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愛知学院楠元学舎1号館

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 長大な学校建築。旧制愛知中学の本館として建てられ、現在は愛知学院大学の歯学部、薬学部、短期大学部、歯科技工専門学校、法人本部が入っています。

 昭和初期らしいスクラッチタイル貼りの外壁に、構造的には左右対称で、中央部に車寄せのある大きな玄関ポーチがあり、その上部には3連のアーチ窓とペディメントを飾りとして配しています。正面左右に張り出した翼屋部があり、両側面には6角形を半割にした階段室のような出っ張りがあります。2階部分まで届く列柱と柱形頂部の庇状の装飾は非常に凝ったデザインで、重厚で存在感のある建物です。

 設計は名古屋工業学校建築科で鈴木禎次に学んだ佐藤三郎(1896─1974)。ほかに大垣市立図書館(現存しない)などの作品があるようですが、あまり知られていない建築家です。国の登録有形文化財と名古屋市都市景観重要建築物に指定された、鉄筋コンクリート造り、2階建て。

愛知学院楠元学舎1号館
旧制愛知中学本館
1928(昭和3)年
登録有形文化財
名古屋市都市景観重要建築物
設計 : 佐藤三郎
施工 : 西村工務店
名古屋市千種区楠元町1-100
撮影 : 2010.11.20
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by gipsypapa | 2011-08-01 13:06 | 建築 | Trackback | Comments(2)

産業技術記念館 自動車館

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 こちらは動力の広場を介して東側にある自動車館。数々の歴史を刻んだトヨタ車とともに、自分でスイッチをいれて動きを見ることができるトランスファープレスや自動溶接機などの自動車製造機械も展示してあます。繊維機械館とともに大人も十分楽しめる施設で、好きな人は一日たっぷり過ごすことができます。

産業技術記念館 自動車館
旧豊田紡織本社工場
1911(明治44)年/1914(大正3)年/1933(昭和8)年
名古屋市都市景観重要建築物
設計 : 不明
施工 : 北川組
名古屋市西区則武新町4-1-35
撮影 : 2010.2.27
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by gipsypapa | 2011-07-31 10:35 | 建築 | Trackback | Comments(2)

産業技術記念館 繊維機械館

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 トヨタグループ13社の共同事業として1994年6月に開館したトヨタテクノミュージアム 産業技術記念館。豊田佐吉が明治44年に自動織機の研究開発のために創設した試験工場の場所と建物を利用して建設しました。当時の煉瓦造りの工場を産業遺産として保存しながら、 近代日本の発展を支えた基幹産業の一つ繊維機械と、現代も発展し続けている自動車技術の変遷を系統的に紹介するための施設です。

 織機の発明に一生を捧げた豊田佐吉の豊田紡織時代の数々の産業機械類を展示する繊維機械館と、その長男豊田喜一郎が創業したトヨタ自動車工業の歴史を伝える自動車館からなっています。

 建物は巨大な煉瓦造りの工場で明治44年に創設されて以降、大正3年に大規模な増設がなされたようです。したがって建物としては分離できませんが、展示物の違いから2回に分けて紹介します。なお、開館にあたって大幅な改修が行われています。改修工事の設計は竹中工務店。施工は竹中工務店、大林組、清水建設、伊藤工務店の企業共同体が請け負いました。名古屋市都市景観重要建築物の鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、木造、平屋建て、一部2階建て。

産業技術記念館 繊維機械館
旧豊田紡織本社工場
1911(明治44)年/1914(大正3)年/1933(昭和8)年
名古屋市都市景観重要建築物
設計 : 不明
施工 : 北川組
名古屋市西区則武新町4-1-35
撮影 : 2010.2.27

では、まず繊維機械館から。
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by gipsypapa | 2011-07-29 13:09 | 建築 | Trackback | Comments(2)

豊田グループ館

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 旧豊田商会事務所の傍にある豊田グループ館。旧豊田紡織の本社事務所を建設当時の状態に修復して、豊田佐吉と喜一郎のゆかりの品や資料などを展示しています。

 石貼り風の外壁に装飾の少ないシンプルな外観。玄関庇とその上部のアーチ型の石張り、木製の上げ下げ窓や最上部の細かな飾りが大正を感じさせます。内部は玄関から入るとカウンターがあり、部屋は板貼りになっていて、いかにも事務所らしい雰囲気。建物だけでなく、展示物も見どころです。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

豊田グループ館
旧豊田紡織本社事務棟
1925(大正14)年
設計・施工 : 不明
名古屋市西区則武新町4-1-35
撮影 : 2010.2.27
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by gipsypapa | 2011-07-28 15:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

旧豊田商会本社事務所

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 ノリタケの森からさらにJRの線路沿いに北西に進むと、トヨタグループの産業技術記念館があり、その敷地の入口にある建物です。

 トヨタの前身、豊田商会は豊田佐吉が設立した自動織機を研究するための会社で、明治38年に当時の名古屋市島崎町(現在の中村区名駅)に工場を新設。そのときに、この本社事務所も建てられたもので、近年、現在地に移築修復されました。佐吉はこの建物を居住と兼用して自動織機の開発に心血を注いだとか。つまり世界のトヨタはこの建物から始まったわけです。

 明治の色合いを感じさせる和風建築ですが、内部には洋風の意匠が使われていて、いわゆる擬洋風建築といえます。木造2階建て。

旧豊田商会本社事務所
1905(明治38)年
設計・施工 : 不明
名古屋市西区則武新町4-1-35
撮影 : 2010.2.27
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by gipsypapa | 2011-07-27 14:26 | 建築 | Trackback | Comments(4)

ノリタケカンパニーリミテド事務館本館

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 ノリタケの森の東南の一角に、戦前に建てられた事務館本館が現存しています。昭和初期らしい鉄筋コンクリートに淡いベージュのタイル貼り。いわゆるモダニズム建築に分類される装飾の少ないシンプルな意匠に加え、コーナーに丸みを持たせたのが特徴。部分的には玄関扉の装飾などにアールデコ風の幾何学模様が見受けられます。

 設計は名古屋を中心に活躍した鈴木禎次(すずきていじ1870 -1941)の晩年の作品。このブログでも日本第一麦酒半田醸造工場(半田赤レンガ建物)鶴舞公園奏楽堂鶴舞公園噴水塔旧中埜家住宅(T’s CAFÉ)岡崎銀行本店(岡崎信用金庫資料館)諸戸氏庭園洋室松坂屋大阪店(高島屋東別館)中埜銀行本店(ミツカングループ本社研究所)名古屋銀行本店(UFJ銀行貨幣資料館)揚輝荘伴華楼と、多くの作品を紹介しています。鉄筋コンクリート造り、3階建て(一部4階)、地下1階。

ノリタケカンパニーリミテド事務館本館
旧日本陶器事務所
1938(昭和13)年
設計 : 鈴木禎次(鈴木建築事務所)
施工 : 大倉土木
名古屋市西区則武新町3-1-36
撮影 : 2010.2.27
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 ノリタケの森から見た裏側。
by gipsypapa | 2011-07-26 13:44 | 建築 | Trackback | Comments(3)

ノリタケの森 煙突モニュメント

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 公園の一角にある高さ約8mの6本煙突のモニュメント。1933年(昭和8年)の工場大改造時に構築された陶磁器焼成用トンネル窯の跡です。根元には窯から排出される煙を煙突に送るための煙道も見ることができます。構築当時45mあった煙突は、1979年に工場が移転した際に、モニュメントの部分を残して撤去されました。

ノリタケの森 煙突モニュメント
旧ノリタケカンパニーリミテド陶磁器焼成用トンネル窯
1933(昭和8)年
設計・施工 : 不明
名古屋市西区則武新町3-1-36
撮影 : 2010.2.27
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by gipsypapa | 2011-07-25 13:06 | 建築 | Trackback | Comments(2)

ノリタケの森 森村・大倉記念館 CANVAS

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 赤煉瓦の旧製土工場に並んで建つもう1棟の煉瓦造りの建物。c0112559_1073346.jpgCANVASは、森村グループ4社(株式会社ノリタケカンパニーリミテド、TOTO株式会社、日本ガイシ株式会社、日本特殊陶業株式会社)の共同出資で設立されたセラミックス製品の展示館です。森村・大倉記念館という名称は森村グループの前身だった森村組の創設者、森村市左衛門・豊(とよ)兄弟と、森村組を企業集団へ発展させた大倉孫兵衛・和親(かずちか)父子の名前に由来しているそうです。

 建物の情報が少なく、築年など正確でないかもしれません。あるネット情報に同じ建物の写真がありました(→)が、外壁がモルタル仕上げになっているように見えます。ノリタケの森の開場時にモルタルが剝がされたのかも知れません。煉瓦造り2階建て。

森村・大倉記念館 CANVAS
旧ノリタケカンパニーリミテド(日本陶器合名会社)工場施設
1907(明治40)年以降
設計・施工 : 不明
名古屋市西区則武新町3-1-36
撮影 : 2010.2.27
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by gipsypapa | 2011-07-24 10:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

ノリタケの森赤レンガ棟

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 ノリタケの森は名古屋市西区、JR名古屋駅の北にあるノリタケカンパニーリミテドの本社に隣接する工場跡地に作られた公園で、園内にレストラン、ミュージアムなどがある複合施設です。南側はコマーシャルゾーン、中央にゲートウェイ、北側には自然系ゾーンが配置されています。2001(平成13)年に開場の際に赤レンガの工場の建物群を改装・補強されて観光スポットになっています。

 このレンガ棟は明治後期に建てられた、陶器用の原土を精製するための製土工場で、昭和50年まで使われました。煉瓦の積み方はイギリス積の系統といわれるオランダ積(角の部分の積み方だけイギリス積みと異なるらしいのですが、正直よく区別できません)。経済産業省が近代化産業遺産に認定した煉瓦造り1/2/3階建て。

ノリタケの森赤レンガ棟
旧ノリタケカンパニーリミテド(日本陶器合名会社)製土工場
1904(明治37)年
近代化産業遺産
設計 : 不明
施工 : 北川組
名古屋市西区則武新町3-1-36
撮影 : 2010.2.27
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by gipsypapa | 2011-07-22 13:06 | 建築 | Trackback | Comments(4)

蒲郡の伊藤珈琲店

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 三河織物工業協同組合女子寮の近くで見つけた建物。純和風に洋風応接室のある住宅が、喫茶店として使われています。大正期から昭和初期の築ではないでしょうか。木造2階建て。

伊藤珈琲店
築年 : 昭和初期?
設計・施工 : 不明
蒲郡市神明町10-9
撮影 : 2009.7.24
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 これで、今回の愛知県シリーズを終わります。
by gipsypapa | 2010-05-10 09:21 | 建築 | Trackback | Comments(2)