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城崎温泉 西村屋本館

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 多分、城崎温泉で最も有名な旅館の一つでしょう。江戸時代の陣屋だった建物を利用して安政年間(1854~59)、に創業し、150年以上の歴史を持つ老舗旅館西村屋。

 武家造りの荘厳さを残した門構えや玄関、日本建築の伝統をいかした数寄屋の部屋をはじめ、構成の美しさは日本旅館建築の傑作の一つといわれています。旅館全体に美しい庭園との一体感を意識した造りです。

 当初の陣屋だった建物群は大正14年の北但大震災で全館を焼失しました。昭和元年に再建にかかり、本館の一部や大宴会場はその時の建築です。

 門構えと後に見える一号館の建物と構成の美しさは、数ある日本旅館建築の中でも傑作の一つと言えよう。  昭和35年には、「吉兆」などを手掛けた数寄屋造りの名匠、平田雅哉によって別棟の「平田館」を建てられました。当時としては斬新な材料を使い、言わばモダン数寄屋とも言える建物だそうで、西村屋を代表する建物になっています。いずれも木造2階建て。

西村屋本館
2、3号館 : 1926 (昭和元)年 / 1989(平成元)年改築
はなれ : 1951(昭和26)年
4号館 : 1953(昭和28)年
平田館 : 1960(昭和35)年
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島469
撮影 : 2014.10.26
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 門の脇に立っていた番頭さんと思われる人に断わって、一歩中へ入らせてもらいました。
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 ここか、または次に紹介予定の三木屋に泊まりたかったのですが、いずれも高級すぎて断念。(笑)仕方なく西村屋本館のHPから写真を借用しました。↓
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 これが平田館です。いずれも文化財登録がされていないのは不思議です。
by gipsypapa | 2015-04-16 09:29 | 建築 | Trackback | Comments(6)

城崎温泉 ぬくもりの宿 おけ庄

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 城崎温泉には歴史がある木造旅館が立ち並び、その多くが和風の3階建てです。最初は泊まった「おけ庄」です。多くの旅館と同じく昭和初期の築で、近年改築されています。木造3階建て。

ぬくもりの宿 おけ庄
1929(昭和4)年 / 1999(平成11)年改築
設計・施工 : 不明
城崎郡城崎町湯島246
撮影 : 2014.10.26&27
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 全室、部屋が2間があり、トイレ・洗面付きでした。
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 部屋は大谿川(おおたにがわ)に面していました。窓の周りは改築時に現代的にしたのでしょう。
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 カニはまだ解禁になっていないので、小さな冷凍ものしか出ません。その分、割安になっているはずです。
by gipsypapa | 2015-04-15 09:14 | 建築 | Trackback | Comments(2)

鳳明館の本館と森川別館

鳳明館には近くに、別に2軒の旅館があります。宿泊しなかったので外観を眺めただけですが、いずれもレトロ感たっぷりです。
撮影 : 2014.7.30

鳳明館本館
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 本館は明治時代の後期に下宿屋として建てられました。昭和初期になって宿屋兼旅館に改造し、さらに昭和20年に旅館建築に模様替えされたそうです。国の登録有形文化財の木造モルタル造り、2階建て、地下1階。

鳳明館本館
1905(明治38)年 /1945(昭和20)年、1950(昭和25)年改修
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
東京都文京区本郷5-10-5
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鳳明館森川別館
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 もう1軒はもっとも新しい別館ですが、他の二つ同様にレトロな雰囲気があります。木造モルタル造り、鉄筋コンクリート造り、4階建て、地下1階。

鳳明館森川別館
1955(昭和30)年
設計・施工 : 不明
文京区本郷6-23-5
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 Gigazine というHPに宿泊者が撮った内部の写真がありました。一部借用します。↓
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by gipsypapa | 2015-02-05 10:21 | 建築 | Trackback | Comments(4)

鳳明館台町別館

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 東京の1泊目は鳳明館台町別館でした。鳳明館は歴史のある旅館で、近くに本館と森川別館もあります。本館が国の登録有形文化財なので、泊まりたかったのですが、空き部屋がなくここにしました。

 とはいえ、この別館も、時々このブログにコメントをくれる、ひろ009さんのブログ「ひろの東本西走!?」で知っていて、東京に行くなら一度は泊まってみたかった宿でした。

 戦後すぐの築ですが、内外ともに昭和レトロの香りがする家庭的な宿です。東京のど真ん中としては庶民的な値段設定。私は部屋での朝食付きのプランでした。

 玄関からの廊下は石を埋め込んだ印象的な床です。部屋の窓の形にもこだわりを感じさせる和風の意匠が取り入れられています。木造4階建て、地下1階。

鳳明館台町別館
1950(昭和25)年 / 1960(昭和35)年改築
設計・施工 : 不明
東京都文京区本郷5-12-9
撮影 : 2014.7.30 &31






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 坪庭に近いサイズの中庭があります。
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 狭い廊下は見どころが多かったです。
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 この部屋には外国人客がお泊りのようです。
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 玄関わきにある喫煙室は洋風のデザイン。
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 風呂は二つ。こちらはやや狭い一つ目。
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 二つ目は八角形?中央上部に湯気出しがあります。
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 私が泊まった部屋は新しい棟でしたので、何の装飾もありません。欄間だけはそれなりです。
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 朝は部屋食です。内容はごく普通です。(笑)
by gipsypapa | 2015-02-04 15:09 | 建築 | Trackback | Comments(2)

吉田山荘本館

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 吉田山南麓に建つ吉田山荘は、昭和天皇の義理の弟君、東伏見宮家の別邸として昭和初期に建てられました。戦後は高級料理旅館として宿泊や宴会を始め、季節ごとのイベントなど、文化的な催しも多数行なわれています。

 建物の外観は重厚感あふれる総桧造りの入母屋造桟瓦葺で、屋根瓦には御皇室ゆかりの裏菊紋があしらわれた格調高い作り。和と洋が融合した料理旅館です。京都の四季を感じられる庭園を眺めることができます。細部は法隆寺金堂などの意匠を手摺りやステンドグラスなどに巧みに取入れた良質な近代和風建築といえます。国の登録有形文化財の木造2階建て。

吉田山荘本館
旧東伏見家別邸
1932(昭和7)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
京都市左京区吉田下大路町59-1
撮影 : 2014.7.18





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 表門と門番所も登録有形文化財です。
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 北と南の蔵も登録有形文化財です。この辺かと思いますが、塀が高く見えません。
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 一休にあった写真と・・↓
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 HPから借用しました。↓
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by gipsypapa | 2015-01-07 10:03 | 建築 | Trackback | Comments(2)

京都の洛陽荘

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 こちらも和風の旅館です。この界隈には京都屈指の屋敷・邸宅が点在し、周辺には名所旧跡が集中しています。

 洛陽荘は大正時代に建築された、当時の華族、山科伯爵邸だった建物を改修して旅館にしたものです。ちなみにネットでは山科(やましな)伯爵と山階(やましな)子爵と両方の名前がでてきて、どちらか特定できませんが洛陽荘のHPにある山科伯爵を採用しました。

 重厚感あふれる門構えと端正な築地塀は歴史を感じさせます。門から覗いただけですが、数奇屋の美とモダンの感性を調和させた伝統の和風建築というのが印象です。

 東山を借景にした庭園は、これも名勝に多くの回遊式庭園を作ってきた小川治兵衛の手によるものです。木造2階建て。

洛陽荘
旧山科伯爵別邸
大正時代
設計・施工 :不明
作庭 : 小川治兵衛(植治)
京都市左京区岡崎法勝寺町77
撮影 : 2014.7.18
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 この門構えですから、一歩たりとも踏み込めません。2枚目と3枚目の写真は暖簾の隙間から撮影しました。
 しかし内部と庭園を見たいのでネット検索。旅行、観光情報のウェブマガジン「旅色」のWebサイトにある写真を借用します。
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 こちらは洛陽荘のHPから。↓
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 一階大広間の書院欄間。
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by gipsypapa | 2014-12-30 09:11 | 建築 | Trackback | Comments(2)

京都の旅館花屋

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 船頭町でもう一軒。高瀬川のすぐ脇にある老舗の宿。元大阪の豪商の別荘だった町屋で、築100年は経つといわれています。ネット情報では、映画人が多く宿泊していた宿だとかで、なかでも「裸の島」、「北斎漫画」、「濹東綺譚」や「三文役者」など数々の名作で知られる映画監督の新藤兼人氏が一年間逗留したことがあるそうです。

 四条の繁華街裏の細い路地に静かに佇む隠れ家のような宿。部屋の窓を開けると眼下に高瀬川が流れます。あまり知られていないようですが、よさそうな旅館です。木造2階建て。

旅館花屋
大正初期
設計・施工 : 不明
京都市下京区船頭町201
撮影 : 2014. 5.21 & 6.13
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 高瀬川側です。
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 ネットに少しだけ中の写真がありました。↓
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 「花屋」という名前は旅館として使いやすいようで、他にもあってややこしい。少なくとも京都にもう1軒鳥取にもあり、特に長野の別所温泉の「花屋」は国の登録有形文化財で有名です。

 今日の散策は終了。阪急電車で帰ります。お土産は半兵衛麩です。
by gipsypapa | 2014-12-27 09:03 | 建築 | Trackback | Comments(4)

京都の鶴清

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 この日は三条通の北側から五条の南まで下ってきましたが、晴鴨楼で終わりにして、四条まで戻って阪急電車に乗るつもりです。

 五条大橋を渡って西に歩き、高瀬川沿いを北に曲がるとすぐのところに鶴清(つるせ)があります。昭和初期の風情を今に残す総檜造りの純和風旅館。京都の夏の風物詩である「鴨川の床」があり、200名の収容が可能という、日本最大級の「床」で有名です。

 京風懐石料理でも知られ、200畳を超える三階大広間での大宴会や、総合神前結婚式場として、純京風の伝統と格式を誇る料理旅館です。木造3階建て。

鶴清
昭和初期
設計・施工 : 不明
京都市下京区下材木町451
撮影 : 2014.6.13
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 五条大橋。牛若丸と弁慶の伝説で有名ですね。現在の橋は1959(昭和34)年に架け替えた鉄筋の橋です。西側に渡ると鴨川と並行して高瀬川が流れています。
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 鴨川側からの夜景や内部の写真がHPにあったので借用します。↓
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by gipsypapa | 2014-12-25 09:09 | 建築 | Trackback | Comments(2)

京都の旅館 晴鴨樓

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 五条大橋の東側、半兵衛麩本店のある細い問屋町通りを南に進むとすぐの場所にある観光旅館の晴鴨樓(せいこうろう)です。創業は天保2年(1831)という歴史のある旅館で、現在の建物は明治と大正期に建てられたもの。 
c0112559_983769.jpg 外観は純和風に見えますが、玄関周りは京風にちょっと中華風も感じる不思議な意匠です。また内部にはステンドグラスがあるそうで、照明器具や看板などに洋風を加味した和洋折衷のレトロ感一杯です。俵屋、柊家、炭屋の3大老舗ほど有名ではありませんが、やはり高級旅館です。センスの良い雰囲気があり一度は泊まってみたい、木造の2階建て。

晴鴨樓
1901(明治34)年/1921(大正10)年
設計・施工 :不明
京都市東山区西橘町467
撮影 : 2014.6.13




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 門から玄関先を覗いていたら、若い外人男性が中から出てきました。聞くとここに宿泊しているそうです。
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 玄関先を見ると若い女性が出てくるところ。カップルです。「高そう。」というと「特別な旅館なので当然」とおっしゃいます。お金持ちですねぇ。ちなみにHPを見ると「政府登録国際旅館」とあります。なるほど。
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 この蔵も晴鴨樓のものでしょう。
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 裏に回って鴨川沿いの川端通から。
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 愛読書の宮本和義著「和風旅館建築の美~生き続ける木造の宿探訪」(日本交通公社)の表紙になっています。

 内部の写真が記事の中にあります。「古都に潜むエキゾチシズムの館」というキャッチフレーズがついています。
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  こちらは晴鴨樓のHPから借用しました。↓
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c0112559_9171219.jpgc0112559_9172890.jpg 部屋が開いている日に限り、京料理を食べるだけも可能だそうです。
by gipsypapa | 2014-12-24 09:21 | 建築 | Trackback | Comments(2)

炭屋旅館

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 3大老舗旅館の最後は炭屋。同じ麩屋町通りですが、俵屋旅館や柊家旅館から2ブロック南側にあります。創業は大正初期で、建物は明治時代からある本館と昭和30年代に建てられた新館があるそうです。

 炭屋はもともと茶の湯、俳諧、謡などの文化人のサロンとして始まったのだとか。茶の湯の宿として知られ、由緒ある複数の茶室をもつ伝統と格式の高い老舗旅館。京都の町中とは思えない静けさをたたえる数奇屋造りの名旅館といわれています。本館は木造2階建て。

炭屋旅館
1920(大正9)年+1960(昭和35)年代
設計・施工 : 不明
京都市中京区白壁町431
撮影 : 2014.6.4
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 HPがないので、一休.comの写真を借用します。 ↓↓
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 三つの旅館は規模の違いこそあれ、塀で囲まれた建物の佇まいは共通点があります。
by gipsypapa | 2014-12-03 09:32 | 建築 | Trackback | Comments(2)