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旧東京市営真砂町住宅

本郷地区には大正時代の洋風住宅が残っています。当時は東京市が開発した市営真砂町住宅が並んでいました。いずれも洋風の一戸建て住宅で、道路を挟んで東側に3戸、西側に5戸、計8棟が建てられたとか。現在、そのうちの3戸が現存しています。
撮影 : 2014.7.31

S邸
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 赤いギャンブレル屋根が特徴の洋館。妻面のハーフティンバー風の意匠と、2階の屋根を切り取ったような大きな屋根窓が印象的です。木造2階建て。

S邸
旧東京市営真砂町住宅
1923(大正12)年
設計 : 東京市
施工 : 不明
東京都文京区本郷4-22
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YG邸
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 S邸のすぐそば、道路を挟んだ位置にもう1軒洋館があります。妻面の色が違うくらいで、こちらもギャンブレル屋根の同様のデザインです。木造2階建て。

YG邸
旧東京市営真砂町住宅
1923(大正12)年
設計 : 東京市
施工 : 不明
東京都文京区本郷4-21
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MS邸
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 先に“文京区本郷のレトロ建築を歩く(その2)”で紹介したこの住宅も旧東京市営真砂町住宅の一つでした。他の2棟とデザインが大きく違うので、別物と思っていました。再掲します。木造2階建て。

MS邸
旧東京市営真砂町住宅
1923(大正12)年
設計 : 東京市
施工 : 不明
東京都文京区本郷4-20
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 3軒ともに大正時代の建物とはおもえないほど、良い状態で使われ続けています。
by gipsypapa | 2015-02-14 13:58 | 建築 | Trackback | Comments(2)

東京大学総合図書館

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 前回は追及不足だった総合図書館へ再び行ってみました。外壁には淡褐色のスクラッチ・タイルを貼り、ゴシック風の細部とアーチをもつ入口を用いた外観のデザインは、本郷キャンパスに数多くある内田祥三設計の建物群と同じ、いわゆる内田ゴシックの一つ。本を並べたような正面ファサードが特徴です。

 現在、南西側には史料編纂所が、北東側には大学院情報学環(旧 新聞研究所)が、南側(増築部)には教育学部、南東側(増築部)には社会科学研究所が入っているそうです。今回は中も見学しました。鉄骨鉄筋コンクリート造り3階、中央部5階建て、地下1階。

東京大学総合図書館
1928(昭和3)年
設計 : 内田祥三+野田俊彦
施工 : 大林組
東京都文京区本郷7-3-1
撮影 : 2014.7.30
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 受付で記帳したら簡単に入れました。ただし外部見学者には時間制限がありました。はっきり覚えていませんが1時間以下だったと思います。さらに素晴らしく壮大な内部意匠には驚いたわけですが、残念ながら撮影禁止でした。

 ところがネット上にはかなりの写真があります。どうなっているんでしょうね。ということで、「日本の意外とカッコいい図書館」にあった宮殿のようなレッドカーペット大階段の写真。↓
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 さらに「インタビューシリーズ “図書館”をつくる」「ゲゲゲの精神科医 ヽ(;´Д`)ノ(ある精神科医の日記)」からも内部写真を借用しました。↓
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by gipsypapa | 2015-02-13 09:52 | 建築 | Trackback | Comments(2)

東京大学本郷正門及び門衛所

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 前回、東京大学の本郷キャンパスを訪れたのは、2006年なので、もう8年前になります。当時は、見て回る建物はヴォーリズ関係ばかりで、今のようにすべての建築物に注目していたわけではないため、あまりこだわりなくキャンパスを歩きました。そのため追及不足や見逃しがありました。

 今回は本郷に宿を取ったついでに、その一部を見てきました。まずは正門です。前回は赤門から入ったので、これは見逃していました。

 和風を強調したデザインで、正門、煉瓦塀と門衛所が左右対称に建っています。正門は花崗岩製で、 門柱に貫(ぬき)をかけた冠木門(かぶきもん)を基調にデザインされたといわれています。むくり屋根の門衛所とともに伝統的な様式を使いながら新しい時代性をも狙ったそうです。

 設計は伊東忠太(いとう ちゅうた1867 – 1954)。西洋建築学を基礎にしながら、日本建築を本格的に見直した第一人者らしい意匠といえます。なお。忠太は東大工学部(当時の帝国大学工科大学)の卒業生でありながら、ほとんど東大関係の設計は手掛けておらず、これは数少ない例と言えます。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り、平屋建て(門衛所)。

東京大学本郷正門及び門衛所
1912(明治45)年
登録有形文化財
設計 : 伊東忠太
施工 : 西島鉄工所
文京区本郷7-3-1
撮影 : 2014.7.31
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by gipsypapa | 2015-02-12 12:27 | 建築 | Trackback | Comments(2)

万定フルーツパーラー

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 もう一つ東大本郷キャンパス前にある店を。万定(まんさだ)フルーツパーラーという昭和初期に建てられたものです。

 フルーツパーラーは昭和を象徴する呼び方で、現在は少なくなりましたが、果物やそれを使ったケーキや飲みものなどを出す喫茶店のことで、意外にも全国的にまだまだ残っているようです。

 万定フルーツパーラーは昭和の初めに創業した果物屋で、東大病院に入院患者を見舞いに訪れる人のための果物を売ったのが始まりとか。当時、コーヒーはそれほどポピュラーではなく、フルーツを喫茶で食べるという「フルーツパーラー」が流行しました。その流れで果物屋から喫茶店に発展したのでしょう。当時から東大の教授たちが集う喫茶サロンとして親しまれてきたそうです。

 今はジュースなども提供されてはいますが、カレーが名物とか。他にも食事メニューがあるようで、相変わらず東大関係者のお昼の御用達かな。

1階は入り口とガラス窓の、いわゆる喫茶店らしい構え。上部を見ると石張りの欧風の装飾を施した、いわゆる看板建築です。木造2階建て。

万定フルーツパーラー
1928(昭和3)年
設計・施工 : 不明
東京都文京区本郷6-17-1
撮影 : 2014.7.31
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 照明付立て看板には「カレー&ハヤシ」「天然ジュース」とあります。正面右のロゴはカレーライス。平面と側面をデザインしていて、面白いです。
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 食べログに昭和レトロな写真がありました・↓
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by gipsypapa | 2015-02-11 09:51 | 建築 | Trackback | Comments(2)

郁文堂

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 本郷通りの東京大学本郷キャンパスの向い側に、どう見ても銀行だったという建物があります。現在は郁文堂(いくぶんどう)という出版社、書店になっていますが、元は日本昼夜銀行の本郷支店だったものです。

 日本昼夜銀行というのは聞きなれない名前ですが、1929(昭和4)年に小口の融資を目的に設立された銀行で、消費者金融業の先駆けだったそうで、東京にしか店舗がなかったようです。ちなみに1943(昭和18)年に安田銀行に合併されました。安田銀行は富士銀行を経て、今のみずほ銀行になりました。

 一方、郁文堂書店は1899(明治32)年創業の本屋で、出版物は語学関連、特にドイツ語の図書に特化していて、独検関連の参考書・問題集を多数出版しているとか。明らかに顧客は目の前にある東大でしょうね。

 建物は石張りの腰に、大オーダーを4本正面に並べた銀行建築らしい重厚な外観です。コンクリート造りに見えますが、木骨造りだそうです。築後、すぐにあった関東大震災にも無傷だった、木骨人造石張り、2階建て。

郁文堂
旧日本昼夜銀行本郷支店
1923(大正12)年
設計・施工 : 不明
東京都文京区本郷5-30-21
撮影 : 2014.7.31
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by gipsypapa | 2015-02-10 09:12 | 建築 | Trackback | Comments(2)

いなか家 / ビッグ・ワンほんごう

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 翌朝、鳳明館をチェックアウト。次に泊まるホテルのチェックインまでは時間がたっぷりあります。暑かったけど、もう少し建物巡りです。まず東大の本郷キャンパスを再訪することにしました。

 本郷通りに出る手前の狭い路地に古ぼけた看板建築がありました。木造2階建て。

いなか家 / ビッグ・ワンほんごう
詳細不明
東京都文京区本郷5-30-2
撮影 : 2014.7.30
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 2軒お店が入っています。左が「韓国家庭の味 いなか家」という韓国料理店。
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 右は「ビッグ・ワンほんごう」という看板。立ち飲みの居酒屋バーです。
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 食べログに写真がありました。↓ 東大生の御用達かもしれませんね。
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 2階は賃貸アパートのようです。
by gipsypapa | 2015-02-09 13:52 | 建築 | Trackback | Comments(2)

文京区本郷のレトロ建築を歩く(その2)

東大の本郷キャンパスから西側の一帯を歩いた時に見かけた、詳細は不明ながら気になった建物を順不同に紹介します。
撮影 : 2014.7.30 & 31

金水館
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 鳳明館の近くにあるレトロな方形屋根の洋館。敷地の奥に建っているのでよくわかりませんが、アパートかもしれません。木造2階建て。

金水館
詳細不明
東京都文京区本郷5-32-18

本郷倶楽部
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 その近くにある和風住宅。調べると会社の施設のようです。木造2階建て。

三菱電機ビルテクノサービス(株)本郷倶楽部
詳細不明
東京都文京区本郷5-32-23

X邸
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 詳しい場所が分からなくなってしまいましたが、存在感のある住宅です。黒い下見板張りで、坂に建っており、玄関側から見ると2階建てですが、裏からは3階建てになっています。昭和初期以前の築であるのは間違いないでしょう。木造3階建て。

X邸
詳細不明
東京都文京区本郷5
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MS邸
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 少し高くなった場所に建つ住宅。これも古そうです。木造2階建て。

 sy-f_ha-ys さんからこの住宅の詳細を教えていただいたので、データを修正します。大正末期に建てられた一連の東京市営真砂町住宅で、現存している3軒の一つです。2015.2.10

MS邸
旧東京市営真砂町住宅
1923(大正12)年
設計 : 東京市
施工 : 不明
東京都文京区本郷4-20
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by gipsypapa | 2015-02-08 11:39 | 建築 | Trackback | Comments(6)

菊水湯

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 鳳明館にチェックイン。館内散策をして、一風呂浴びて一休み。そうこうする間もなく、夕刻には東京の飲み友達と会うために外出。再び周辺を散策しながら、待ち合わせ場所へ向かいます。途中、レトロな銭湯「菊水湯」を発見。

 ネット情報では開業以来100年以上になるとあります。ただし建物は昭和37年に改築したそうです。むくり屋根の玄関に、歴史を感じる鬼瓦や懸魚を飾った外観です。木造平屋建て。

菊水湯
大正期 / 1962(昭和37)年改築
設計・施工 : 不明
東京都文京区本郷4-30-16
撮影 : 2014.7.30
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 「いぬねこのおさんぽ~御意見無用!天下御免ね♪」というブログに中の写真などがありましので、借用します。↓
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by gipsypapa | 2015-02-07 11:12 | 建築 | Trackback | Comments(2)

鳳明館の本館と森川別館

鳳明館には近くに、別に2軒の旅館があります。宿泊しなかったので外観を眺めただけですが、いずれもレトロ感たっぷりです。
撮影 : 2014.7.30

鳳明館本館
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 本館は明治時代の後期に下宿屋として建てられました。昭和初期になって宿屋兼旅館に改造し、さらに昭和20年に旅館建築に模様替えされたそうです。国の登録有形文化財の木造モルタル造り、2階建て、地下1階。

鳳明館本館
1905(明治38)年 /1945(昭和20)年、1950(昭和25)年改修
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
東京都文京区本郷5-10-5
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鳳明館森川別館
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 もう1軒はもっとも新しい別館ですが、他の二つ同様にレトロな雰囲気があります。木造モルタル造り、鉄筋コンクリート造り、4階建て、地下1階。

鳳明館森川別館
1955(昭和30)年
設計・施工 : 不明
文京区本郷6-23-5
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 Gigazine というHPに宿泊者が撮った内部の写真がありました。一部借用します。↓
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by gipsypapa | 2015-02-05 10:21 | 建築 | Trackback | Comments(4)

鳳明館台町別館

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 東京の1泊目は鳳明館台町別館でした。鳳明館は歴史のある旅館で、近くに本館と森川別館もあります。本館が国の登録有形文化財なので、泊まりたかったのですが、空き部屋がなくここにしました。

 とはいえ、この別館も、時々このブログにコメントをくれる、ひろ009さんのブログ「ひろの東本西走!?」で知っていて、東京に行くなら一度は泊まってみたかった宿でした。

 戦後すぐの築ですが、内外ともに昭和レトロの香りがする家庭的な宿です。東京のど真ん中としては庶民的な値段設定。私は部屋での朝食付きのプランでした。

 玄関からの廊下は石を埋め込んだ印象的な床です。部屋の窓の形にもこだわりを感じさせる和風の意匠が取り入れられています。木造4階建て、地下1階。

鳳明館台町別館
1950(昭和25)年 / 1960(昭和35)年改築
設計・施工 : 不明
東京都文京区本郷5-12-9
撮影 : 2014.7.30 &31






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 坪庭に近いサイズの中庭があります。
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 狭い廊下は見どころが多かったです。
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 この部屋には外国人客がお泊りのようです。
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 玄関わきにある喫煙室は洋風のデザイン。
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 風呂は二つ。こちらはやや狭い一つ目。
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 二つ目は八角形?中央上部に湯気出しがあります。
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 私が泊まった部屋は新しい棟でしたので、何の装飾もありません。欄間だけはそれなりです。
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 朝は部屋食です。内容はごく普通です。(笑)
by gipsypapa | 2015-02-04 15:09 | 建築 | Trackback | Comments(2)