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城崎から天橋立へ

翌朝は城崎温泉を発って、次の宿泊地の宮津市に向かいました。朝から小雨模様でしたので、雨が降っていたら直行、止んだら途中下車して天橋立を歩く予定でした。
撮影:2014.10.27
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 城崎温泉駅はJR山陰本線の駅。ここから南下して豊岡駅へ。
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 豊岡で北近畿タンゴ鉄道(KTR)に乗り換えて、宮津方面へ向かいます。
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 観光列車「あかまつ」「くろまつ」「あおまつ」が走っているそうです。
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 乗ったのは西舞鶴行の普通列車です。ローカル色がいっぱいですが、車内はがらがらでした。
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 車中では雨が降っていましたが、天橋立駅に着くころには雨も止んでいたので下車しました。天橋立(あまのはしだて)は、京都府宮津市の宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる砂州で日本三景の一つです。
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 まず駅前の食堂で腹ごしらえです。
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 まず廻旋橋へ。 天橋立の大橋立と小橋立を結び、橋の中央部分が90度回転する可動橋です。1923年に人力で動く橋が完成し、1957年から現在の電動式になったそうです。
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 着いた時にはほとんど閉まりかけでしたので、開いているウィキペディアの写真を借用します。
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 観光船の船着場です。
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 知恵の輪灯篭。元々近くを往来する船の安全を祈って建立されたそうです。
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 もう一つ大橋立を渡ります。
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 すぐ左にあるのは「はしだて茶屋」。
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 あとは松林の一本道。天橋立を歩いて渡って片道1時間弱かかりました。
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 途中にいろいろな見どころがありました。なぜか軍艦春日の大砲もあります。
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 天橋立神社(橋立明神)。
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 環境省選定の名水百選に選ばれている磯清水。
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 砂嘴にある井戸で両側が海であるにもかかわらず、口に含んでも塩味を感じない不思議な名水として古くから珍重されているそうです。ただし湧き水なので飲まないように注意する立て札が立っていました。
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 これが砂浜です。白砂青松といわれた天橋立ですが、白砂ではないです。天気が悪いだけではありません。
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 テレビで見たことがあります。近年は砂州の侵食が顕著になり、縮小・消滅の危機にあるとかで、砂浜の維持のために砂を補給しました。その砂に雑草などの種子が混ざっていて、草が生えてきたのです。
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 南から渡って北側に到着。また歩いて南の駅を目指し戻りました。
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 天気も悪いし砂浜もイマイチでした。ウィキペディアの写真を借用します。これくらいきれいだったらいいのに。
by gipsypapa | 2015-04-22 09:50 | | Trackback | Comments(2)

城崎温泉の洋風建築

和風の木造旅館や店舗が立ち並ぶ城崎温泉ですが、少ないながら気になる洋風建築がありました。いずれも新しいと思いますが、レトロ感を意識した外観です。

凸凹堂
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 天然石、アクセサリーや小物を販売する土産物屋です。若い女性に人気がありそうです。木造2階建て。

凸凹堂
詳細不明
豊岡市城崎町湯島265
撮影 : 2014.10.26 
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ギャラリー片岡
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 ガラス細工、革細工、陶器からお洒落なアクセサリー、そして一品家具までを展示販売しています。多分、木造2階建て。

ギャラリー片岡
詳細不明
豊岡市城崎町湯島225
撮影 : 2014.10.27 
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 お隣にはカニがいました。もうすぐ解禁です。これから駅に向かいます。
by gipsypapa | 2015-04-21 09:25 | 建築 | Trackback | Comments(2)

城崎温泉 四所神社と蓮成寺

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 城崎外湯の一つ「御所の湯」の隣に鎮座するのは四所神社(ししょじんじゃ)。現在の社殿は1925(大正14)年の北但馬地震で全壊、焼失した旧社殿を、昭和3年(1928年)に再建したもの。本殿は三間社流造、拝殿は入母屋造り平屋建てで共に県の有形文化財に指定されています。

 ネット情報では昭和56年(1981年)に和田政春の設計、施工による改修が行われたそうです。兵庫県有形文化財の木造平屋建て。

四所神社
1928(昭和3)年 / 1981(昭和56)年改修
兵庫県有形文化財
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島447
撮影 : 2014.10.26
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 因みに旧本殿は寛延4年(1751年)の建立の総欅造りの広壮なものだったとか。
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 鳥居の柱に刻まれた「西村六左衛門」。西村屋の先祖かな?

蓮成寺
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 近くにある蓮成寺(れんじょうじ)。つつじの名所らしいのですが、建物の情報は見つかりませんでした。

蓮成寺
詳細不明
豊岡市城崎町湯島452
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by gipsypapa | 2015-04-20 09:03 | 建築 | Trackback | Comments(2)

城崎温泉 木造3階建ての宿

 城崎温泉には他にも昭和初期に建てられた木造3階ての旅館があります。1925(大正14)年の北但馬地震で町は全焼したので、西村屋や三木屋を含めて、老舗はすべてその2年後の1927(昭和2)年までに再建されたものです。温泉地らしい佇まいを醸し出しているこれらをまとめて紹介します。
撮影 : 2014.10.26

つたや旅館
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 幕末に桂小五郎が潜居していた老舗旅館です。またその桂小五郎の取材のため、司馬遼太郎がここに泊り、「竜馬がゆく」の中の「希望」のくだりを書いたそうです。随筆「わが城崎」の原稿を残していて、館内に展示されているとか。木造3階建て。

つたや旅館
1927(昭和2)年 / 1994(平成6)年改築
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島485
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 美しい内部写真はつたや旅館のHPから借用しています。↓
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山本屋
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 大谿川(おおたにがわ)沿いの「一の湯」の隣にある山本屋は城崎温泉の中でも最も歴史が古い旅館です。木造3階建て。

山本屋
1927(昭和2)年 / 1991(平成3)年改築
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島643
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  右に見える白い建物は別館で、1965(昭和40)年の築。
内部写真は食べログなどから借用しています。↓
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但馬屋
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 こちらは大正時代の末に建築された但馬屋。外観は黒を基調として、町屋造りをイメージしたもので、城崎温泉ではやや変わった外観をしています。つい最近の改築で内部はかなりモダンになっているようです。木造3階建て。

但馬屋
1925(大正15)年 / 2002(平成14)年改築
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島453
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 以下の写真も但馬屋のHPから。
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旅舎 三奇亭 やまとや
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 これも江戸時代からの宿で,創業200年近くになるです。木造3階建て。

旅舎 三奇亭 やまとや
1927(昭和2)年 / 2006(平成18)年改築
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島427
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 内部写真は例のごとくやまとやのHPから借用しました。↓
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by gipsypapa | 2015-04-19 10:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

城崎温泉 三木屋東館

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 西村屋と道路を挟んで東側に3階建ての旅館があります。西村屋と同じく有名な高級旅館。城崎温泉で唯一の文化財の宿です。

 三木屋は、創業から300年の歴史を誇る老舗日本旅館。志賀直哉が逗留して書いた小説「城の崎にて」の舞台になったことで有名です。歴史情緒と四季を楽しむ城崎でも指折りのレトロな日本旅館です。

 東館は、寄棟造り桟瓦葺の建物で、北面に玄関があり、南側は庭園に面しています。1階はロビーと宴会場、2階は客室、3階は大宴会場として使われているそうです。

 昭和初期に建てられたもので、各地の和風旅館に数多く残る木造3階建ての一つですが、現在は木造で3階建て以上は認可されないので、いずれも希少な建物になっています。平成25年に大規模な改修工事が行われたようです。国の登録有形文化財の木造3階建て。

三木屋東館
1927(昭和2)年 / 2013(平成25)年改修
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島487
撮影 : 2014.10.26
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 北側の玄関回りは見ることができますが、西側や庭のある南側などは塀が高いので、見えません。ということで三木屋のHPにある、美しい写真を借用します。↓
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 なお、もう1棟、写真は撮れていませんが、西館というのもあり、こちらも1927(昭和2)年築の2階建で、国の登録有形文化財です。
by gipsypapa | 2015-04-17 08:42 | 建築 | Trackback | Comments(2)

城崎温泉 西村屋本館

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 多分、城崎温泉で最も有名な旅館の一つでしょう。江戸時代の陣屋だった建物を利用して安政年間(1854~59)、に創業し、150年以上の歴史を持つ老舗旅館西村屋。

 武家造りの荘厳さを残した門構えや玄関、日本建築の伝統をいかした数寄屋の部屋をはじめ、構成の美しさは日本旅館建築の傑作の一つといわれています。旅館全体に美しい庭園との一体感を意識した造りです。

 当初の陣屋だった建物群は大正14年の北但大震災で全館を焼失しました。昭和元年に再建にかかり、本館の一部や大宴会場はその時の建築です。

 門構えと後に見える一号館の建物と構成の美しさは、数ある日本旅館建築の中でも傑作の一つと言えよう。  昭和35年には、「吉兆」などを手掛けた数寄屋造りの名匠、平田雅哉によって別棟の「平田館」を建てられました。当時としては斬新な材料を使い、言わばモダン数寄屋とも言える建物だそうで、西村屋を代表する建物になっています。いずれも木造2階建て。

西村屋本館
2、3号館 : 1926 (昭和元)年 / 1989(平成元)年改築
はなれ : 1951(昭和26)年
4号館 : 1953(昭和28)年
平田館 : 1960(昭和35)年
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島469
撮影 : 2014.10.26
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 門の脇に立っていた番頭さんと思われる人に断わって、一歩中へ入らせてもらいました。
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 ここか、または次に紹介予定の三木屋に泊まりたかったのですが、いずれも高級すぎて断念。(笑)仕方なく西村屋本館のHPから写真を借用しました。↓
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 これが平田館です。いずれも文化財登録がされていないのは不思議です。
by gipsypapa | 2015-04-16 09:29 | 建築 | Trackback | Comments(6)

城崎温泉 ぬくもりの宿 おけ庄

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 城崎温泉には歴史がある木造旅館が立ち並び、その多くが和風の3階建てです。最初は泊まった「おけ庄」です。多くの旅館と同じく昭和初期の築で、近年改築されています。木造3階建て。

ぬくもりの宿 おけ庄
1929(昭和4)年 / 1999(平成11)年改築
設計・施工 : 不明
城崎郡城崎町湯島246
撮影 : 2014.10.26&27
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 全室、部屋が2間があり、トイレ・洗面付きでした。
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 部屋は大谿川(おおたにがわ)に面していました。窓の周りは改築時に現代的にしたのでしょう。
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 カニはまだ解禁になっていないので、小さな冷凍ものしか出ません。その分、割安になっているはずです。
by gipsypapa | 2015-04-15 09:14 | 建築 | Trackback | Comments(2)

玄武洞公園

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 城崎温泉にはJR新大阪駅からバスに乗ってきました。昼過ぎに着いたので早すぎます。駅前で昼食をとって、旅館に荷物をあずけ、レンタサイクルでJRでは1駅南に位置する玄武洞まで行くことにしました。

 玄武洞(げんぶどう)は、兵庫県豊岡市赤石の円山川東岸にある洞窟・絶壁で、国の天然記念物に指定され、山陰海岸国立公園に含まれています。玄武洞のほか、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞の洞窟が玄武洞公園として整備されています。

 説明書きによると約160万年前の噴火によって噴出されたマグマが冷却され、玄武岩溶岩の厚い層が形成され、その後、河川による侵食により玄武岩塊がむき出しとなったもの。

 玄武岩はマグマが冷却される際に体積が小さくなるために割れ目(節理)ができます。切り出しやすいので、人々が採掘し、その採掘跡が洞窟として残ったそうです。つまり洞窟は天然のものではなく、坑道・採掘跡地です。ここで切り出された玄武岩は周辺地域で漬物石や石材として使われていて、現在でも城崎温泉の大谿川護岸や豊岡の石積みなどで見ることができるそうです。

玄武洞公園
天然記念物
豊岡市赤石1362付近
撮影 : 2014.10.26
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玄武洞
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青龍洞
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白虎洞
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南朱雀洞
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北朱雀洞
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 眼下に円山川(まるやまがわ)が流れています。
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by gipsypapa | 2015-04-14 08:43 | | Trackback | Comments(6)

城崎温泉の弓形橋群

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 温泉街の中心を流れる大谿川(おおたにがわ)にはレトロな橋が架かっています。上流の王橋から、愛宕橋、柳湯橋、桃島橋、弁天橋とあり、いずれも弓形橋と呼ばれる形をしています。

 弓形橋群は1926(昭和元)年、王橋護岸は1927(昭和2)年に建設されました。城崎温泉は1925(大正14)年に起こった北但大震災の被害により、焼け野原となったための復興事業の一環として作られたもの。

 その際に大谿川の治水も大きな課題であったため、岸に玄武岩を積み上げ、高さ70~80cmの側壁を巡らせ、橋も側壁分高くしなければならず、それで弓形の橋となったそうです。一見石造りに見えますが、いずれも鉄筋コンクリート造りです。

城崎温泉の弓形橋群
1926(昭和元)年 / 1927(昭和2)年(王橋)
登録有形文化財
兵庫県景観形成重要建造物
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島
撮影 : 2014.10.26-27
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橋にはその橋の名前と「昭和元年十二月架之」の銅板がはめ込まれています。実は個人的に昭和元年築の建造物を見たのは初めてでした。

今まで知りえた1926年築の建造物は、すべて大正15年となっていたのです。それは、その年の昭和は12月25日以降の1週間だけだったからです。昭和元年は大変珍しいです。

12月25日1時25分に大正天皇が崩御。12月26日付紙面によると大正15年12月25日付で詔書が出されている。「大正十五年十二月二十五日以後ヲ改メテ昭和元年トナス」とあり、これによれば25日は昭和となる。

ということは、この銅版はあらかじめ用意されたものではなく、昭和に年号が変わってから制作して、昭和2年以降にはめ込まれたわけです。
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 一番上流に架かる王橋。他の4つの橋は同じ形の歩道専用ですが、王橋は大型でバスがすれちが得る幅の車道になっています。この橋だけは昭和2年の完工です。
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 親柱は巨大な和風の橋で、すべて御影石造です。
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 高欄に、青銅製の飾り窓や装飾をふんだんに使っています。
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by gipsypapa | 2015-04-13 08:36 | 建築 | Trackback | Comments(0)

城崎温泉の外湯めぐり

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 城崎温泉の外湯は、さとの湯、一の湯、御所の湯、まんだら湯、地蔵湯、柳湯、鴻の湯の七湯です。加盟旅館の宿泊者は無料で利用できますが、外来客はそれぞれ600~800円の入湯料を払うか、1200円の入り放題のいずれかになります。

 温泉郷にある7ヶ所の外湯では浴衣の模様で旅館がわかるので、退出時にはその旅館の下駄を差し出す下足番がいました。

 これらの外湯は建物的には新しいものばかりですが、前代の一の湯とまんだら湯の設計者は、歌舞伎座、鳩山邸、明治生命館などを手掛けた、岡田信一郎だったようです。今の建物は建て替えられたものですが、オリジナルの意匠を継承しているようです。

城崎温泉の外湯めぐり
豊岡市城崎町
撮影 : 2014.10.26-27

では、それぞれの外湯を紹介します。説明文は城崎観光協会のHPから引用しました。

駅舎温泉 さとの湯
豊岡市城崎町今津290−36
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ふれあいの湯
1,400年前より温泉が湧き続ける城崎では古くから心身を癒す風土が育まれ受け継がれています。そんな城崎らしさに現代性をプラスして誕生したのが「さとの湯」。
エキゾティックな雰囲気が漂いハーブの香りや滝の音に満ちた不思議な空間です。
悠々と流れる円山川や自然を眺めながら、ごゆっくりお過ごしください。
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一の湯
豊岡市城崎町湯島415−1
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合格祈願・交通安全、開運招福の湯
江戸中期温泉医学の創始者後藤艮山の高弟香川修徳がその著「薬選」の中で当時新湯といったこの湯を、天下一と推賞したことから名づけられた。横の小庭の「海内第一泉」の碑は近代温泉学の権威、藤浪博士の書である。桃山様式の歌舞伎座を思わせる建物で町の中央に位し、名実共に城崎温泉の象徴といってよい。
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御所の湯
豊岡市城崎町湯島448
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火伏防災・良縁成就、 美人の湯
南北朝時代の歴史物語「増鏡」に文永四年(1267年)後堀河天皇の御姉安嘉門院が入湯された記事がある、御所の湯の名はこれに由来する。江戸時代、西隣に陣屋がおかれ「殿の湯」または「鍵の湯」と呼ばれた湯があったが、明治になって、御所の湯に合せられた。京都御所を彷彿とさせる現在の建物は平成17年7月に四所神社となりに新築移転した。
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まんだら湯
豊岡市城崎町湯島565
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商売繁盛・五穀豊穣、一生一願の湯
養老元年(717年)温泉寺開祖道智上人の曼陀羅一千日祈願によって湧き出たのでこの名がある。その後八百年を経た頃、にわかに沸きあがって熱湯となったが、折よく来あわせた京都の僧日真上人が曼陀羅を書いて泉底に沈め、修法の結果数日にして適温に復したという。
前庭の碑はこの由来を書いたものである。 屋根は仏縁にちなんで御堂を模し、入口は唐破風、山すその緑に包まれて清楚な趣をもっている。

地蔵湯
豊岡市城崎町湯島796
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家内安全・水子供養、衆生救いの湯
江戸時代、村民多数の入浴が見られ里人の外湯として親しまれていた。
この湯の泉源から地蔵尊が出たのでこの名があり、此来庭内に地蔵尊をまつっている。
外観は和風とうろう、六角形の広い窓は玄武洞をイメージしており、外湯中一番モダンな建物である。
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鴻の湯
豊岡市城崎町湯島610
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夫婦円満・不老長寿、しあわせを招く湯
舒明天皇の御代(1400年前) こうのとりが足の傷をいやしたことから発見されたといういわれにもとづいて名づけられた、山の湯風をとり入れた素朴な様式の建築で町の奥深く街路から離れた閑静な湯で、散策をかねた入浴に適している。

柳湯
豊岡市城崎町湯島647
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子授安産、子授けの湯
中国の名勝西湖から移植した柳の木の下から湧き出たというのでこの名がある、以前はこの裏側にあり、外傷やはれものに著効があったといわれる。

 実際に入浴したのは一の湯と御所の湯の二つです。いずれも超満員。芋の子を洗うような、というのがぴったりの込みようでした。その時は日曜日の夕刻です。一番空いていると思う日なのですが、なぜ?
 旅行者ばかりなのでしょうが、最近は宿泊費が割高な金曜日と土曜日を避け、同じ有給休暇をとるなら月曜日に、という風になったのかもしれません。それとも外国人客か?
 この日は10月なので、カニの解禁日前。それでこれなら、11月になったらもっと増えるのでしょう。いずれにしろ、予想以上の人気。結構なことです。
by gipsypapa | 2015-04-12 08:47 | | Trackback | Comments(2)