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箕面の山本珈琲館

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レトロかなと思ったらはずれだった建物です。箕面滝道から眼下に見える洋館。屋根の形や天窓、煙突から古い建物かと思い、わき道を下っていくと建物正面に出ました。山本珈琲館という看板がある正面から見て、これは新しいと直感。調べると10年ちょっと前にt建てられたようです。

山本珈琲館は「箕面川に臨む静かな森の珈琲専門店」がうたい文句で、若者に人気がありそうなカフェでした。天井画高い木造平屋建て。

山本珈琲館
1995(平成7)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面公園2-28
撮影 : 2017.1.16
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滝道をあるいていると崖下にレトロ感満点の、よさそうな洋館がありました。
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こんなところにレトロな建物があるという前情報はなかったし・・・
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坂を少し下ったら、あれっ!
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正面から見ると・・・ハズレでした。この立地なので、季節による山谷が大きそうです。しかし、前日が全国的な寒波で、この日も寒い日でしたがちゃんと営業していて、若い女性客が一人、店から出て来るのに出会いました。

おしゃれな珈琲専門喫茶店。内部写真を食べログから借用します。↓↓
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これで大阪を終わり、次回から山陰地方です。
by gipsypapa | 2017-02-04 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(0)

瀧安寺鳳凰閣

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瑞雲橋の向こう側に見える建物は修験道の修行をする道場。瀧安寺の他の建物群とは別に箕面川を挟んで東側に建っています。

鳳凰閣は箕面山の中腹、箕面川の渓流沿いに建ち、高く築くいた石垣の上に土塀をめぐらせた敷地にあります。箕面川西側の寺院群とは明らかに、意匠が違う近代的な建物。北端に宝形造の楼閣を置き、平等院鳳凰堂翼廊を表現してるとか。美しい渓流とあいまって、優れた景観を作っています。

設計は洋風建築のみならず、和風建築でも数多くの作品をのこした武田五一( たけだ ごいち、1872 - 1938年)。このブログでも過去にたくさんの作品を紹介しています。国の登録有形文化財の木造平屋建て、塔屋付。

瀧安寺鳳凰閣
1917(大正6)年
登録有形文化財
設計 : 武田五一
施工 : 高橋組
撮影 : 2017.1.16
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滝からの帰りに立ち寄ろう思っていましたが、さすがに疲れていて、向こう側には行きませんでした。ネット情報では橋は渡れるが、向こう側の門は閉鎖されているとあります。行かなくてよかったようです。実際、ネット上で建物に近接した写真は見つかりませんでした。
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文化遺産オンラインの解説。「近代和風建築としての特色は、桟を細かく格子状に割り付けた硝子戸を入れ、外界を一望できるようになっている点が挙げられる。宝形造の楼閣は壁に花頭窓を開け、銅版葺きの軽快なものとする。」さすが武田五一という軽妙なデザインです。
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行きは雪が降っていました。
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こちら側の石垣も見事。
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箕面川の渓流と一体になって優れた景観をつくりだしています。 ↓ はネットにあった写真です。
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by gipsypapa | 2017-02-03 08:31 | 建築 | Trackback | Comments(0)

箕面山 瀧安寺

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瀧安寺(りゅうあんじ)は箕面公園にある本山修験宗(修験道の一派)の寺院。寺伝では7世紀に箕面滝の下に役行者(えんのぎょうじゃ)が堂を建設し、本尊の弁財天像を安置し、「箕面寺」と命名したのが始まりとか。室町時代末期に織田信長によって焼失し、江戸時代に後水尾天皇の援助によって現在地に再建されました。

滝への信仰を伝えながら、山岳信仰修験道の根本道場として、全国各地から修験者が集まり、大護摩法要が毎年4・7・11月に行われているそうです。またウィキペディアでは宝くじの発祥である富くじの発祥の地とありました。

箕面山 瀧安寺
箕面市箕面公園2-23
撮影 : 2017.1.16
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山門
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山門は光格天皇が1809年に京都御所から移築したものだそうです。

瀧安寺山門
1809(文化6)年移築
設計・施工 : 不明

観音堂
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中央に重要文化財の如意輪観音、左右に阿弥陀如来、弘法大師を安置しています。新しく再建されました。

瀧安寺観音堂
2002(平成14)
設計・施工 : 不明
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天女がいました。
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行者堂と本堂へは、この見事な石垣の横の階段を上ります。
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行者堂(護摩堂)
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瀧安寺の行者堂は前後2棟で構成される珍しい構造で、奥に本尊が祀られており、手前は護摩堂となっています。2棟をまとめて行者堂と言うこともあるとか。行者堂法要に採燈大護摩供と山伏大行列が行われるところです。

瀧安寺行者堂(護摩堂)
1693(元禄6)年か?
設計・施工 : 不明
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弁財天本堂
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後水尾天皇の勅命により江戸時代初期の1656年(明暦2年)に建てられました。この弁財天は日本四弁財天の一つだそうです。奥殿と拝殿から成る神社形式になっています。

瀧安寺弁財天本堂
1656(明暦2)年
設計・施工 : 不明
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琵琶の絵があります。弁天様は水や音楽の神様なのでかな。
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本堂横の大黒堂。詳細はわかりません。
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手前は朱色に塗られた瑞雲橋。橋の向こう側に見える建物群は修行をする根本道場。武田五一設計の鳳凰閣がありますので、次回に。
by gipsypapa | 2017-02-02 08:46 | 建築 | Trackback | Comments(2)

「梅屋敷」休憩所

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かつて滝道にたくさんあった茶店の中で唯一現存し、当時の面影を伝える梅屋敷。一旦は解体が決まりかかりましたが、市民の要望を受けて修復・保存されました。現在は大阪府の無料休憩所になっています。梅屋敷の名称は、かつて周辺に美しい梅林があったため。裏側には箕面川が流れていて絶好のロケーション。

一の橋から上ると最初にある休憩所として、また公園関連の各種イベントの会場として利用されています。夏は川床が出るそうです。茶室を備えた数寄屋造り、木造茅葺平屋建て。

梅屋敷休憩所
1921(大正10)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面公園
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
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去年は中を見ました。障子の向こうは箕面川。
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2部屋あります。茶室は右側にありました。
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網代天井がうたい文句ですが、高級旅館などでよく見る、薄板を編んだ網代とは違いますね。藁や萱葺き屋根でよく見る天井です。
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今年は雪化粧。
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これもよく見かけますが、屋根は藁か茅葺をトタンで覆っています。
by gipsypapa | 2017-02-01 08:26 | 建築 | Trackback | Comments(2)

音羽山荘

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滝道沿い明治の森、緑一杯の美しい景観に囲まれたロケーションに音羽山荘があります。大正末期に企業の保養施設として建てられた邸宅でした。門の両側にある変化に富んだ外観の2棟が崖を這うような形の回廊で結ばれた見事な建物です。

現在は宿泊できる料理店、いわゆる料理旅館になっています。外観を見る限り、文化財指定を受けていないのが不思議なくらい美しい木造2階建て。

音羽山荘
1926(大正15)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面公園1−3
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
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食事のメニューがあります。ちょっと高いけど、これだけの高い格式なので、仕方ないかな。
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ちなみに宿泊は2食付で一人2万円ちょっとなので、ある意味このクラスでは普通です。
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以上は昨年10月の写真。以下は今年です。
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一部は石垣の上に建っています。箕面川の石を使っているのでしょうか。この後に出てくる瀧安寺にも同じような石垣があります。
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↓↓は音羽山荘のHPの写真です。
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by gipsypapa | 2017-01-31 08:42 | 建築 | Trackback | Comments(2)

橋本亭

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橋本亭は河鹿荘から瀧道をさらに北に上った、一の橋のたもとにあります。明治43年に建てられた旅館でした。後継者難や建物の老朽化のため長く閉鎖されていましたが、2004(平成16)年に、街づくり活動の拠点としてリニューアルされ、一旦は店舗やギャラリー、大小貸室などで使われていました。

しかしながら、運営している「箕面FMまちそだて株式会社」のHPによれば、昨年2016(平成28)年5月に裏山の土砂災害が発生し、その対策工事や裏山と建物の状況調査のため、再び休業中です。趣のある貴重な建物なので早く再開できるよう祈ります。木造3階建て。

橋本亭
1910(明治43)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面2-5-37
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
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最初の写真は今年。2枚目からは昨年10月のものです。貴重な木造3階建て。
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リノベーションのときに塗り替えられた、黒い外壁がシックです。
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↓ は再び今年の画像。
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1987(昭和62)年以前は市街地において木造3階建ての建築は禁止されていました。現在でも木造建築の3階建ては、建築基準法上の規制が厳しく簡単には建てられないのです。
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休業中なのでフェンスに囲まれています。確かに裏の崖が覆いかぶさるように迫っていますね。崖の補強工事も簡単ではないでしょう。
by gipsypapa | 2017-01-30 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面かじかそう(河鹿荘)

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今日からしばらく箕面滝道沿いのレトロな建物を下流から上流に向かって、逐次紹介します。

阪急電車箕面駅から滝道沿道を2~3分上ったところの高台にある「箕面かじかそう」。築60年以上経った伝統のある料理旅館旅館「河鹿荘」をリノベーションして 2012(平成24)年にオープンしました。お洒落で落ち着いた雰囲気の一軒家カフェ&イタリアンレストランです。木造2階建て。

箕面かじかそう
旧旅館 河鹿荘
1953(昭和28)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面1-6-6
撮影 : 2017.1.17
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このときは早朝だったので、門は閉まっていました。
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門をくぐると和風の塀沿いに階段があるようです。
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食べログの写真を借用します。↓↓
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↓ はHPから。
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雰囲気はよさそうです。
by gipsypapa | 2017-01-28 08:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面滝道

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去年と今年、相次いで箕面(みのお)に行く機会があり、箕面滝道を散歩しました。去年は少し上っただけで引き返しましたが、今年は奥の箕面滝を目指しました。年間200万人以上の観光客が訪れる箕面公園は紅葉の名所で、秋には特に多くの人で賑わう観光スポットです。

箕面滝(みのおたき、みのおのたき、みのおだき)は、大阪府箕面市の明治の森・箕面国定公園内にある滝。箕面大滝ともいうそうです。日本の滝百選の一つに選定されています。

箕面滝道
箕面市箕面公園
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
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箕面滝道は阪急電車箕面駅から2.8kmの比較的緩やかな道のりで、徒歩で40分くらいです。途中何度か寄り道するスポットがあり、実際は1時間半かかりました。
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出発点は阪急電車箕面駅。
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季節はずれですが、滝道には土産物屋が並んでします。紅葉の天ぷらが名物。
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色づいたモミジの葉に衣をつけて揚げた「紅葉の天ぷら」を売っています。試食用に店頭で揚げている店が多いそうです。この日は季節はずれなので、揚げている店は見かけませんでした。
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使うモミジの葉は食用に栽培された特殊な葉を1年以上塩漬けにして灰汁抜きをしたものだとか。若いころ試食したことがありますが、意外に甘かったです。てんぷらというより、お菓子なのです。
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昔ながらの土産物屋。さすがにここも閉まっています。
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箕面川沿いを通ります。この下流は猪名川に合流し、最終的には淀川支流の神埼川に合流して大阪湾へ注ぐわけです。
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前日は全国的な寒波で雪。箕面も少しですが雪化粧でした。
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野村泊月の句碑。「椎の花八重立つ雲の如くにも」調べると「泊月、本名は野村勇、丹波の生まれ。高浜虚子の門下。昭和36年豊中市にて没す。享年80才。刀根山梅林寺に葬る。」とありました。
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昆虫博物館があります。 1953(昭和28)年、昆虫館(木造1階)として開業。 1981(昭和56)年に昆虫館(RC造2階)を建て替えたと。
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横道に抜けるトンネルがあったので、向こう側へ行ってみました。
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暗いトンネルを抜けると、向こうにも川が流れ、滝道より雪が深いようです。この小川はこの少し先で箕面川に合流していました。橋は落合谷橋です。
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何もなさそうなので再び本道へ。
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本道に架かる橋は落合橋といいます。
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この一帯は都市部に最も近い野生のニホンザル群の生息地として有名でした。戦後、「箕面山ニホンザル生息地」が国指定の天然記念物に指定されて保護されたため、頭数が急増し、観光客の食べ物を奪い、市街地に出没して民家を荒らし、農作物被害が出るなどしました。
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そのため1977年に市が方針転換し、自然動物園を閉鎖、自然に帰すことになりました。実際、私が若いころ、サルに弁当をひったくられたことがあり、悪い印象しかありませんでしたが、現在は滝道でほとんど見かけなくなりました。市がどんな手を使って数を減らしたのか、気になるところですが・・・
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唐人戻り岩。説明文では「昔、この付近が山深く険阻なころ、唐の貴人が箕面大滝の評判を聞きこの巨岩まで来たが、あまりの山道の険しさに恐れをなし引き返したとの伝説があり、唐人戻岩という名が付いたといわれています。」
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ふーん、ここまで来たらあと少しだったのに・・・
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到着です。落差33mの箕面滝。箕面大滝ともいわれますが、想像したより小さかったです。

何故かこの前後に撮った写真が多数見つかりません。このカメラ(Sony RX100)は最近、時々SD カードにアクセスしなくなるときがあり、このときもそのせいだったようです。でも、保存できなかったという警告は出るはずなんですが、気づかなかったのか。

ということで、以下はネットにあった写真を借用します。いずれも私の写真とは比べ物にならない、優れものです。
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緑の季節もいいですね。
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とはいえ、やはり秋は色が映えます。
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し、しかし・・、この人口密度は!!恐れ多くて遠慮したいかな。「日本沿岸旅行記」にあった美しい写真です。

次回から滝道沿いのレトロな建物を紹介します。
by gipsypapa | 2017-01-27 09:25 | | Trackback | Comments(2)

箕面観光ホテル 別館「桂」

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箕面観光ホテルのバイキングレストランから屋外につながる廊下の先には、別館「桂」があります。明治の中頃に政財界人たちにより関西政財界人倶楽部として建てられ、「松風閣」と呼ばれ、茶会や名士たちの会議の場として利用されました。

建物の土台は斜面を生かした清水の舞台のような木組になっているとか。建物全体の造りは桃山時代を意識した瀟洒な数寄屋造りです。茶室が3部屋あるそうです。見学できる3階大広間は北山杉を使った高級感あふれる空間でした。

設計は志方勢七(しかた せいしち1860-1921)。関西政財界人倶楽部の会員で日本綿花社長でありながら建築マニアだったそうですが、初めて聞いた名前です。施工は大林組。木造3階建て。

箕面観光ホテル 別館「桂」
元桂公爵別邸(旧松風閣)
明治中期
設計 : 志方勢七
施工 : 大林組
箕面市温泉町1-1
撮影 : 2016.10.12 & 2017.1.16/17
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左にバイキングレストランが見えます。
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レストランからガラス越しに見えます。
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チェックインのときにフロントで見学をお願いしていたら、夕食のときに案内してくれました。廊下を渡ると3階部分に行けます。
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大広間へ。今の『別館桂』の名は、元公爵で首相も務めた桂太郎がしばしば愛妾「お鯉さん」を連れて泊ったことから、お遊びで「桂公爵別邸」と呼ばれるようになったとか。いわゆる通称で、桂太郎自身の別邸ではなかったわけです。
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ちなみに桂太郎は歴代首相在任日数のランキング第1位です。安部首相が抜くには、後100日近くかかるようです。
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美しい床の間と違い棚。
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襖の引き手は箕面なので紅葉。お洒落です。
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大きな窓は昔のままの波打ちガラス。
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欄間の一枚板の透かし彫り。
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3階以外は現在使用されていないので、見ることができません。この下層階に居室や茶室はあるはずです。
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遠景。左側の大広間がある部分は4階建てのように見えますが、ネット情報では3階建てなのです。記事は情報を尊重して、最上階を3階としました。昔は出入りしたはずの1階の玄関はどこにあるのか?
by gipsypapa | 2017-01-26 08:29 | 建築 | Trackback | Comments(4)

箕面観光ホテル(箕面スパーガーデン)

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大阪府北部の観光地、箕面(みのお)にある箕面観光ホテル。箕面は滝があり、紅葉の季節は賑わうところです。私の住いから一番近い温泉です。ホテルには日帰り温泉の箕面スパーガーデンが隣接しています。全国展開している大江戸温泉のチェーンの一つです。

ホテルは箕面山の斜面を階段状にせり出すように建てられた大規模なモダニズム建築。鉄筋コンクリートの打ち放しで、欄干はリベットむき出しの鉄骨ですが、背後の自然とよく調和しています。規則正しく並んだ日本の伝統建築を思わせる柱梁構造に社寺建築を思わせる高欄を配すなどの意匠がそう感じさせるのでしょう。

設計は坂倉建築研究所の所長だった西澤文隆(にしざわ ふみたか 1915~1986年)。板倉建築研究所はル・コルビュジエの弟子で日本の近代建築において活躍した坂倉準三が1940年に創設した坂倉準三建築研究所を引き継いでいる会社で、この建物がモダニズムといわれるのも当然です。鉄筋コンクリート造り、8階建て、地下1階。

箕面観光ホテル(箕面スパーガーデン)
1968(昭和43)年
設計 : 西澤文隆 (坂倉準三建築研究所)
施工 : 大林組
大林組箕面市温泉町1-1
撮影 : 2016.10.11/12 & 2017.1.16/17
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阪急箕面線の終点、箕面駅から北に向かって坂道を5分弱歩くと、変わった形のタワーが現れます。エレベーターシャフトです。
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この展望エレベーターでフロントのあるホテルの2階に向かいます。
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ギザギザ凹凸にせり出した特徴ある建物が見えます。右に見える空中歩廊を渡ります。
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かつては箕面駅近くとホテルは箕面鋼索鉄道線という無料のケーブルカーで結ばれていましたが、老朽化のため1993年(平成5年)限りで休止しています。現在はこの展望エレベーターに代わりました。つまりタワーと空中歩廊はそのころできたものです。
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このホテルにはあまり間をあけず、二度来ました。1泊2食付で、紅葉の季節や正月前後は、一人1万円程度で泊まることができるし、最寄りのJR茨木駅に無料送迎バスが出るので手軽なのです。
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ダイナミックな印象の側面。
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駐車場は石畳。ピンコロ石というそうです。
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阪急電車からは先ほどのエレベーターを使いますが、車やバスは細く険しい山道を登って、この派手な看板の前に止まります。2階部分になり、右がフロントです。
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箕面スパーガーデンは1965(昭和40)年にオープン。その3年後に隣接する箕面観光ホテルが創業しました。大阪北部の天然温泉つき日帰り入浴施設の草分け的存在として、長く親しまれました。
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しかし21世紀になって、施設の老朽化や日帰り温泉施設の乱立により経営が悪化。2012(平成24)年に倒産し閉鎖されました。その翌年2013(平成25)年から大江戸温泉物語の施設になり、リノベーションされて再開。最近は勢いを取り戻して賑わっています。
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スパーガーデンの浴場と演芸場があるところもモダニズム。
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ホテル内はギザギザの形状そのままに、廊下が何箇所も折れ曲がっていました。でも、一本道なので迷うことはありません。
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この辺の意匠はモダンです。
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部屋は最近多くなった和室と・・・
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洋室が部屋続き。
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スパーガーデンに向かいます。宿泊客にはホテル最上階に展望風呂や天空の露天風呂がありますが、ここの大浴場も自由に入ることができます。
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かなりの距離があります。
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ここは1階のカラオケスペースです。2階に演芸場があるのですが、いつも夕食で飲むので酔っ払っていて、一度も行ってません。
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大浴場。広いです。向こう側にも二つ風呂があります。
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赤富士。早朝なので外部の入浴客が来る前。人が少なかったので撮影ができました。
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ホテルの8階にある展望風呂の一つ。さすがに撮影するチャンスはないです。ということでHPから。↑
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行きませんでしたが、演芸場では大衆演芸や・・・
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歌謡ショーや・・・
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ジャズなどをローテーションで上演しています。ホテルのチェックインは午後3時ですが、早めに来てフロントで手続きすれば、大浴場と演芸は無料で楽しめます。私は箕面の滝へ向かったので、結局利用しませんでした。
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400席あるというバイキングレストラン。ここの楽しみは「関西最大級の品ぞろえ」という食事です。和食、洋食、中華とバラエティ豊かで料理人が対面して調理を披露する方式。入場時間を3回に分けていますが、いつ行っても満員。もうかっています。経営が変わっただけで、ここまで繁盛するんですね。
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いつも満員ですがシステマティックな運営がされていて、ストレスはあまり感じません。普通のホテルのビュッフェ並みです。
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by gipsypapa | 2017-01-24 12:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)