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先斗町歌舞練場

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 鴨川べりを歩いていると必ず目に入ってくる和洋折衷の建物。先斗町の芸妓・舞妓さんが踊りや鳴物・唄などを練習する場所で、「鴨川をどり」の会場として知られています。

 設計は大阪松竹座(大正12年)http://gipsypapa.exblog.jp/8120412や東京劇場(昭和2年)などを手がけ、劇場建築の名手といわれた大林組の技師だった木村得三郎。鉄筋コンクリート造り、地上4階建、地下1階。


先斗町歌舞練場 1927(昭和2)年
設計 : 木村得三郎(大林組)
施工 : 大林組
京都市中京区先斗町通三条下ル橋下町130
撮影 : 2008.1.3
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 鴨川べりから見た歌舞練場。下部には六角形、上部には八角形の幾何学模様の窓があります。スクラッチタイルの外壁にテラコッタの装飾を配したレトロで印象的な建物です。
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 鴨川側から見た人は多いでしょうが、三条大橋を渡って対岸に行くと、建物の正面があります。
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 正面の腰の意匠はずいぶん和風です。屋根には中国の蘭陵王の舞楽面を型取った鬼瓦が守り神として据えてあります。
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by gipsypapa | 2008-05-06 17:06 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪松竹座

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 大阪 南の繁華街、道頓堀にある、大正末期から大阪の顔として親しまれてきた洋式劇場。大林組の木村得三郎の設計による日本初の鉄筋コンクリート造り劇場。煉瓦張壁のネオ・ルネッサンス様式で、正面の大アーチ窓が目を惹きます。
 映画や松竹楽劇部(後のOSK)の本拠地として、浪花の文化を担った劇場です。戦前から封切映画館として親しまれましたが、平成6年(1994年)5月に映画館としての長い歴史の幕を閉じました。
 その後、この素晴らしい正面壁をファサード保存した形で改築され、現在は歌舞伎を主体に興行する劇場となって賑わっています。
 オリジナルは鉄筋コンクリート造り、5階建て、地下1階。現在は8階建て、地下2階に改築。

大阪松竹座 1923(大正12)年 / 1994(平成6)年(改築)
設計 : 木村得三郎(大林組)/ ユー・アソシエイツ(改築)
施工 : 大林組 / 大林組・清水建設共同企業体(改築)
大阪市中央区道頓堀1-9-19 
撮 影 2008.1.18 & 19
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 土曜日の午前中には、入場者の列が入口前に。「迎春大歌舞伎」を観に来た人たち。思ったより若い女性が多いですねぇ。
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 何といっても正面の大アーチが見どころ。両側のイオニア式の柱に大きなベイス(飾り壺)、軒の上にも小さなベイスが載っています。建物はパリの凱旋門を模して造られたとか。そうかなぁ?
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ここから ↓ は夜景です。美しい。
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 開いていた入口から1階を覗いてみました。壁、床がイタリア大理石を使った欧風。奥の正面の壁面あるのは、ビュッフェ作の『暫』の絵画だそうです。2階がメインロビー、3階、4階が吹き抜けの劇場スペースで、中も豪華とか。
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by gipsypapa | 2008-01-31 13:27 | 建築 | Trackback | Comments(0)

京都の弥栄会館

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 まるでお城のような建物。白鷺城を模して建てられたとのことで京都らしい建物です。
 大阪の松竹座・東京の日劇をも手がけた大林組の木村得三郎の設計。弥栄会館は祗園甲部歌舞連場の施設の一つで,コンサート等の新たな大衆娯楽に対応して昭和11年に建てられたホール・事務所建築。風致に配慮し,銅板瓦の屋根を幾重にも載せた城郭風というか帝冠風の意匠です。鉄骨鉄筋コンクリート造り5階建ての登録有形文化財。

弥栄会館 1936(昭和11)年
設計・施工 : 木村得三郎
登録有形文化財
京都市東山区祇園町南側
撮影 : 2007.3.4
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 純和風に見えますが、近づいて見ると随所に洋風な意匠が取り入れられてます。
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 とはいえ受ける印象はお城です。
by gipsypapa | 2007-09-11 17:38 | 建築 | Trackback | Comments(0)