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長浜市内を歩く

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長浜編の最終回です。まずは長浜大手門通りから。大手門通りは、黒壁スクエアから大通寺の表参道、宮町通商店街へと続く、観光客向けのアーケード商店街。沿道に黒壁ガラス館からさまざまな飲食店、龍遊館や曳山博物館などが見どころの通りです。
撮影 : 2016.11.18 & 19
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のっぺいうどん 茂美志屋(もみじや)
滋賀県長浜市元浜町7-15
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内部の写真などは食べログから借用しています。
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店内もレトロ。
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「のっぺいうどん」は餡かけうどん。大きな麸、かまぼこ、しいたけ、生湯葉など。すりおろし生姜の風味のスープだそうです。
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龍遊館(海洋堂フィギュアミュージアム黒壁)
滋賀県長浜市元浜町13-31
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これ以下はネットにあった写真です。
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名前の通りフィギュアがいっぱい。入ればよかったかも。

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長浜ラーメン大手門店
滋賀県長浜市元浜町6-16
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故郷、博多の長浜ラーメンと名前が同じ。長浜市なので、単にその名前がついているのかなと思って、お昼時に入ってみました。
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紅ショウガが載った、正真正銘の博多ラーメンでした。お店の人に聞くと。麺は博多から取り寄せているそうです。
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長浜大手門通りアーケードに小さな橋が架かっています。
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橋の傍の古い2階建て。
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空き家でしょうか。
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大手門通りの1ブロック北側は、ゆう壱番街祝町(いわいちょう)通りです。
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望楼が載ったアーケードです。
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長浜市曳山博物館
滋賀県長浜市元浜町14-8
長浜曳山祭りはユネスコ無形文化遺産登録の33件の日本祭りの一つです。ここには入っていません。
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曳山博物館の近くにゆるきゃらがいました。
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「ひでよしくん」というそうです。太った秀吉ですね。長浜ラーメンも食べたので、帰ります。
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麺処 赤鬼
滋賀県長浜市元浜町7-1
帰り道の開知学校や安藤家住宅の近くにあります。
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これ以下の写真は「ワシも食いたい! 八朔のラーメン愛を探して」というこだわりのブログから借用しました。
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居酒屋兼ラーメン屋みたいです。
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黒いラーメンですね。生卵はいかがなものか。
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JR長浜駅です。ここから新快速で帰ります。これで長浜はおしまい。
次回から台北です。

by gipsypapa | 2017-08-12 08:44 | | Trackback | Comments(2)

長浜市の「夢の小路 良太郎」

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大通寺の目の前にある、レトロな店「夢の小路 良太郎ゆめのこうじりょうたろう}。旧家を改造したそうですが、ガラス戸の幾何学的な桟の形が印象的です。内部も大正浪漫を感じさせる店。長浜の郷土料理を提供しています。木造2階建て。

夢の小路 良太郎
詳細 : 不明
滋賀県長浜市元浜町19-12
撮影 : 2016.11.19
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以下の内部写真はネットにあったものを借用しています。
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長浜名物「鯖そうめん」。食べログにあった写真です。以下同様。
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これは「小鮎の山椒煮」というものだそうです。
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by gipsypapa | 2017-08-11 08:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

柊家はなれ 長浜店

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夕食はテレビで知った肉割烹居酒屋の「柊(ひいらぎ)家はなれ 長浜店」にしました。古民家を改装した趣のある店で、近江牛と京野菜が人気で、地元でも人気があるようです。建物の外観も内部もかなり古いと思いますが、情報は見つかりませんでした。木造、平屋建て。

柊家はなれ 長浜店
詳細 : 不明
滋賀県長浜市大宮町4−13
撮影 : 2016.11.18
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案内された個室には、階段に収納のための引き出しがついた優れものがありました。
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ネット予約でオーダーしたのは「近江牛と京野菜のせいろ蒸コース」全10品、3800円です。これは前菜。
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せいろで蒸しあがった近江牛。
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蒸すと色が変わってしましますが、蒸す前は鮮やかな色です。この写真はHPから。
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こちら以降は食べログから借用しました。早めに行ったので、最初は料理が運ばれてくるのも早かったのですが、せいろ蒸の後は、ペースダウン。
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7時頃にはほぼ満席。さすが、金曜の夜です。客層は若いサラリーマンが多いように感じました。↓の Youtube を見ると分かりますが、良心的な価格設定なので、人気があるのは当然かも。



by gipsypapa | 2017-08-04 09:00 | 建築 | Trackback | Comments(2)

福岡市博多の「みやけうどん」

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 商人の街、呉服町にあるうどん屋の「みやけうどん」。存在は知っていましたが、今回、お寺巡りの途中に初めて行きました。

 全国的には博多ラーメンが有名で、うどんはあまり知られていませんが、もう一つの博多の味なのです。先にアップした承天寺に「饂飩蕎麦発祥之地」の石碑があるように、歴史は古く、福岡のソウルフードです。

 みやけうどんの創業は1954(昭和29)年。親子2代にわたって変わらない味を伝えています。建物は大正時代に建てられたそうで、民家を改造したようです。木のカウンターや足が床に固定された椅子など、どれも年季が入っていて味わい深いです。木造2階建て。

みやけうどん
大正期
設計・施工 : 不明
福岡市博多区上呉服町10-24
撮影 : 2015.1.19
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 奥の左に調理場とカウンター席。右側にテーブル席があります。
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 このテーブルで食べました。ちなみにすり鉢が見えますが、ネギの刻みが入っています。食べ放題です。
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 この絵は誰?デューク・エリントン?ハンク・モーブレイ?
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 山笠のポスター。博多です。
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 三宅さん。2代目です。

ここから博多のうどんについて
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 福岡市に生まれ育った者にとってはラーメンとうどんはなじみ深いものです。自分が若かった時代には、特にお昼に外出した時に、このどちらかを食べるのが一般的でした。ラーメンはどちらかというと男性、うどんは女性客が多いのは店の雰囲気からくるものでしょう。

 各地のうどんを食べましたが、博多うどんは他にはない特徴があります。その一つは麺です。太めの柔らかい、コシの弱い麺を使います。

 全国的に有名な讃岐うどんはその腰の強さが売りなのですが、博多うどんは正反対。腰がなく、ほとんど噛まずにすすりこむのです。歴史的に商人の街博多では、時間がない商人たちが素早く食べられるように、ゆで置きの柔らかい麺のうどんが主流になったといわれています。また、軽食として食べられていたため、消化の良い柔らかい麺が好まれたという説もあるとか。

 とはいえ、つゆは熱いので急いで食べられるわけでもなく、後付の説でしょう。ただ九州のうどん粉は、他の地方の小麦と比べてタンパク質が少なく、コシが出にくいというのは説得力があります。

 もう一つの特徴は出汁です。つゆは透明で、煮干、サバ節、鰹節、アゴ(トビウオ)、昆布などを使ってだしをとり、塩と薄口しょうゆを入れて仕上げます。この味が他の土地にはなく、なんとも美味しい。

 関東の黒い醤油の香りが強いつゆは、蕎麦にはぴったりですが、うどんには色といい、味といいマッチしません。関東の麺はそれほど腰があるわけではありませんが、博多よりは硬めです。

 大阪は讃岐うどんの進出で、本来の大阪うどんは少なくなった感がありますが、麺の硬さは東京と似ています。出汁はカツオベースの塩と薄口しょうゆの上品な味ですね。

 讃岐うどんは、麺に注力していますし、麺自体は美味しいのですが、つゆは力強さに欠ける薄味。ということから釜揚げやぶっかけなど、つけ出汁が多くなってしまいます。私が高松に行ったときは、肉うどんを食べることが多いです。これは出汁が弱すぎるので、肉の甘辛さを加味したら丁度良い加減になるからです。

 その意味で博多うどんは理想的なうどん、というのは故郷ひいきのしすぎかも。実は私の妻は香川県生まれ。当然、讃岐うどんしか認めていません。博多でうどん屋に入っても蕎麦を頼みます。このうどん県人の心の狭さはなんとかなりませんかね。(笑)
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 博多うどんの特徴的なトッピングにはエビ天や・・
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 ゴボウ天、いわゆるかき揚げ状のものがあり、店によってゴボウやエビの大きさ切り方が違います。食べているうちにかき揚げのつなぎがつゆに溶け出して、絶妙の味になります。
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 さつま揚げ風の丸天もポピュラーです。
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 うどんは量が多くないので、うどんだけでは不足する人は、お昼はこのほかにご飯ものを付けるのが一般的。稲荷ずしや・・・
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 「かしわおにぎり」。鶏肉、ゴボウ、ニンジンなどが入った炊き込みご飯を握ったものがポピュラーです。

 私の時代は、「因幡うどん」、「英ちゃんうどん」や「大福うどん」とかでよく食べました。これらは今も営業していて、市内に数軒の店を出しているようです。
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また最も古く有名な「かろのうろん」が中州川端にあります。「角の饂飩」がなまったものです。普段は行かない地区にあるので、子供の時以来、最近久しぶりに入りました。典型的な博多うどんで、店もレトロな雰囲気でよかったのですが、残念ながら店内は撮影禁止でした。ところが食べログで見ると内部もうどんも写真が満載。どうなっているんでしょう?

 福岡を離れてうん十年。年に何度かは帰省していますが、街に出て食事という機会がなくなりました。今はうどん屋の数も多く、チェーン店もあり、ソウルフードとしてのうどんは健在、というよりさらに勢いを増しているようです。皆様も福岡に行く機会があれば、ラーメンとうどんはハシゴをしてでも食べてみてください。

 ちなみに蕎麦談義も神田藪蕎麦でやっていますので、こちらもどうぞ。
by gipsypapa | 2015-07-31 09:18 | 建築 | Trackback | Comments(6)

京都の平野とうふ

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c0112559_9152724.jpg 富小路から一つ東にある麸屋町通は3大老舗旅館といわれる「俵屋旅館」「炭屋旅館」「柊家」という歴史と品格のある旅館が軒を連ねています。

 ここ二条麩屋町の界隈で良質の水が出るので、周辺に麩屋、湯葉屋、豆腐屋が集まっていたため、麩屋町通りと呼ばれるようになったという説があるとか。

 その一角にある「平野とうふ」は明治時代の創業で、3大老舗旅館に豆腐を卸し続けている老舗です。初代の豆腐は北大路魯山人が、2代目の豆腐は白洲次郎にも好まれたといわれています。建物の詳細はわかりませんが、一応、創業時のものとしました。木造2階建て。

平野とうふ(平野商店)
1906(明治39)年
設計・施工 : 不明
京都市中京区姉小路通麩屋町角中白山町289
撮影 : 2014.6.4
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 「食べログ」によると木綿豆腐がお勧めで、かなりおいしいようです。次回ここを通ったら一丁買いましょう。何しろ老舗旅館の御用達です。
by gipsypapa | 2014-11-30 09:21 | 建築 | Trackback | Comments(0)

三津の鯛や

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 再び四国です。義理の甥っ子の結婚式があったので愛媛県の松山へ。ついでに2泊して周辺を回ってきました。まずは式場の近くの海岸沿いの港町、三津を歩きました。三津には松山市駅から伊予鉄道に乗って行きます。三津の散策の前に昼食を憧れの愛媛の郷土料理「鯛めし」にしました。

 松山市三津(旧三穂町)において萬問屋、精米・精麦業を営んでいた森家。店頭で商品を展示・販売する小売業の店先と違って、商談・接待によって商売が営まれた店の特徴を持っているとか。現在は1日30食限定で鯛めしを提供する「鯛や」として営業するとともに、三津の歴史を伝える資料を展示する資料館としても使われ、地域に根付いた活動も行っているそうです。食事は昼だけで、予約が必要ですのでご注意。

 典型的な町屋風の和風建築ですが2階の外壁に緑青の銅板が貼られているのが特徴です。一方、裏側には小さな庭があり、ガラス戸のある住宅風のかまえになっていて、内部は部分的に洋風の部屋もあるようです。国の登録有形文化財の木造2階建て。

鯛や
森家住宅主屋
1929(昭和4)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
松山市三津1-3-21
撮影 : 2012.10.20
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 鯛やの鯛めし。
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 昨日に続いてグルメ談義。きょうは「鯛めし」です。

鯛めし談義 

鯛めしは愛媛県の郷土料理で、地域によって、大きくは東予地方と中予地方の今治風と南予地方の宇和島風といわれる二つの種類に分けられます。

 今治風は、焼いた尾頭付きの鯛を、洗ったお米の上にのせて土鍋で炊きあげたものです。炊き上がったら、土鍋から鯛をいったん取り出して、鯛の身をほぐして、ご飯に混ぜ込んで頂きます。鯛やで食べたのはこれです。

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 一方、同じ「鯛めし」でも、南予地方の宇和島名物は鯛の刺身をご飯に載せ、特製のタレと生卵、ゴマやきざみねぎなどの薬味を混ぜたものをかけて食べます。
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 私は生卵入りは敬遠します。鯛の味が消えてしまって、卵かけごはんの風味になるのです。生卵さえなければ、鯛どんぶりですね。こうすれば東予、南予ともにおいしいのですが、食感がかなり違うので注意してください。松山は今治風の圏内ですが、都会ですから両方の鯛めしが食べられます。店に入る前に、どっちの鯛めしが出るのか確認したほうがいいでしょう。

 ちなみに宇和島風には、変化球として、刺身にごまだれ醤油、さらに熱い出汁をかける鯛茶風のがあって、最高においしい。個人的にこれが一番好きです。
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by gipsypapa | 2013-07-25 13:14 | 建築 | Trackback | Comments(2)

神田藪蕎麦

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 写真を整理していて出てきました。大正時代から営業していた蕎麦の名店です。今年、2013年2月19日に火事で焼失した築90年のかんだやぶそば。現在再建中のはずです。木造平屋建て。

 昨夜の ニュースで見ました。来週月曜日、10月20日に営業再開だそうです。おめでとうございます。機会を見つけて、また行きます。(2014.10.17)

神田藪蕎麦 (焼失)
1923(大正12)年
設計 : 佐々木芳次郎
施工 : 松永専蔵
千代田区神田淡路町2-10
撮影 : 2006.5.2
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 食べたのは「せいろうそば」です。

 個人的には麵食いであります。麵ならなんでも好きなのですが、関東に行ったら蕎麦を食べることが多いです。

 大阪に住んでいて感じるのは、関西はうどんが一般的でおいしい。もちろん蕎麦もありますが、相対的に蕎麦は関東がおいしい。うどんは逆といえます。関東は駅の立ち食いそばでも、まず大阪よりおいしいのが多いです。

 そいうことで、建物から外れて蕎麦を。
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浅草の並木藪蕎麦
台東区雷門2−11−9
撮影 : 2005.5.1

東京の神田「やぶ」、並木藪蕎麦、池之端藪蕎麦の3店を称して「藪御三家」というのだそうです。池之端は行ったことがありません。

この店は漫画「美味しんぼ」にも取り上げられた名店で蕎麦つゆが出汁のきいた濃い味。そばの先をちょっとだけつけて食べるのが通です。
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 もりそば。裏返した笊(ざる)に載っています。量はかなり少ないです。私はもう1人前お代わりしました。神田のやぶそばは、特に驚くおいしさを感じませんでしたが、ここはさすがにおいしい。ただ難点はいつ行っても混んでいて、並ぶこともあるし、落ち着けない亊か。
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椿山荘の無茶庵
文京区関口2-10-8 ホテル椿山荘東京 庭園内
撮影 : 2006.5.1

 この店は何の前知識なく椿山荘を散策していて発見した蕎麦屋。緑に囲まれた静かな場所にあり、ここはゆったり落ち着けます。
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 せいろそば。期待以上においしいかったです。値段が少しだけ高めだったかもしれませんが、よい印象が残っています。

 ここで蕎麦のうんちくを少し。

「藪そば」と「更科そば」

 大別して藪と更科があります。ここで紹介したのはいずれも藪そばです。藪そばと更科そばの違いは、見た目では色の違いです。

 その違いの原因は製粉方法の違いです。蕎麦はもともと黒いソバガラをかぶっています。これを麵に挽き込めば、藪そばに使う黒いそば粉ができ、このソバガラを取り除いて製粉すれば、更科そばに使う白いそば粉ができます。つまり更科の方がそばの実の中心部を使っていて、日本酒でいえば吟醸酒のようなもので、高級と言え、実際に上品でさわやかな食感です。しかし藪蕎麦の田舎風の味が蕎麦らしくて好きという人も多いでしょう。

 私は更科派ですが、ここで紹介した藪蕎麦はいずれもおいしかったです。

「ざるそば」「もりそば」「せいろそば」

 関西では「もりそば」や「せいろ」というのは聞いたことがありません。冷たいそばは「ざるそば」一辺倒と思います。「もりそば」は並木藪蕎麦で初めて店のお品書きで見ました。

 調べてみましたが違いがはっきりしません。というかあいまいで店によって呼び方があって、そばの種類や器で明確に区別されているわけでもないようです。

 「もりそば」はつゆをかけて食べる「かけそば」と区別したもので、つゆにつけて食べるそばの総称だったとか。語源は古いようです。

 つゆと麵を別々に出す場合の総称としては広い意味で使えますが、現代では逆に狭い使われ方をしているようです。

 「ざるそば」は言葉通りに、ざるに盛られたそばです。江戸の深川にあった「伊勢屋」が発祥で、水の切れがよく、そばの食べ方に最適と評判となり広まりました。時代とともに「ざるそば」には「ざるつゆ」と呼ばれる甘めの特別なつゆが考案され、きざみ海苔がかけられるようになりました。

 同じざるに盛ってあっても、麵の上に海苔がのっているのが、「ざるそば」、のっていないのが「もりそば」というのが最近の趨勢のようです。並木藪蕎麦はざるにのっていますが「もりそば」となるのは、海苔がかかっていないからでしょう。

 ざるではなく、せいろに盛られているのが「せいろそば」。せいろは蒸し器のことで蒸篭と書きます。神田藪蕎麦では「せいろうそば」と言っていたはずです。昔は蕎麦を茹でないで蒸し器で蒸して、その蒸し器のまま出して食べたので、せいろと呼ばれました。無茶庵の「せいろそば」は蒸してあるような気もしますが、神田藪蕎麦の方は、茹でた麺ではないかと思いました。
by gipsypapa | 2013-07-24 14:28 | 建築 | Trackback | Comments(4)