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旧オルト邸住宅

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 これも当初からこの地にある洋館。旧オルト邸は江戸時代末期に建てられたイギリス人貿易商ウィリアム・オルトの住宅。後にF・リンガーの長男フレデリック・エラスマス・エドワード・リンガーが昭和の初期にこの邸に住んでいたので、リンガー(兄)邸とも呼ばれたことがありました。c0112559_1462270.jpg

 寄棟屋根桟瓦葺きに、3方をベランダが取り巻き、窓は外開きの鎧戸のあるフランス窓。軒高が高く、三角ペディメントの切妻屋根の大きなポーチが前方に突き出しています。高い天井のベランダを支える列石柱が印象的な、コロニアル・スタイルの本格的洋風建築です。ベランダの内側の外壁は石材を規則正しく積み上げ、窓が一定の間隔で配列されています。江戸時代にこれほどの優れた意匠の洋館があったのが驚きです。設計はイギリス人の技師と思われ、施工は天草出身の棟梁、小山秀之進(小山秀)。国の重要文化財の石造り平屋建て。

旧オルト邸住宅
1864(元治元年)ころ
重要文化財
設計 : 不明(英国人建築家)
施工 : 小山秀之進(小山商会)
長崎市南山手町8-1(グラバー園内)
撮影 : 2009.5.18
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by gipsypapa | 2010-02-09 14:20 | 建築 | Trackback | Comments(2)

旧リンガー住宅

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 グラバー園は長崎の明治村のようなところで、市内各所から移設された明治の洋館が並んでいますが、このリンガー邸は、このあとに紹介するグラバー邸、オルト邸と共に、元からこの場所に建てられたもの。これらはグラバー園の3大建物と呼ばれています。

 フレデリック・A・リンガーは1864(元治元)年頃長崎に来日。グラバー商会に勤めましたが、 1868(明治元)年に同じグラバー商会にいたライル・ホームとともに、のれん分けしてホーム・リンガー商会を設立。外国貿易, 商社代理店, 製茶, 製粉など幅広い分野で活動し、長崎の発展に大きく寄与しました。ホーム・リンガー商会は現在も存続していて、門司港にホーム・リンガー商会の事務所が、また下関には昭和初期のホーム・リンガー商会の社長令息の住宅、旧リンガー邸(現藤原義江記念館)が現存しています。ちなみに長崎ちゃんぽんの全国チェーン店、リンガーハットはリンガー氏に由来していると思われます。

 建物は明治の初めに建てられた住宅。寄せ棟寄棟屋根桟瓦葺きの木造に石積みの外壁をもった優雅な建物です。グラバー邸と同様の南欧風バンガロー洋式で、周りがベランダで囲われています。使われている石は天草の下浦石。設計者オルト邸と同様イギリス人の建築家によるものと見られています。施工はその前に建てられたオルト邸と同じ石材などが使われている事から、小山商会あるいは天草出身の棟梁、小山秀之進(後の秀 ひいで)が請負ったようです。国の重要文化財の木造石壁造り平屋建て。

旧リンガー住宅
1869(明治2)年
重要文化財
設計 : 不明(英国人建築家)
施工 : 小山秀之進(小山商会)?
長崎市南山手町8-1(グラバー園内)
撮影 : 2009.5.18
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by gipsypapa | 2010-02-08 13:52 | 建築 | Trackback | Comments(2)

旧自由亭

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 この日は朝から東山手、南山手と歩いてきたので、喉も乾きました。ここで一休み。

 この建物は元は自由亭という西洋料理のレストランだったもの。長崎出身の草野丈吉が出島のオランダ人から料理を教わり、1863(文久3)年に自宅を改造して開業。日本最初の西洋料理店でした。現在の建物は1878(明治11)年に市内の馬町に進出して、新しく建てたレストランです。明治天皇をはじめ、ロシア皇太子やイタリアの皇族、元アメリカ大統領やグランド将軍をはじめとした各国の賓客が訪れ繁盛していたとか。

 その後、建物は長崎裁判所の検事正官舎として使われていましたが、1984(昭和49)年に建物の一部がグラバー園に移築復元されて喫茶店になっています。木造2階建て。

旧自由亭
旧長崎裁判所検事正庁舎
1878(明治11)年ころ
設計・施工 : 不明
長崎市南山手町8-1(グラバー園内)
撮影 : 2009.5.18
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 玄関ポーチが左端にあります。一部が移設されたということなので、昔はこの車寄せのある玄関は中央にあったのではないでしょうか。
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 喫茶室は2階。
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 非常に変わった形のシャンデリアが目を引きます。由来はわかりませんが、やはりレストランだったころの名残でしょう。
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 水出しコーヒーの抽出器。24時間かけて、水で一滴ずつ抽出した薫り高く濃厚なダッチコーヒーが名物です。
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by gipsypapa | 2010-02-05 11:44 | 建築 | Trackback | Comments(2)

旧長崎地方裁判所長官舎

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 旧ウォーカー邸の向い側にある旧長崎地方裁判所長官舎。1883(明治16)年に長崎地裁、控訴院(二つとも原爆で被災、現存していません)など同時に建てられたもので、元は今の桜町、市役所近くにあったそうです。

 明治初期の典型的な擬洋風の官庁建築。下見板貼りの洋風建築に、車寄せのある玄関ポーチは和風の破風。当時の日本における洋風建築の模索を象徴しているようです。1979(昭和54)年にグラバー園に一部を移築。現在はレトロ写真館として一般公開されています。木造2階建て。


旧長崎地方裁判所長官舎
1883(明治16)年
設計・施工 : 不明
長崎市南山手町8-1(グラバー園内)
撮影 : 2009.5.18
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by gipsypapa | 2010-02-04 10:02 | 建築 | Trackback | Comments(4)

旧ウォーカー邸

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 旧ウォーカー邸は、海運業を営んでいた英国人ロバート・N・ウォーカーの次男ロバート・ウォーカー・ジュニアの住宅で、大浦天主堂の近くから移築されたもの。平屋建て、寄せ棟和瓦葺きのこじんまりした建物で、正面にベイウィンドウ、背面のベランダにある円形の張り出しが特徴の、いかにも昔の外国人が住んだ洋館という雰囲気があります。木造、平屋建て。

旧ウォーカー邸
明治中期
設計・施工 : 不明
長崎市南山手町8-1(グラバー園内)
撮影 : 2009.5.18
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by gipsypapa | 2010-02-03 10:40 | 建築 | Trackback | Comments(2)

旧長崎高等商業学校正門守衛所

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 旧三菱第二ドックハウスから下って行く途中の奥まったところに小さな建物があります。片淵4丁目にあった、旧長崎高等商業学校(通称長崎高商・現長崎大学商学部)の正門守衛所です。小さいので見逃しそう。せっかく守衛所だったものなので、グラバー園の入口に置いて、入場券売り場か何かに使ったらいいのに。木造平屋建て。

旧長崎高等商業学校正門守衛所
1905(明治38)年
設計・施工 : 不明
長崎市南山手町8-1(グラバー園内)
撮影 : 2009.5.18
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by gipsypapa | 2010-02-01 10:43 | 建築 | Trackback | Comments(2)

旧三菱第二ドックハウス

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 南山手のグラバー園(入園料、大人600円)には明治時代の居留地時代から現存する市内各所の洋館が移築され、復元して展示されています。旧三菱第二ドックハウスはグラバー園の北側の門から入った敷地最上部にある建物。元は三菱の長崎造船所(飽の浦町)の第二ドック傍にあり、外国の修繕船がドック入りしたときの船員達や外国人検査官の宿舎として使われていました。

 長崎でよく見る2階建のベランダ(バルコニー)を持つコロニアル風。2階から眼下に長崎港、対岸の稲佐山を望む眺めは絶景です。木造2階建て。

旧三菱第二ドックハウス
1896(明治29)年
設計・施工 : 不明
長崎市南山手町8-1(グラバー園内)
撮影 : 2009.5.18
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 2階のバルコニーからの眺め。湾の向こうに見えるのは三菱重工の長崎造船所。この建物が昔建っていたところです。
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by gipsypapa | 2010-01-29 13:29 | 建築 | Trackback | Comments(4)

長崎市南山手レストハウス(南山手乙27番館)

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 有名なグラバー園のある南山手町は小高い丘にあり、昔は険しい坂道を登って行く必要がありましたが、近年斜行エレベータと垂直エレベータを乗り継いで山頂まで行けるようになりました。垂直エレベータを降りて、グラバー園に行く途中にある、長崎市南山手レストハウス。市民や観光客の無料休憩施設になっていて、旧居留地に関する資料などが展示されていました。

 江戸時代末期の元治元年(1864年)から慶応元年(1865年)ころに建てられた石造外壁を持つ初期の居留地住宅。前後のベランダに木柱と石柱を併用している珍しい建物です。使われている石は、出島やグラバー園内で公開されている他の石造建物群と同じ天草の下浦石。大谷石と似た色合いをしています。1993~1995(平成5~7)年に改修工事が行われましたが、下浦石は140年以上経った今でも、この建物を支え続けています。石造り、平屋建て。

長崎市南山手レストハウス
南山手乙27番館(旧清水邸)
1864(元治元)年~1865(慶応元)年頃
国選定重要伝統的建造物群保存地区 伝統的建造物
設計・施工 : 不明
長崎市南山手町7-5
撮影 : 2009.8.18
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 正面のベランダには木の柱。
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 裏にあるベランダは石柱が並んでいます。
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 現在は裏側にある門。海が真下に見える絶好のロケーションで、昔は石柱のあるこちら側が正面だったようです。
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by gipsypapa | 2010-01-28 14:12 | 建築 | Trackback | Comments(2)

長崎の池上家住宅

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 孔子廟の入口の大通りに建つ明治の洋館。この種の洋館は山手の高台に多く見かけますが、ここは珍しく平地にあります。最初は英国の貿易商の住宅だったとか。下見板貼りにコロニアル風の2階のベランダ(バルコニー)。平地なので、海が見えず、ベランダは山側を望む方向に向かっています。玄関脇にあるサンルームが気に入りました。登録有形文化財の木造2階建て。

池上家住宅
明治20年代末
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
長崎市大浦町8-10
撮影 : 2009.5.18
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 小さなサンルーム。
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 裏から見ています。
by gipsypapa | 2010-01-27 14:09 | 建築 | Trackback | Comments(0)

日本基督教団長崎教会

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 孔子廟の傍にある大正末期の教会。木造ですが正面の妻面はドイツ壁。後にコンクリートを正面ファサードに追加したと思われます。木造1階(一部2階)建て。

日本基督教団長崎教会
1925(大正14)年
設計・施工 : 不明
長崎市大浦町9-9
撮影 : 2009.5.18
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by gipsypapa | 2010-01-26 10:37 | 建築 | Trackback | Comments(4)