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函館の五島軒本店(レストラン五島軒)

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 函館の土産物屋でよく見かけた函館カレーのレトルトパックを製造している五島軒(ごとうけん)の本店。1879年(明治12)年創業のお菓子とカレーが有名な会社で、この本店は「レストラン五島軒」としても使われています。

 外観はシンプルで落ちついた白の外観で、胴蛇腹や軒蛇腹,1階の窓上部のアール形に少し装飾性を感じる程度ですが、何かしら心安らぐデザインです。中には入りませんでしたが、内部はステンドグラスがあり、絢爛豪華な食堂など格調高い内装になっているようです。内部の写真は関根要太郎研究室@はこだてをどうぞ。国の登録有形文化財と函館市景観形成指定建造物の木造・鉄筋コンクリート2階建て。

五島軒本店(レストラン五島軒)
1934(昭和9)年
登録有形文化財
函館市景観形成指定建造物
設計 : 亀井勝次郎+竹下茂
施工 : 勝田組
函館市末広町4-5
撮影 : 2009.5.23
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by gipsypapa | 2010-06-16 11:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館Y邸の蔵

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 旧弥生小学校を一周りしていた時に、道の東側で見つけた蔵。奥に見える家屋は新しくなっていますが、この煉瓦造りの蔵は、明治か少なくとも大正期の築と思われます。煉瓦造り2階建て。

Y邸の蔵
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
函館市弥生町3-6
撮影 : 2009.9.23
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by gipsypapa | 2010-06-15 11:32 | 建築 | Trackback | Comments(2)

旧函館市立弥生小学校

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 解体問題で話題になった旧函館市立弥生小学校。私が訪ねたすぐ後の昨年(2009)11月には解体工事が開始されたようなので、何とか間に合いました。

 2009年7月1日にBSジャパンの「にっぽんの原風景」という番組で函館をやっていました。女優の「とよた真帆」さんと函館を歩くという番組のかなりの時間を割いて、弥生小学校が映っていました。内部の様子も見ることができました。私がテレビで見る限り、まだちょっとした手入れをすれば使えるのにという印象でしたが、老朽化が見られるという真帆さんの発言もあり、その辺は画面からは判断できませんでした。

 何度も大火に襲われた函館市。1934(昭和9)年の大火のあとの復興都市計画の一環として建てられた、鉄筋コンクリート耐火構造の小学校の一つです。北側2カ所の建物角部分を曲面で仕上げ、階段室に丸窓が並ぶ他は装飾性のない、さっぱりとしたモダニズムの外観になっています。

  設計は函館市の技師だった小南武一。当時は復興事務局工事課建築係長でした。鉄筋コンクリート構造や不燃校舎を全国的にも早く採用した、函館の先進性を示す建築です。函館市景観形成指定建造物の鉄筋コンクリート製、3/4階建て。

旧函館市立弥生小学校
元弥生尋常高等小学校 1938(昭和13)年
函館市景観形成指定建造物
設計 : 小南武一(函館市復興事務局工事課建築係)
施工 : 森川組
函館市弥生町4-16
撮影 : 2009.9.24
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 テレビでも紹介されていましたが、コの字型に校舎を建て,校舎に囲まれるように中央にグランドがあります。(この建物の向こう側)大火の際,住民の避難所となるよう考えられているそうです。
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 解体・再生ではなく、補修・補強をという人たちの反対運動が実らず、結局は解体されたようです。昭和初期に全国に建てられた、いわゆる復興小学校は京都市や東京都に多く残って、有効活用されています。なんとかその道はなかったのでしょうか。函館を代表する貴重な財産が、建て直しされるとはいえ、消えてしまったのは残念です。
by gipsypapa | 2010-06-14 11:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館の岩崎家住宅店舗

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 小ぶりながら函館らしい大正末期の店舗兼住宅。1階が町屋風の和風で、2階の住宅部分はライトブルーの下見板貼りに3連の縦長窓が並ぶ擬洋風です。10年ほど前に外壁の改修工事が行われたそうです。函館市景観形成指定建造物の木造2階建て。

岩崎家住宅店舗
1924(大正13)年
函館市景観形成指定建造物
設計・施工 : 不明
函館市弥生町8-16
撮影 : 2009.9.23
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by gipsypapa | 2010-06-13 13:53 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館の天神町会館

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 函館旧ロシア領事館に向かって幸坂を上っていた時に見つけた建物と煉瓦塀。煉瓦に「天神町会館」という表札がありました。ただし、複雑に入り組んだ建物の、どこまでが天神会館なのかは定かではありません。一部は一般住宅の可能性もあります。2階建部分に2か所の張り出しがあるのがユニークです。築年は不明ですが、明治末期か大正初期のような気がします。フランス積みの煉瓦塀も同じく古そうです。木造2階建て。

天神町会館
築年 : 不明(明治末期?)
設計・施工 : 不明
函館市弥生町8-9
撮影 : 2009.9.24
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 向こう側には古そうな蔵もあります。
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 路地の奥に見える和風の建物もベイウィンドウのような庇のある張り出し窓。
by gipsypapa | 2010-06-11 11:34 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館の高田木材店

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 かなり横に長い、まるで長屋のような擬洋風の建物。玄関が4か所あるので、昔は複数の店舗を兼ねた集合住宅だったようです。ライトブルーの下見板に真っ白な木枠の上げ下げ窓が整然と並んでいます。現在は1階が木材店の店舗で2階は住居になっています。大正初期の木造2階建て。

高田木材店
1917(大正6)年
設計・施工 : 不明
函館市弥生町8-14
撮影 : 2009.9.23
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by gipsypapa | 2010-06-10 11:18 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館の民宿室屋

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 明治後期の町屋風の和風建築。元は海産商の店舗だったものですが、今は民宿になっています。主屋は函館の商店建築としては比較的珍しい純和風ですが、裏側に見える住宅部分は縦長の上げ下げ窓が並ぶ擬洋風建築です。函館市景観形成指定建造物の木造2階建て。

民宿室屋
1909(明治42)年
函館市景観形成指定建造物
設計・施工 : 不明
函館市大町9-17
撮影 : 2009.9.24
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by gipsypapa | 2010-06-09 10:29 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館市臨海研究所

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 1984(昭和59)年まで警察署として使われていた建物。2006(平成18)年に解体され、建設当時の工法だった型枠コンクリートブロック造りを用いて復元されたものです。

 角地にあることを意識して、コーナーにアールをとっているのが特徴です。中央には塔屋を置き、玄関両脇に太い4本の円柱や縦長の窓が垂直線を強調した、官庁建築らしい重厚な雰囲気があります。設計は京都大学を出てフランスで学んだ埴原欽二郎が手掛けました。現在は「函館市臨海研究所」として利用されています。函館市景観形成指定建造物の鉄筋コンクリート造り2階建て。

函館市臨海研究所
旧函館西警察庁舎
1926(大正15)年 / 2006(平成18)年復元
函館市景観形成指定建造物
設計 : 埴原欽次郎
施工 : 不明
函館市大町13-1
撮影 : 2009.9.24
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 建て替え前の写真がネット上にありました。↓
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 こちらの方がモダンな感じですね。
by gipsypapa | 2010-06-08 14:31 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館のMOSSTREES(モストリー)

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 コーヒーハウス・ジョーの隣にあるレストラン。明治末期に船具店として建てられた擬洋風建物です。名前のようにモスグリーンに塗られた下見板と白い柱や木枠の上げ下げ窓の対比が洒落ています。函館ではこのような下見板貼りの擬洋風建築をよく見かけますが、1階部分も洋風下見板というのは比較的珍しい。正面から想像するより奥行きの深い洋館。軒下の凝った装飾も目につきました。木造2階建て。

MOSSTREES(モストリー)
旧船具店
1910(明治43)年
設計・施工 : 不明
函館市大町9-15
撮影 : 2009.9.24
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 ハンバーグとカレーが売りのレストランだそうです。
by gipsypapa | 2010-06-07 10:10 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館のコーヒーハウスJOE

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 東坂と湾岸の大通りの角地にある明治初期の白漆喰と3連アーチが美しい建物。当時、上海や大連に航路を持つ廻漕店の遠藤吉平商店の店舗でした。屋根は方形の瓦葺きで、煉瓦壁に白漆喰を塗り、一部には目地を切って石造り風に見せています。1階には大型の3連アーチ、2階には小ぶりな2連アーチ窓を配した洋風建築です。3連アーチは太刀川家店舗で見たのと同じように、鋳鉄製の柱で支えられています。函館市景観形成指定建造物の煉瓦造り2階建て。

 なお、1964(元治元)年に、この建物の前の岸壁から同志社の創設者・新島穣がアメリカへと密航を企てたという場所といわれ、それがお店の名前の由来のようです。ネット上で「喫茶JOE」と呼ばれていることが多い建物です。

コーヒーハウスJOE
旧遠藤吉平商店
1885(明治18)年
函館市景観形成指定建造物
設計・施工 : 不明
函館市大町9-14
撮影 :2009.9.24
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新島穣と建物の由来を書いたプレート。
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 コーヒーハウス・ジョーとギャラリー・アオヤギという文字が見えます。
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現在は営業していないという記事があります。私が訪ねた時も閉まっていました。しかし寂れた様子はなく、入口にメニューを書いた黒板がありました。不定期的に使用されているのかも知れません。
by gipsypapa | 2010-06-05 22:37 | 建築 | Trackback | Comments(4)