タグ:観光 ( 88 ) タグの人気記事

赤瓦こどもの館、笑顔のある館(赤瓦二号館)

c0112559_10013586.jpg
赤瓦一号館の玉川をはさんだ向かい側、白壁土蔵群の一角にある赤瓦二号館。わたしが行ったときは「はこた人形工房」、「赤瓦こどもの館」、「笑顔のある館」の三つの表札が並んでいました。現在「はこた人形工房」は別の場所に移転しているようです。

先に紹介した桑田醤油の蔵の並びなので、この部分も同時期に建てられたと思われます。土蔵造り木造平屋建て。

赤瓦こどもの館、笑顔のある館(赤瓦二号館)
明治初期か
設計・施工 : 不明
倉吉市東仲町2583
撮影 : 2015.4.29
c0112559_10015952.jpg
c0112559_10021529.jpg
無人の館でしたが、布袋さんと・・・
c0112559_10024107.jpg
弁財天でしょうか・・・
c0112559_10031051.jpg
他にも七福神。
c0112559_10033631.jpg

by gipsypapa | 2017-03-09 10:03 | 建築 | Trackback | Comments(2)

倉吉の白壁土蔵群

c0112559_09064791.jpg
三朝温泉で一泊した翌日は、再び木屋旅館のご主人の車に乗せてもらって倉吉へ向かいました。倉吉市は江戸時代末期から昭和前期までの伝統的な建物が多く残っているので、一度行ってみたかった場所でした。

まずは有名な白壁土蔵群です。白壁土蔵群は通称で、打吹玉川(うつぶきたまがわ)沿いに位置する伝統的建造物群保存地区の一部。伝統的建造物は本町通りの赤い石州瓦の町家群や玉川沿いの土蔵群をはじめ約100棟が現存しています。保存地区の町家は、ほぼ2階建てで、切妻造り、平入を基本としています。建築年代は、江戸時代末期が数棟、明治時代中後期が約3割、大正期が約2割、昭和前期が約2割だそうです。国の重要伝統的建造物群保存地区。

白壁土蔵群
倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区
江戸末期~昭和初期
鳥取県倉吉市魚町、研屋町、東仲町、西仲町、西町の各全域と新町1丁目、新町2丁目、新町3丁目、堺町1丁目の各一部
撮影 : 2015.4.29
c0112559_09074490.jpg
c0112559_09080698.jpg
c0112559_09200019.jpg
c0112559_09082170.jpg
c0112559_09083688.jpg
c0112559_09085894.jpg
かおり風景100選、美しい日本の歴史的風土100選、平成17年度都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」など、数多く受賞しています。
c0112559_09093214.jpg
c0112559_09095399.jpg
私が訪ねた翌年、2016(平成28)年10月21日に鳥取県の中部を震源として発生したM(マグニチュード)6.6の地震が発生しました。
c0112559_09101779.jpg
ニュースで白壁土蔵群の壁の崩落などの被害を伝えていました。
c0112559_09103646.jpg
今でも時々ニュースなどで町の様子が伝えられますが、まだ完全復興には至っていないようです。予算や時間的な困難があるとは思いますが、一日も早い復興を望んでいます。
c0112559_09105459.jpg
以下はWikipedia にあった優れた写真。自分のカメラ技術ではこうはいきません。 ↓↓
c0112559_09113272.jpg
c0112559_09115875.jpg
c0112559_09121559.jpg
c0112559_09123526.jpg
c0112559_09125312.jpg

by gipsypapa | 2017-02-18 09:13 | | Trackback | Comments(2)

三朝温泉の宿

三朝温泉には数多い旅館やホテルがあります。そのうち散歩のときに通りかかったものをいくつか紹介します。

三朝温泉の旅館
鳥取県東伯郡三朝町三朝
撮影 : 2015.4.28/29

万翠楼
c0112559_08382293.jpg
三朝橋のときに登場した老舗旅館「万翠楼」。この中に茶室「無声庵」という武田五一設計で、人間国宝の宮大工・魚津弘吉棟梁の施工による建物が移設されているそうです。

万翠楼
鳥取県東伯郡三朝町山田5
c0112559_08404811.jpg
今は鉄筋コンクリート造りに立て替えられていますが、昔は3階建ての巨大な木造建築でした。意識的に朱色の欄干を回すなど、オリジナルの意匠を引き継いでいると思われます。
c0112559_08402701.jpg
当時の写真が「木屋旅館」の部屋に置いてあったパンフレットにありました。記事では堀口捨己の設計とありますが、彼の作品リストに載っていないので、やや疑問です。以下はHPから借用した内部写真です。(他の宿も同様)
c0112559_08430893.jpg
c0112559_08500521.jpg
c0112559_08501999.jpg
三朝温泉 後楽
c0112559_08514200.jpg
しばらく三徳川の南で川べりから離れたところにある温泉旅館です。この一帯をあるいていると、目を引く格式が高そうな門がある純和風の「後楽」です。総欅(けやき)造りの長屋門は鳥取の豪農より譲り受けたものを生かして堀口捨己(ほりぐち すてみ 1895 - 1984)が設計したものです。今は立て替えられているかも知れませんが、本館も彼の設計で1955(昭和30)年に建てられました。堀口捨己は分離派建築会を結成し、後に日本の数寄屋造りの中に美を見出し、伝統文化とモダニズム建築の理念との統合を図った建築家です。

後楽
1955(昭和30)年
設計 : 堀口捨己(長屋門)
施工 : 不明
鳥取県東伯郡 三朝町三朝972-1
c0112559_08522948.jpg
c0112559_08534538.jpg
c0112559_08542989.jpg
c0112559_08503937.jpg
c0112559_08550566.jpg
木造りの宿 橋津屋
c0112559_08555837.jpg
橋津屋は三朝温泉発祥の温泉本通にあり、敷地内に自家使用の源泉を所有しています。創業は享保年間(約300年前)で、三朝温泉の草分け的存在です。HPでは「もともとは農家で現在の場所に温泉が湧くのでここに家を建てて木賃宿を始めたのが始まりだと言われております。」だそうですが、さすがに今は立て替えられています。

橋津屋
鳥取県東伯郡三朝町三朝886
c0112559_08563391.jpg
c0112559_08565584.jpg
c0112559_08571338.jpg
c0112559_08573003.jpg
梅屋旅館
c0112559_08584569.jpg
現代では珍しい、自炊専門の湯治旅館で、自炊に必要な備品は全て備えてあるそうです。またオンドル部屋があり入浴とは違う温泉利用が可能です。

梅屋旅館
鳥取県東伯郡三朝町三朝933-2
c0112559_08595328.jpg
c0112559_09001322.jpg
味な宿 花屋別館
c0112559_09011324.jpg
詳細は不明ですが、どうみても大きなホテルですね。「花でもてなし花の宿」といううたい文句です。

花屋別館
鳥取県東伯郡三朝町三朝818-6
c0112559_09020899.jpg
c0112559_09041475.jpg
ぬくもりの宿 中屋
c0112559_09055694.jpg
三朝医療センターの向かいにある旅館「中屋」。

中屋
鳥取県東伯郡三朝町三朝855
c0112559_09070354.jpg
c0112559_09073493.jpg
c0112559_09075633.jpg
c0112559_09081432.jpg
桶屋旅館
c0112559_09091972.jpg
再び三徳川の北側へ。湯治、滞在型の2食付。木造2階て、客室は和室8室、定員18人の小さな宿です。お風呂の一つは源泉で足下湧出です。旅館の創業は1913(大正2)年。旅館創業以前は桶を作っていたのでその屋号をとって桶屋となったそうです。内部写真は「トラベルjp」から借用しました。

桶屋旅館
鳥取県東伯郡三朝町山田150
c0112559_09094435.jpg
c0112559_09095878.jpg
c0112559_09105397.jpg
三朝館
c0112559_09114107.jpg
こちらも敷地内に源泉を持った、自家源泉かけ流しの天然温泉です。三朝随一の湯量を誇る高級旅館で、千坪に広がる日本庭園に庭の湯」と、源泉の滝を囲む「滝の湯」の二ゾーンに別れ、十二の湯処があるそうです。手前に平屋建ての和風建築がありますが、本館はホテル形式です。

三朝館
鳥取県東伯郡三朝町山田174
c0112559_09121483.jpg
c0112559_09123239.jpg
c0112559_09125357.jpg
c0112559_09131181.jpg
c0112559_09132454.jpg
c0112559_09133913.jpg
おまけ
c0112559_09142366.jpg
おまけ。桶屋旅館の東、旅館大橋の離れの前の道路を挟んだところに、気になる住宅があります。玄関脇の丸窓や屋根に湯気出しがあることから、昔は旅館だったかも知れません。

X邸
鳥取県東伯郡三朝町山田
c0112559_09150095.jpg
c0112559_09151830.jpg

by gipsypapa | 2017-02-17 09:15 | | Trackback | Comments(2)

三朝温泉を歩く

c0112559_06550906.jpg
木屋旅館の前の細道は温泉本通りです。この周辺を散歩しました。

三朝温泉の町並み
鳥取県東伯郡三朝町三朝
撮影 : 2015.4.28/29
c0112559_08242392.jpg
向こうに木屋旅館が見えます。手前に1658年創業西藤館(せいとうかん)という看板がありますが、営業していないようです。
c0112559_08250288.jpg
西藤館は閉まっていましたが、こんな看板や・・
c0112559_08253421.jpg
駐車場にはこんな案内板。ははは。
c0112559_08261304.jpg
関係あるかどうかわかりませんが、鳥取といえば自民党の石破茂氏の選挙区なのです。
c0112559_08265285.jpg
藤井酒造の店舗は古そう。
c0112559_08272546.jpg
c0112559_08274617.jpg
温泉街なので、スナックや・・
c0112559_08283306.jpg
ヌード・・・
c0112559_08291259.jpg
路地を挟んで変わった3階建てに見える建物があります。
c0112559_08301084.jpg
気になったのでストリートビューで反対側を眺めますが・・・元は旅館?企業の宿泊設備?
c0112559_08310707.jpg
薬師堂と・・
c0112559_08314358.jpg
その前の足湯。
c0112559_08322015.jpg
「カエル人形館」というのがあり、ウィンドウにたくさんのカエルが陳列されています。
c0112559_08330466.jpg
こちらは「かじか蛙保存研究会」ですって。三朝温泉はカエルの町です。
c0112559_08335278.jpg
同じ通りを夜にも散歩しました。
c0112559_08342297.jpg
c0112559_08343928.jpg
c0112559_08350551.jpg
c0112559_08354087.jpg
観光案内所前の広場にイルミネーション。
c0112559_08361951.jpg
c0112559_08364336.jpg
この蔵は藤井酒造のものみたいです。
c0112559_08372402.jpg
c0112559_08375872.jpg

by gipsypapa | 2017-02-16 08:38 | | Trackback | Comments(2)

岡山大学医学部付属病院 三朝医療センター分室

c0112559_09051235.jpg
宿泊した「木屋旅館」のすぐそばにレトロな建物を見つけました。見ると「岡山大学付属病院 三朝医療センター分室」とあり、「ラドン熱気浴施設」という看板も立っています。ネットで調べると、1939(昭和14)年、三朝温泉に「岡山医科大学三朝温泉療養所」が開設されたが、2016年(平成28)年2月6日 閉院とあります。つまり写真を撮った翌年に閉鎖されたようです。ただし、この建物は「分室」。古そうに見えますが、建年などの詳細はわかりませんでした。木造平屋建て。

岡山大学付属病院 三朝医療センター分室
詳細不明
鳥取県東伯郡三朝町三朝939
撮影 : 2015.4.28
c0112559_09060107.jpg
c0112559_09062532.jpg
完全予約制と書いてあるので、少なくともこのときは現役でした。ちなみにラドン熱気浴は世界有数の放射能温泉である三朝温泉ならではの入浴法です。空気中に放出されたラドンを吸入することにより、免疫力や自然治癒力を高めるそうです。
c0112559_09074028.jpg
三朝医療センター分室のHPに中の写真がありました。↓
c0112559_09084013.jpg
熱気浴室に温泉が湧き出ていて、その熱で室内は気温40℃、湿度90%になり、その室内に30分ほど入るそうです。
c0112559_09091611.jpg

by gipsypapa | 2017-02-11 09:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

かじか橋と恋谷橋

かじか橋
c0112559_08170837.jpg
古い橋ではありませんが、三朝橋の両側に架かっているのを二つ。下流にある「かじか橋」は三朝温泉の三橋の中で、唯一の歩行者専用橋です。橋の中央には雨もしのげる足湯や、休憩所があります。

かじか橋
鳥取県東伯郡三朝町三朝
撮影 : 2015.04.28

c0112559_08192454.jpg
c0112559_08194614.jpg
c0112559_08200525.jpg
橋の中ほどにある足湯。
c0112559_08204008.jpg
橋を渡って南側の小道は旅館などの建物はなく、緑の遊歩道です。ここから「旅館大橋」の全貌を見ることができます。
c0112559_08211620.jpg
c0112559_08213451.jpg
恋谷橋
c0112559_08223092.jpg
上流に架かるのは「恋谷橋」。1951年当時のフランス大使が命名した「プァレ・ドゥ・ラムールLa Vallee de l'Amour」、直訳すると「恋の谷」からきているそうです。

恋谷橋
鳥取県東伯郡三朝町三朝
撮影 : 2015.04.28
c0112559_08231113.jpg
この橋にも途中に二つ東屋があります。
c0112559_08234650.jpg
c0112559_08241024.jpg
橋の中央には、三朝温泉で良く見るマスコットのカジカガエルがいて、「縁結びかじか蛙」と呼ばれています。
c0112559_08244743.jpg
c0112559_08252714.jpg
映画「恋谷橋」の舞台になりました。映画.comの解説。”東京のデザイン事務所で働いていた朋子は不景気でリストラされ、鳥取県の温泉街で老舗旅館「大橋」を経営する実家に戻ってくる。そんな折、父・和夫が病気で倒れてしまい、母・祥子は自分が旅館の旦那として役割を果たすかわりに、朋子に若女将として働いてほしいという。デザイナーの夢をあきらめきれない朋子だったが、温泉街に失われた活気を取り戻そうと奮闘する。ダンス&ボーカルグループ「SPEED」の上原多香子が映画初主演。”
本編は見てませんが、Youtube の予告編にチラリと「旅館 大橋」の玄関がでてきます。

by gipsypapa | 2017-02-10 08:29 | | Trackback(1) | Comments(2)

三朝温泉 旅館大橋

c0112559_08245424.jpg
三朝温泉でもう一つの文化財の宿「大橋」です。三朝温泉を代表する老舗温泉旅館の一つで、三徳(みとく)川の北岸に沿って本館や離れなど、和風の優雅で豪壮な木造建築が横長に軒を連ねています。遠目に四つのの棟に見えるのは。川の蛇行に合わせて建てたためで、すべて創業当時のままの姿を留めているそうです。

鳥取県の銘木をふんだんに使ったといわれる貴重な近代遺産。詳細は不承ですが、宮大工の手になる建物で、三朝温泉の歴史と伝統を今に伝えるランドマークです。3階建ての本館と離れ、2階建ての西離れ、大広間および太鼓橋の5件が国の登録有形文化財に指定されています。

旅館大橋
1932(昭和7)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
鳥取県東伯郡三朝町三朝302
撮影 : 2015.4.28 & 29
c0112559_08254270.jpg
東側からアプローチしています。手前左が「離れ」。高く見えませんが、川沿いの低いところに建っていて、3階建てです。
c0112559_08262353.jpg
その西隣が2階建ての「大広間」。大広間なので2階の天井が高いですね。
c0112559_08265756.jpg
c0112559_08271709.jpg
c0112559_08274372.jpg
玄関に到達。「本館」の中央部分です。両翼を広げた壮大な3階建て。
c0112559_08281935.jpg
c0112559_08285379.jpg
入りませんでしたが、日帰り入浴ができるようです。
c0112559_08292769.jpg
c0112559_08294833.jpg
c0112559_08300658.jpg
少し中も見えました。
c0112559_08304529.jpg
西に進むと「太鼓橋」があります。「本館」と「西離れ」をつなぐ渡り廊下です。
c0112559_08312970.jpg
太鼓橋の下をくぐったら、川べりに出ることができます。
c0112559_08320897.jpg
川を望む本館の客室が並ぶ見事な景観。
c0112559_08331906.jpg
何メートル伸びているんでしょうか。
c0112559_08335591.jpg
c0112559_08341891.jpg
三徳川対岸からの眺めです。右から「離れ」、「大広間」、「本館」です。
c0112559_08354603.jpg
c0112559_08365229.jpg
蔵の向こうの2階建てが「西離れ」だと思います。
c0112559_08373909.jpg
詳しく撮り逃したので、グーグルストリートビューから。
c0112559_08382281.jpg
c0112559_08385672.jpg
夕方の散歩です。夜景もいいですね。
c0112559_08395183.jpg
c0112559_08401180.jpg
c0112559_08403202.jpg
内部写真をHPから借用しました。↓↓
c0112559_08411944.jpg
c0112559_08414938.jpg
部屋が広くて豪華です。
c0112559_08423730.jpg
c0112559_08425935.jpg
c0112559_08431743.jpg
c0112559_08433495.jpg
HPのPR.文です。「有形文化財の建物が川に沿って建てられていて、湯船自体が源泉になっているお風呂が3つもあり、湧出を感じながら新鮮なお湯を堪能することができます。」
by gipsypapa | 2017-02-07 08:44 | 建築 | Trackback | Comments(2)

三朝温泉 木屋旅館

c0112559_09332912.jpg
鳥取県と島根県の文化財の宿を訪ねて、2泊3日の小旅行をしました。途中気になったレトロ建築もいくつか見てきました。しばらく山陰シリーズです。まず目指したのは三朝(みささ)温泉です。

木屋旅館は三朝温泉中心部を流れる三徳川の川べりに建つ三階建てで、創業は明治元年。山や川からの天然資源に恵まれた三朝は古くから栄えた土地で、元は庄屋だったそうです。木屋旅館という名前は鳥取藩から木材など、山の産物の取り扱いを任されていたころの屋号が「木屋」だったため。

明治時代に建てられ、大正、昭和時代に増築が重ねられました。旅館の真下に源泉があり、地下の湯脈に沿って建てられています。各客室は意匠を凝らした見事なしつらえ。外部は各階に庇を付け、窓に高欄を付けてるなど、複雑で特徴的な外観になっていて、三朝温泉を代表する宿の一つです。国の登録有形文化財の木造2階、一部3階て、地下1階。

木屋旅館
明治期/1919(大正8)年/1954(昭和29)年/1958(昭和33)年増築
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
東伯郡三朝町三朝895
撮影 : 2015.4.28.& 29
c0112559_09343887.jpg
交通はやや不便です。近くに鉄道の駅がなく、結局、JR難波駅から山陰特急バスで、三朝温泉口までのルートが便利なことが判明。それでも3時間20分かかりました。温泉口から木屋旅館までは車に迎えに来てもらいました。
c0112559_09354722.jpg
1枚目とこの写真は白壁と木連(きつれ)格子がすがすがしい玄関付近。非常に印象的でモダンな意匠です。この奥に木造3階建ての建物があります。このあたりが大正8年の建造物です。
c0112559_09363987.jpg
前の石畳と煉瓦造りの道は温泉本通り。
c0112559_09373411.jpg
c0112559_09380056.jpg
こちらの3階建ては昭和時代に増設された部分。大正時代の方がモダンですね。
c0112559_09383992.jpg
c0112559_09390647.jpg
c0112559_09392917.jpg
c0112559_09395626.jpg
c0112559_09402064.jpg
次回以降にアップする三朝橋と恋谷橋のほぼ中央に建っています。木造3階建てが別々に2棟並んでいるようですが、中はつながっています。
c0112559_09411458.jpg
玄関脇のホールには船箪笥、箱段などの民芸家具、帳場道具、明治初期の看板、藍染、古伊万里などが飾ってあり、歴史とレトロ感を演出しています。
c0112559_11515095.jpg
c0112559_09430773.jpg
c0112559_09433101.jpg
c0112559_09435714.jpg
宿のご主人が内部を案内してくれました。
c0112559_09444043.jpg
増築が繰り返されていることと地下の源泉の湯気抜きの関係で、館内の廊下は3次元的に迷路のように入り組んでいました。
c0112559_09452214.jpg
c0112559_09454337.jpg
c0112559_09460606.jpg
ここが特に見たかった部屋。「木造三階建ての宿」という本で写真を見てあこがれていた部屋です。
c0112559_09472081.jpg
見事な網代天井。
c0112559_09480899.jpg
c0112559_09484334.jpg
昭和33年に建てられた、最後の三階建ての棟の2階にある「あやめの間」でした。
c0112559_09493124.jpg
そのほかにも内装が同じものが一つとしたない、すばらしい部屋がいくつもあります。
c0112559_09501608.jpg
c0112559_09503643.jpg
c0112559_09505595.jpg
c0112559_09511801.jpg
c0112559_09513702.jpg
c0112559_09515964.jpg
c0112559_09521822.jpg
昭和の棟の廊下には大木の切り口が埋め込まれて。
c0112559_09525761.jpg
c0112559_09531950.jpg
c0112559_09534197.jpg
c0112559_09540455.jpg
c0112559_09544077.jpg
珍しい格子状のすりガラスが使われています。
c0112559_09551913.jpg
c0112559_09554116.jpg
泊まった部屋は木連格子の玄関の真上。和室と・・・
c0112559_09561861.jpg
ベッドがある洋室が続き間になっています。最近はこのスタイルが増えました。仲居さんが食事の間に布団を敷くという手間も省けるし、客側も気遣いがいりません。
c0112559_09582319.jpg
夕食の一部と・・
c0112559_09585941.jpg
朝食。
c0112559_09593580.jpg
浴室は地下にあります。貸切の家族風呂が2つ、男女別の大浴場、蒸し風呂などがありました。
c0112559_10001423.jpg
一つ目の家族風呂には・・・
c0112559_10004788.jpg
カエル。三朝温泉ではカエルの置物をあちこちで見かけました。
c0112559_10022810.jpg
二つ目の家族風呂には・・・
c0112559_10030940.jpg
裸婦のタイル絵。
c0112559_10040192.jpg
大浴場へ。
c0112559_10044325.jpg
ここは明治時代に建てられた棟の地下に当たります。
c0112559_10052472.jpg
レトロなタイル張り。マジョリカタイル?
c0112559_10060712.jpg
天井に湯気出しがあります。
c0112559_10070064.jpg

by gipsypapa | 2017-02-06 10:15 | 建築 | Trackback | Comments(2)

「梅屋敷」休憩所

c0112559_8204430.jpg
かつて滝道にたくさんあった茶店の中で唯一現存し、当時の面影を伝える梅屋敷。一旦は解体が決まりかかりましたが、市民の要望を受けて修復・保存されました。現在は大阪府の無料休憩所になっています。梅屋敷の名称は、かつて周辺に美しい梅林があったため。裏側には箕面川が流れていて絶好のロケーション。

一の橋から上ると最初にある休憩所として、また公園関連の各種イベントの会場として利用されています。夏は川床が出るそうです。茶室を備えた数寄屋造り、木造茅葺平屋建て。

梅屋敷休憩所
1921(大正10)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面公園
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
c0112559_821257.jpg
去年は中を見ました。障子の向こうは箕面川。
c0112559_8215453.jpg
2部屋あります。茶室は右側にありました。
c0112559_8222970.jpg
網代天井がうたい文句ですが、高級旅館などでよく見る、薄板を編んだ網代とは違いますね。藁や萱葺き屋根でよく見る天井です。
c0112559_8234059.jpg
今年は雪化粧。
c0112559_8241969.jpg
これもよく見かけますが、屋根は藁か茅葺をトタンで覆っています。
by gipsypapa | 2017-02-01 08:26 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面滝道

c0112559_857293.jpg
去年と今年、相次いで箕面(みのお)に行く機会があり、箕面滝道を散歩しました。去年は少し上っただけで引き返しましたが、今年は奥の箕面滝を目指しました。年間200万人以上の観光客が訪れる箕面公園は紅葉の名所で、秋には特に多くの人で賑わう観光スポットです。

箕面滝(みのおたき、みのおのたき、みのおだき)は、大阪府箕面市の明治の森・箕面国定公園内にある滝。箕面大滝ともいうそうです。日本の滝百選の一つに選定されています。

箕面滝道
箕面市箕面公園
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
c0112559_858274.jpg
箕面滝道は阪急電車箕面駅から2.8kmの比較的緩やかな道のりで、徒歩で40分くらいです。途中何度か寄り道するスポットがあり、実際は1時間半かかりました。
c0112559_8583541.jpg
出発点は阪急電車箕面駅。
c0112559_8591288.jpg
季節はずれですが、滝道には土産物屋が並んでします。紅葉の天ぷらが名物。
c0112559_8595350.jpg
色づいたモミジの葉に衣をつけて揚げた「紅葉の天ぷら」を売っています。試食用に店頭で揚げている店が多いそうです。この日は季節はずれなので、揚げている店は見かけませんでした。
c0112559_904667.jpg
使うモミジの葉は食用に栽培された特殊な葉を1年以上塩漬けにして灰汁抜きをしたものだとか。若いころ試食したことがありますが、意外に甘かったです。てんぷらというより、お菓子なのです。
c0112559_91249.jpg
昔ながらの土産物屋。さすがにここも閉まっています。
c0112559_923035.jpg
箕面川沿いを通ります。この下流は猪名川に合流し、最終的には淀川支流の神埼川に合流して大阪湾へ注ぐわけです。
c0112559_93284.jpg
前日は全国的な寒波で雪。箕面も少しですが雪化粧でした。
c0112559_94983.jpg
野村泊月の句碑。「椎の花八重立つ雲の如くにも」調べると「泊月、本名は野村勇、丹波の生まれ。高浜虚子の門下。昭和36年豊中市にて没す。享年80才。刀根山梅林寺に葬る。」とありました。
c0112559_944672.jpg
c0112559_95538.jpg
c0112559_952375.jpg
c0112559_953734.jpg
昆虫博物館があります。 1953(昭和28)年、昆虫館(木造1階)として開業。 1981(昭和56)年に昆虫館(RC造2階)を建て替えたと。
c0112559_961378.jpg
横道に抜けるトンネルがあったので、向こう側へ行ってみました。
c0112559_96515.jpg

c0112559_991036.jpg
暗いトンネルを抜けると、向こうにも川が流れ、滝道より雪が深いようです。この小川はこの少し先で箕面川に合流していました。橋は落合谷橋です。
c0112559_993439.jpg

c0112559_995912.jpg
何もなさそうなので再び本道へ。
c0112559_9104319.jpg
c0112559_9105861.jpg
本道に架かる橋は落合橋といいます。
c0112559_9115684.jpg

c0112559_912235.jpg
この一帯は都市部に最も近い野生のニホンザル群の生息地として有名でした。戦後、「箕面山ニホンザル生息地」が国指定の天然記念物に指定されて保護されたため、頭数が急増し、観光客の食べ物を奪い、市街地に出没して民家を荒らし、農作物被害が出るなどしました。
c0112559_9134196.jpg
そのため1977年に市が方針転換し、自然動物園を閉鎖、自然に帰すことになりました。実際、私が若いころ、サルに弁当をひったくられたことがあり、悪い印象しかありませんでしたが、現在は滝道でほとんど見かけなくなりました。市がどんな手を使って数を減らしたのか、気になるところですが・・・
c0112559_9154321.jpg
唐人戻り岩。説明文では「昔、この付近が山深く険阻なころ、唐の貴人が箕面大滝の評判を聞きこの巨岩まで来たが、あまりの山道の険しさに恐れをなし引き返したとの伝説があり、唐人戻岩という名が付いたといわれています。」
c0112559_9161931.jpg
ふーん、ここまで来たらあと少しだったのに・・・
c0112559_9165294.jpg
到着です。落差33mの箕面滝。箕面大滝ともいわれますが、想像したより小さかったです。

何故かこの前後に撮った写真が多数見つかりません。このカメラ(Sony RX100)は最近、時々SD カードにアクセスしなくなるときがあり、このときもそのせいだったようです。でも、保存できなかったという警告は出るはずなんですが、気づかなかったのか。

ということで、以下はネットにあった写真を借用します。いずれも私の写真とは比べ物にならない、優れものです。
c0112559_9174658.jpg
緑の季節もいいですね。
c0112559_9182529.jpg
c0112559_9184243.jpg
とはいえ、やはり秋は色が映えます。
c0112559_9191880.jpg
し、しかし・・、この人口密度は!!恐れ多くて遠慮したいかな。「日本沿岸旅行記」にあった美しい写真です。

次回から滝道沿いのレトロな建物を紹介します。
by gipsypapa | 2017-01-27 09:25 | | Trackback | Comments(2)