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札幌の杉野目家住宅

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 旧北海道帝国大学の学長だった杉野目晴貞氏の住宅として昭和初期に建てられた住宅。イギリスのチューダー様式を採用し、褐色の外壁に真っ白なハーフティンバー風に柱梁の組み方を外壁に現す手法が用いられています。青い鉄板葺きのとんがり屋根を複雑に組み合わせて変化を持たせ、湾曲した木組や窓周り上部の半円アーチなどに特徴がある優れた設計です。

 設計は北海道知事公館(旧三井クラブ)北海道立文書館分館(旧北海道立図書館)北海道大学総合博物館(旧北海道帝国大学理学部本館)北海道大学環境資源バイオサイエンス研究棟(旧北海道帝国大学農学部本館)日本基督教団函館教会(旧日本メゾシスト函館教会)などを手がけた北海道帝国大学営繕課の萩原惇正。国の登録有形文化財とさっぽろ・ふるさと文化百選に選ばれた、木骨煉瓦造2階建て。

杉野目家住宅
1933(昭和8)年
登録有形文化財
さっぽろ・ふるさと文化百選
設計 : 萩原惇正+岡田鴻記
施工 : 今野某
札幌市中央区南19条西11-1-25
撮影 : 2011.8.26
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by gipsypapa | 2012-04-10 13:18 | 建築 | Trackback | Comments(4)

北海道知事公館

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 札幌の中心地にある広大な敷地に建つ大きな洋館。さすがに個人の住宅ではなく、三井合名会社の迎賓館として建てられ、 三井クラブと呼ばれました。戦後は一時、市の所有となった後、道の所有になり、知事公館として、賓客の接待や会議などに使われながら、春から秋にかけて敷地と建物は無料で一般公開されています。

 ハーフティンバーの赤白のコントラストが鮮やかな大型の建物。鮮やかな赤の柱や梁の骨組みに純白の漆喰仕上げの壁が目を引きます。傾斜の鋭い切妻面を見せる正面玄関側には上部に四葉模様のある大きな出窓があります。

 裏側は広々とした芝生の庭園に面していて、両翼に切妻面を張り出し、ハーフティンバーの模様も正面とは違った形です。まるでイギリスか北欧にいるような雰囲気にさせる美しい姿を見せています。

 内部も贅沢な造りで、ゆったりとした間取りの部屋が並び、それぞれ天井が高く、小さなトラスの梁材をむき出しのまま化粧小屋組にしています。

 設計はこのブログでも北海道立文書館分館(旧北海道立図書館)北海道大学総合博物館(旧北海道帝国大学理学部本館)北海道大学環境資源バイオサイエンス研究棟(旧北海道帝国大学農学部本館)日本基督教団函館教会(旧日本メゾシスト函館教会)を紹介している萩原惇正。登録有形文化財とさっぽろ・ふるさと文化百選に指定された鉄筋コンクリート・木造2階建て。

北海道知事公館
旧三井家札幌別邸新館(旧三井クラブ)
1936(昭和11)年
登録有形文化財
さっぽろ・ふるさと文化百選
設計 : 萩原惇正(北海道庁建築課技師)
施工 : 大林組
札幌市中央区北1条西16
撮影 : 2010.8.28
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玄関から裏庭に回る途中に、赤い屋根の小ぶりな別棟の洋館があります。
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 芝生の色が鮮やかな広大な裏庭。この方向からの眺めはピクチャレスク。ここで寝転がるのもよさそうです。
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 赤いハーフティンバーが強烈。

 では中に入ってみます。
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 天井の高い広間は大きな空間を生み出し、賓客の接待や会議にふさわしい場となっています。
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by gipsypapa | 2011-06-16 13:11 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

北海道立文書館分館

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 「赤レンガ」が北海道立文書館の本館ですが、ここはその南側に位置する分館。元は北海道立図書館として建てられたものです。

 縦の線を強調したセセッションの影響を感じさせる外観で、左端に背の高い玄関棟があり、左右対称ではなく、様式主義とは違ったアクセントになっています。タイル貼りの外壁にジャイアントオーダーを模した付け柱があります。基礎や壁はれんが造で、各階に鉄筋コンクリート造の梁と床で補強されているそうです。

 北海道大学環境資源バイオサイエンス研究棟(旧北海道帝国大学農学部本館)北海道大学総合博物館(旧北海道帝国大学理学部本館)、北海道知事公館などを手がけた萩原惇正。さっぽろ・ふるさと文化百選に選ばれた煉瓦造り+鉄筋コンクリート造3階建て。

北海道立文書館分館
旧北海道立図書館 1926(大正15)年
さっぽろ・ふるさと文化百選
設計 : 萩原惇正、久保田、内田(北海道庁建築課技師)
施工 : 不明
札幌市中央区北1条西5-1-2
撮影 : 2010.8.26
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by gipsypapa | 2011-05-20 13:43 | 建築 | Trackback | Comments(2)

北海道大学総合博物館

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 ロマネスク様式やゴシック様式を取り入れた、帝大らしい大型で重厚な建物。元は理学部の本館でしたが、現在は北海道大学総合博物館として北大の歴史を展示したり、恐竜の化石や鉱物などの学術資料を展示し、無料で一般公開されています。

 褐色のスクラッチタイル貼りの外観に、2~3階にはアーチ窓が並び、正面はテラコッタで縁取りされた3連アーチ窓。玄関ポーチは左右に円筒を配した尖頭アーチの濃密で凝った意匠です。

 内部も豪華なつくりで、円塔を重ねたような大きな柱が印象的。また奥にはゴシック風の教会でよく見る純白の美しいリブ・ヴォールト(こうもり)天井が目を引きました。屋根の支持法の一つとして大浦天主堂など、ゴシック風の教会で見かけますが、北大ではこの天井をアインシュタイン・ドームと呼ぶそうです。由来はわかりません。

 設計は旧北海道帝国大学農学部本館も手掛けた萩原惇正で、やはり似た設計になっています。これだけの素晴らしい作品が文化財指定されていないのは不思議です。鉄筋コンクリート造3階建て。

北海道大学総合博物館
旧北海道帝国大学理学部本館
1929(昭和4)年
設計 : 萩原惇正(北海道帝国大学営繕課)
施工 : 伊藤組
札幌市北区北10条西8 北海道大学構内
撮影 : 2010.8.27
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 横に回って、意図的にアングルに入れた右側の立て札。どうもキャンパス内でジンギスカンを食べるのが普通?さすが北海道です。
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by gipsypapa | 2011-05-05 11:07 | 建築 | Trackback | Comments(2)

北海道大学環境資源バイオサイエンス研究棟

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 キャンパスの西側にある大型の建物。褐色のタイル貼りで、中央にテラコッタで装飾された時計塔を配置し、大きな白い縁取りのアーチがある玄関ポーチが目を引きます。黒い扉に白い枠のあるガラス小窓や玄関を入ったところのガラス欄間にはアールデコ風の凝ったデザインを採用しています。内部も大理石貼りの大きな柱や緩やかなカーブを描く階段手すりや瓶子型の欄干など見どころが多い建物です。

 設計は北海道帝国大学営繕課の萩原惇正。北海道大学総合博物館、北海道知事公館、北海道立文書館分館、杉野目家住宅など、札幌に作品が多く残っていますが、このブログでは函館の日本基督教団函館教会を紹介しました。鉄筋コンクリート造3階建て、塔屋付。

北海道大学環境資源バイオサイエンス研究棟
旧北海道帝国大学農学部本館
1935(昭和10)年
設計 : 萩原惇正(北海道帝国大学営繕課)
施工 : 大倉土木
札幌市北区北9条西9  北海道大学構内
撮影 : 2010.8.27
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by gipsypapa | 2011-04-28 14:36 | 建築 | Trackback | Comments(4)

日本基督教団函館教会

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 昨日の旧伊藤家住宅(加藤組土建所有建物)のあるブロックの海側、バス通りにある昭和初期の教会。耐火構造を意図したコンクリート造りで、白い外壁に濃い青色の尖塔屋根のあるゴシック風建築です。非対称のファサードで塔屋部分に丸窓が一つ。その周りに美しい尖頭アーチ窓が並びます。

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 設計は北海道帝国大学営繕課の萩原惇正。旧北海道帝国大学農学部本館(現北海道大学環境資源バイオサイエンス研究棟)、同理学部本館(現北海道大学総合博物館)、北海道立文書館分館、北海道知事公館(旧三井クラブ)、サッポロビール開拓使麦酒記念館(旧札幌製糖会社工場)、杉野目家住宅など札幌に作品が多く残っていますが、函館にはこの建物しかありません。函館市景観形成指定建造物の鉄筋コンクリート造り2階建て。

日本基督教団函館教会
旧日本メゾシスト函館教会
1931(昭和6)年
函館市景観形成指定建造物
設計 : 萩原惇正
施工 : 伊藤組
函館市元町31-19
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by gipsypapa | 2010-09-16 13:36 | 建築 | Trackback | Comments(2)