タグ:商業施設 ( 726 ) タグの人気記事

倉吉グンゼ事務所

c0112559_08432500.jpg
工場の事務所ながら瀟洒なデザインの事務所があるのをネットで知り、印象に残っていたので、見に行きました。工場の門から目の前に建っています。倉吉らしい赤瓦の屋根に濃い茶色の下見板張りに上部は白い壁の組み合わせが美しい建物です。

工場の創業が1933年なので、事務所もその直前に建てられたと思いますが、未確認です。木造一部2階建て。

倉吉グンゼ事務所
旧郡是製糸倉吉工場事務所
1933(昭和8)年か
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市福吉町1168
撮影 : 2015.4.29
c0112559_08441310.jpg
工場の正門は石造りに赤瓦。これも昭和初期からのものでしょう。
c0112559_08442921.jpg
c0112559_08444824.jpg
c0112559_08454293.jpg
ところが、最近ネット検索してみると、私が訪ねた2ヶ月ちょっと後に、工場を閉鎖すると発表されたとか。倉吉グンゼは肌着メーカー「グンゼ」の100%出資子会社。
c0112559_08452623.jpg
「エコなムジーク」にあった2015年7月8日の新聞記事。

以下は「不景気.com」の記事。(こういうサイトがあるのに驚きですが・・)

東証1部上場の肌着メーカー「グンゼ」の100%出資子会社「倉吉グンゼ」(鳥取県倉吉市)は、11月をめどに工場を閉鎖することが明らかになりました。1933年に操業を開始した同工場は、女性用下着の製造を主力に事業を展開しているものの、安価な海外製品などとの競争激化で業績が低迷しているため、グループにおける生産体制の見直しとして今回の閉鎖を決定したようです。なお、同工場の従業員約70名については大半が地元での再就職を希望しているほか、県外事業所への配置転換にも対応する方針で、同工場の生産品目については中国の大連工場などへ生産移管する予定です。
by gipsypapa | 2017-03-01 08:47 | 建築 | Trackback | Comments(2)

倉吉の高田酒造

c0112559_08495669.jpg
高田酒造は、倉吉の旧市街を東西に流れる玉川と本町通りに挟まれた広大な敷地にあります。ネット情報では「屋号を「檜皮屋(ひわだや)」と号す。文久元年から昭和30年頃まで醤油醸造を営む。明治8年から酒造を開始した。明治40年には、皇太子(大正天皇)の山陰行啓に随行した憲兵将校の宿泊所となった。」とあります。

本町通りに主屋と仕込蔵が南面して建っています。敷地には中庭、茶室、新蔵など酒造業の施設が残っています。玉川沿いには蔵が並んでいて、主屋は天保14年(1843)、他は明治時代後期の建築です。そのうち醸造蔵一と蔵二は国の登録有形文化財です。

高田酒造(高田家住宅及び醸造施設)
c0112559_08505059.jpg
主屋は木造2階建てに石州赤瓦葺きの商家の典型で、江戸時代後期1843(天保14)年に建てられたものです。全体的に手が加えられて折らず、保存状態も良いそうです。棟札から建築年代が江戸後期と明確であることから、近世末の商家を知る上での指標となる重要な遺構でといえます。なぜか国ではなく県指定保護文化財の木造2階建て。

高田酒造(高田家住宅)
1843(天保14)年
鳥取県指定保護文化財
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市西仲町2633
撮影 : 2015.4.29
c0112559_08513447.jpg
c0112559_08520020.jpg
c0112559_08525326.jpg
奥の間の写真がありました。内部写真は写真は「とっとり文化財ナビ」から借用しました。
c0112559_08534515.jpg
向こうに見えるのは仕込み蔵。

仕込み蔵
c0112559_08541601.jpg
西隣の仕込蔵は桁行21間半の長大な蔵です。この後方に中庭、茶室、新蔵、酒造業の諸施設があります。

仕込み蔵
明治後期
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市西仲町2633
c0112559_09002097.jpg
内部写真はこれも「とっとり文化財ナビ」から借用しました。

旧高田酒造醸造蔵二
c0112559_09021790.jpg
主屋などの建つ宅地の背後,玉川の北の敷地にあります。土蔵造りで屋根は石州赤瓦葺、壁は中塗仕上げで、腰部は焼板張り。玉川沿いの歴史的景観を形成する重要な建物です。国の登録有形文化財の土蔵造り、平屋建て。

旧高田酒造醸造蔵二
明治後期
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市新町2-2381-1
c0112559_09030952.jpg
左が蔵二、右側が蔵一と思われます。

旧高田酒造醸造蔵一
c0112559_09044840.jpg
旧高田酒造醸造蔵一玉川沿いの小路に面して建っています。外壁は真壁で、半間ごとに柱をむき出しにし、高窓があるなど、変化に富んだ外観です。国の登録有形文化財の土蔵造り、平屋建て。

旧高田酒造醸造蔵一
明治後期
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市新町2-2381-1
by gipsypapa | 2017-02-25 09:07 | 建築 | Trackback | Comments(2)

倉吉のぎゃらりい和(やわらぎ)

c0112559_08191889.jpg
旧日本産業貯蓄銀行倉吉支店として、昭和初期に建てられた倉吉初の鉄筋コンクリート造りの本格的な西洋建築です。間口が狭い2階建てですが、古典主義の重厚さを残しながら簡略化して、当時流行のセセションスタイルを取り入れています。

旧日本産業貯蓄銀行という名前はなじみがありませんが、本社は山陰地方にあったローカルな銀行だったとか。この倉吉支店は昭和6年に建設されましたが、わずか2年後の昭和8年には銀行が破産したそうです。幸いこの建物は取り壊されることはなく、町の集会所、日本生命の所有を経て今の「ぎゃらりい和(やわらぎ)」になりました。

型染めの暖簾(のれん)やテーブルクロス、ストール、クッションなどの草木染と雑貨を販売している店舗で、喫茶コーナーもあるそうです。鉄筋コンクリート造り、2階建て。

ぎゃらりい和
旧日本産業貯蓄銀行倉吉支店
1931(昭和6)年
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市東仲町2577
撮影 : 2015.4.29
c0112559_08200009.jpg
c0112559_08201862.jpg
c0112559_08203437.jpg
c0112559_08205381.jpg
c0112559_08210974.jpg
c0112559_08212303.jpg
内部はあまり銀行を感じさせませんが、玄関を入った一角はそれらしく吹き抜けです。
c0112559_08220120.jpg
c0112559_08221997.jpg
ネットにあった写真。上部に☆印のロゴがあり、一階、二階ともに2本のピラスター(付け柱)と小ぶりなわりに装飾が多い建物でした。

仲町公民館
c0112559_08241354.jpg
東隣にある2階建てには東仲町公民館という表札があります。和風ですが、これも古そう。

東仲町公民館
詳細 : 不明
倉吉市東仲町2575
撮影 : 2015.4.29
c0112559_08254598.jpg

by gipsypapa | 2017-02-24 08:25 | 建築 | Trackback | Comments(2)

日本料理 飛鳥(赤瓦十五号館)

c0112559_08295818.jpg
旧街道「倉吉往来」沿い、白壁倶楽部の西隣にも赤瓦の建物があります。古い町家を改装した食事処で、日本料理や郷土料理など地元の食材を使用したメニューを提供しています。かなり大きな建物で、随所に意匠を凝らした工夫がなされている、上質な住宅建築です。ここも築年を聞いたはずですが、忘れてしまいました。大正か明治だったと思います。赤瓦十五号館の木造2階建て。

日本料理 飛鳥(赤瓦十五号館)
大正期以前
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市魚町2538
撮影 : 2015.4.29
c0112559_08303571.jpg
c0112559_08305377.jpg
ここも玄関から覗いていたら、お店の人が「中も見てください」という、うれしいお言葉。遠慮なく中へ。
c0112559_08313893.jpg
c0112559_08315443.jpg
2階を案内していただきました。
c0112559_08323186.jpg
2階が食事スペースのようです。
c0112559_08330422.jpg
違い棚のある床の間と書院。単なる町家ではなさそう。
c0112559_08333436.jpg
c0112559_08335261.jpg
c0112559_08341188.jpg
趣味のよい、和の造形美があちこちに。
c0112559_08344746.jpg
c0112559_08350812.jpg
c0112559_08353056.jpg
c0112559_08360352.jpg
c0112559_08362461.jpg
c0112559_08364135.jpg
外観から想像するより内部がすごい。かなりの地位の人の住いだったんでしょう。
c0112559_08371550.jpg
美しい坪庭があります。


by gipsypapa | 2017-02-23 08:37 | 建築 | Trackback | Comments(0)

鳥っと屋(赤瓦十四号館)

c0112559_09101529.jpg
元帥酒造から旧街道「倉吉往来」を東へ白壁倶楽部に向かう途中には古い町家が何棟か並んでいます。そのうちの一つ、鳥っと屋(とっとや)。小物やアクセサリーが並ぶショップ、カフェとギャラリーになっています。築年を聞いたはずですが、忘れてしまいました。大正期だったような。赤瓦十四号館の木造2階建て。

鳥っと屋(赤瓦十四号館)
大正期か
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市魚町2551
撮影 : 2015.4.29
c0112559_09105047.jpg
まったく関係ありませんが、博多弁では「とっとやとっとうと~?」となります。
c0112559_09110835.jpg
店先を覗いていると中も見てくださいとお店の人に勧められました。
c0112559_09114298.jpg
c0112559_09121009.jpg
1階は「ショップとっと」。オリジナルアクセサリーや鳥取県伝統工芸品の因州和紙、和小物などの販売をしています。
c0112559_09124179.jpg
2階もどうぞといわれ、トコトコと上がっていきました。
c0112559_09131744.jpg
c0112559_09135032.jpg
2階は二間あります。「ギャラリーとまり木」です。このときは陶磁器などが並んでいました。
c0112559_09142039.jpg
もう一つの部屋は和風。
c0112559_09145787.jpg
再び1階へ。奥が「カフェ カラット」になっていて・・・
c0112559_09154051.jpg
その奥は小さな坪庭です。当時の町家の様子がよくわかります。
c0112559_09161178.jpg
気持ちよく見学させてもらいました。ありがとうございました。

by gipsypapa | 2017-02-22 09:16 | 建築 | Trackback | Comments(2)

元帥酒造本店(赤瓦七号館)

c0112559_08201758.jpg
木屋旅館のご主人に送ってもらった観光案内所から中心部へ向かったとき、最初に出会った赤瓦館です。嘉永年間(1848年~1854年)創業の元帥酒造の本店。160年の伝統があり、全国的に高い評価を得ているという「元帥 大吟醸」をはじめ「くらよし白壁土蔵」、「赤瓦」、「八賢士」など、日本酒の製造販売を行っています。少なくとも大正期以前の築に見えますが、詳細はわかりませんでした。赤瓦七号館になっている木造2階建て。

元帥酒造本店(赤瓦七号館)
詳細 : 不明
鳥取県倉吉市東仲町2573
撮影 : 2015.4.29
c0112559_08204666.jpg
c0112559_08211992.jpg
c0112559_08213509.jpg
c0112559_08214948.jpg
c0112559_08220498.jpg
c0112559_08222174.jpg
c0112559_08223782.jpg
店舗の北側の2階建てと蔵も元帥酒造のものと思われます。
c0112559_08232189.jpg
c0112559_08233652.jpg

by gipsypapa | 2017-02-21 08:23 | 建築 | Trackback | Comments(2)

赤瓦一号館

c0112559_09130530.jpg
赤瓦館は倉吉の玉川沿いに残っている、江戸末期から昭和初期にかけて建てられた建物群。赤い石州瓦(せきしゅうがわら)の屋根が特徴で、倉吉独特の風景を形成しています。これらは番号が割り当てられ、みやげ物店、ギャラリー、郷土玩具の工房などの観光資源として活用されています。

赤瓦館は一号から十六号館までがありますが、四と九号は縁起が悪いからでしょうが、欠番です。すべてを見たわけではありませんが、面白いものを順不同に紹介します。まずは一号館から。

赤瓦一号館
旧醤油もろみ蔵
大正期
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市新町1-2441
撮影 : 2015.4.29
c0112559_09133851.jpg
c0112559_09135743.jpg
大正時代に建てられた古い大きな醤油屋のもろみ蔵だった建物です。
c0112559_09145135.jpg
各種の倉吉特産品や、手作りアクセサリー、ちりめん細工を販売しています。
c0112559_09152860.jpg
巨大な梁をむき出しにして、古いというより、むしろモダンな空間を演出しています。
c0112559_09180670.jpg
c0112559_09182350.jpg
c0112559_09184146.jpg
c0112559_09191263.jpg
石州瓦は島根県の石見地方で生産されている粘土瓦のことです。三州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つだとか。

by gipsypapa | 2017-02-19 09:19 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面の山本珈琲館

c0112559_8471271.jpg
レトロかなと思ったらはずれだった建物です。箕面滝道から眼下に見える洋館。屋根の形や天窓、煙突から古い建物かと思い、わき道を下っていくと建物正面に出ました。山本珈琲館という看板がある正面から見て、これは新しいと直感。調べると10年ちょっと前にt建てられたようです。

山本珈琲館は「箕面川に臨む静かな森の珈琲専門店」がうたい文句で、若者に人気がありそうなカフェでした。天井画高い木造平屋建て。

山本珈琲館
1995(平成7)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面公園2-28
撮影 : 2017.1.16
c0112559_847567.jpg
滝道をあるいていると崖下にレトロ感満点の、よさそうな洋館がありました。
c0112559_84897.jpg
c0112559_849344.jpg
c0112559_8501050.jpg
c0112559_8503687.jpg
こんなところにレトロな建物があるという前情報はなかったし・・・
c0112559_8505354.jpg
坂を少し下ったら、あれっ!
c0112559_851555.jpg
正面から見ると・・・ハズレでした。この立地なので、季節による山谷が大きそうです。しかし、前日が全国的な寒波で、この日も寒い日でしたがちゃんと営業していて、若い女性客が一人、店から出て来るのに出会いました。

おしゃれな珈琲専門喫茶店。内部写真を食べログから借用します。↓↓
c0112559_853374.jpg

c0112559_8524878.jpg
c0112559_853074.jpg
これで大阪を終わり、次回から山陰地方です。
by gipsypapa | 2017-02-04 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(0)

箕面の橋本亭

c0112559_8453870.jpg
橋本亭は河鹿荘から瀧道をさらに北に上った、一の橋のたもとにあります。明治43年に建てられた旅館でした。後継者難や建物の老朽化のため長く閉鎖されていましたが、2004(平成16)年に、街づくり活動の拠点としてリニューアルされ、一旦は店舗やギャラリー、大小貸室などで使われていました。

しかしながら、運営している「箕面FMまちそだて株式会社」のHPによれば、昨年2016(平成28)年5月に裏山の土砂災害が発生し、その対策工事や裏山と建物の状況調査のため、再び休業中です。趣のある貴重な建物なので早く再開できるよう祈ります。木造3階建て。

橋本亭
1910(明治43)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面2-5-37
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
c0112559_8464420.jpg
最初の写真は今年。2枚目からは昨年10月のものです。貴重な木造3階建て。
c0112559_848466.jpg
リノベーションのときに塗り替えられた、黒い外壁がシックです。
c0112559_8491898.jpg
c0112559_8493094.jpg
↓ は再び今年の画像。
c0112559_8505699.jpg
1987(昭和62)年以前は市街地において木造3階建ての建築は禁止されていました。現在でも木造建築の3階建ては、建築基準法上の規制が厳しく簡単には建てられないのです。
c0112559_8514114.jpg
c0112559_8515657.jpg
c0112559_8521013.jpg
休業中なのでフェンスに囲まれています。確かに裏の崖が覆いかぶさるように迫っていますね。崖の補強工事も簡単ではないでしょう。
by gipsypapa | 2017-01-30 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面かじかそう(河鹿荘)

c0112559_854662.jpg
今日からしばらく箕面滝道沿いのレトロな建物を下流から上流に向かって、逐次紹介します。

阪急電車箕面駅から滝道沿道を2~3分上ったところの高台にある「箕面かじかそう」。築60年以上経った伝統のある料理旅館旅館「河鹿荘」をリノベーションして 2012(平成24)年にオープンしました。お洒落で落ち着いた雰囲気の一軒家カフェ&イタリアンレストランです。木造2階建て。

箕面かじかそう
旧旅館 河鹿荘
1953(昭和28)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面1-6-6
撮影 : 2017.1.17
c0112559_872586.jpg
このときは早朝だったので、門は閉まっていました。
c0112559_881349.jpg
門をくぐると和風の塀沿いに階段があるようです。
c0112559_894541.jpg
食べログの写真を借用します。↓↓
c0112559_810233.jpg
c0112559_8104035.jpg
c0112559_8105430.jpg
c0112559_811615.jpg
c0112559_8111959.jpg
c0112559_8231944.jpg
↓ はHPから。
c0112559_8115164.jpg
雰囲気はよさそうです。
by gipsypapa | 2017-01-28 08:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)