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松本市の宮島医院

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青木医院のすぐ南にもう一つレトロな病院があります。松本城の東側の外堀に面し、「お医者さま通り」とも呼ばれる医院の多い通りだとか。宮島耳鼻咽喉科医院は元は神戸医院だったそうで、神戸務という産婦人科医が自家設計したこだわりの洋館で、地元の大工棟梁、佐野貞次郎が施工しました。その後、銀行の社宅や市長住宅だったこともあったようですが、戦後は宮島耳鼻咽喉科医院として使われています。木造2階建て。

宮島耳鼻咽喉科医院
旧神戸医院
1923(大正12)年
設計 : 神戸務
施工 : 佐野貞太郎
長野県松本市城東2-1-4
撮影 : 2016.7.11
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住宅兼件医院として建てられた、ヨーロッパ風のお洒落で華やかなデザインです。
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正面にペディメントのあるファサードを張り出し、両側に赤い鉄板葺きのたまねぎ屋根の八角望楼。
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本屋の屋根の両側にも換気のためでしょうか、塔屋が載る、複雑で変化に富む構成になっています。純白の外壁と赤い屋根の対比、窓回りの装飾など、細部にも凝った意匠です。

by gipsypapa | 2017-07-06 08:18 | 建築 | Trackback | Comments(2)

松本市の青木医院

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松本城のお堀の東側にレトロな病院建築が二つ並んでいます。青木医院は昭和初期に建てられた、当時としてはきわめてモダンな病院建築です。木造では珍しい陸屋根の建物で、正面のコーナー部が曲線を描く、左右非対称な外観。一部に当時流行のスクラッチタイルを貼った、軽快なデザインになっています。木造2階建て。

青木医院
1934(昭和9)年
設計 : 須田設計事務所
施工 : 不明
長野県松本市城東2-1-5
撮影 : 2016.7.11
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向こうに見える赤い屋根の建物は、もう一つの病院建築「宮島耳鼻科」です。これは次回に。
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グーグルで見ています。私が撮影したのは一部だけで、建物はL字型になっていて、後ろに伸びていますね。南に宮島耳鼻科があります。

by gipsypapa | 2017-07-05 08:10 | 建築 | Trackback | Comments(2)

鳴門市のH邸

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花乃春酒造と多智花家住宅を見て、ホテルに帰るのに、往きと違った道を歩いているときに、偶然見つけた洋館。ピンク色のドイツ壁に、縦長の白い窓枠が美しい上げ下げ窓が整然と並んだ、お洒落な洋風住宅です。

玄関ポーチにある丸い玄関灯を見ても、昔は病院だったと思います。文化財登録であっても不思議ではない、貴重な洋館です。ほとんど情報がありませんが、唯一、「建築ノスタルジア」のブログに昭和7年築とあるのを見つけました。木造2階建て。

H邸
1932(昭和7)年
設計・施工 : 不明
鳴門市撫養町斎田岩崎87-2
撮影 : 2016.3.29
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なお、今は近くに新設したクリニックで歯科医院を開業していらっしゃるようです。

by gipsypapa | 2017-06-28 08:26 | 建築 | Trackback | Comments(0)

徳島の三河家住宅

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徳島で最も見たかった建物です。ドイツのベルリンに留学した産婦人科医学博士の三河義行氏が、思いを込めて建てた自邸を兼ねた医院建築。留学中に知り合った、同じ徳島出身の建築家、木内豊次郎氏に設計を依頼しました。

直角に折れ曲がった瀟洒な3階建ての洋館で、高い煙突があります。3階の交差部分は円形の展望部屋で、2階には広い波形平面テラスを持ち、背後のドアには窓上にステンドグラスの半円アーチ窓を配するなど、複雑で変化に富んだ外観になっています。鉄筋コンクリート構造を用い、独特の造形意匠でまとめあげた住宅建築として価値が高いことから国の重要文化財に指定された、鉄筋コンクリート3階建て、一部地下1階。

三河家住宅洋館
旧三河医院
1928(昭和3)年
重要文化財
設計 : 木内豊次郎
施工 : 不明
徳島市富田浜4-7-2
撮影 : 2016.3.28
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お目当ての建物でしたが、なぜかそのときだけカメラの調子が悪く、というか、多分設定がまずく、まともに写っていませんでした。ということで連れがポケット型のコンデジで撮った写真しかありません。
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庭も凝った意匠で、ライオンがいます。
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屋根の上に何か見えますが、それは後で。
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コンクリートを固めたような不思議なものがあります。
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内部写真が「studioKEN」というブログにありましたので、以下に一部借用しています。
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屋根上にある奇妙な彫像は魔除けだそうです。ガーゴイル(英: gargoyle)という怪物などをかたどった彫刻のことだとか。「さまよう雨男」というブログから借用しています。
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「文化遺産オンライン」の写真。普通には撮影できないアングルなので、ご参考まで。
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グーグルで見ています。アングル的に撮影できるのは上(北)と左(西)側だけです。右(東側)を牟岐線が走っています。列車に乗れば違った角度から撮れるでしょうね。

by gipsypapa | 2017-06-23 08:18 | 建築 | Trackback | Comments(4)

松崎町「ときわ大橋」の袂にある洋館

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 ときわ大橋の南の袂にある住宅は、なまこ壁の塀で囲まれていますが、建物自体は下見板貼り。心なしか緩やかな傾斜の切妻屋根の妻面にアーチ窓をアクセントにした、松崎では珍しい和洋折衷の住宅です。かなり古いとは思いますが、情報は見つかりませんでした。木造平屋建て。

ときわ大橋の袂にある洋館
昭和初期以前か
設計・施工 : 不明
賀茂郡松崎町松崎196
撮影 : 2014.4.21
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 そのすぐ南にもユニークで古い住宅があります。この門の前まで、なまこ壁の塀には切れ目がありません。建物は2棟ありますが、入り口がここ1か所で、同じ持ち主のものと思います。
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 唐破風の玄関屋根の下の両側にアーチ窓。軒下には赤い丸ランプが下がっています。門の構えなどから見ても、元は医院だったような気がします。ということは、この玄関横は診察室で、大きな建物は医師の住居か、入院できる病室があったのかもしれないと、想像が広がりました。
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 人の気配は感じませんでした。
by gipsypapa | 2014-08-19 08:48 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪府済生会中津病院北棟

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 大阪市の北区にファサード復元保存された病院があります。昭和初期に建てられた塔のあるルネサンス様式の華麗な建物です。

 都会に多いファサード保存は、玄関周りだけとか、表面のみの場合がほとんどですが、ここは違います。正面ファサードだけでなく、内部の回廊まで、かなり奥の部分まで緻密に復元されていて素晴らしい。ファサード保存に対する良い方向の問題提起がされていると感じました。

 設計は朝鮮、旧満州や静岡を中心に活躍した中村與資平(なかむら よしへい、1880 - 1963)。すでに旧朝鮮銀行大連支店豊橋市公会堂をアップしています。鉄筋コンクリート造り、2階建て。

大阪府済生会中津病院北棟
旧恩賜財団済生会大阪府病院 
1935(昭和10)年 / 2002(平成14)年復元
設計 : 中村與資平
施工 : 不明
大阪市北区芝田2-10-39
撮影 : 2014.2.27
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 背後の高層ビルが北棟の新館。現代的なデザインです。
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 手前の旧館側からエスカレータで新館のロビーへ。
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 旧館の2階は吹き抜けの壮大な空間。
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 中からもトップライトを通して塔が見えるようになっています。
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 2階の一角は喫茶店のような雰囲気でした。
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 外からガラス越しに見えた不思議なモニュメントが・・・
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 ありました。
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by gipsypapa | 2014-06-06 08:52 | 建築 | Trackback | Comments(7)

茨木市の中村医院

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 西国街道にレトロな洋館があります。庭木に隠れてよく見えませんが、ライトブルーの腰壁、グレーの外壁に白い縁取りの縦長窓が並んでいます。地図上では中村医院となっています。そういえばいかにも町の医院ですね。これという表示がなくひっそりとしていますので、今は閉まっているような感じです。木造平屋建て。

中村医院
昭和初期か?
設計・施工 : 不明
茨木市太田1
撮影 : 2013.11.20 ‎
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 医院である証拠です。「醫學」の漢字から、少なくとも戦前からの表札です。
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by gipsypapa | 2014-05-02 08:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

台湾大学医学院附設医院旧館

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 大正末期から始まり今でも現役の病院です。建設当時は東アジア最大の病院施設でした。

 ルネッサンス風の華麗な外観。赤煉瓦と白い石貼りの外壁に大きな車寄せのある玄関はドリア式のオーダーで支えられ、2階部分以上は小ぶりなイオニア式の柱頭のオーダーが立ち並ぶ、装飾の多いファサードです。半地下のようになっているのは、衛生のため土台を数メートル上げることで防湿するためだそうです。

 玄関ホールは吹き抜けになっていて、2階は回廊を巡らせ、アーチ構造を多用した華やかな印象です。床は上質のタイルを使い、ホールの天窓(トップライト)も美しく、見どころの多い建物でした。市定古蹟の鉄筋コンクリート造り、石、煉瓦貼り2階(一部3階)建て、半地下付き。

台湾大学医学院附設医院旧館
旧台北帝国大学医学部付属医院
1924(大正14)年
市定古蹟
設計 : 近藤十郎
施工 : 不明
台北市中正区常徳街1号
撮影 : 2013.3.22
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 内部はともあれ、外観は大阪の大阪市中央公会堂1918(大正7)年竣工を思い出しました。
by gipsypapa | 2013-11-07 10:14 | 建築 | Trackback | Comments(7)

大洲の新田産婦人科 

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 藤本医院の通りを挟んだ位置にもう一つ医院があります。グレーのモルタル仕上げの壁に瓦葺きの屋根。両側に装飾の全くない「うだつ」があります。ここもネット検索で出てこないので廃業の可能性が高いです。木造2階建て。

新田産婦人科 
1941(昭和16)年ころ
設計・施工 : 不明
大洲市大洲240-2
撮影 : 2012.10.21
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by gipsypapa | 2013-08-09 15:15 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大洲の内科藤本医院

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 大洲街道から西側へ入った小道。おおず赤煉瓦館へ行く道の一筋南に医院建築が2棟ありました。

 まず内科藤本医院。外観はきれいで現役の医院に見えます。この日は日曜日なので閉まっているのかと思いましたが、ネットで検索しても出てこないので、すでに廃業されているのかも知れません。

 白い外壁に薄い青色の窓枠が清潔な感じを与える医院建築。内科医院の玄関右に外科の表札があるのも御愛嬌です。玄関周りに小さな半円アーチ窓のある、木造2階建て。

内科藤本医院  
1935(昭和10)年
設計・施工 : 不明
大洲市大洲483
撮影 : 2012.10.21
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by gipsypapa | 2013-08-08 13:20 | 建築 | Trackback | Comments(0)