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恵日山 西教寺

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 聖福寺の西門を出たところにあるのは西教寺(さいきょうじ)です。開山は1544(天文13)年の浄土真宗東本願寺派の寺院で山号は恵日山(えにちさん)。

 山門は古い町の面影を残している上呉服町にあり、本堂の前に古い鐘楼があります。そのほかの建物は新しいようですが、小さな手水舎に装飾彫刻がありました。

恵日山 西教寺
詳細不明
福岡市博多区上呉服町9-4
撮影 : 2015.1.19
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 鐘楼は古いようです。
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 特に見るべきものはないかなと思って、ふと手水舎を見ると・・・
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 彫刻がありました。
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 4面に手の込んだ彫刻。
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 あまり見どころがないと思った本堂にも少し細工がありました。
by gipsypapa | 2015-07-24 08:27 | 建築 | Trackback | Comments(2)

泰叟山 国清寺

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 宮津の金屋谷の南に奥まったところにある国清寺(こくせいじ)は、宮津2代藩主だった京極高広の正室、寿光院(岡山藩主池田輝政の娘)が1625(寛永2)年に開創した日蓮宗の寺院です。

 宮津市指定文化財の龍虎図があると観光パンフレットに書いてありましたが、本堂は閉まっていたし、先の佛性寺と経王寺の内部見学で時間がかかったので、ここの内覧はあきらめました。

 本堂はむくり屋根の玄関を持つ、古そうな建物です。個人的に目に留まったのは、隣接する庫裏。かなり大型の住宅建築でしたが、いずれも建物の詳細は見つかりませんでした。

泰叟山 国清寺
詳細不明
宮津市金屋谷486
撮影 : 2014.10.28
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 不許葷酒入三門」。ネットで調べると「くんしゅ さんもんに いるを ゆるさず」。くさいにおいのする野菜と、酒は、修行の妨げになるので、寺の中に持ち込んではならない、ということだとか。普通は「三門」ではなく「山門」みたいです。
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 本堂は古そうに見えます。
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 お坊さんの住居、いわゆる庫裏。
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 煙出しのようなものが屋根に乗る大規模な住宅建築です。
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 これで宮津のめぼしいお寺は見終わりました。
by gipsypapa | 2015-05-20 09:14 | 建築 | Trackback | Comments(1)

修善寺の指月殿

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 指月殿(しげつでん)は、桂川の南の鹿山の麓にあります。修善寺で暗殺された二代将軍源頼家の冥福を祈って母の北条政子が菩提所として建立した経堂で、伊豆最古の木造建築物といわれています。木造平屋建て。

指月殿
鎌倉時代
設計・施工 : 不明
伊豆市修善寺932
撮影 : 2014.4.22
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 本尊の釈迦如来像は、禅宗式という珍しい形で、持物のないはずの釈迦像が右手に蓮の花を持っているのが特徴だそうです。と言ったものの、写真ではわかりませんね。
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 頼家の墓。父頼朝の後を継いで、18歳で鎌倉幕府の二代将軍になった頼家は、やがて政争に巻き込まれ修禅寺に幽閉された後、北条時政の手により23歳という若さで、当時修禅寺門前の虎溪橋際にあった筥湯で暗殺されました。
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 十三士の墓。頼家が暗殺された後に、家臣13人が謀反を企てたが発覚し、殺害されたとも、殉死したとも言われています。
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by gipsypapa | 2014-09-04 08:44 | 建築 | Trackback | Comments(2)

長八記念館(浄感寺)

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 今回の松崎町訪問の一番の目的は入江長八の「鏝(こて)絵」を見ることでした。漆喰を使って左官職人が「こて」で仕上げるレリーフ絵のことです。題材となるのは福を招く物語や花鳥風月が多く、漆喰を極彩色に仕上げたものがほとんどです。日本で独自に発展した技法といえます。まず訪れたのは長八記念館。すぐそばに長八美術館があります。
c0112559_934553.jpg 一般に、洋館でも天井の真ん中にメダリオンと呼ばれるシャンデリアを吊り下げる丸い天井飾りがあり、それにレリーフが配される例は多く見られます。和風建築にある「こて絵」は天井のみならず、壁などの装飾にも使われていて、当時はまだしまも、今は芸術的な価値が認められる一つのジャンルになっています。

 最初に鏝絵を意識したのは5年前に愛媛県八幡浜市の旧白石和太郎邸洋館でした。それ以来、どちらかというと、妻が見たいと言い続けていたため、今回の松崎訪問になりました。

 松崎町は、鏝絵を芸術の域に高めたといわれる、名工(左官職人)で工芸家の入江長八(いりえ ちょうはち、1815(文化12)年-1889( 明治22)年)の生まれ故郷であり、数多くの作品が現存しているためです。

 ちなみに、鏝絵で有名なのは大分県宇佐市安心院町(あじむ)。長八の弟子だった青柳鯉市が、出身地の大分に帰郷して、長野鐵道、山上重太郎や佐藤本太郎などの腕のいい左官職人を育てたことから、明治初期から盛んに描かれるようになり、今も約80~100ヶ所に鏝絵が存在しているそうです。いつか訪ねたいものです。

 最初に訪れた長八記念館は、浄土真宗西本願寺の末寺である浄感寺内にあります。浄感寺は長八が幼少のころ正観和尚が始動した塾で学んだところ。

 その後、左官の修行をし、東京に出て左官仕事や絵の勉強をして、日本橋茅場町の薬師堂の改修工事で、左官と鏝絵の仕事が評判となり名声が高まったときでした。

 長八は弘化2年に郷里松崎の浄感寺本堂が再建されるのを知り、恩師正観和尚報いるべく、江戸から弟子2名を引きつれて工事に加わりました。その時に残した天井絵や漆喰細工などが今も残っています。ちなみに長八の墓はこの浄感寺にあります。本堂は木造平屋建て。

長八記念館(華水山 浄感寺)
1847(弘化4)年
設計・施工 :森富蔵(棟梁)、宮口兵五郎、宮口半兵衛(脇棟梁)、入江長八(採色)
賀茂郡松崎町松崎234-1
撮影 : 2014.4.21
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 長八の鏝絵だけでなく、本堂も見どころがあります。

 柱から横に突き出した部分の彫刻は「木鼻(きばな)」といわれるもので、柱の頂部に梁を横に通したときに両側に突き出した部分で、木の端を意味しています。

 鎌倉時代には単なる張り出しだったようですが、室町時代になってこういう装飾的なものが出てくるようになりました。

 最も華やかなのは日光東照宮でしょう。(←のリンクの最後の画像。)

 動物系では獅子鼻、獏(ばく)鼻、龍鼻や象鼻などがあり。この浄感寺の木鼻は象か獏(ばく)でしょうが、両方とも牙があるので、どっちか定かではありません。

 いずれにしろ手の込んだ彫刻で、長八以外でも見どころはあるお寺でした。これらは工事に参加した彫師の石田半兵衛と江戸由二郎の作と思われます。

 なお、↑ に書いた施工者の名前は当時の軒札が残っていて、そのデータです。長八が左官ではなく、彩色という職名を使っているのは、すでに自分を左官ではなく、絵師と認識していたからだろうといわれています。
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 鏝絵と欄間の彫刻。
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 雲竜。弘化3年、32歳に描かれた巨大な天井画。鏝絵ではなく墨絵です。
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 飛天。同時期の作で、こちらは正真正銘の鏝絵です。ちょっと見にくいので・・・
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 最近古本で購入した「伊豆長八の世界」の・・・
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 中表紙をどうぞ。

 ちなみに入館料は500円でした。
by gipsypapa | 2014-08-22 09:51 | 建築 | Trackback | Comments(2)

松崎町の浄泉寺楼門

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 さすがに松崎。お寺もなまこ壁。なまこ壁の塀に囲まれた浄土宗清水山浄泉寺は、1414(応永21)年に僧笈歎が創建したお寺だとか。朱色の鮮やかな楼門が、雨模様の中で異彩を放っていたのでアップします。

松栄山 浄泉寺楼門
江戸期
設計・施工 : 石田半兵衛
賀茂郡松崎町松崎43
撮影 : 2014.4.21
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by gipsypapa | 2014-08-21 08:19 | 建築 | Trackback | Comments(2)

佐野厄除け大師熱海別院

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 海光町にある佐野厄除け大師というお寺の別院です。松竹を創業した実業家、大谷竹次郎の別邸だった住宅が使われています。

 佐野厄除け大師というのは、栃木県佐野市にある天台宗の寺院、惣宗寺(そうしゅうじ)の通称だそうです。なぜその別院が熱海にあるのか不思議ではあります。

 和風ですが瓦葺きと真っ赤な鉄板葺きの対比が印象的で、上品で瀟洒な住宅建築。いかにも別荘という雰囲気で、知らなければ寺院所有の建物とは思いません。木造平屋建て。

佐野厄除け大師熱海別院
旧大谷竹次郎別邸
昭和初期か?
設計・施工 : 不明
熱海市海光町1-67
撮影 : 2014.4.21
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by gipsypapa | 2014-08-09 10:55 | 建築 | Trackback | Comments(0)

大阪岸部の大光寺太子館

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 吹田市の岸辺にある真宗寺院の大光寺。その境内に昭和初期の和洋折衷の仏堂があります。聖徳太子を祀っているそうです。

 文化遺産オンラインによると「地元の工匠の手になると考えられるが,1階を大壁で縦長窓の洋風意匠,2階を真壁で柱頭に舟肘木を置き軒を反らせる和風意匠とする新機軸で,洋風意匠の在郷への浸透を物語る。」とあります。国の登録有形文化財の木造2階建て。

大光寺太子館
1936(昭和11)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
吹田市岸部中5-10-10
撮影 : 2014.1.14
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 大光寺の山門と・・
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 本堂。
by gipsypapa | 2014-06-05 09:33 | 建築 | Trackback | Comments(0)

茨木神社儀式殿

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 茨木神社の境内にある唐破風の玄関の両脇にガラスブロックがある建物。昭和41年に建設され、諸祭典または挙式に関する施設です。

茨木神社社務所儀式殿
1966(昭和41)年
設計・施工 : 不明
茨木市元町4-3
撮影 : 2013.10.21 & 2014.1.9
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 境内の他の建物も紹介します。
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 神輿庫・参集殿。儀式殿の北隣にある参集殿。平成の御大典記念として建設され、参集室は諸会議・研修の場として、また結婚披露宴会場としてご利用できるそうです。
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 これが本殿です。
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 奥宮。ホームページでは
当神社の元宮である延喜式内社。元は今日の宮元町に鎮座されていましたが、茨木城築城の際に現在の地に移され、明治12年に郷社に列せられました。そして、昭和49年に氏子崇敬者の浄財によって神明造の社殿に改築造営されました。
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 搦手門。東側の門は茨木城にあった搦手門(からめてもん)といわれ、元和3年茨木城廃城の際にこの地に移築されました。
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 大鳥居。この日は十日戎の準備がたけなわでした。
 南参道大鳥居は明治35年10月の建立ですが、東参道の鳥居は「明暦乙未年摂州島下郡茨木村牛頭天王・・・」と記されてあり、今から330年程前のもので、初めは南参道に建立されたものを、後に東参道に移築されたものです。
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by gipsypapa | 2014-05-03 09:07 | 建築 | Trackback | Comments(2)

高槻市の行信教校講堂

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 私が住む高槻市のレトロ建築を紹介します。もともと城下町で、西から京都に向かう西国街道の通過地ですので、洋風建築の住宅はほとんどありません。ということで和風建築。まずはお寺です。

 浄土真宗本願寺派の利井常見寺(かがいじょうけんじ)というお寺の境内に僧侶養成のための教育訓練施設である行信教校(ぎょうしんきょうこう)があります。各種学校の扱いで2年制。浄土真宗に関する高度な専門知識を備える僧侶の養成が目的なので、本願寺派教師資格保有者など、既に相当な研鑽を積んだ者に入学が許可されるそうです。

 寄棟造り桟瓦葺の建物。左右対称で中央に唐破風玄関を構えています。一階は中廊下式で八畳居室を並べ、生徒室や事務室などになっていて、二階は畳敷の広い講堂で、西奥に仏壇を構えているそうです。文化遺産オンラインによると「類例希な僧侶養成専門学校の遺構」として国の登録有形文化財に指定された木造2階建て。

行信教校講堂
1931(昭和6)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
高槻市東五百住町3-4-17
撮影 : 2013.11.5
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 ちなみに利井常見寺の歴史は古く1300年前後に清和源氏、利井七郎隆房が浄空法師として利井坊を建立したのが始まりで、1595年に本願寺十一世顕如の薦めもあり、現在の利井常見寺になったとか。境内の様子も紹介します。
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 山門。
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 本堂です。
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 経堂。
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by gipsypapa | 2014-04-24 10:26 | 建築 | Trackback | Comments(2)

網走の永専寺山門

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 一夜明けて最後の日。飛行機の時間まで網走市内を散策しました。

 博物館網走監獄の正門はすでに紹介しましたが、博物館の方は1924(大正13)年。こちらはその前の1912(明治45)年のもので、永泉寺に山門として払い下げられました。両脇のドーム屋根の番所は、煉瓦造りと木造の違いがありますが、形状は博物館と同じです。

 ネット情報によると、『石川県生まれの僧侶永法専は、未開地の布教のため1889(明治22)年網走に赴き、翌年網走刑務所の教誨師を務めた後、「慈恵院」を開設しました。釈放者を引き取り更正に導くためで、彼はこの仕事に一生を捧げました。』とあります。払い下げられたのは、この関わりからでしょう。網走若葉幼稚園が併設されています。網走市有形文化財。

永専寺山門
旧網走刑務所正門
1912(明治45)年 / 1922(大正11)年移築
網走市有形文化財
設計 : 司法省
施工 : 不明
網走市南6条東2-9
撮影 : 2012.8.28
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by gipsypapa | 2013-07-08 14:12 | 建築 | Trackback | Comments(2)