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三河織物工業協同組合女子寮

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 蒲郡の市街地にある昭和初期の建物。蒲郡は三河木綿で知られた織物の産地で、1903(明治36)年に設立された旧三河織物同業組合の組合員女子寮として使われた建物です。木造2階建て。

三河織物工業協同組合女子寮
1927(昭和2)年
設計・施工 : 不明
蒲郡市神明町12-20
撮影 : 2009.7.24
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by gipsypapa | 2010-05-07 13:28 | 建築 | Trackback | Comments(2)

海賓館マリンセンターハウス

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 海辺の文学記念館から海岸沿いを西に進むと、やはり市街地にあった医院建築を移設した海賓館マリンセンターハウスがあります。

 蒲郡市が推進する地域のウォーターフロント開発に伴い移設されたもので、ヨットの過去二度にわたるアメリカズカップ日本チームのベースキャンプ基地のあった跡地に隣接しています。ヨットファンのための展示室やシーフード喫茶室、藍染の和風小物やインテリア製品などを販売するアンテナショップ「夢織人」があります。

 いわゆる大正から昭和初期の偽洋風建築で、和瓦葺きの下見板貼りにハーフティンバーの妻面を持つ、木造平屋建て。

海賓館マリンセンターハウス
旧鈴木医院 1929(昭和2)年
設計・施工 : 不明
蒲郡市港町1150
撮影 : 2009.7.24
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by gipsypapa | 2010-05-06 14:55 | 建築 | Trackback | Comments(2)

海辺の文学記念館

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 蒲郡プリンスホテルを出て海側に行ったところに海辺の文学記念館があります。元々は市街地にあった明治末期の医院を移設復元した木造の展示館です。明治末期に竹島海岸にあった料理旅館「常磐館」の文化と歴史を伝える展示が行われています。

 常盤館は蒲郡ホテル(現蒲郡プリンスホテル)の眼下の眺めがよい海沿いにあり、大正・昭和期にわたり多くの文人たちに愛された旅館でしたが、建物の老朽化と時代の変化に対応できず、地元の人たちに惜しまれつつ廃業。昭和57年に取り壊しとなりました。その跡地が常盤苑として公園になり、その中にこの建物が建てられました。明治を思わせる淡いブルーの下見板貼りの木造平屋建て。

海辺の文学記念館
旧岡本医院(復元)
1912(明治45)年
設計・施工 : 不明
蒲郡市竹島町15-62
撮影 : 2009.7.24
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by gipsypapa | 2010-05-05 09:33 | 建築 | Trackback | Comments(4)

蒲郡プリンスホテル

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 岡崎市から南下して三河湾にある蒲郡市へ。

 昭和初期に外国人誘致の一環として、鉄道省観光局が横浜、雲仙、大津とともに建てた鉄道省認定の国際観光旅館「蒲郡ホテル」が前身で、現在は「蒲郡プリンスホテル」としてプリンスホテルが営業しています。

 日光金谷ホテル、冨士屋ホテル、奈良ホテルなどと同様のコンセプトで計画されたもので、帝冠様式といえる城郭風の大規模で格調高い外観。内部はアールデコ様式の内装・調度品が洋風を強調する、外国人を強く意識した設計です。何度か改装されているはずですが、当時の姿をよく残していて、古き良き時代を感じさせるホテルです。国の近代化産業遺産(経済産業省)に指定された鉄筋コンクリート造り4階建て、地下1階

 設計は当時の鉄道省技師だった久野 節(くの みさお)と陸軍建築技師だった村瀬国之助。
久野 節は大阪府出身の建築課で、佐倉高等学校記念館、(元本館)、国光生命保険相互会社東京本店ビル、大阪鉄道病院、南海ビルディング、東武ビル・松屋、浅草雷門駅(現浅草駅)、近鉄宇治山田駅、福原ビル、三国丘高校同窓会館、東京競馬クラブ府中競馬場、日本橋クラブ、堺市役所など数多くの公共施設を手掛けました。村瀬国之助についてはデータが少なく、同じ愛知県江南市の滝学園本館と講堂を設計した人です。

蒲郡プリンスホテル
旧蒲郡ホテル 1934(昭和9)年
近代化産業遺産
設計 : 久野節+村瀬国之助
施工 : 大林組
蒲郡市竹島町15-1
撮影 : 2009.7.24
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ロビーは吹き抜けの空間で、時代を感じさせる昔のままの暖炉やラディエータなのど調度品。適度な照明がクラシックな雰囲気を醸し出しています。
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昔のままのエレベーターのアナログインディケーター。
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2階は回廊が吹き抜けを取り巻いています。素晴らしいシャンデリアに浮かび上がる漆喰いに刻まれたアールデコ調のレース模様。
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 2階の喫茶室はテラスにもテーブルがあり屋外に出ることができます。
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メインダイニング。壁や梁にアールデコ調の装飾が施され、天井は白と茶の色使いのコントラストが美しい。
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こちらは1階の会議室。女性服の展示会が行われていました。
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ホテルから観光地で島全体が天然記念物に指定されている竹島が眼下に見えます。
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by gipsypapa | 2010-05-02 12:10 | 建築 | Trackback | Comments(4)

愛知県立農業大学校資料室

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 キャンパスの片隅、木々に隠れた場所に、戦前の木造校舎が資料館として保存されています。講堂と同時期に同じ設計施工で建てられました。木造平屋建て。

愛知県立農業大学校資料室
旧愛知県追進農場教室
1941(昭和16)年
設計 : 愛知県建築部営繕課
施工 : 坂田組
岡崎市美合町字並松1-2
撮影 : 2009.7.24
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by gipsypapa | 2010-05-01 10:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

愛知県立農業大学校講堂(追進館)

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 昭和初期に建てられた農場附属の講堂。現在は愛知県立農業大学校の岡崎キャンパス内にあり、大学が管理しています。いかにも農業学校というたたずまいに濃い茶色に塗られた下見板の外壁に白の枠取りが印象的な建物です。

 NHKの朝のテレビ小説で岡崎市を舞台にし、宮崎あおいが主演した「純情きらり」のロケ地に使われました。現在は放置されている感じを受けましたが、このまま保存され続けると思われます。木造平屋建て。

愛知県立農業大学校講堂(追進館)
旧愛知県追進農場講堂
1935(昭和10)年
設計 : 愛知県建築部営繕課
施工 : 坂田組
岡崎市美合町字並松1-2
撮影 : 2009.7.24
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by gipsypapa | 2010-04-29 20:13 | 建築 | Trackback(1) | Comments(6)

岡崎市北部公会堂

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 地方の公民館や役所に多く見られる戦前の木造下見板張りの建物。元は市役所に付帯する市議会議場でした。一時、取り壊しが検討されましたが、岡崎市教育委員会が保存することに決定。市役所の移転に伴い、昭和45年に現在地に移築されて北部公会堂として活用されています。ただし、将来的にどうなるのかは不明なようです。木造2階建て。

岡崎市北部公会堂
旧岡崎市議会議場
1940(昭和15)年
設計・施工 : 不明
岡崎市井田町1-109-4
撮影 : 2009.7.24
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 外観は古ぼけて見えますが、内部の講堂部分は床が新しく貼り替えられ、内部から鉄筋コンクリートの補強がされているようです。使い続けられたらいいですね。
by gipsypapa | 2010-04-28 13:03 | 建築 | Trackback | Comments(2)

岡崎市郷土館収蔵庫

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 公会堂に向って左側奥(南東側)にある、こじんまりした建物。旧額田郡公会堂建設と同時期に、その北側に額田郡物産陳列所として建てられました。 その後、本館が岡崎市郷土館として公開される際に現在地へ移築され、現在は収蔵庫として保存、活用されています。(内部は公開されていません)

 様式主義を意識した旧額田郡公会堂とはうって変わって、白とライトブルーの明るい色使いの外壁に、四つ葉のクローバー型の明り取り花窓をあしらい、妻面を半円アーチで飾るなど、軽快な洋風のデザインです。設計は旧額田郡公会堂と同じく吉田栄蔵と推定されています。国の重要文化財の木造平屋建て。

岡崎市郷土館収蔵庫
旧額田郡物産陳列所 1913(大正2)年
重要文化財
設計 : 吉田栄蔵?
施工 : 不明
岡崎市朝日町3-36-1
撮影 : 2009.4.3
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 関連は不明ですが、敷地内にある鬼瓦。いずれも江戸時代の本宗寺庫裡と随念寺本堂の鬼瓦だそうです。
by gipsypapa | 2010-04-27 10:43 | 建築 | Trackback | Comments(2)

岡崎市郷土館本館

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 旧岡崎銀行本店とともに岡崎市では有名な建物。大正初期に額田郡公会堂として建てられ、額田郡会議事堂や徴兵検査場などに使用された後、岡崎市郷土館として一般公開されています。

 会堂棟,通用玄関棟,便所棟からなる比較的大型の建物で、中央に漆喰塗りのレリーフが美しい半円形の櫛形ペディメントを設け、東西両端には三角ペディメントを前面に見せた切妻屋根が張り出した、ルネサンス様式を意識した和洋折衷のデザインを採用しています。

 内装にも各種の装飾が施され、講堂西端の舞台には壁面にドリス式円柱と楕円アーチが当時のまま残っています。

 設計は愛知県土木技手だった吉田栄蔵。施工には数人の大工棟梁の名前があり、当時の和風建築技術を駆使した、偽洋風建築の典型と言えます。国の重要文化財の木造平屋建て。

岡崎市郷土館本館
旧額田郡公会堂 1913(大正2)年
重要文化財
設計 : 吉田栄蔵(愛知県土木技手)
施工 : 池野慶五郎、西尾万五郎ほか(請負人)、松井吉次郎、中嶋実次郎(大工請負人)岡崎市朝日町3-36-1
撮影 : 2009.4.3
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 公会堂ですから演壇(セリ上がり式舞台で床下に隠れている)があります。
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 桜の季節でした。
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 こちらが便所棟でしょう。
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by gipsypapa | 2010-04-26 13:49 | 建築 | Trackback | Comments(2)

岡崎信用金庫資料館

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 岡崎市では有名なレトロ建物の一つ。旧東海道沿いの角地に建つ大正時代の銀行建築。岡崎銀行本店として建築されたもので、1945年(昭和20年)7月の空襲で煉瓦壁を残して焼失しました。 戦後、鉄筋コンクリートで内側から補強改装され、岡崎商工会議所として利用されました。その後、 岡崎信用金庫が買い取り、1982(昭和57)年から岡崎信用金庫資料館として一般公開されています。

 赤レンガの壁に白い御影石を配置し、スレート葺の角型尖塔屋根と箱型屋根に、煙突があります。ルネッサンス様式を基調としながら、階段棟やパラペットなどに当時流行していた幾何学的意匠も取り入れた多様な外観を見せています。

 設計は、このブログで何度も紹介し、名古屋の巨匠でルネサンス様式を得意としたtろいわれる鈴木禎次の比較的初期の作品です。登録有形文化財と岡崎市都市景観環境賞の鉄筋コンクリート造2階、一部3階建て。

岡崎信用金庫資料館
旧岡崎銀行本店 1917(大正6)年
登録有形文化財
岡崎市都市景観環境賞
設計 : 鈴木禎次
施工 : 志水組
岡崎市伝馬通1-58
撮影 : 2009.4.3
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 この日は雨模様。赤レンガの色合いがいまいちでした。
by gipsypapa | 2010-04-23 08:52 | 建築 | Trackback | Comments(2)