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松崎町の橋

 松崎町を流れる那賀川には、歴史的な町並みを象徴するような橋が二つ架かっています。なまこ壁を基調としたデザインで、ときわ大橋は時計塔と近くの浜丁通り一体で、松崎らしさを演出したとして、新日本建築家協会静岡部会賞の第1回 優秀賞を受賞しています。

ときわ大橋
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 まずはときわ橋。桜の花の絵となまこ壁で欄干装飾したピクチャレスクなデザインです。

ときわ大橋
1985(昭和60)年
設計 : 石山修武
施工 : 不明
賀茂郡松崎町松崎315付近
撮影 : 2014.4.21
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 遠くに下流の浜丁橋があります。全体的に、雨模様で写りが悪いです。ウィキペディアから、晴れのときの写真を借用します。 ↓
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浜丁橋
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 ときわ大橋の一つ下流に架かる浜丁橋も特徴があるデザインです。らんかん両側に、りんどうの花のような透かしと空を飛ぶツバメが飾られています。ときわ大橋とともに10年前のTBSドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」 通称:セカチューのロケ地だそうですが、もちろん見ていません。

浜丁橋
築年 : 不明
設計 : 石山修武
施工 : 不明
賀茂郡松崎町松崎308付近
撮影 : 2014.4.21
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 「伊豆長八の世界」という本で、設計者が長八美術館と同じ石山修武(いしやま おさむ)氏ということが判明したので修正しました。(2014.8.22)
by gipsypapa | 2014-08-17 09:27 | 建築 | Trackback | Comments(2)

小田急山のホテル

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 12月のツアーの芦ノ湖クルーズで見た山のホテルが、今回のツアー最終日のランチの場所でした。2月の上旬の大雪がまだいたるところに残っています。ランチは別館のレストランですませ、そのあと本館の見学をしました。

 小田急「山のホテル」は開業が1948(昭和23)年。三菱の4代目社長・岩崎小彌太男爵の別邸跡に建つ本格的リゾートホテルです。当初はコンドル設計の別邸があり、そのまま活用して始まったのですが、翌年に火災により建物は焼失。その後何度かの改築を経て、現在の建物は1978(昭和53)年に建てられたものです。

 レンガ色の屋根と白い壁の外観は中世ヨーロッパの古城を意識したものとか。この日は見えませんでしたが芦ノ湖と富士山の壮麗な姿も見ることができるそうです。なお、庭園は手を加えず、岩崎小彌太男爵別邸当時のまま残っています。鉄筋コンクリート造り、4階建て。

小田急山のホテル
1978(昭和53)年
設計・施工 : 不明
足柄下郡箱根町元箱根80
撮影 : 2014.2.25
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 レストランは離れのようなのの建物にあります。
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by gipsypapa | 2014-06-03 13:08 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

伊豆長岡温泉 古奈別荘

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 夕食前に伊豆長岡温泉の町並みを散策。それほど大きな温泉街ではありません。現代的な造りの旅館がちらほらありますが、ひときわ目を引く旅館がありました。

 調べるとやはり古い家屋を使った旅館「古奈別荘」でした。化粧品のウテナクリームで知られた 株式会社ウテナの創業者の久保政吉氏の別荘として昭和12年に建てられました。玄関脇から覗いただけですが、日本庭園のある和風旅館です。

 HPによると
「古奈別荘は化粧品のウテナクリームで知られた 株式会社ウテナの創業者である 久保政吉氏が別荘として昭和12年に建築されました。
伊豆の三古名湯の一つ、古奈の湯に恵まれ昭和14年に古奈ホテルを開業し、その後古奈別荘と改名して以来、格調高い老舗の宿として現在に至っております。小高い源氏山を借景にして、自然の風景を生かした日本庭園の中それぞれ趣の異なる 8棟の離れが点在しています。数少ない昭和初期の建物と別荘当時の風情を維持し、失われつつある日本の文化を今に伝える宿です。」

古奈別荘
旧久保政吉別荘
1937(昭和12)年
設計・施工 : 不明
静岡県伊豆の国市古奈31
撮影 : 2014.2.23
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 ネットにあった古奈別荘の配置図。写真を撮ったのは右下の門付近ですが、思ったより大きな敷地で、もっと奥が深いのです。背後の山手に五重塔まであるとは・・・

 以下は温泉街で気になった建物です。
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後楽園会館の隣の建物。元パチンコ屋?
静岡県伊豆の国市古奈26
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和田薬局
伊豆の国市古奈20
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崖の上の3階建て。元は旅館かもしれません。
伊豆の国市古奈1185
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 三養荘のすぐそばに、不思議な雰囲気の平屋建て。看板に「宗教法人 我国神徳社伊豆」とありました。
伊豆の国市墹之上303 ‎
by gipsypapa | 2014-06-01 09:05 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

伊豆長岡温泉 三養荘新館

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 新館の設計者は、現代的な表現技法と伝統的な建築素材を融合する建築様式を確立して、和風建築の設計にも手腕を発揮し、数寄屋住宅の名手といわれた村野藤吾(むらの とうご1891 – 1984)。90才を過ぎてからの晩年の作品です。

 玄関棟から縦横に走る長い廊下に多くの客室がぶら下がるように連なる面白い構造。離れ形式の客室を廊下でつなぐという、工夫された意匠はここの見どころです。

 玄関から西の奥へ奥へと進むと、会議室や大広間、浴場などの共通設備の棟。そこをさらに北に進むと本館の廊下につながる壮大な建物群です。自然の地形を生かした造りになっていて、平屋ながら廊下に傾斜をつけたり階段があったりします。特に玄関から大浴場へ続く廊下は距離が長いため、直線ではなく変化を持たせることで距離を感じさせない配慮をしているわけです。木造平屋建て、一部2階建て。

三養荘新館
1988(昭和63)年
設計 : 村野藤吾
施工 : 不明
伊豆の国市墹之上270
撮影 : 2014.2.23-24
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 玄関から
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 ロビーへ。
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 ここから本館まで長い廊下が続きます。途中に枝分かれした所に部屋がぶら下がる構造です。
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 泊まった部屋は「夕月」。本間+次の間+化粧の間、掛け流し内湯付きというタイプです。基本的に三養荘の新館は同じような構成になっているようです。
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 本間、次の間、洗面所、化粧の間からなり、庭(マイガーデンです)に面した広縁があり、ゆったりとした和室です。廊下も含めて、とにかく広い。
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 奥の広い脱衣所から内風呂へ。床に伊豆石を使用した源泉かけ流しで、一番気に入ったところです。もちろん共同の大浴場もあります。
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 食事は部屋で懐石料理。部屋係の仲居さんが食べ終わるのを見計らって次の料理を持ってくる方式でした。係の仲居さんの後ろにはもう一人、部屋の入口まで料理を運ぶ役の仲居さんがいたようです。便利なようで、なかなかマイペースで食べられないのが、玉にきずか。
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 玄関脇に定礎の刻印。「昭和六十三年 堤 義明」と刻まれていました。新館ができたころからプリンスホテル系列だったわけです。
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 敷地の入口にある円形のラウンジ。これも村野藤吾設計。
by gipsypapa | 2014-05-31 08:34 | 建築 | Trackback | Comments(2)

伊豆長岡温泉 三養荘離れ

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 本館に続いて建てられた離れ。「高砂」、「花月」、「きぬた」の3棟があります。いずれも本館の意匠を継続した数寄屋造りの瀟洒な建物です。木造平屋建て。

三養荘離れ
1967(昭和42)年
設計・施工 : 不明
作庭 : 小川治兵衛
伊豆の国市墹之上270
撮影 : 2014.2.23&24
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 池を中心に広がる圧倒的な庭園を・・・小川治兵衛の作庭ですが、ここは七代目ではなく八代目みたいです。
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 敷地の高台にある東屋からの展望です。
by gipsypapa | 2014-05-30 09:53 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)