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旅館美保館

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この日の宿の文化財の宿、美保館(みほかん)です。美保神社への参道沿いにある和風旅館で,本館は明治末期に建てられた切妻造り桟瓦葺。本館は2棟が美保湾に面して南北に並び建ち、2棟の間は洋風の吹き抜けホールで接続されています。全体は繊細な数寄屋風で,窓,欄間,手摺など各部に趣向が凝らされています。

旧本館は本館の北側に青石畳(あおいしだたみ)通りをはさんで対面している切妻造り桟瓦葺。南面は出桁造で中央切妻破風付の庇があります。こちらは昭和初期の築です。本館、離れともに国の登録有形文化財の木造2階建て。

旅館美保館
本館 : 1908(明治41)年
離れ(旧本館) : 1932(昭和7)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明(本館)大工河合藤助(旧本館)
島根県松江市美保関町美保関570
撮影 : 2015.4.29 & 30
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2棟が並び建っています。いずれも本館と呼ばれるものです。
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朝食の会場は本館でした。ここを潜って反対側にある玄関へ。
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青石畳通りに本館と旧本館が向かい合っています。
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旧本館の方が新しいのが何か変ですが、こちらは中央切妻破風の庇。
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旧本館の1階は事務室などとして使われていて,2階は離れという客室だそうですが、一日一組限定の貸切だとか。
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写真は美保館のHPから借用しました。
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本館は中央に軒唐破風の庇。
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本館の2棟の間は洋風のホールになっています。
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1階奥は広間。本館はウェディングや宴会場にも使われます。
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朝食は2階の大広間で頂きました。
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この写真もHPから。
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眼下には美保関漁港。
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見事な吹き抜けのホールです。
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中二階には茶室があります。
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宿泊したのは新館。右から二つ目の7階建てのビルでした。2軒左に2棟並んでいるのが本館です。
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お風呂も新館でした。HPから。

by gipsypapa | 2017-03-16 08:33 | 建築 | Trackback | Comments(2)

三朝温泉 旅館大橋

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三朝温泉でもう一つの文化財の宿「大橋」です。三朝温泉を代表する老舗温泉旅館の一つで、三徳(みとく)川の北岸に沿って本館や離れなど、和風の優雅で豪壮な木造建築が横長に軒を連ねています。遠目に四つのの棟に見えるのは。川の蛇行に合わせて建てたためで、すべて創業当時のままの姿を留めているそうです。

鳥取県の銘木をふんだんに使ったといわれる貴重な近代遺産。詳細は不承ですが、宮大工の手になる建物で、三朝温泉の歴史と伝統を今に伝えるランドマークです。3階建ての本館と離れ、2階建ての西離れ、大広間および太鼓橋の5件が国の登録有形文化財に指定されています。

旅館大橋
1932(昭和7)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
鳥取県東伯郡三朝町三朝302
撮影 : 2015.4.28 & 29
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東側からアプローチしています。手前左が「離れ」。高く見えませんが、川沿いの低いところに建っていて、3階建てです。
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その西隣が2階建ての「大広間」。大広間なので2階の天井が高いですね。
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玄関に到達。「本館」の中央部分です。両翼を広げた壮大な3階建て。
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入りませんでしたが、日帰り入浴ができるようです。
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少し中も見えました。
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西に進むと「太鼓橋」があります。「本館」と「西離れ」をつなぐ渡り廊下です。
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太鼓橋の下をくぐったら、川べりに出ることができます。
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川を望む本館の客室が並ぶ見事な景観。
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何メートル伸びているんでしょうか。
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三徳川対岸からの眺めです。右から「離れ」、「大広間」、「本館」です。
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蔵の向こうの2階建てが「西離れ」だと思います。
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詳しく撮り逃したので、グーグルストリートビューから。
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夕方の散歩です。夜景もいいですね。
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内部写真をHPから借用しました。↓↓
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部屋が広くて豪華です。
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HPのPR.文です。「有形文化財の建物が川に沿って建てられていて、湯船自体が源泉になっているお風呂が3つもあり、湧出を感じながら新鮮なお湯を堪能することができます。」
by gipsypapa | 2017-02-07 08:44 | 建築 | Trackback | Comments(2)

三朝温泉 木屋旅館

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鳥取県と島根県の文化財の宿を訪ねて、2泊3日の小旅行をしました。途中気になったレトロ建築もいくつか見てきました。しばらく山陰シリーズです。まず目指したのは三朝(みささ)温泉です。

木屋旅館は三朝温泉中心部を流れる三徳川の川べりに建つ三階建てで、創業は明治元年。山や川からの天然資源に恵まれた三朝は古くから栄えた土地で、元は庄屋だったそうです。木屋旅館という名前は鳥取藩から木材など、山の産物の取り扱いを任されていたころの屋号が「木屋」だったため。

明治時代に建てられ、大正、昭和時代に増築が重ねられました。旅館の真下に源泉があり、地下の湯脈に沿って建てられています。各客室は意匠を凝らした見事なしつらえ。外部は各階に庇を付け、窓に高欄を付けてるなど、複雑で特徴的な外観になっていて、三朝温泉を代表する宿の一つです。国の登録有形文化財の木造2階、一部3階て、地下1階。

木屋旅館
明治期/1919(大正8)年/1954(昭和29)年/1958(昭和33)年増築
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
東伯郡三朝町三朝895
撮影 : 2015.4.28.& 29
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交通はやや不便です。近くに鉄道の駅がなく、結局、JR難波駅から山陰特急バスで、三朝温泉口までのルートが便利なことが判明。それでも3時間20分かかりました。温泉口から木屋旅館までは車に迎えに来てもらいました。
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1枚目とこの写真は白壁と木連(きつれ)格子がすがすがしい玄関付近。非常に印象的でモダンな意匠です。この奥に木造3階建ての建物があります。このあたりが大正8年の建造物です。
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前の石畳と煉瓦造りの道は温泉本通り。
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こちらの3階建ては昭和時代に増設された部分。大正時代の方がモダンですね。
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次回以降にアップする三朝橋と恋谷橋のほぼ中央に建っています。木造3階建てが別々に2棟並んでいるようですが、中はつながっています。
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玄関脇のホールには船箪笥、箱段などの民芸家具、帳場道具、明治初期の看板、藍染、古伊万里などが飾ってあり、歴史とレトロ感を演出しています。
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宿のご主人が内部を案内してくれました。
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増築が繰り返されていることと地下の源泉の湯気抜きの関係で、館内の廊下は3次元的に迷路のように入り組んでいました。
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ここが特に見たかった部屋。「木造三階建ての宿」という本で写真を見てあこがれていた部屋です。
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見事な網代天井。
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昭和33年に建てられた、最後の三階建ての棟の2階にある「あやめの間」でした。
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そのほかにも内装が同じものが一つとしたない、すばらしい部屋がいくつもあります。
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昭和の棟の廊下には大木の切り口が埋め込まれて。
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珍しい格子状のすりガラスが使われています。
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泊まった部屋は木連格子の玄関の真上。和室と・・・
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ベッドがある洋室が続き間になっています。最近はこのスタイルが増えました。仲居さんが食事の間に布団を敷くという手間も省けるし、客側も気遣いがいりません。
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夕食の一部と・・
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朝食。
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浴室は地下にあります。貸切の家族風呂が2つ、男女別の大浴場、蒸し風呂などがありました。
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一つ目の家族風呂には・・・
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カエル。三朝温泉ではカエルの置物をあちこちで見かけました。
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二つ目の家族風呂には・・・
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裸婦のタイル絵。
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大浴場へ。
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ここは明治時代に建てられた棟の地下に当たります。
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レトロなタイル張り。マジョリカタイル?
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天井に湯気出しがあります。
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by gipsypapa | 2017-02-06 10:15 | 建築 | Trackback | Comments(2)

音羽山荘

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滝道沿い明治の森、緑一杯の美しい景観に囲まれたロケーションに音羽山荘があります。大正末期に企業の保養施設として建てられた邸宅でした。門の両側にある変化に富んだ外観の2棟が崖を這うような形の回廊で結ばれた見事な建物です。

現在は宿泊できる料理店、いわゆる料理旅館になっています。外観を見る限り、文化財指定を受けていないのが不思議なくらい美しい木造2階建て。

音羽山荘
1926(大正15)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面公園1−3
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
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食事のメニューがあります。ちょっと高いけど、これだけの高い格式なので、仕方ないかな。
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ちなみに宿泊は2食付で一人2万円ちょっとなので、ある意味このクラスでは普通です。
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以上は昨年10月の写真。以下は今年です。
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一部は石垣の上に建っています。箕面川の石を使っているのでしょうか。この後に出てくる瀧安寺にも同じような石垣があります。
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↓↓は音羽山荘のHPの写真です。
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by gipsypapa | 2017-01-31 08:42 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面の橋本亭

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橋本亭は河鹿荘から瀧道をさらに北に上った、一の橋のたもとにあります。明治43年に建てられた旅館でした。後継者難や建物の老朽化のため長く閉鎖されていましたが、2004(平成16)年に、街づくり活動の拠点としてリニューアルされ、一旦は店舗やギャラリー、大小貸室などで使われていました。

しかしながら、運営している「箕面FMまちそだて株式会社」のHPによれば、昨年2016(平成28)年5月に裏山の土砂災害が発生し、その対策工事や裏山と建物の状況調査のため、再び休業中です。趣のある貴重な建物なので早く再開できるよう祈ります。木造3階建て。

橋本亭
1910(明治43)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面2-5-37
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
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最初の写真は今年。2枚目からは昨年10月のものです。貴重な木造3階建て。
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リノベーションのときに塗り替えられた、黒い外壁がシックです。
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↓ は再び今年の画像。
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1987(昭和62)年以前は市街地において木造3階建ての建築は禁止されていました。現在でも木造建築の3階建ては、建築基準法上の規制が厳しく簡単には建てられないのです。
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休業中なのでフェンスに囲まれています。確かに裏の崖が覆いかぶさるように迫っていますね。崖の補強工事も簡単ではないでしょう。
by gipsypapa | 2017-01-30 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面かじかそう(河鹿荘)

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今日からしばらく箕面滝道沿いのレトロな建物を下流から上流に向かって、逐次紹介します。

阪急電車箕面駅から滝道沿道を2~3分上ったところの高台にある「箕面かじかそう」。築60年以上経った伝統のある料理旅館旅館「河鹿荘」をリノベーションして 2012(平成24)年にオープンしました。お洒落で落ち着いた雰囲気の一軒家カフェ&イタリアンレストランです。木造2階建て。

箕面かじかそう
旧旅館 河鹿荘
1953(昭和28)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面1-6-6
撮影 : 2017.1.17
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このときは早朝だったので、門は閉まっていました。
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門をくぐると和風の塀沿いに階段があるようです。
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食べログの写真を借用します。↓↓
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↓ はHPから。
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雰囲気はよさそうです。
by gipsypapa | 2017-01-28 08:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面観光ホテル(箕面スパーガーデン)

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大阪府北部の観光地、箕面(みのお)にある箕面観光ホテル。箕面は滝があり、紅葉の季節は賑わうところです。私の住いから一番近い温泉です。ホテルには日帰り温泉の箕面スパーガーデンが隣接しています。全国展開している大江戸温泉のチェーンの一つです。

ホテルは箕面山の斜面を階段状にせり出すように建てられた大規模なモダニズム建築。鉄筋コンクリートの打ち放しで、欄干はリベットむき出しの鉄骨ですが、背後の自然とよく調和しています。規則正しく並んだ日本の伝統建築を思わせる柱梁構造に社寺建築を思わせる高欄を配すなどの意匠がそう感じさせるのでしょう。

設計は坂倉建築研究所の所長だった西澤文隆(にしざわ ふみたか 1915~1986年)。板倉建築研究所はル・コルビュジエの弟子で日本の近代建築において活躍した坂倉準三が1940年に創設した坂倉準三建築研究所を引き継いでいる会社で、この建物がモダニズムといわれるのも当然です。鉄筋コンクリート造り、8階建て、地下1階。

箕面観光ホテル(箕面スパーガーデン)
1968(昭和43)年
設計 : 西澤文隆 (坂倉準三建築研究所)
施工 : 大林組
大林組箕面市温泉町1-1
撮影 : 2016.10.11/12 & 2017.1.16/17
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阪急箕面線の終点、箕面駅から北に向かって坂道を5分弱歩くと、変わった形のタワーが現れます。エレベーターシャフトです。
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この展望エレベーターでフロントのあるホテルの2階に向かいます。
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ギザギザ凹凸にせり出した特徴ある建物が見えます。右に見える空中歩廊を渡ります。
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かつては箕面駅近くとホテルは箕面鋼索鉄道線という無料のケーブルカーで結ばれていましたが、老朽化のため1993年(平成5年)限りで休止しています。現在はこの展望エレベーターに代わりました。つまりタワーと空中歩廊はそのころできたものです。
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このホテルにはあまり間をあけず、二度来ました。1泊2食付で、紅葉の季節や正月前後は、一人1万円程度で泊まることができるし、最寄りのJR茨木駅に無料送迎バスが出るので手軽なのです。
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ダイナミックな印象の側面。
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駐車場は石畳。ピンコロ石というそうです。
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阪急電車からは先ほどのエレベーターを使いますが、車やバスは細く険しい山道を登って、この派手な看板の前に止まります。2階部分になり、右がフロントです。
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箕面スパーガーデンは1965(昭和40)年にオープン。その3年後に隣接する箕面観光ホテルが創業しました。大阪北部の天然温泉つき日帰り入浴施設の草分け的存在として、長く親しまれました。
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しかし21世紀になって、施設の老朽化や日帰り温泉施設の乱立により経営が悪化。2012(平成24)年に倒産し閉鎖されました。その翌年2013(平成25)年から大江戸温泉物語の施設になり、リノベーションされて再開。最近は勢いを取り戻して賑わっています。
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スパーガーデンの浴場と演芸場があるところもモダニズム。
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ホテル内はギザギザの形状そのままに、廊下が何箇所も折れ曲がっていました。でも、一本道なので迷うことはありません。
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この辺の意匠はモダンです。
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部屋は最近多くなった和室と・・・
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洋室が部屋続き。
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スパーガーデンに向かいます。宿泊客にはホテル最上階に展望風呂や天空の露天風呂がありますが、ここの大浴場も自由に入ることができます。
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かなりの距離があります。
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ここは1階のカラオケスペースです。2階に演芸場があるのですが、いつも夕食で飲むので酔っ払っていて、一度も行ってません。
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大浴場。広いです。向こう側にも二つ風呂があります。
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赤富士。早朝なので外部の入浴客が来る前。人が少なかったので撮影ができました。
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ホテルの8階にある展望風呂の一つ。さすがに撮影するチャンスはないです。ということでHPから。↑
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行きませんでしたが、演芸場では大衆演芸や・・・
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歌謡ショーや・・・
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ジャズなどをローテーションで上演しています。ホテルのチェックインは午後3時ですが、早めに来てフロントで手続きすれば、大浴場と演芸は無料で楽しめます。私は箕面の滝へ向かったので、結局利用しませんでした。
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400席あるというバイキングレストラン。ここの楽しみは「関西最大級の品ぞろえ」という食事です。和食、洋食、中華とバラエティ豊かで料理人が対面して調理を披露する方式。入場時間を3回に分けていますが、いつ行っても満員。もうかっています。経営が変わっただけで、ここまで繁盛するんですね。
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いつも満員ですがシステマティックな運営がされていて、ストレスはあまり感じません。普通のホテルのビュッフェ並みです。
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by gipsypapa | 2017-01-24 12:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

湯之島館娯楽館(洋館)

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 本館より高い位置に建つ娯楽館。昭和6年,、本館と同時に建築された洋館造りの棟です。娯楽館の地下が本館の3階とつながり、4,5階部分が浴室や娯楽のスペースになっています。4階にはダンスホール、酒場、家族風呂や社交室などがあり、5階はビリヤード場や卓球のスペースになっており、ここに客室はありませんます。和風の本館に加え、岩田武七が目指した総合リゾートホテルを形を実現した建物ということができます。

 洋館を彩る装飾は、アールデコやライト建築の影響を反映したモダンデザインが特徴で、建築史上高い評価を得ています。半木造半鉄筋コンクリート造2階建て。

湯之島館娯楽館
1931(昭和6)年
設計 : 丹羽英二(丹羽英二建築事務所)
施工 : 不明
下呂市湯之島645
撮影 : 2015.1.30 & 31
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 外回りは純洋風のテラスと・・・
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 ギリシャ風の泉がある足湯。
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 おしゃれな回廊で結ばれています。
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 美しいモザイクタイル。ここに限らず、各所でタイルを上手に使っていました。
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 この洋館では地下1階部分ですが、旅館全体から見ると3階にあたり、ここに家族風呂が並んでいます。以下は旅館全体の階層でいうことにします。
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 家族風呂。
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 3階と4階を結ぶ階段のライト風のモダンな照明。
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 4階。このフロアに娯楽スペースが集中しています。
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 5階に上がる階段室はライト風。
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 見所のひとつですね。
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 温泉なので、5階には卓球台と・・・目を引くタイル張りの床。
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 ビリヤード場。
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 4階に戻って、癒し処「ゆるり」。ヒーリングリラクゼーションルームですが、縁がないので中は見れません。
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 もうひとつの見所、クラブ「ムーンライト」。
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 一角には広いバー。
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 ボックス席とミラーボールが煌めく広々としたダンスホール。食事はオードブル類からデザートまで、飲み物はウィスキー、ブランデー、地酒、焼酎、各種サワー類など、なんでもありました。
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 豪華客船をイメージしたそうです。当時は別世界だったでしょう。
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 夕食でかなり飲んだのですが、この部屋を見たいだけの目的で来ました。当然、妻はついてきません。一人です。おつまみを頼み、ソルティードッグをおかわり。
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 5階にはバルコニーが両側にあり、ホールを見下ろすことができます。
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 私のほかには夫婦連れが1組だけ。自由に撮影できたのはラッキーです。
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 最後はご夫婦がステージに上がり、カラオケが始まったので、退散しました。
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 まさに昭和浪漫満載の別世界でした。
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 5階の会議室。クラブやビリヤード、卓球室とはつながっていません。専用の階段で上ります。わかりにくいので、仲居さんに聞いたほうがいいでしょう。
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 懐かしいインテリアがいろいろあり、暖炉もあります。
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 どう見ても大谷石です。
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 この会議室の続き間には手焼きのタイルで内装を施した「サンルーム」があります。
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 天気がよくて日差しがあれば最高です。窓から森林の四季のうつろいや下呂の町並みを眺めることができます。
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 本館からこの洋館部を見て回るのにはかなり時間がかかります。洋館部の室内は夜しか開いていないクラブなどがあるので、うまく時間調整することをお勧めします。また、客室の見学は仲居さんに相談されたらよいかと。
by gipsypapa | 2017-01-07 10:36 | 建築 | Trackback | Comments(0)

湯之島館本館

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 下呂温泉へ1泊旅行を思い立ちました。同じ泊まるなら、前から行きたかった湯之島館。和洋とも素晴らしいといわれる文化財の宿です。

 JR下呂駅から送迎バスに乗ります。飛騨川を渡り、温泉街を抜けて湯之島山の急な坂を上ると約5分で湯之島館に到着。下呂富士と呼ばれる湯之島山中腹の林の中に豪壮な館があり、それがお目当ての湯之島館でした。

 昭和5(1930)年に高山本線が下呂まで開通するのを見越して、名古屋の実業家、岩田武七が建てた大規模な温泉旅館です。ちなみに彼はマドラスシューズブランドの製靴会社の創始者とか。

 設計は名古屋を中心に活躍した丹羽英二で、木造和風建築と近代洋風建築との融合をテーマに設計したそうです。当時「日本に名所がまた一つ」と言われたました。

 玄関、客室、厨房などのある木造和風の本館と、ダンスホール、酒場、家族風呂、社交室のある鉄筋コンクリート造洋風の娯楽館から構成されています。和館は上質で落ち着いた雰囲気の客室が見所。本館、玄関、渡り廊下が国の登録有形文化財に指定された、木造3階建て。

湯之島館本館
1931(昭和6)年
登録有形文化財
設計 : 丹羽英二(丹羽英二建築事務所)
施工 : 戸田示造(棟梁)
下呂市湯之島645
撮影 : 2015.1.30 & 31
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 玄関も登録有形文化財。
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 登録有形文化財の本館は大型の木造3階建て。
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 大浴場を外から見たところ。
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 モダンなので、近年立てられたのでしょう。
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 木立に隠れるように入母屋3階建ての重厚な屋根が重なり合っています。
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 すべての建物は回廊でつながっていて、館内探索は絶対お勧めします。斜面に沿って建てられ回廊でつながっているのは、渋温泉の金具屋旅館を思い出させました。

 では本館の内部を。
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 Map です。かなり大型なのがわかると思います。
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 ロビーは民芸風。飛騨なので。
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 泊まった部屋は本館の1階です。
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 夕食。飛騨牛もありました。
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 こちらは朝食。
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 館内散策に出かけます。
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 客間「春慶荘」。HPには、「柿色が特徴の飛騨の伝統工芸、春慶塗りで統一され格別の風情を醸し出している1室です。司馬遼太郎も賞した格別の名室。」とあります。
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 この内部は見逃しましたので、HPの写真を借用します。すばらしい。
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 襖にはうさぎがいるそうです。
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 「七重八重之間」に次いで大きな「末広の間」。ここは入れないようです。
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 「雲井之間」。今上天皇皇后両陛下が皇太子の時代にお使いになられた部屋だそうです。床の間の右の柱に何か突起物が見えます。
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 このときは気づかなかったので、近接撮影していません。HPから写真を借用すます。床柱には「リスが蝉を狙う図」。こういう遊び心がうれしい。
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この写真ではリスは左の柱にいます。
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 「七重八重之間」昭和天皇、皇后両陛下が過ごされた部屋だそうです。控えの間もあり、湯之島館最大の客室です。
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 テーブルは最上級です。
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 螺旋階段があります。
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 「山楽荘」。離れみたいな位置にありますが、廊下と階段でつながっています。
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 これらの部屋はいずれも特別室となっていて、MAP に紫色で表示されています。特別な日以外は使われていないようで、中を見ることができました。
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 本館の各部屋は、1部屋ごとに飛騨の名工が想いを込めた異なる意匠になっているようで、随所に銘木を使用しています。今のような詳細な内装設計図もないころ、戸田示造が率いる棟梁たちが、彼ら独自の才能と工夫を凝らした簡素で上質な仕上げはすばらしい。

 次回は洋館部分を紹介します。
by gipsypapa | 2017-01-06 10:17 | 建築 | Trackback | Comments(2)

清輝楼

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 もう一つの老舗和風旅館は清輝樓(せいきろう)です。宮津湾側に建つ典型的な木造3階建ての旅館。

 創業は元禄年間 (1600年末)と古くから天橋立観光を支えてきた旅館です。現在の建物は明治半ばに建てられたものがもっとも古く、およそ100年の以上経っています。

 東面の中央部が玄関で、海側の北側と西側に客室、南側3階に百五畳敷の大広間をもつ広間棟があります。60畳と45畳の二つの大広間は格子の格天井、大床柱、違い棚など当時の建築の粋をつくしたものがそのまま残っていて圧巻です。国の登録有形文化財の木造2階、一部3階建て。

清輝楼
1892(明治25)年 / 1901(明治34)年 / 大正時代(増築)
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
宮津市魚屋937
撮影 : 2014.10.27 & 28
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 手前に小さな社。
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 福寿神社とあります。清輝楼の一部かと思ったら、違うようです。
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 神社の角を曲がって、
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 清輝楼の食事処。ここもランチをやっています。
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 東側に玄関があります。
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 早朝の散歩で通りかかったときの玄関はとくに何もありません。
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 お昼に茶六別館に向かうときに覗いてみると、立札があり「きざはし会展」を開催していて、入場無料とあります。
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 もちろん見せてもらうことにして、中へ入りました。
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 3階に上ります。
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 展示会はお目当ての60畳の大広間で開催されていました。京都の友禅の着物などが展示されていました。
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 見事な折上格天井です。渋温泉の金具屋を思い出しました。
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 展示物の近接撮影は禁止ですが、それさえ避ければ写真は撮れました。
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 展示物に隠れて、見にくいのですが、鈴木百年(すずき ひゃくねん 1825~1891)の襖絵があります。
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 床の間と・・
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 違い棚。
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 展示会の人が案内してくれて、3階の廊下へ。
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 他の棟の屋根がを見下ろしています。
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 こちらが45畳のもう一つの大広間。襖絵のある襖を取り払うと、105畳の大大広間になるわけです。
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 以下はHPから借用しています。↓
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by gipsypapa | 2015-05-08 09:19 | 建築 | Trackback | Comments(2)