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三津の鯛や

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 再び四国です。義理の甥っ子の結婚式があったので愛媛県の松山へ。ついでに2泊して周辺を回ってきました。まずは式場の近くの海岸沿いの港町、三津を歩きました。三津には松山市駅から伊予鉄道に乗って行きます。三津の散策の前に昼食を憧れの愛媛の郷土料理「鯛めし」にしました。

 松山市三津(旧三穂町)において萬問屋、精米・精麦業を営んでいた森家。店頭で商品を展示・販売する小売業の店先と違って、商談・接待によって商売が営まれた店の特徴を持っているとか。現在は1日30食限定で鯛めしを提供する「鯛や」として営業するとともに、三津の歴史を伝える資料を展示する資料館としても使われ、地域に根付いた活動も行っているそうです。食事は昼だけで、予約が必要ですのでご注意。

 典型的な町屋風の和風建築ですが2階の外壁に緑青の銅板が貼られているのが特徴です。一方、裏側には小さな庭があり、ガラス戸のある住宅風のかまえになっていて、内部は部分的に洋風の部屋もあるようです。国の登録有形文化財の木造2階建て。

鯛や
森家住宅主屋
1929(昭和4)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
松山市三津1-3-21
撮影 : 2012.10.20
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 鯛やの鯛めし。
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 昨日に続いてグルメ談義。きょうは「鯛めし」です。

鯛めし談義 

鯛めしは愛媛県の郷土料理で、地域によって、大きくは東予地方と中予地方の今治風と南予地方の宇和島風といわれる二つの種類に分けられます。

 今治風は、焼いた尾頭付きの鯛を、洗ったお米の上にのせて土鍋で炊きあげたものです。炊き上がったら、土鍋から鯛をいったん取り出して、鯛の身をほぐして、ご飯に混ぜ込んで頂きます。鯛やで食べたのはこれです。

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 一方、同じ「鯛めし」でも、南予地方の宇和島名物は鯛の刺身をご飯に載せ、特製のタレと生卵、ゴマやきざみねぎなどの薬味を混ぜたものをかけて食べます。
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 私は生卵入りは敬遠します。鯛の味が消えてしまって、卵かけごはんの風味になるのです。生卵さえなければ、鯛どんぶりですね。こうすれば東予、南予ともにおいしいのですが、食感がかなり違うので注意してください。松山は今治風の圏内ですが、都会ですから両方の鯛めしが食べられます。店に入る前に、どっちの鯛めしが出るのか確認したほうがいいでしょう。

 ちなみに宇和島風には、変化球として、刺身にごまだれ醤油、さらに熱い出汁をかける鯛茶風のがあって、最高においしい。個人的にこれが一番好きです。
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by gipsypapa | 2013-07-25 13:14 | 建築 | Trackback | Comments(2)

八幡浜市の和風建築

しばらく続けた愛媛県のシリーズの最終回です。八幡浜市は古い建物が多く残っていますが、和風建築にも見るべきものがありました。このブログは洋館を主体に紹介していますが、最後の八幡浜として和風建築をまとめてアップします。

 まずは保内町の龍潭寺
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 明治初期に建てられた庫裡(住職の居室)が保内町指定文化財になっています。
精巧な造りの窓飾や2階正面の月見楼と匂欄(手摺)に見どころがあります。

龍潭寺庫裡(りょうたんじくり)
明治初期
保内町指定文化財
設計・施工 : 不明
八幡浜市保内町川之石5-59
撮影 : 2009.3.21
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 1745(延享2)年に建てられた山門から本堂を。

 八幡浜まちなみミュージアムのひとつ、菊池邸
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 地元の有力者の住居だった和館。軒を支える「持ち送り」が1枚板です。

菊池邸
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
八幡浜市浜之町183
撮影 : 2009.3.21
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 若松旗店
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 1822(文政5)年創業の若松旗店、創業187年の老舗染物店。建物自体はそこまでは古くないです。市内の商店街アーケードには若松旗店が作ったと思われる、幟(のぼり)や大漁旗を数多く見かけました。

若松旗店
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
八幡浜市浜之町182-2
撮影 : 2009.3.21
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 おふくろさん
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 古い町屋が小料理屋になっています。

おふくろさん
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
八幡浜市船場通260-1
撮影 : 2009.3.21

 八幡浜まちなみミュージアムのひとつ鍋重商店
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 明治中期の築。軒を支える“持ち送り”はけやきの一枚板で、火除けと思われる水模様の彫刻が施されているとか。

鍋重商店
1892(明治25)
設計・施工 : 不明
八幡浜市浜之町191
撮影 : 2009.3.21

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 海望園の民家
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 「海望園」と書かれた札があったので、この家の名前かと思ったら、地名でした。

海望園の民家
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
八幡浜市海望園
撮影 : 2009.3.21
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 これも八幡浜まちなみミュージアムのひとつ旧川島家
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 西日本一といわれた「八幡浜劇場」の社長邸。大きな2階に整然と並ぶ格子とガラス窓。左には増築されたと思われる建物があり、隣家とは卯建(うだつ)で仕切られています。

旧川島家
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
八幡浜市新栄町197
撮影 : 2009.3.21
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 最後に八幡浜の船溜りと・・
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 駅前のすみれタクシー。
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 これで愛媛を終わります。次はどこに??
by gipsypapa | 2009-08-07 11:31 | 建築 | Trackback | Comments(2)

八幡浜市の宇都宮病院

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八幡浜市を歩いていて、何度か近くを通り、よく目立った白亜の病院。古典主義的な外観が目を引きます。古い建物なら予めチェックしたときネットに情報があったはずですが、何もありませんでした。それもそのはず、近くでよく見ると「定礎 昭和53年3月」のプレートが貼ってありました。築後30年。レトロの定義には入りませんが、ランドマークとして紹介します。道路を挟んで3棟並ぶ巨大な病院で、あと20年待てば、もっと風格が出て有形文化財になるかもしれません。

宇都宮病院 
1978(昭和53)年
設計 : 小泉直久(株式会社フジタ)
施工 : 黒川建設

八幡浜市白浜通1579-39
撮影 : 2009.3.21.& 22
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 西側にある本館。ペディメントとクポラ(小ドーム)を冠した、鉄筋コンクリート造り、3階建て、地下1階。
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 東側には4階建て、地下1階の第2病棟と、さらに東側にも5階建て、地下1階の第3・5病棟が並ぶ大病院です。
by gipsypapa | 2009-08-06 10:54 | 建築 | Trackback | Comments(6)

八幡浜市の大正湯

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 擬似コンクリート造りの建物が多く残っている、八幡浜市では貴重な下見板張りの木造建築。大正期の築といわれています。今は寂れた感じですが、明るい水色に塗られた外壁が当時のモダンで華やかな頃をしのばせます。人気の銭湯だったのではないでしょうか。

 「本日休業」の札の横に「お客様へ 誠に勝手ながらしばらくの間お休みさせていただきます」という張り紙。最近まで営業していたと思われますが、再開されるのかどうか不安になる佇まいでした。木造2階建て。

大正湯 1916(大正5)年ころ
設計・施工 : 不明
八幡浜市大正町1132
撮影 : 2009.3.22
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 こういう凝った設計の銭湯は、内部の装飾も面白いと思うのですが、見ることはできないかもしれません。
by gipsypapa | 2009-08-05 14:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

八幡浜市の居酒屋園家

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 商店街のアーケードの上部に半円アーチの破風や洋風の装飾があります。これも日本家屋の前面だけをコンクリート造りに見せた店舗建築。1階の左側にある居酒屋の名前を建物名にしました。木造2階建て。

居酒屋園家
築年 : 昭和初期?
設計・施工 : 不明
八幡浜市1171(矢野町4)
撮影 : 2009.3.22
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by gipsypapa | 2009-08-04 10:48 | 建築 | Trackback | Comments(4)

八幡浜市のタマイ靴店

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 八幡神社の参道下の商店街にある古い店舗建築。かなり外観も痛んでいます。2階中央上部の円形部分には何かの商標があったと思われます。1階左側の一角にある靴屋さんは、今営業しているのでしょうか。建物名がわからないので、この靴屋さんの名前を借りました。右側は元化粧品店だったのでしょう。この建物も背面に切妻の日本家屋がちらりと見えます。偽コンクリート造りの木造2階建て。

タマイ靴店
築年 : 昭和初期?
設計・施工 : 不明
八幡浜市本町94
撮影 : 2009.3.22
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 この建物はグーグルマップで見ると「クラブ八幡浜児童」となっています。意味不明です。
by gipsypapa | 2009-08-03 10:22 | 建築 | Trackback | Comments(2)

八幡浜市の坂本歯科医院

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 ヴォーリズの八幡浜教会の前にある町屋造り風の建物ですが、ここの見どころは看板。字体が面白いです。彫塑家と和商さんとの合作だそうです。昭和21年の製作で、金属製の表札に刻印したものと、一枚板の宇和檜に浮き彫りにしたものが並んでいます。木造2階建て。

坂本歯科医院の看板 : 1946(昭和21)年
設計・施工 : 不明
八幡浜市本町69
撮影 : 2009.3.21
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これが陽刻。「篆書(てんしょ)体」を丸文字にしたユーモラスな表札と看板。
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 立て看板の裏は陰刻。こちらは、おなじみの「行書体」。
by gipsypapa | 2009-08-02 10:19 | 建築 | Trackback | Comments(4)

八幡浜第一防空壕

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 八幡浜市街を歩いていて、防空壕入口という看板を発見。細い路地を通っていくと空地の隅にありました。起工が1940(昭和15)月、竣工 1941(昭和16)年2月とのこと。市民によって掘られたそうです。「防災用具保管所」の立札があるので、倉庫としても使われているのでしょう。

八幡浜第一防空壕
1941(昭和16)年
設計・施工 : 不明
八幡浜市91
撮影 : 2009.3.21
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 偶然見つけた「四国初 八幡浜第一防空壕入口」の看板。
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 木の扉が閉まっていますが、近所で鍵を貸してくれるとあります。なんとなく不気味なので、中を見る気分ではなかったのですが、ネット上に内部の写真がありました。内部は思ったより広く、トイレもあります。
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 白タイルに焼き付けられた「八幡濱第一防空壕」。
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 この周りは古い建物が並んでいます。これは防空壕の前の民家。ここが「尾崎てんぷら屋」かも知れません。
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 通って来た路地には、旧川之石庄屋跡に似て、自然石を鋭角に積んだ道路の石垣。こっちは大型の石が積まれています。
by gipsypapa | 2009-07-30 10:36 | 建築 | Trackback | Comments(0)

八幡浜市の上村邸(旧向灘郵便局)

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 白浜小学校の南西にある四つ角に建つ、偽洋風コンクリート建築をもうひとつ。昭和初期の築で、1986(昭和61)年まで郵便局として使われていました。近くに新しい郵便局が建って、ここは今、個人の住宅になっています。通り2方向からの外見は古典主義的な鉄筋コンクリートですが、これも木造。のみならず、コンクリートに偽した部分は表面だけというユニークな建物です。木造2階建て。

上村邸
旧向灘郵便局 1932(昭和7)年
楔形・施工: 不明
八幡浜市向灘高城
撮影 : 2009.3.21
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 コンクリートの表面にメダリオンを配する重厚な外観。北東側が玄関口とファサードになっていて、装飾があります。
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 玄関ドアは住宅になってから取り換えられたようです。
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 南西の側面は疑似オーダーの間に長窓が並ぶ。
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 南西の通りを下ると、和館が接続されて、ここにも玄関。コンクリート部分が薄い板になっているのがわかります。
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 そしてもう一度北側に戻ると、なんと・・・思わずにやりと笑いたくなってしまいました。
by gipsypapa | 2009-07-29 14:15 | 建築 | Trackback | Comments(0)

八幡浜市立白浜小学校校門

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 町を散策していると小学校がありました。校舎は新しいのですが、校門がレトロ。タイルに書かれた字体から見て、戦前のものでしょう。

八幡浜市立白浜小学校校門
昭和初期?
設計・施工 : 不明
八幡浜市向灘3063-1
撮影 : 2009.3.21
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by gipsypapa | 2009-07-28 09:49 | 建築 | Trackback | Comments(2)