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郡山市 郡山公会堂

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 福島市を後にして郡山市へ。ここで一泊しました。予め調べておいた郡山の近代建築を少し見てまわりました。
 この建物は、市制施行を記念して建てられました。設計は、 大蔵大臣官房臨時営繕課長と臨時国会議事堂建設局長を兼任していた矢橋賢吉が監修的に携わり、 実際には、部下の荻原貞雄がオランダ・ハーグの平和宮をモデルにしたそうです。鉄筋コンクリート造2階建て、塔屋付、銅板葺の登録有形文化財。


郡山市 郡山公会堂
1924(大正13)年
登録有形文化財
設計 : 矢橋賢吉、荻原貞雄
施工 : 清水組
福島県郡山市麓山1-8
撮影 : 2007.4.29
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 一見レンガ造りのようにも見えますが鉄筋コンクリート構造。 レンガは表面の装飾だけです。角に建つ階段塔や時計台、3連アーチの入口やドーマー(屋根)窓など、外観はヨーロッパの宮殿を模したものです。
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 山野草展という盆栽の展示会が開催中で自由に中に入れました。
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 中はやっぱり公会堂。2階に観覧席こそありますが学校の体育館を思わせるだだっ広い空間でした。
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 天井の塔具の配置は面白い。
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 大きなアーチ窓もいい。
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 一番気に入ったのは講壇のアーチの細工でした。
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 ハーグの平和宮を模したものだそうですが、ずいぶん昔に二度ほどハーグに行ったので、見たことがあるような。今となっては写真もなく、記憶も確かではありません。
by gipsypapa | 2007-05-10 16:32 | 建築 | Trackback | Comments(2)

京都の南禅寺水路閣

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 琵琶湖疏水事業は、東京遷都のため沈みきった京都に活力を呼びもどすために明治18年に着工し明治23年に完成しました。その一環として施工された水路橋が南禅寺の境内を横切っていて、寺の景観に溶け込み観光名所になっています。

南禅寺・水路閣 1886(明治21)年
国史跡
設計 : 田邊朔郎
施工 : 不明
京都市左京区南禅寺境内
撮影 : 2007.3.11
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 明治の中頃ですから、まだ鉄筋コンクリートの技術はなく、必然的に煉瓦造りになるわけですが、その反面、歴史を感じて建造物として残したくなるわけです。
 この日はまだ3月上旬。光が弱く、木々の緑もまだなので、寒々しい感じに写ってしまいました。少し時期的に早すぎました。
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 水路ですから数ある煉瓦アーチの上は水が流れています。
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 昔の人は何年もかけて煉瓦を積み、はるばる琵琶湖から水を引いたのです。頭が下がります。
by gipsypapa | 2007-05-08 16:31 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

旧福岡県公会堂貴賓館

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 福岡市文学館から南東に歩くと西中洲の一角に、美しい洋館が建っています。川を隔てて洋館の東側には九州一の歓楽街・中洲が、西側には高層ビルが林立する天神の繁華街です。

 洋館は明治43年3月竣工。木造二階建て、天然スレート葺き。正面に石柱を用いたポーチが突出し、左隅に尖塔をもつ八角塔があるフレンチルネッサンス様式を基調とする建物です。

 洋館は、はじめ九州沖縄八県連合共進会の来賓接待所として建築されましたが、その後公会堂、福岡高等裁判所、福岡県教育庁舎等約1世紀にわたり一貫して公共建築物としての使用されてました。設計の三條栄三郎氏は他にも太宰府天満宮楼門、福岡県立図書館、福岡県庁舎等明治、大正期に多くの設計を手がけたそうです。

 いま洋館は、平成17年3月に発生した福岡県西方沖地震に被災し現在、休館中。今回(2007.3.30)訪れたときは改修工事中で、全体がカバーに覆われ、建物はまったく見えませんでした。過去に何回か来ましたが、盆と正月のため中に入れませんでした。今度こそと期待していましたが、今回もかないませんでした。改修工事は平成20年以降までかかるようです。仕方がないので昔の写真をアップします。

旧福岡県公会堂貴賓館
1910年(明治43)年
重要文化財
設計 : 三条栄三郎(福岡県土木部技師)
施工 : 岩崎組
福岡市中央区西中洲6-29
撮影 : 2004.8.14 & 2006.1.17
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 心地よい緊張感と落ち着いたフレンチルネッサンス様式の建物で、一刻も早い再公開を期待します。
by gipsypapa | 2007-04-09 17:10 | 建築 | Trackback | Comments(0)

福岡市文学館

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 横浜はもう少し写真がありますが、できばえがもう一つなので、少し九州をやります。

 現福岡市文学館は辰野金吾、片岡安の設計により、日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909年)に竣工。ドームや小塔、屋根窓を配した銅板葺きの屋根や赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は、19世紀末の英国様式を応用したものです。

 昭和44年(1969年)3月に国の重要文化財に指定されたのを機に福岡市に譲渡され、長く歴史資料館として活用された後、平成6年からは赤煉瓦文化館として市民に親しまれてきました。平成14年に福岡市文学館を開設して、福岡の文学に関する様々な情報を収集・提供しています。

福岡市文学館
旧日本生命保険会社九州支店
1909(明治42)年
設計 : 辰野金吾、片岡安
施工 : 清水組
重要文化財
福岡市中央区天神1丁目15-30
撮影 : 2006.8.12 & 2007.3.30
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 少し小ぶりですが東京駅や大阪の中ノ島公会堂のように赤煉瓦と白の石材を使い、象徴的なドームを持った重厚な建築で、一目で辰野金吾の設計と分かります。
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 福岡へ帰省するのはお盆と正月なので休館日にあたり、なかなか中へは入る機会がありませんでした。今回は都合よく中へ入れます。ここが入り口。入場無料です。
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 木をうまく使った格調高い内装です。残念なのは特別展の準備中とのことで、2階に上がれなかったことくらいでした。中は福岡市ゆかりの文学者の資料や本がそろっていて、中央のテーブルで閲覧できるようになっていました。ただ金曜の午後でしたが入場者は私たちだけでした。(^^;;
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 繁華街天神の川筋に位置し、近くにある水鏡神社から建物が見えました。
by gipsypapa | 2007-04-08 22:23 | 建築 | Trackback | Comments(1)

横浜赤レンガ倉庫

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 この倉庫は、横浜税関の保税倉庫として建てられた歴史的建築物の愛称であり、正式名称は新港埠頭保税倉庫といいます。当初は、1号倉庫と2号倉庫は同じ規模でしたが、 関東大震災により1号倉庫は半壊したため、現在の長さになりました。

 2002年(平成14年)に改装され、 現在、1号倉庫は多目的スペースやホールとして、 2号倉庫はショッピングモールになっています。

横浜赤レンガ倉庫
旧横浜税関新港埠頭保税倉庫
1号 1913(大正2)年 
2号 1911(明治44)年
設計 : 妻木頼黄(大蔵省臨時建設部)
施工 : 1号倉庫 原木仙之助 : 2号倉庫 大蔵省直営
横浜市中区新港町1-1
撮影 : 2006.4.30 & 5.1
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 みなとみらいの近くにあり一帯は赤レンガパークとして観光客や若者でにぎわっています。
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 赤レンガパークから横浜税関が見えます。
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 すぐ近くには埠頭。
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 食事を終え赤レンガ倉庫の夜景を撮った後、ホテルへ帰りました。
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 ホテルの窓から観覧車が眼下に。
by gipsypapa | 2007-04-08 00:24 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

神奈川県立歴史博物館

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 旧横浜正金銀行本店本館。こちらも夜景だけです。かなり手ぶれしています。(^^;;

1904年(明治37年)竣工。1923年(大正12年)の関東大震災では、建物の倒壊等はなかったものの、 火災により正面屋上のドームと、建物内部が消失しました。戦後すぐに東京銀行横浜支店として再スタートしたあと 1964年(昭和39年)に土地と建物を神奈川県が東京銀行から買収し1967年(昭和42年)に神奈川県立博物館として開設される際にドームが復元されました。 1995年(平成7年)に内部を改装し、神奈川県立歴史博物館と改称されました。石・煉瓦造3階建て、地下1階の重要文化財。

神奈川県立歴史博物館
旧 横浜正金銀行本店本館
1904(明治37)年/1967(昭和42)年改修/1995(平成7)年内部改築
重要文化財
設計 : 妻木頼黄
施工 : 不明
横浜市中区南仲通5-60
撮影 : 2006.4.30
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 ここも中が見てみたい重厚な建物でした。
by gipsypapa | 2007-04-06 15:32 | 建築 | Trackback(1) | Comments(6)

横浜市開港記念会館

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 ホテルから食事に出かける途中に市街にある建物を少し見て廻りました。夜なので夜景だけで中は見れませんでした。
 1909年(明治42年)の横浜の開港50周年を記念して、 設計コンペ方式によって建設されたものだそうです。現在は公会堂として使われています。特徴的な煉瓦造の時計塔は、 神奈川県庁本庁舎(キング)、 横浜税関本関庁舎(クイーン)と共に、 横浜の3塔として、「ジャック」の愛称で市民に親しまれている重要文化財の素晴らしい建物でした。
 昼間の写真は ↓ からどうぞ。
http://www.city.yokohama.jp/me/naka/renraku/kaikokinen/

横浜市開港記念会館(中区公会堂)
1917年(大正6)年
重要文化財
設計 : 福田重義、山田七五郎、佐藤四郎
施工 : 清水組
横浜市中区本町1-6
撮影 : 2006.4.30
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by gipsypapa | 2007-04-05 17:47 | 建築 | Trackback | Comments(4)

横浜市の山手資料館

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 横浜・戸部の大工によって中澤邸として本牧に建てられ、 横浜・諏訪町の園田邸に移された後、 1977年(昭和52年)に現在地に移築されました。横浜に現存する明治時代の唯一の木造西洋館。現在は、横浜開港当時の資料等が展示される資料館として公開されています。残念ながらここは時間がなく中には入りませんでした。

山手資料館
旧 中澤邸
1909(明治42)年/1977(昭和52)年移設
横浜市認定歴史的建造物
設計・施工 : 不明
横浜市中区山手町247
撮影 2006.4.30
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 こじんまりした木造2階建に4方に妻面があり屋根裏部屋を持つユニークな形をしています。
by gipsypapa | 2007-03-26 10:17 | 建築 | Trackback | Comments(0)

東京の中央合同庁舎第六号館 赤れんが棟

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 東京メトロの桜田門駅の近くにある壮大な煉瓦造りの建物。かっての司法省庁舎でした。明治政府がヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマンというドイツ人建築家に設計を依頼して建てられた、ネオ・バロック様式の建築物です。戦争で被害を受けましたが戦後に改修され、法務省本館として使用されてきました。現在の赤れんが棟は平成3年から6年にかけた保存改修工事によって、創設当時の姿に復元されたものです。外観が国の重要文化財に指定されました。法務省旧本館内にある法務史料展示室のみ、内部見学が出来ます。(無料)

中央合同庁舎第六号館 赤れんが棟
旧司法省本館
1895(明治28)年/1950(昭和25)年復旧/1994(平成6)年改修
設計 : ヘルマン・エンデ/ヴィルヘルム・ベックマン
      河合浩蔵(詳細設計)
施工 : 臨時建設局
重要文化財(外観)
東京都千代田区霞が関1-1-1
撮影 2006.5.2
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 西側正門。両側に円形ドーム屋根の守衛所。また門扉はエンデとベックマンによるボルジィヒ家の門の意匠が使われています。
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 一階が低く、二・三階が高くなった三階建てで、外壁は赤レンガ、柱や窓まわりには白い石材が使われています。中央部分には柱の列が目立つバルコニー。傾斜の強い天然スレート葺きの屋根にドーマー窓をあしらっています。
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 内部へ入ってみます。扉を入ると階段ホール。ここは戦後の復旧工事の状態に保全してあるそうです。回り階段で三階へ上がると法務資料展示室があります。
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 三階の廊下から建物の東側(裏側)を。
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 なおベックマン事務所にいたリヒャルト・ゼール(のちに同志社クラーク記念館や函館旧ロシア領事館を設計)がこの建物の設計に携わったそうです。
by gipsypapa | 2007-02-28 13:56 | 建築 | Trackback | Comments(1)

米原市の旧醒井公会堂

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 ヴォーリズの醒井宿資料館を訪ねたときに、
http://gipsymania.exblog.jp/5533357/
資料館の人から近くにも登録有形文化財の建物がもう一軒あるとお聞きしました。その方向に歩きましたが、醒井公民館という新しい建物しか見当たりません。近くの商店に入って聞いたら、その公民館を教えてくれます。いえ、それじゃないと言うと「ああ、あれ。ボロ家ですよ。」ということでやっと発見。確かに・・・

旧醒井公会堂 1936(昭和11)年
設計・施工 : 不明
登録有形文化財
滋賀県米原市醒井
撮影 2007.1.27
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 有形文化財のプレートがあります。
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 北西面。正面以外はこれという特徴はありません。
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 正面の縦長窓。窓からお祭りに使う旗のようなものが見えました。倉庫代わりに使われているようです。
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 裏に廻ってみましたが、もっと特徴なし。

ということで、いい写真がありませんので、醒井宿の写真を。
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 湧き水が豊富だそうで地蔵川という小さな清流がありました。川底に見えるのが梅花藻(バイカモ)。夏に白く小さな花が咲くので有名とか。今は冬ですから花は見れませんでしたが、近所のかたがたが川底の手入れをされていました。
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 旧醒井宿問屋場。ここも醒井宿資料館の別館になっていて、資料館の入場料を払うとここも見ることが出来ます。ただ、無人でしたから、誰でも入れるとは思います。
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 本陣跡は割烹本陣樋口山という料亭に。
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 八代食品という食料品の店はレトロ。
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 醒井公会堂への道を聞いたお店。醤油屋喜代治商店といいます。
by gipsypapa | 2007-02-16 10:41 | 建築 | Trackback | Comments(0)