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京都の旅館 晴鴨樓

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 五条大橋の東側、半兵衛麩本店のある細い問屋町通りを南に進むとすぐの場所にある観光旅館の晴鴨樓(せいこうろう)です。創業は天保2年(1831)という歴史のある旅館で、現在の建物は明治と大正期に建てられたもの。 
c0112559_983769.jpg 外観は純和風に見えますが、玄関周りは京風にちょっと中華風も感じる不思議な意匠です。また内部にはステンドグラスがあるそうで、照明器具や看板などに洋風を加味した和洋折衷のレトロ感一杯です。俵屋、柊家、炭屋の3大老舗ほど有名ではありませんが、やはり高級旅館です。センスの良い雰囲気があり一度は泊まってみたい、木造の2階建て。

晴鴨樓
1901(明治34)年/1921(大正10)年
設計・施工 :不明
京都市東山区西橘町467
撮影 : 2014.6.13




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 門から玄関先を覗いていたら、若い外人男性が中から出てきました。聞くとここに宿泊しているそうです。
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 玄関先を見ると若い女性が出てくるところ。カップルです。「高そう。」というと「特別な旅館なので当然」とおっしゃいます。お金持ちですねぇ。ちなみにHPを見ると「政府登録国際旅館」とあります。なるほど。
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 この蔵も晴鴨樓のものでしょう。
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 裏に回って鴨川沿いの川端通から。
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 愛読書の宮本和義著「和風旅館建築の美~生き続ける木造の宿探訪」(日本交通公社)の表紙になっています。

 内部の写真が記事の中にあります。「古都に潜むエキゾチシズムの館」というキャッチフレーズがついています。
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  こちらは晴鴨樓のHPから借用しました。↓
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c0112559_9171219.jpgc0112559_9172890.jpg 部屋が開いている日に限り、京料理を食べるだけも可能だそうです。
by gipsypapa | 2014-12-24 09:21 | 建築 | Trackback | Comments(2)

京都の新橋通り

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 三条から四条通りへ向かっています。途中にある新橋通り(しんばしどおり)は京都市東山区内の東西の通りの一つ。東は東大路通から西は大和大路通まで約400mの通りです。

 元は京都市電の軌道だった通りに石畳が敷かれています。祇園のお茶屋が軒を連ね、南側の白川の流れと相俟って風情のある通りとして有名。現在は茶屋、割烹や料亭のほかにバーも多く、昔の面影は薄らいだそうですが、格子戸の続く家並みには往時の風雅と格調がしのばれます。

 ネット情報では、現在50数軒の京風町家が建っているそうです。個人的に区別は分かりませんが、本2階建て町家茶屋様式、本2階建て川端茶屋様式、本2階建て町家数寄屋風様式、大正期に生まれた本2階建て町家へい造り様式などが混在しているとか。北部の新橋通から白川沿いの地区は国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。

新橋通り
重要伝統的建造物群保存地区
京都市東山区元吉町48 付近
撮影 : 2014.6.13
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 石畳の両側にお茶屋や料亭が並び、独特の風情があります。この通りを東に歩きます。
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 夜はどういう感じなのでしょう。
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 これだけの飲食店がありながら、
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 チェーン店の居酒屋や、怪しいネオンとか自動販売機などがまったくなく、
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 バーなどもすべて2階建てまでの京町屋風のお店で統一されています。
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 日本でも他にはまずない、稀有な町並みです。しいて注文をつけるなら、電柱と電線は地下に潜って欲しいかな。
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 新橋通りと白川南通りが交差する三角地に・・・
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 辰巳大明神があります。祇園の舞妓さん、芸妓さんが芸事の上達を願って訪れるそうです。
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 その傍ある巽橋は祇園の白川に架かる小さな石畳の橋です。風情があり、何とも京都らしさを味わえるこのエリアは、祇園の中でも華やかな雰囲気、情緒を感じさせる場所になっています。撮影スポットとしても人気があり、多くの人たちが橋の上でも撮影していました。
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 少し夜の雰囲気を・・・「橋写真紀行」というブログにあった写真を借用しました。
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 この狭い通りは新橋通りではなく巽橋を渡った南側です。
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 新橋通りの半分ほどのところです。まだまだ東に続いていますが、少し覗くと、この先はビルも建つネオン街になるようです。「昔の面影は薄らいだ」といわれるのは、この先のことでしょう。そういうわけで今回はここで折り返しました。
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 新橋通りの一筋南にある白川南通りを西に戻ります。新橋通りと白川南通り。それぞれの通りには、整然と石畳が敷かれ、同じ高さに揃った町家の風景がいかにも京都らしく印象的です。
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 白川南通りという名称ですが、通りは白川の北側にあります。
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by gipsypapa | 2014-12-14 10:29 | | Trackback | Comments(4)

寺町通の商店建築

 京都市役所を北上し寺町通を歩きます。この一角に並ぶ商店群はいずれも古そうで、寺町の静かな雰囲気によく馴染んだ佇まいです。この通りを歩いたのは目的のお店があったからですが、それは次回に。
撮影 : 2014.6.4

菊屋雑貨店
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 最初は角地に建つ菊屋雑貨店。古い町屋を改装した商店で手作りのアクセサリー、輸入雑貨やオリジナル家具、元友禅染の職人さんが手書きした図柄入りの洋服などを扱う、アジアン・アフリカン雑貨のお店だそうです。木造2階建て。


菊屋雑貨店
詳細不明
京都市中京区妙満寺前町469 ‎
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福田元永堂商店
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 右隣は書画、骨董を扱う福田元永堂商店。5枚のガラスの引き戸が並ぶ格調高い町屋です。木造2階建て。

福田元永堂商店
詳細不明
京都市中京区妙満寺前町468

富屋商店
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 さらに北へ行きます。富屋商店は昭和の初めから輸入酒や輸入食品を扱いホテルやレストランに収めている老舗の商店です。小さな町屋ですが、洋酒がならんでいるせいか、独特の雰囲気があります。木造2階建て。

富屋商店
1932(昭和7)年
設計・施工 : 不明
京都市中京区妙満寺前町465
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ばんてら
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c0112559_9265814.jpg さらに北側にある「ばんてら」は、竹栞(しおり)や竹コースター、竹箸など、竹を使った雑貨や小物から、高級茶道具、掛軸や工芸品を扱う店です。ちなみに“ばんてら”は竹を意味するBambooと、京都の様々な分野の老舗が集まる寺町通り(Teramachi)から由来しているそうです。木造2階建て。

ばんてら
旧髙野竹工芸店
詳細不明
京都市中京区妙満寺前町464
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 「京都寺町美術通り」の指定店舗です。

熊谷道具處
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 1ブロック北側に来ました。熊谷道具處は大正時代から伊万里や国焼きの器皿・置物・御茶道具・掛け軸などの古美術、骨董、茶道具、書画の店です。木造2階建て。

熊谷道具處
大正初期
設計・施工 : 不明
京都市中京区常盤木町63 ‎
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 この店も「京都寺町美術通り」の指定店舗です。

岡野貴金属店
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 寺町通りの町屋風建物群とは違った戦後すぐに建てられた近代建築です。岡野貴金属店は宝飾品製作・販売・加工・修理を行っています。創業は1855年(安政元年)で、両替商だったそうです。最上階に並ぶ5連のアーチが特徴です。鉄筋コンクリート造り、4階建て。

岡野貴金属店
1949(昭和24)年
設計・施工 : 不明
京都市中京区常盤木町66 ‎
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 次回は寺町通りの目的地をやります。
by gipsypapa | 2014-12-06 09:45 | 建築 | Trackback | Comments(2)

炭屋旅館

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 3大老舗旅館の最後は炭屋。同じ麩屋町通りですが、俵屋旅館や柊家旅館から2ブロック南側にあります。創業は大正初期で、建物は明治時代からある本館と昭和30年代に建てられた新館があるそうです。

 炭屋はもともと茶の湯、俳諧、謡などの文化人のサロンとして始まったのだとか。茶の湯の宿として知られ、由緒ある複数の茶室をもつ伝統と格式の高い老舗旅館。京都の町中とは思えない静けさをたたえる数奇屋造りの名旅館といわれています。本館は木造2階建て。

炭屋旅館
1920(大正9)年+1960(昭和35)年代
設計・施工 : 不明
京都市中京区白壁町431
撮影 : 2014.6.4
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 HPがないので、一休.comの写真を借用します。 ↓↓
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 三つの旅館は規模の違いこそあれ、塀で囲まれた建物の佇まいは共通点があります。
by gipsypapa | 2014-12-03 09:32 | 建築 | Trackback | Comments(2)

柊家旅館

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 俵屋旅館の向かいにあるのがこれも有名な老舗旅館の柊家(ひいらぎや)。木造で数奇屋造りの純和風の宿です。

c0112559_7401192.jpg 幕末に福井出身の先祖が運送業、海産物商を始めたのが始まりで、下鴨神社の境内にあり柊の木が自生していた比良木神社から名前をとったそうです。1864(文久元)年に旅館として創業。幕松の志士たちから皇族方、さらに川端康成、三島由紀夫、チャップリン、アラン・ドロンなどの文化人や有名人が利用した老舗です。

 江戸末期から昭和までの風情が残る数奇屋造りの旧館と2006(平成18)年築の新館があります。塀を巡らしたお寺のような門を持つ外観は、荘厳な雰囲気を醸し出しています。旧館は木造2階建て。

柊家旅館
1818(文政1)年 / 1952(昭和27)年
設計・施工 : 不明
京都市中京区中白山町277
撮影 : 2014.6.4
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 柊家旅館のHPから内部写真を借用します。 ↓↓
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 柊家。俵屋、炭屋と「屋」がついていますが、ここだけは「家」です。

柊屋別館
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 京都市役所の近くにもう1軒、柊屋別館があります。こちらも純和風の高級旅館です。築年などの情報は見つかりませんが、檜造りの木造2階建て。

柊屋別館
詳細不明
京都市中京区山本町431
撮影 : 2014.6.4
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 HPから。 ↓↓
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by gipsypapa | 2014-12-02 07:46 | 建築 | Trackback | Comments(2)

俵屋旅館

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 富小路から一つ東にある麸屋町通は3大老舗旅館といわれる「俵屋旅館」「炭屋旅館」「柊家」という歴史と品格のある旅館が軒を連ねています。

 俵屋旅館は京都に現存する最古の旅館で、文化財登録されている高級旅館として有名。禁門の変(または蛤御門の変ともいわれる1864年)で焼失の後に再建された木造2階建の建物です。玄関が麸屋町通りに面しているので、入り口周辺は見ることができました。

 宿泊客でないとその奥は見ることができませんが、敷地の中には複数の中庭・外庭が全客室から見えるように配置されているとか。洗練された数寄屋風建築に優雅さと風格が感じられるとあります。

 客室、料理、接客。どれをとっても一流と言われる俵屋旅館は、「一度は行ってみたかった」と訪れる客が多いといいます。とはいえ、個人的に近場である京都には泊まる必要がないうえに、これほどの高級旅館に泊まることはありえず、中を見ることは不可能と断言できます。(--);;国の登録有形文化財の木造2階建て。

俵屋旅館
旧館 1847(明治7)年
新館 1964(昭和39)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
京都市中京区麸屋町通姉小路上る中白山町280
撮影 : 2014.6.4
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 INAX REPORT 190 に俵屋旅館の特集があります。1965(昭和40)年に建てられた吉村順三設計の新館があるそうです。
 中を見る機会はなさそうなので、「食べログ」の写真を借用します。 ↓↓
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 ちなみに俵屋旅館自身のHPはないようです。これだけの旅館にHPがないのは珍しい。自信の表れ?
by gipsypapa | 2014-12-01 08:30 | 建築 | Trackback | Comments(2)

岐阜市の宮田土地事務所

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 加納桜道に広い敷地のある和風住宅がありました。趣のある敷石の門の廻りがいいですね。北側には蔵がある旧家ですが、宮田土地事務所という表札が見えました。

宮田土地事務所
詳細不明
岐阜市加納桜道2-1
撮影 : 2014.5.21
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 これもストリートビューで。 ↓
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清水緑地
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 加納大石町付近に流れる清水川沿いにある緑地公園です。岐阜市は水の町でした。
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 これで岐阜編を終わります。次回から京都です。
by gipsypapa | 2014-11-03 16:11 | 建築 | Trackback | Comments(2)

岐阜市の市街地を歩く

 徐々に市街の中心部へ向かっています。
撮影 : 2014.5.20

蚕糸会館
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 旧岐阜県庁舎の一筋南の道を西へ向かって歩くと面白いビルがあります。今どき「蚕糸」という言葉は見聞きすることがなくなりました。

 調べると大日本蚕糸会のHPがあり「財団法人大日本蚕糸会は、1892年(明治25年)に任意法人として創設され、1942年には財団法人となりました。蚕糸、絹に関する基礎科学および応用技術の研究を行い、あわせて科学・技術を助長振興し、かつ蚕糸絹業の改良発達を図り、社会文化の向上発展に寄与することを目的としています。」とのことでした。まだ日本の各地にあるようです。建物の詳細は不明ながら、戦後の建物であるのは間違いなさそうです。鉄筋コンクリート造り5階建て。

蚕糸会館
詳細不明
岐阜市美江寺町2-1
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徹明通の商店建築
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 南に下って国道157号線を西に。この通りは徹明通(てつめいどおり)と呼ばれ、北側のアーケード越しに4階から5階建ての似たようなビルが並んで、独特な雰囲気を作っています。

徹明通の商店建築
岐阜市徹明通2 付近
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 通りの反対側(南側)は少しさびしい。捨てられた屋台がありました。

岐阜問屋町
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 JR岐阜駅前にあり、アパレル企業が密集する地区。戦後に北満州からの引き揚げ者たちが中心となってバラック小屋を作り、古着や軍服などの衣料を集めて売っていました。これはハルピン街とよばれた、岐阜問屋街の始まりとなったそうです。

 また、昭和23年頃からは、古着ばかりでなく、布を一宮や羽島から仕入れ、新しい服を作って売るという、岐阜の既製服産業(アパレル産業)が始まりました。

 現在は再開発が進められていますが、一角には昭和レトロな雰囲気の商店街が残っています。

岐阜問屋町
問屋町3・4丁目付近
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by gipsypapa | 2014-10-29 09:31 | | Trackback | Comments(2)

御鮨街道を歩く

 大通りの長良橋通りから南北に通る狭い道に入ります。御鮨(おすし)街道と呼ばれる街道です。
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 ネット情報では、尾張藩が毎年長良川でとれた鮎の御鮨を江戸幕府に献上していました。その際、東海道の宮宿で中継して運ばれた道なので、御鮨街道と呼ばれるようになったそうです。将軍に献上される鮎鮨は、岐阜街道から美濃路に入り、東海道を経由して運ばれましたが、御鮨街道と呼ばれたのは笠松まで。笠松では鮎鮨街道と呼んでいたとか。

 ここ岐阜街道は御鮨街道の出発点からの街道で、今なお、昔をしのばせる建物が点在していて、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれています。特に注目した建物は次回から個々に紹介するとして、今日は街道を北から南に、商家の並ぶ川原町、本町から靭屋町に入り米屋町辺りを歩きます。
撮影 : 2014.5.20



空穂屋の前の町屋
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空穂屋の前の町屋
岐阜市靱屋町13
 登録有形文化財の空穂屋の前にある大型の町屋。この街道には多くの町屋が残っていますが、ほとんどが2階建てです。この建物は1階2階ともに窓や玄関引き戸が大きいのが特徴で、腰に石材を使うなど見どころがあり、文化財級といえます。
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河田剣道具店
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河田剣道具店
岐阜市靱屋町33-3
 新しい建物ですがむくり屋根の玄関が面白い。

旧喫茶店
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旧喫茶店
岐阜市靱屋町25
 町屋を改造して喫茶店か美容院か何かに使っていたのでしょうが、廃墟化しています。
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野々村聴松軒
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野々村聴松軒
岐阜市靱屋町21-2
 現代建築です。茶道具や美術品全般を取り扱っている古美術店のようです。
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学志舎
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学志舎
岐阜市白木町92
 町屋が進学塾になっています。
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学志舎対面の町屋
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学志舎対面の町屋
岐阜市白木町10
 そのはす向かいにも町屋。
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学志舎南隣りの町屋
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学志舎南隣りの町屋
岐阜市白木町87
 南隣りにも。

白木油店
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白木油店
岐阜市白木町31
 いまも商店として使われています。
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すず野の隣の町屋
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すず野の隣の町屋
岐阜市白木町36
 これも典型的。

丸屋旗店
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丸屋旗店
岐阜市白木町60
 旗屋というのは今となっては珍しい。隣も小さな町屋です。
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宗教法人大乗教岐山教会
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宗教法人大乗教岐山教会
岐阜市駿河山1-3 ‎
 路地の隙間から山の中腹に横長の建物が見えました。車では行けない。急な階段を上るのがしんどそうです。調べると宗教施設でした。
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 ↑ ネットに写真がありました。自分が登ったわけではありません。

ときわ荘
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ときわ荘
岐阜市常盤町14
 いわゆる「下駄ばきアパート」(1階が商店、2階は居住区)のようにみえます。間違いなく昭和レトロです。
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コアフィール柴田
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コアフィール柴田
岐阜市笹土居町18
 緑が目立つ4階建ての現代ビル。1階に見える「みのひだ屋」はお菓子屋です。ここも上層階は居住区のようです。

 次回から鮨街道の印象的な建物を見ていきます。
by gipsypapa | 2014-10-16 11:21 | | Trackback | Comments(0)

岐阜市長良橋通りの町並み

岐阜公園から南に下って市街地を目指しています。岐阜市を縦断する3大通りの一つ、長良橋通りを歩きました。
撮影 : 2014.5.20

正法寺

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 正法寺(しょうほうじ)は黄檗宗の寺院です。山号は金凰山といい萬福寺の末寺。本尊の釈迦如来は、岐阜大仏として有名ですが、知らずに見逃しました。建物は中国風で、一般的な日本の寺院とは違っているのが黄檗宗の寺院の特徴だとか。

正法寺
元禄時代
岐阜市大仏町8
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 知らなかったので大仏様を見逃しました。

妙照寺
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 日蓮宗(身延山久遠寺を総本山とする)の寺院です。1600(慶長5)年に、当時の岐阜城主、織田秀信からこの土地の寄進を受け、1662(寛文2)年の本堂建立に伴い移転したといわれる歴史のある寺院です。なおこの場所は軍師、竹中半兵衛の屋敷跡だそうです。

妙照寺
1662(寛文2)年
岐阜市梶川町14
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常在寺
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 常在寺(じょうざいじ)は日蓮宗京都妙覚寺の旧末寺。斎藤道三以後斎藤氏3代の菩提寺として知られ、国の重要文化財に指定されている斎藤道三肖像画と斎藤義龍肖像画が所蔵されています。斎藤道三と長井新左衛門尉が2代にわたって、美濃国を制する拠点とした寺だそうです。

常在寺
詳細不明
岐阜市梶川町9
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町屋
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 歴史を感じる通りです。いくつか町屋風の民家がありましたが、これらは古そうです。

町屋
詳細不明
岐阜市本町1-84 付近
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安藤商店
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 軒先の人形が目を引きました。日本人形店です。

安藤商店本町工房
詳細不明
岐阜市本町1-35
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日本料理後楽荘
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 明治時代後期から続く老舗の料亭、後楽荘。通りからは玄関周りしか見えませんが、奥には伝統的で風情のある家屋と広大な日本庭園があるそうです。

日本料理後楽荘
明治後期
岐阜市本町1-30 ‎
c0112559_8202526.jpgc0112559_8203783.jpg ↑ サッポロビールのHPにあった写真です。高級感ありますね。高そう。
by gipsypapa | 2014-10-15 08:22 | | Trackback | Comments(0)