jpg
c0112559_8413827.jpg
 頼家の墓。父頼朝の後を継いで、18歳で鎌倉幕府の二代将軍になった頼家は、やがて政争に巻き込まれ修禅寺に幽閉された後、北条時政の手により23歳という若さで、当時修禅寺門前の虎溪橋際にあった筥湯で暗殺されました。
c0112559_8422130.jpg
 十三士の墓。頼家が暗殺された後に、家臣13人が謀反を企てたが発覚し、殺害されたとも、殉死したとも言われています。
c0112559_8425816.jpg

by gipsypapa | 2014-09-04 08:44 | 建築 | Trackback | Comments(2)

修善寺温泉の町並み

c0112559_11173382.jpg
 松崎から東海バスで修善寺(しゅぜんじ)へいきました。こじんまりしていますが、温泉地らしい美しい町並みを紹介します。
c0112559_11263786.jpg


修善寺

 とりあえず町の名前の由来である修善寺へ。807(大同2)年に空海が創建したと伝えられ、以来、長く真言宗に属していましたが、臨済宗に改宗した後、北条早雲の時代に曹洞宗の寺院として再興させ、現在に至っているそうです。現在の本堂は1883年(明治16年)に再建したもの

修禅寺
1883(明治16)年
設計・施工 : 不明
伊豆市修善寺964
撮影 : 2014.4.22 & 23
c0112559_11202125.jpg
c0112559_1120332.jpg
c0112559_11204625.jpg
c0112559_11205860.jpg
c0112559_1121968.jpg
 これ「だるま石」というそうです。むむむ・・・
c0112559_1122055.jpg


独鈷(どっこ)の湯
c0112559_11245833.jpg
 弘法大師、空海が桂川で病父を洗う少年を見て心うたれ、独鈷杵(仏具)で川の岩を打ち霊湯を湧出させ、父子に温泉療法を伝授したという言い伝えがあり、修善寺温泉発祥の湯です。現在は桂川の河原にある足湯です。
c0112559_11252536.jpg
c0112559_11253548.jpg


桂橋
c0112559_1129326.jpg
 修善寺温泉 恋の橋めぐりのひとつ桂橋。桂川に架かる5つの橋に願いをかけながら渡ると恋が成熟すると云われているとか。自分には関係ありませんが・・・
c0112559_11293713.jpg
c0112559_11294935.jpg


楓橋
c0112559_11304614.jpg
 もう一つの楓橋。ちなみに5つの恋の橋は、渡月橋(みそめ橋)、虎渓橋(あこがれ橋)、桂橋(むすばれ橋)、楓橋(よりそい橋)、滝下橋(安らぎ橋)だそうです。
c0112559_11312485.jpg


竹林の小路
c0112559_11323089.jpg
 桂川沿い、独鈷の湯の脇を通る楓通りから、上流の滝下橋までをつなぐ遊歩道「竹林(ちくりん)の小路」。石畳の小道の両側には竹林が300メートルほど続きます。浴衣で散歩するのにぴったりの風情です。
c0112559_11341745.jpg
c0112559_11343498.jpg
c0112559_11344874.jpg
c0112559_1135121.jpg
c0112559_11351251.jpg
 北側には新井旅館の建物が、竹林の隙間から、ちらちら見えています。
c0112559_11354211.jpg
 清流豊かな桂川。

筥湯仰空楼
c0112559_12335063.jpg
 伊豆最古の温泉場として栄えてきた修善寺には、かつて河原沿いに7つの外湯があり、それぞれが浴客で賑わっていたそうです。しかし昭和20年代には『独鈷(とっこ)の湯』だけという状態が長く続きました。

 そこで再びお客さんに外湯めぐりをしてもらおうと、高さ12mの仰空楼(望楼)を併設する外湯『筥湯(はこゆ)』が近年になってオープンしました。

筥湯仰空楼
2000(平成12)年
設計・施工 : 不明
伊豆市修善寺924-1
撮影 : 2014.4.22
c0112559_1237939.jpg

c0112559_12372224.jpg
c0112559_12373269.jpg
c0112559_12375535.jpg
c0112559_12374286.jpg

by gipsypapa | 2014-09-03 11:37 | | Trackback | Comments(2)