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箱根富士屋ホテル花御殿

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 冨士屋ホテルの文化財の中では、最も新しい建物です。外観は和風を基調にし、大きな千鳥破風の屋根を複雑に組み合わせ、校倉造りを模した壁に朱色の高欄付のバルコニーを廻した和を強調した建物。大きな唐破風屋根の玄関ポーチが非対称な位置にあるのが特徴です。

 内部は洋風で、華麗な家具や内装で見るべきところがたくさんあります。43室全てに花の名前が付けられており、客室のドアや鍵など、細部に花のモチーフが使用されているとか。

 この花御殿だけは、ホテルの下を通る国道1号線から見える(1枚目の写真)ので、正月の箱根駅伝のテレビ放送によく出てきます。海外では「フラワーパレス」と呼ばれる、富士屋ホテルを象徴的する建物です。

c0112559_10384148.jpg 和風意匠を共通テーマにした富士屋ホテルの建物群の集大成として、3代目経営者の山口正造が自家設計しました。

 驚いたことに彼は日光金谷ホテルの創業者、金谷善一郎の次男でした。18歳でアメリカへ渡り、ホテルのコックや貴族家庭のボーイをしながら各地を放浪したあと、冨士屋ホテルの創業主、山口仙之助の娘婿となり、後に経営者として富士屋ホテルの発展に多大な寄与をした人。随所に生まれ育った日光金谷ホテルに似た意匠が使われており、ひそかに彼の郷愁を感じるのは私だけでしょうか。

 工事請負はこのホテルの工事請負としてはおなじみの河原徳次郎です。国の登録有形文化財近と代化産業遺産の鉄筋コンクリート造り、5階建て、地下1階。

箱根富士屋ホテル花御殿
1936(昭和11)年
登録有形文化財
近代化産業遺産
設計 : 山口正道
施工 : 河原徳次郎
足柄下郡箱根町宮の下359
撮影 : 2013.10.9-10
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 クラシックチャペル。結婚式用です。
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by gipsypapa | 2014-03-27 10:47 | 建築 | Trackback | Comments(0)