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大阪市交通局曽根崎変電所

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 中之島から大江橋を渡って御堂筋を北上すると、新御堂筋と分かれるY字の三差路があります。その南東に細長い建物があります。都会のど真ん中にある大阪市交通局の曽根崎変電所で、地下鉄の電源供給を今も行っています。

 いわゆる表現主義的モダニズムの香りがするデザインです。ひときわ目を引く2階部分のコーベル(持ち送り)の列は構造的なものでなく、装飾的に使われているような気がします。

 ブログ情報では御堂筋を川に見立て、船をイメージして設計したとか。また軍艦のようだというのもあり、うまい表現です。鉄筋コンクリート造り2階(一部3階)建て。

大阪市交通局曽根崎変電所
1936(昭和11)年
設計・施工 : 不明
大阪市北区西天満2-7-9
撮影 : 2014.4.11
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 両脇は3階建て。中間階にも庇を張り出した意匠は、安井武雄設計の大阪ガスビルディング高麗橋野村ビルディングを小型にしたような感じ。
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 裏側を見逃したので Google マップで。大きなガラスブロックがアクセントになっています。
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by gipsypapa | 2014-07-15 10:26 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪の中津高架橋下

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 国道176号線が上を通る中津高架橋下は1932(昭和7)年に造られました。昭和10年ころから市が通路の占用権を与えて、数多くの業者が入っていました。

 ところが老朽化が進んでいること、南海トラフを震源域とする巨大地震などに備え、大阪市は高架橋の耐震化工事実施を決め、平成25年度中の立ち退きを文書で通知したとか。

 とはいえ、立ち退きの反対運動もおこり、ネット情報では現在も25業者が高架下で飲食店や工場などを営んでいるとか。

 薄暗く、結構幅のある通路が中央に走り、その両側に数少ないものの倉庫や店舗などの高架下建築が残っていました。総延長200メートル程度といわれています。

 オレンジ色の街灯で照らされた不思議な空間。南側から北の端まで歩きましたが、すれ違った人は数人でした。

中津高架橋下
1932(昭和7)年
設計・施工 : 不明
大阪市北区中津6
撮影 : 2014.2.27
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ピエロハーバー
南側の突き当たり「ピエロハーバー」という店舗があります。カフェ・レストラン&スタジオ&パフォーマンス・アート発信基地.だそうです。
大阪市北区中津6-1-10
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チャップリン
その向かいの壁にチャップリンがいました。
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貸ガレージ
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 国際興業って今もあるのでしょうか。大阪外車部という組織があるのね。
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 場所は違いますが、確かに外車が廃車に・・・かなり不気味です。
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ワインバル ムーランキッチン
大阪市北区中津6-13-31 丸甲倉庫56号
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ヘアドレッサ34キッチン
大阪市北区中津6-13-31丸甲倉庫54号1F
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高架下アンティークショップ「SHABBY CHIC」
大阪市北区中津6-13-18
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 いわゆる町工場もいくつかあります。
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おまけ
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白木荘
南側の入口近くにあるレトロな平屋建て。調べると賃貸アパートだそうです。むむむ。
大阪市北区中津5
by gipsypapa | 2014-06-07 09:52 | 建築 | Trackback | Comments(4)

島本町立歴史文化資料館

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 大阪に帰ってきました。

 JR京都線の島本駅のすぐ東側、国史跡桜井駅跡にある麗天館(れいてんかん)だった建物です。南北朝時代の湊川の合戦に向かう楠木正成が息子の正行と別れた場所、桜井が史跡として整備された際に記念館として建てられたそうです。戦後は大阪府立青年の家の講堂だった時期があったようですが、平成16年に島本町が大阪府から無償譲渡を受け、その後「島本町立歴史文化資料館」として開館しました。 島本の歴史や文化を紹介するもの展示してあります。

 建物は神社のような千鳥破風の純和風建築で、中央に大広間があり、ステージがあるいわゆる講堂です。ステージ以外の3面には廊下を廻した構造になっています。木造平屋建て。

島本町立歴史文化資料館
旧麗天館
1941(昭和16)年
設計・施工 : 不明
三島郡島本町桜井1-3-1
撮影 : 2013.11.5
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 すぐそばの西国街道沿いにある国史跡桜井駅跡。これという建築物はなく、石碑がいくつかあるだけです。
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 石碑「子わかれの 松のしづくに 袖ぬれて 昔をしのぶ さくらゐのさと」。明治天皇御製で、揮毫は海軍大将東郷平八郎とありました。
by gipsypapa | 2014-06-04 10:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

田辺市のララ・ロカレ「RaRaLocale」

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 当初は警察の庁舎だった建物。その後も図書館、市教委など各種の庁舎として利用され、ちょっと前までは田辺市の中部公民館でした。現在はララ・ロカレというパンとパスタのカフェになっています。

 こじんまりしていますが、庁舎らしい左右対称のファサード。戦後の設計なので、全体は装飾を抑えたモダニズム建築といえますが、中央部のペディメントやモルタルで石造り風に見えるように、部分的には様式主義の手法も取り入れています。木造2階建て。

ララ・ロカレ「RaRaLocale」
旧田辺市中部公民館
1949(昭和24)年
設計・施工 : 不明
田辺市上屋敷2-6-7
撮影 : 2013.11.27
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by gipsypapa | 2014-05-16 20:41 | 建築 | Trackback | Comments(2)

住吉帝塚山郵便局

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 煉瓦貼りの壁、石貼りの玄関周りなど、古そうに見えたので撮影しましたが、建物の情報は見つかりませんでした。郵便局舎なので古ければ何か情報があるはず。新しいものでしょう。よく見ると郵便局は1階部分だけで、上層階はテナントオフィスのようです。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

住吉帝塚山郵便局
築年: 不明
設計・施工 : 不明
大阪市住吉区帝塚山東2-3-10
撮影 : 2013.10.22
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by gipsypapa | 2014-04-16 09:02 | 建築 | Trackback | Comments(2)

日光市役所日光総合支所

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 日光街道沿いの高台にある日光総合支所。お城のようなこの建物は、古美術骨董商として財をなした小林庄一郎が日光を訪れる外国人観光客のホテルとして建てたもの。しかしながらホテルとして使われることはないまま、古川電工日光精銅所が所有して職員アパートになったり、戦後には進駐軍の社交場になったりしましたが、その後日光町に寄付され、1954(昭和29)から日光市役所の総合支所の庁舎として使われています。

 石垣の上に白いモルタル塗りの外壁。左右に大きな破風の2階建て部分を張り出し、中央に望楼風の天守閣のような城郭風の造りで、いわゆる帝冠様式と呼んでよいかと思われます。さらに石垣下の南側には入母屋造りの3階建ての付属棟があり、ここが玄関になっています。

 設計は小林庄一郎本人という説があり、文化遺産オンラインでは建物の名称は日光市庁舎本館となっています。国の登録有形文化財と近代化産業遺産の木造3/4階建て。

日光市役所日光総合支所
旧大名ホテル
1919(大正8)年
登録有形文化財
近代化産業遺産
設計・施工 : 不明
日光市中鉢石町999
撮影 : 2013.10. 9
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 坂を登ると左側にある玄関前に出ます。
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  本館の方に行きたかったのですが、早朝なのでまだ玄関は開いていません。また裏からまわりこめるような通路もなさそうです。
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 ホテルとして使われなかったそうですが、一応その目的で建てられたので、クラシックホテルとしておきます。
by gipsypapa | 2014-03-20 09:04 | 建築 | Trackback | Comments(2)

はこだて明治館

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 前回は写真が少なくアップしなかった建物です。ベイエリアにある観光スポットになっている明治の建物です。今回はベイエリアには行きませんでしたが、この建物の前を通りました。

 1911(明治44)年に函館郵便局として建てられ、1962(昭和37)年まで使われました。局舎の移転にともない民間に払い下げられ、商社の事務所や倉庫なに使われた後、1988(昭和61)年から、ガラス製品やオルゴールなど、名産品のショッピングモールになっています。

 存在感のある重厚な縦長アーチ窓の並ぶ煉瓦壁に蔦が絡まる外観は、函館のランドマークとなっています。逓信省営繕といえば、大正から昭和初期にかけて、モダンニズムを取り入れた局舎の名作を数々生み出したわけですが、この時代は明治。さすがにクラシックな意匠です。煉瓦造り2階建て。

はこだて明治館
旧函館郵便局
1911(明治44)年
設計 : 逓信省営繕
施工 : 猪之橋組
函館市豊川町11-17
撮影 : 2009.9.23 & 2013.8.29
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 4年前は夜景だけしか撮っていませんでした。
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 煉瓦造りは天井の支持構造が見どころ、この写真は雑誌にあったものです。木製のトラス構造のようです。天窓から差し込む光が美しい。
by gipsypapa | 2014-02-18 10:00 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館の豊川町会館(豊川稲荷神社社務所)

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 旧函館信用金庫の横をベイエリア方面に北進すると鋭角の屋根が目立つ建物があります。豊川町の会館とこの前にある豊川稲荷の社務所を兼用しています。

 コーナーにある塔屋が印象的な洋風建築。頂部に高さを違えて緑色の正三角形を東西南北の四方に向けています。棟の下部のペディメントや側面の丸窓など洋風のモチーフが随所に見られる興味深い意匠です。一方、スクラッチタイル貼りの玄関周りは和風の雰囲気も漂う、遊び心を感じる設計です。木造2階建て、塔屋付き。

豊川町会館(豊川稲荷神社社務所)
1934(昭和9)年ころ
設計・施工 : 不明
函館市豊川町9-14
撮影 : 2013.8.29
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by gipsypapa | 2014-02-15 10:00 | 建築 | Trackback | Comments(2)

函館市立図書館旧本館

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 函館公園の南側の一角に大正から昭和初期に建設された図書館があります。現在は市立図書館の施設は五稜郭に移転してしまったため空き家になっています。

 建物は1棟に見えますが、2期に分かれて立てられました。現在の正面玄関がある本館の建物は昭和初期のもので、その背後にある5階建てが大正時代に建てられた部分です。

 本館棟は昭和2年の完成で、元々は正面玄関を中心とした左右対称形でしたが、1963(昭和38)年に向かって右側に閲覧室が増築され右側が広くなっています。

 中央1階部分は半円アーチの奥に通用口があり、左右から階段を上った2階が中央玄関になっているのが珍しい。玄関ポーチの大円柱や上部の三角ペディメント、3連の半円アーチ窓とレリーフが様式主義的な意匠です、そのほかは意外に簡素なイメージです。

 内部にも見どころが多いようで、特に多様なステンドグラスがよさそうです。この辺は「関根要太郎研究室@はこだて」「旧函館市立図書館の今」にある写真をご覧ください。

 設計はこのブログで函館市公民館旧函館市立弥生小学校を紹介した函館市建築課の小南武一。鉄筋コンクリート造り3階建て。

函館市立図書館旧本館
1927(昭和2)年
設計 : 函館市建築課(小南武一)
施工 : 堀田組
函館市青柳町17-2(函館公園内)
撮影 : 2013.8.29
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旧函館市立図書館書庫
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 本館棟とつながっているのでわかりにくいのですが、本館の背後にある5階建て部分は大正5年に建てられた書庫棟です。

 本館ができるまではこの書庫棟だけがあったと考えると、形状が幅広で薄っぺらいのが不思議な気がします。想像するに本館ができるまで11年間のギャップがあるにしろ、本館が増設されるのを前提に建てられた可能性があります。

 昭和9年の函館大火にも耐え、貴重な資料が守られたといわれ、防火機能的に優れた建物です。こちらの設計はかの辰野金吾の辰野葛西建築事務所。施工は明治から大正にかけて旧函館区公会堂などを手掛けた北海道屈指の工事請負人、村木甚三郎とその息子の村木喜三郎。鉄筋コンクリート造り5階建て。

旧函館市立図書館書庫
1916(大正5)年
設計 : 辰野葛西建築事務所
施工 : 村木甚三郎、村木喜三郎
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by gipsypapa | 2014-01-30 11:35 | 建築 | Trackback | Comments(4)

旧函館博物館2号

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 1号の少し南にある旧函館博物館2号は、当時、東京にあった開拓使東京出張所仮博物場が閉鎖する際、その収蔵物を収める目的で建てられ、博物館として1号より5年後の1884年に開館したものです。

 同じく木造平屋建での小さな博物館ですが、こちらは左右非対称。玄関上部のアーチ型の欄間や半円アーチ窓をなら別など華麗な意匠となっています。真っ白な下見板張りの外壁と赤い鉄板葺き屋根の色の対比が鮮やかです。北海道指定有形文化財の木造平屋建て。

旧函館博物館2号(函館県博物館)
1884(明治17)年
北海道指定有形文化財
設計 : 函館県技師
施工 : 浜谷新助
函館市青柳町17-5
撮影 : 2013.8.29
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by gipsypapa | 2014-01-29 09:28 | 建築 | Trackback | Comments(0)