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旧東京中央郵便局

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 前回の東京編でアップし忘れていました。東京駅の丸の内南口を出ると正面にある超高層ビル、JPタワーです。その低層階は7~8年前に解体か保存かが大きな話題になった旧東京中央郵便局の構造躯体をそのまま残す形で保存したものです。

 新ビルは2012(平成24)年に完工し、旧東京中央郵便局だった低層棟は商業施設「KITTE(キッテ)」になっていて、賑わっていました。内装は吹き抜けに改装されていますが、外観は創建時のタイルや窓が復原されています。

 設計は当時逓信省の吉田鉄郎(よしだ てつろう 1894 - 1956)で、昭和初期のモダニズム建築を 代表する一作として.DOCOMOMOの日本の近代建築20選に選定されています。鉄筋鉄骨コンクリート造り5階建て、地下1階。

JPタワー
旧東京中央郵便局
1931(昭和6)年
設計 : 吉田鉄郎(逓信省営繕課)
施工 : 銭高組、大倉土木
東京都千代田区丸の内2-7-2
撮影 : 2014.7.31
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 後ろに見えるのが高層のJP タワーです。
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 東京ステーションホテルから目の前に見えます。
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 東京駅の丸の内南口から、信号を渡るとKITTEの入り口。
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 店内は吹き抜け、保存された外壁とはスペースがあります。
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by gipsypapa | 2015-06-10 09:06 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

別府市中央公民館

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 先に紹介した別府市児童館(旧別府郵便電話局電話分室)と同じく吉田鉄郎が設計し、同時期に建てられた旧別府市公会堂。こちらは事務所建築ではなく公会堂ということから、装飾が多い意匠です。現在は別府市中央公民館になっています。c0112559_1345599.jpg

 外観は褐色のスクラッチタイル貼りで、正面2階にはバルコニーのある5連のアーチ窓が並んでいます。中央部には小さな尖塔を載せ、玄関の大きな庇や側面2階の通用口の半八角形の庇、不規則に配された丸窓など変化に富んだ繊細なデザインです。

 内部もリズミカルなアーチ構造が取り入れられ、ホールは音響を配慮した空間になっています。正面はよく当時の姿を留めていますが、背面は窓枠にさびが目立つなど、放置されているのが残念です。なお、スエーデン・ストックホルムの市庁舎をモデルにしたと伝えられ、別府市の技師池田三比古が製図と工事監督に携わったとか。鉄筋コンクリート造り、2階建て。

別府市中央公民館
旧別府市公会堂
1928(昭和3)年
設計 : 吉田鉄郎
施工 : 溝口組
別府市上田の湯町6-37
撮影 : 2011.3.20
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by gipsypapa | 2012-02-20 13:50 | 建築 | Trackback | Comments(8)

別府市児童館

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 煉瓦タイル貼りながら派手さのないモダニウム建築。全体に装飾的要素を極力抑えたシンプルな造りになっています。

 元は旧逓信省別府電報電話局として昭和3年(1928年)に建築されたもので、昭和39年(1964年)電話局移転に伴い別府市が買収し、その後は市庁舎別館、水道局分室、さらに南部出張所に誓われました。1991(平成3)年に改修されレンガホールとなっていましたが、、現在は別府市児童館として地域の人々に利用されています。

 設計は逓信省関係の多くのモダニズム建築を手がけ、解体が決まった東京中央郵便局や大阪中央郵便局、さらにこのブログでも紹介した、新風館(旧京都中央電話局)も設計している逓信省技師の吉田鉄郎。同時期に別府市公会堂も彼の設計で建てられており、近々紹介します。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り、2階建て。

別府市児童館
旧別府郵便電話局電話分室
1928(昭和3)年
登録有形文化財
設計 : 吉田鉄郎
施工 : 金子仙吉
別府市末広町1-3
撮影 : 2011.3.20
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by gipsypapa | 2012-02-13 13:03 | 建築 | Trackback | Comments(6)

移転した大阪中央郵便局

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 次に行く前にちょっと寄り道をします。前にもこのブログで取り上げた大阪中央郵便局が、ついに今年の5月7日に移転しました。今は空き家になっています。同じ吉田鉄郎設計の東京中央郵便局の建て替えは、全国的なニュースとなり、一部保存が決まりました。

 この大阪中央郵便局の方も、地上40階、高さ187メートルの高層ビルに建て替える具体的計画が発表されましたが、どういう形で建て替えるかはまだ明らかではありません。2012(平成24)年完成予定とのことですが、現状は設計構想段階で発注や着工はしていないようです。一部の専門家や市民の間に保存を求める声があるようですが、東京に比べてもう一つ盛り上がりに欠けている感があり、どういう形で決着するのか、いまだに不透明。

 実際、白を基調にした東京中央郵便局に比べると、大阪はグレーのタイルの外壁で、保存部分は『特徴ある部分を残す』という方針と、現代的な高層ビルの外観を融合させるのは、そう簡単ではない気がします。鉄筋コンクリート造り、6階建、地下1階。

旧大阪中央郵便局 1939(昭和14)年
設計 : 吉田鉄郎(逓信省営繕課)
施工 : 清水組
大阪市北区梅田3-2-4 
撮影 : 2009.6.9
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 次回から四国・愛媛県へ行きます。
by gipsypapa | 2009-06-22 10:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪中央郵便局

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 毎日、JR大阪駅で乗り換える私にとっては、あまりに日常的な風景ですが、有名な逓信省の吉田鉄郎氏の設計。

 装飾を排したモダニズム建築(つまり当時は最新のデザインで現代建築に通じる)と言われ、最近、郵政民営化に伴う高層ビル化が検討されて行方が注目の的になっている東京駅前の東京中央郵便局が代表作です。さらに廃墟化が進み保存問題になっている千葉の検見川送信所や旧京都中央電話局上分局(現カーニバルタイムス)も彼の設計です。

 実はこの大阪も建て替えが検討されているのです。以下Wikipediaから。
「老朽化・土地の有効利用という観点から、民営化に際して高層ビルに建て直し、隣接するJR西日本所有のアクティ西ビルと大弘ビルを併せた3施設(約1.3ha)を一体的に開発する計画がある。JR西日本と日本郵政公社(当時、現在の日本郵政グループ)との間で、2008年春頃をめどに計画案をまとめる予定で、高さ180m(地上38階程度)の高層ビルを2008年度中に着工し、2011年度の完成を目指す。新ビルには商業施設やオフィスのほか直営郵便局も入居する予定である。 JR西日本は手狭な所有地の活用を以前から模索しており、中央郵便局と一体的に開発することにより双方の資産有効活用に繋がるとの意見が合致した。
しかし、貴重な近代建築として保存を求める声が強くあり、日本建築学会が、生田正治・日本郵政公社総裁(当時)と麻生太郎・総務大臣(当時)、關淳一・大阪市長、西川善文・日本郵政社長宛てに3度にわたって「保存要望書」を提出している。これに対し郵政公社は「保存の有無も含め、建築方法などを幅広く検討したい」と話した。」

鉄筋コンクリート造り5階建て。

大阪中央郵便局 1939(昭和14)年
設計 : 吉田鉄郎(逓信省営繕課)
施工 : 清水組
大阪市北区梅田3-2-4 
撮 影 : 2007.7.28 & 11.25
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 外壁はグレーのタイル貼り。階が上に行くにつれて天井高が低くなっています。 何気なく見ていましたが、よく見るとなかなか面白い。最後の全景写真はJR大阪駅の環状線ホームから見たところです。
by gipsypapa | 2008-01-11 12:30 | 建築 | Trackback | Comments(5)

新風館 (旧京都中央電話局)

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 地下鉄烏丸御池から烏丸通を少し南に下った所にある商業ビルですが、元は中央電話局でした。
 
 この建物の設計を担当した吉田鉄郎は、逓信省営繕課で京都中央電話局上京分局((現・カーニバル・タイムズ)や大阪の中央郵便局、東京の中央郵便局を設計した人です。

 ロの字形建物の中央は吹き抜けのパティオを持つ3階建の回遊式構造。正面のアーチ形の連続窓が特徴です。鉄筋コンクリート造り3階建て。

新風館 (旧京都中央電話局) 1931(昭和6)年
設計 : 吉田鉄郎 (逓信省営繕課)
施工 : 不明
京都市中京区烏丸通姉小路下ル
撮影 2005.8.27 & 2007.4.15
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 1枚目と2枚目は烏丸通りに面した西側です。
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 建物北側にあるアーチ形の入口を通って広場へ。
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 レトロな外観。その内側には、吹き抜けのモダンな回廊空間が広がります。この広場の写真は2年前に撮ったものなので、現在このようなステージがあるかどうかは定かではありません。
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 これは1階の店。広場を取り巻くように回廊があって、ショップやレストランが並んで、若者でにぎわっています。
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 これも2年前の夜です。ステージでサルサの大会が催されていました。もちろんおっさんはお呼びでないっす。
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by gipsypapa | 2007-07-19 17:07 | 建築 | Trackback | Comments(2)