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箕面の橋本亭

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橋本亭は河鹿荘から瀧道をさらに北に上った、一の橋のたもとにあります。明治43年に建てられた旅館でした。後継者難や建物の老朽化のため長く閉鎖されていましたが、2004(平成16)年に、街づくり活動の拠点としてリニューアルされ、一旦は店舗やギャラリー、大小貸室などで使われていました。

しかしながら、運営している「箕面FMまちそだて株式会社」のHPによれば、昨年2016(平成28)年5月に裏山の土砂災害が発生し、その対策工事や裏山と建物の状況調査のため、再び休業中です。趣のある貴重な建物なので早く再開できるよう祈ります。木造3階建て。

橋本亭
1910(明治43)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面2-5-37
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
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最初の写真は今年。2枚目からは昨年10月のものです。貴重な木造3階建て。
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リノベーションのときに塗り替えられた、黒い外壁がシックです。
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↓ は再び今年の画像。
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1987(昭和62)年以前は市街地において木造3階建ての建築は禁止されていました。現在でも木造建築の3階建ては、建築基準法上の規制が厳しく簡単には建てられないのです。
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休業中なのでフェンスに囲まれています。確かに裏の崖が覆いかぶさるように迫っていますね。崖の補強工事も簡単ではないでしょう。
by gipsypapa | 2017-01-30 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面かじかそう(河鹿荘)

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今日からしばらく箕面滝道沿いのレトロな建物を下流から上流に向かって、逐次紹介します。

阪急電車箕面駅から滝道沿道を2~3分上ったところの高台にある「箕面かじかそう」。築60年以上経った伝統のある料理旅館旅館「河鹿荘」をリノベーションして 2012(平成24)年にオープンしました。お洒落で落ち着いた雰囲気の一軒家カフェ&イタリアンレストランです。木造2階建て。

箕面かじかそう
旧旅館 河鹿荘
1953(昭和28)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面1-6-6
撮影 : 2017.1.17
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このときは早朝だったので、門は閉まっていました。
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門をくぐると和風の塀沿いに階段があるようです。
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食べログの写真を借用します。↓↓
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↓ はHPから。
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雰囲気はよさそうです。
by gipsypapa | 2017-01-28 08:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面観光ホテル(箕面スパーガーデン)

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大阪府北部の観光地、箕面(みのお)にある箕面観光ホテル。箕面は滝があり、紅葉の季節は賑わうところです。私の住いから一番近い温泉です。ホテルには日帰り温泉の箕面スパーガーデンが隣接しています。全国展開している大江戸温泉のチェーンの一つです。

ホテルは箕面山の斜面を階段状にせり出すように建てられた大規模なモダニズム建築。鉄筋コンクリートの打ち放しで、欄干はリベットむき出しの鉄骨ですが、背後の自然とよく調和しています。規則正しく並んだ日本の伝統建築を思わせる柱梁構造に社寺建築を思わせる高欄を配すなどの意匠がそう感じさせるのでしょう。

設計は坂倉建築研究所の所長だった西澤文隆(にしざわ ふみたか 1915~1986年)。板倉建築研究所はル・コルビュジエの弟子で日本の近代建築において活躍した坂倉準三が1940年に創設した坂倉準三建築研究所を引き継いでいる会社で、この建物がモダニズムといわれるのも当然です。鉄筋コンクリート造り、8階建て、地下1階。

箕面観光ホテル(箕面スパーガーデン)
1968(昭和43)年
設計 : 西澤文隆 (坂倉準三建築研究所)
施工 : 大林組
大林組箕面市温泉町1-1
撮影 : 2016.10.11/12 & 2017.1.16/17
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阪急箕面線の終点、箕面駅から北に向かって坂道を5分弱歩くと、変わった形のタワーが現れます。エレベーターシャフトです。
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この展望エレベーターでフロントのあるホテルの2階に向かいます。
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ギザギザ凹凸にせり出した特徴ある建物が見えます。右に見える空中歩廊を渡ります。
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かつては箕面駅近くとホテルは箕面鋼索鉄道線という無料のケーブルカーで結ばれていましたが、老朽化のため1993年(平成5年)限りで休止しています。現在はこの展望エレベーターに代わりました。つまりタワーと空中歩廊はそのころできたものです。
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このホテルにはあまり間をあけず、二度来ました。1泊2食付で、紅葉の季節や正月前後は、一人1万円程度で泊まることができるし、最寄りのJR茨木駅に無料送迎バスが出るので手軽なのです。
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ダイナミックな印象の側面。
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駐車場は石畳。ピンコロ石というそうです。
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阪急電車からは先ほどのエレベーターを使いますが、車やバスは細く険しい山道を登って、この派手な看板の前に止まります。2階部分になり、右がフロントです。
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箕面スパーガーデンは1965(昭和40)年にオープン。その3年後に隣接する箕面観光ホテルが創業しました。大阪北部の天然温泉つき日帰り入浴施設の草分け的存在として、長く親しまれました。
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しかし21世紀になって、施設の老朽化や日帰り温泉施設の乱立により経営が悪化。2012(平成24)年に倒産し閉鎖されました。その翌年2013(平成25)年から大江戸温泉物語の施設になり、リノベーションされて再開。最近は勢いを取り戻して賑わっています。
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スパーガーデンの浴場と演芸場があるところもモダニズム。
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ホテル内はギザギザの形状そのままに、廊下が何箇所も折れ曲がっていました。でも、一本道なので迷うことはありません。
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この辺の意匠はモダンです。
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部屋は最近多くなった和室と・・・
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洋室が部屋続き。
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スパーガーデンに向かいます。宿泊客にはホテル最上階に展望風呂や天空の露天風呂がありますが、ここの大浴場も自由に入ることができます。
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かなりの距離があります。
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ここは1階のカラオケスペースです。2階に演芸場があるのですが、いつも夕食で飲むので酔っ払っていて、一度も行ってません。
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大浴場。広いです。向こう側にも二つ風呂があります。
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赤富士。早朝なので外部の入浴客が来る前。人が少なかったので撮影ができました。
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ホテルの8階にある展望風呂の一つ。さすがに撮影するチャンスはないです。ということでHPから。↑
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行きませんでしたが、演芸場では大衆演芸や・・・
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歌謡ショーや・・・
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ジャズなどをローテーションで上演しています。ホテルのチェックインは午後3時ですが、早めに来てフロントで手続きすれば、大浴場と演芸は無料で楽しめます。私は箕面の滝へ向かったので、結局利用しませんでした。
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400席あるというバイキングレストラン。ここの楽しみは「関西最大級の品ぞろえ」という食事です。和食、洋食、中華とバラエティ豊かで料理人が対面して調理を披露する方式。入場時間を3回に分けていますが、いつ行っても満員。もうかっています。経営が変わっただけで、ここまで繁盛するんですね。
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いつも満員ですがシステマティックな運営がされていて、ストレスはあまり感じません。普通のホテルのビュッフェ並みです。
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by gipsypapa | 2017-01-24 12:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

下呂温泉 湯之島館娯楽館(洋館)

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 本館より高い位置に建つ娯楽館。昭和6年,、本館と同時に建築された洋館造りの棟です。娯楽館の地下が本館の3階とつながり、4,5階部分が浴室や娯楽のスペースになっています。4階にはダンスホール、酒場、家族風呂や社交室などがあり、5階はビリヤード場や卓球のスペースになっており、ここに客室はありませんます。和風の本館に加え、岩田武七が目指した総合リゾートホテルを形を実現した建物ということができます。

 洋館を彩る装飾は、アールデコやライト建築の影響を反映したモダンデザインが特徴で、建築史上高い評価を得ています。半木造半鉄筋コンクリート造2階建て。

湯之島館娯楽館
1931(昭和6)年
設計 : 丹羽英二(丹羽英二建築事務所)
施工 : 不明
下呂市湯之島645
撮影 : 2015.1.30 & 31
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 外回りは純洋風のテラスと・・・
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 ギリシャ風の泉がある足湯。
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 おしゃれな回廊で結ばれています。
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 美しいモザイクタイル。ここに限らず、各所でタイルを上手に使っていました。
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 この洋館では地下1階部分ですが、旅館全体から見ると3階にあたり、ここに家族風呂が並んでいます。以下は旅館全体の階層でいうことにします。
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 家族風呂。
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 3階と4階を結ぶ階段のライト風のモダンな照明。
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 4階。このフロアに娯楽スペースが集中しています。
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 5階に上がる階段室はライト風。
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 見所のひとつですね。
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 温泉なので、5階には卓球台と・・・目を引くタイル張りの床。
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 ビリヤード場。
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 4階に戻って、癒し処「ゆるり」。ヒーリングリラクゼーションルームですが、縁がないので中は見れません。
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 もうひとつの見所、クラブ「ムーンライト」。
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 一角には広いバー。
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 ボックス席とミラーボールが煌めく広々としたダンスホール。食事はオードブル類からデザートまで、飲み物はウィスキー、ブランデー、地酒、焼酎、各種サワー類など、なんでもありました。
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 豪華客船をイメージしたそうです。当時は別世界だったでしょう。
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 夕食でかなり飲んだのですが、この部屋を見たいだけの目的で来ました。当然、妻はついてきません。一人です。おつまみを頼み、ソルティードッグをおかわり。
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 5階にはバルコニーが両側にあり、ホールを見下ろすことができます。
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 私のほかには夫婦連れが1組だけ。自由に撮影できたのはラッキーです。
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 最後はご夫婦がステージに上がり、カラオケが始まったので、退散しました。
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 まさに昭和浪漫満載の別世界でした。
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 5階の会議室。クラブやビリヤード、卓球室とはつながっていません。専用の階段で上ります。わかりにくいので、仲居さんに聞いたほうがいいでしょう。
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 懐かしいインテリアがいろいろあり、暖炉もあります。
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 どう見ても大谷石です。
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 この会議室の続き間には手焼きのタイルで内装を施した「サンルーム」があります。
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 天気がよくて日差しがあれば最高です。窓から森林の四季のうつろいや下呂の町並みを眺めることができます。
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 本館からこの洋館部を見て回るのにはかなり時間がかかります。洋館部の室内は夜しか開いていないクラブなどがあるので、うまく時間調整することをお勧めします。また、客室の見学は仲居さんに相談されたらよいかと。
by gipsypapa | 2017-01-07 10:36 | 建築 | Trackback | Comments(0)

下呂温泉 湯之島館本館

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 下呂温泉へ1泊旅行を思い立ちました。同じ泊まるなら、前から行きたかった湯之島館。和洋とも素晴らしいといわれる文化財の宿です。

 JR下呂駅から送迎バスに乗ります。飛騨川を渡り、温泉街を抜けて湯之島山の急な坂を上ると約5分で湯之島館に到着。下呂富士と呼ばれる湯之島山中腹の林の中に豪壮な館があり、それがお目当ての湯之島館でした。

 昭和5(1930)年に高山本線が下呂まで開通するのを見越して、名古屋の実業家、岩田武七が建てた大規模な温泉旅館です。ちなみに彼はマドラスシューズブランドの製靴会社の創始者とか。

 設計は名古屋を中心に活躍した丹羽英二で、木造和風建築と近代洋風建築との融合をテーマに設計したそうです。当時「日本に名所がまた一つ」と言われたました。

 玄関、客室、厨房などのある木造和風の本館と、ダンスホール、酒場、家族風呂、社交室のある鉄筋コンクリート造洋風の娯楽館から構成されています。和館は上質で落ち着いた雰囲気の客室が見所。本館、玄関、渡り廊下が国の登録有形文化財に指定された、木造3階建て。

湯之島館本館
1931(昭和6)年
登録有形文化財
設計 : 丹羽英二(丹羽英二建築事務所)
施工 : 戸田示造(棟梁)
下呂市湯之島645
撮影 : 2015.1.30 & 31
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 玄関も登録有形文化財。
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 登録有形文化財の本館は大型の木造3階建て。
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 大浴場を外から見たところ。
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 モダンなので、近年立てられたのでしょう。
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 木立に隠れるように入母屋3階建ての重厚な屋根が重なり合っています。
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 すべての建物は回廊でつながっていて、館内探索は絶対お勧めします。斜面に沿って建てられ回廊でつながっているのは、渋温泉の金具屋旅館を思い出させました。

 では本館の内部を。
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 Map です。かなり大型なのがわかると思います。
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 ロビーは民芸風。飛騨なので。
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 泊まった部屋は本館の1階です。
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 夕食。飛騨牛もありました。
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 こちらは朝食。
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 館内散策に出かけます。
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 客間「春慶荘」。HPには、「柿色が特徴の飛騨の伝統工芸、春慶塗りで統一され格別の風情を醸し出している1室です。司馬遼太郎も賞した格別の名室。」とあります。
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 この内部は見逃しましたので、HPの写真を借用します。すばらしい。
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 襖にはうさぎがいるそうです。
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 「七重八重之間」に次いで大きな「末広の間」。ここは入れないようです。
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 「雲井之間」。今上天皇皇后両陛下が皇太子の時代にお使いになられた部屋だそうです。床の間の右の柱に何か突起物が見えます。
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 このときは気づかなかったので、近接撮影していません。HPから写真を借用すます。床柱には「リスが蝉を狙う図」。こういう遊び心がうれしい。
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この写真ではリスは左の柱にいます。
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 「七重八重之間」昭和天皇、皇后両陛下が過ごされた部屋だそうです。控えの間もあり、湯之島館最大の客室です。
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 テーブルは最上級です。
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 螺旋階段があります。
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 「山楽荘」。離れみたいな位置にありますが、廊下と階段でつながっています。
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 これらの部屋はいずれも特別室となっていて、MAP に紫色で表示されています。特別な日以外は使われていないようで、中を見ることができました。
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 本館の各部屋は、1部屋ごとに飛騨の名工が想いを込めた異なる意匠になっているようで、随所に銘木を使用しています。今のような詳細な内装設計図もないころ、戸田示造が率いる棟梁たちが、彼ら独自の才能と工夫を凝らした簡素で上質な仕上げはすばらしい。

 次回は洋館部分を紹介します。
by gipsypapa | 2017-01-06 10:17 | 建築 | Trackback | Comments(2)

清輝楼

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 もう一つの老舗和風旅館は清輝樓(せいきろう)です。宮津湾側に建つ典型的な木造3階建ての旅館。

 創業は元禄年間 (1600年末)と古くから天橋立観光を支えてきた旅館です。現在の建物は明治半ばに建てられたものがもっとも古く、およそ100年の以上経っています。

 東面の中央部が玄関で、海側の北側と西側に客室、南側3階に百五畳敷の大広間をもつ広間棟があります。60畳と45畳の二つの大広間は格子の格天井、大床柱、違い棚など当時の建築の粋をつくしたものがそのまま残っていて圧巻です。国の登録有形文化財の木造2階、一部3階建て。

清輝楼
1892(明治25)年 / 1901(明治34)年 / 大正時代(増築)
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
宮津市魚屋937
撮影 : 2014.10.27 & 28
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 手前に小さな社。
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 福寿神社とあります。清輝楼の一部かと思ったら、違うようです。
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 神社の角を曲がって、
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 清輝楼の食事処。ここもランチをやっています。
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 東側に玄関があります。
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 早朝の散歩で通りかかったときの玄関はとくに何もありません。
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 お昼に茶六別館に向かうときに覗いてみると、立札があり「きざはし会展」を開催していて、入場無料とあります。
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 もちろん見せてもらうことにして、中へ入りました。
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 3階に上ります。
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 展示会はお目当ての60畳の大広間で開催されていました。京都の友禅の着物などが展示されていました。
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 見事な折上格天井です。渋温泉の金具屋を思い出しました。
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 展示物の近接撮影は禁止ですが、それさえ避ければ写真は撮れました。
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 展示物に隠れて、見にくいのですが、鈴木百年(すずき ひゃくねん 1825~1891)の襖絵があります。
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 床の間と・・
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 違い棚。
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 展示会の人が案内してくれて、3階の廊下へ。
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 他の棟の屋根がを見下ろしています。
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 こちらが45畳のもう一つの大広間。襖絵のある襖を取り払うと、105畳の大大広間になるわけです。
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 以下はHPから借用しています。↓
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by gipsypapa | 2015-05-08 09:19 | 建築 | Trackback | Comments(2)

茶六別館

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 丹後半島の付け根にある城下町宮津の海沿いにある茶六(ちゃろく)別館。先にアップした茶六本館の親類筋が経営する日本旅館です。

 数寄屋仕立てですが、外観はちょっと見ただけでは旅館に見えず、大きな和風の住宅のような佇まいです。

 創業は享保年間といい、初代茶谷六斎が興した創業300年近くの「旅宿 茶六」が前身。11代目に当たる茶谷六治が大工を伴い全国の和風建築を訪ね歩き、職人仕事の粋を結晶させて、昭和6年に料理旅館として開業したそうです。

 館内随所に意匠と技がちりばめられ、変化に富んだ天井や多彩な意匠の欄間など、京風の上品な和風建築です。文化財登録されていないのが不思議な木造2階建て。

茶六別館
1931(昭和6)年
設計・施工 : 不明
宮津市島崎2039-4
撮影 : 2014.10.28
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 普通の大邸宅に見えます。
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 玄関は西側。実はこの日の昼食をここでいただく予定にしていました。この手の旅館を選ぶとき参考にしている宮本和義著の「和風旅館建築の美」という本で知っていて、ぜひ中も見たかったのです。
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 ネット情報でランチだけの利用ができるとのことで、泊まるのは茶六本館、昼食はここでいただいてついでに少し内部を見学と決めていました。早朝の散歩のときに、あらかじめここまで歩いてきて下調べしました。1800円の「桑の葉入りうどんと天ぷら」のセットにしようと思っていました。
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 門を入って左側に食事処という標識を見て、行ってみるとひっそりとして閉まっています。
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 仕方なく玄関へ。声をかけるとおかみさんと思われる女性が出てこられ、聞くと「今日は定休日です。」なんと!

 後で案内板をよく見ると、確かに火曜日は定休日と書いてありました。(--;;
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 定休日なのでお出かけのようで、あわただしく奥に引っ込まれました。というわけで玄関先は無人となり、周辺だけですが、気兼ねせず見ることができることになりました。
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 しかし、考えてみれば、食事処は増設されたような新しい建物でしたし、玄関から本命の内部も一部、見ることができたのは、ラッキーでした。
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 「和風旅館建築の美」にある写真です。以下同じ。↓
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 こちらはHPから借用しています。↓
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 結局、ここで食べられなかったので、宮津編の冒頭で紹介した富田屋で食べることになったわけで、一人1800円の予算で二人食べることができました。結果オーライでした。
by gipsypapa | 2015-05-07 13:48 | 建築 | Trackback | Comments(2)

茶六本館

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 宮津の宿は「茶六(ちゃろく)本館」でした。宮津には魅力的な旅館が3つありますが、そのうちの一つです。

 享保年間(1716年頃)に創業したそうで、建物は、明治までは2階建て、大正時代に3階建に改築し、さらに昭和初期に増築を行っています。

 切妻造りの当初部分と、入母屋造りの昭和の増築部からなる典型的な3階建て木造旅館です。1階に出格子があり、特徴的な天井や欄間、階段の手すりなど、各所に昔の文化や職人技を感じる、昔ながらの瀟洒な意匠が見られます。国の登録有形文化財の木造3階建て。

茶六本館
明治期 / 大正期 /1935(昭和10)年増築
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
宮津市魚屋866
撮影 : 2014.10.27&28
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by gipsypapa | 2015-04-28 07:48 | 建築 | Trackback | Comments(2)

城崎温泉 木造3階建ての宿

 城崎温泉には他にも昭和初期に建てられた木造3階ての旅館があります。1925(大正14)年の北但馬地震で町は全焼したので、西村屋や三木屋を含めて、老舗はすべてその2年後の1927(昭和2)年までに再建されたものです。温泉地らしい佇まいを醸し出しているこれらをまとめて紹介します。
撮影 : 2014.10.26

つたや旅館
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 幕末に桂小五郎が潜居していた老舗旅館です。またその桂小五郎の取材のため、司馬遼太郎がここに泊り、「竜馬がゆく」の中の「希望」のくだりを書いたそうです。随筆「わが城崎」の原稿を残していて、館内に展示されているとか。木造3階建て。

つたや旅館
1927(昭和2)年 / 1994(平成6)年改築
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島485
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 美しい内部写真はつたや旅館のHPから借用しています。↓
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山本屋
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 大谿川(おおたにがわ)沿いの「一の湯」の隣にある山本屋は城崎温泉の中でも最も歴史が古い旅館です。木造3階建て。

山本屋
1927(昭和2)年 / 1991(平成3)年改築
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島643
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  右に見える白い建物は別館で、1965(昭和40)年の築。
内部写真は食べログなどから借用しています。↓
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但馬屋
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 こちらは大正時代の末に建築された但馬屋。外観は黒を基調として、町屋造りをイメージしたもので、城崎温泉ではやや変わった外観をしています。つい最近の改築で内部はかなりモダンになっているようです。木造3階建て。

但馬屋
1925(大正15)年 / 2002(平成14)年改築
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島453
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 以下の写真も但馬屋のHPから。
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旅舎 三奇亭 やまとや
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 これも江戸時代からの宿で,創業200年近くになるです。木造3階建て。

旅舎 三奇亭 やまとや
1927(昭和2)年 / 2006(平成18)年改築
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島427
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 内部写真は例のごとくやまとやのHPから借用しました。↓
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by gipsypapa | 2015-04-19 10:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

城崎温泉 三木屋東館

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 西村屋と道路を挟んで東側に3階建ての旅館があります。西村屋と同じく有名な高級旅館。城崎温泉で唯一の文化財の宿です。

 三木屋は、創業から300年の歴史を誇る老舗日本旅館。志賀直哉が逗留して書いた小説「城の崎にて」の舞台になったことで有名です。歴史情緒と四季を楽しむ城崎でも指折りのレトロな日本旅館です。

 東館は、寄棟造り桟瓦葺の建物で、北面に玄関があり、南側は庭園に面しています。1階はロビーと宴会場、2階は客室、3階は大宴会場として使われているそうです。

 昭和初期に建てられたもので、各地の和風旅館に数多く残る木造3階建ての一つですが、現在は木造で3階建て以上は認可されないので、いずれも希少な建物になっています。平成25年に大規模な改修工事が行われたようです。国の登録有形文化財の木造3階建て。

三木屋東館
1927(昭和2)年 / 2013(平成25)年改修
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
豊岡市城崎町湯島487
撮影 : 2014.10.26
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 北側の玄関回りは見ることができますが、西側や庭のある南側などは塀が高いので、見えません。ということで三木屋のHPにある、美しい写真を借用します。↓
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 なお、もう1棟、写真は撮れていませんが、西館というのもあり、こちらも1927(昭和2)年築の2階建で、国の登録有形文化財です。
by gipsypapa | 2015-04-17 08:42 | 建築 | Trackback | Comments(2)