倉吉の白壁土蔵群

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三朝温泉で一泊した翌日は、再び木屋旅館のご主人の車に乗せてもらって倉吉へ向かいました。倉吉市は江戸時代末期から昭和前期までの伝統的な建物が多く残っているので、一度行ってみたかった場所でした。

まずは有名な白壁土蔵群です。白壁土蔵群は通称で、打吹玉川(うつぶきたまがわ)沿いに位置する伝統的建造物群保存地区の一部。伝統的建造物は本町通りの赤い石州瓦の町家群や玉川沿いの土蔵群をはじめ約100棟が現存しています。保存地区の町家は、ほぼ2階建てで、切妻造り、平入を基本としています。建築年代は、江戸時代末期が数棟、明治時代中後期が約3割、大正期が約2割、昭和前期が約2割だそうです。国の重要伝統的建造物群保存地区。

白壁土蔵群
倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区
江戸末期~昭和初期
鳥取県倉吉市魚町、研屋町、東仲町、西仲町、西町の各全域と新町1丁目、新町2丁目、新町3丁目、堺町1丁目の各一部
撮影 : 2015.4.29
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かおり風景100選、美しい日本の歴史的風土100選、平成17年度都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」など、数多く受賞しています。
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私が訪ねた翌年、2016(平成28)年10月21日に鳥取県の中部を震源として発生したM(マグニチュード)6.6の地震が発生しました。
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ニュースで白壁土蔵群の壁の崩落などの被害を伝えていました。
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今でも時々ニュースなどで町の様子が伝えられますが、まだ完全復興には至っていないようです。予算や時間的な困難があるとは思いますが、一日も早い復興を望んでいます。
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以下はWikipedia にあった優れた写真。自分のカメラ技術ではこうはいきません。 ↓↓
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# by gipsypapa | 2017-02-18 09:13 | | Trackback | Comments(2)

三朝温泉の宿

三朝温泉には数多い旅館やホテルがあります。そのうち散歩のときに通りかかったものをいくつか紹介します。

三朝温泉の旅館
鳥取県東伯郡三朝町三朝
撮影 : 2015.4.28/29

万翠楼
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三朝橋のときに登場した老舗旅館「万翠楼」。この中に茶室「無声庵」という武田五一設計で、人間国宝の宮大工・魚津弘吉棟梁の施工による建物が移設されているそうです。

万翠楼
鳥取県東伯郡三朝町山田5
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今は鉄筋コンクリート造りに立て替えられていますが、昔は3階建ての巨大な木造建築でした。意識的に朱色の欄干を回すなど、オリジナルの意匠を引き継いでいると思われます。
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当時の写真が「木屋旅館」の部屋に置いてあったパンフレットにありました。記事では堀口捨己の設計とありますが、彼の作品リストに載っていないので、やや疑問です。以下はHPから借用した内部写真です。(他の宿も同様)
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三朝温泉 後楽
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しばらく三徳川の南で川べりから離れたところにある温泉旅館です。この一帯をあるいていると、目を引く格式が高そうな門がある純和風の「後楽」です。総欅(けやき)造りの長屋門は鳥取の豪農より譲り受けたものを生かして堀口捨己(ほりぐち すてみ 1895 - 1984)が設計したものです。今は立て替えられているかも知れませんが、本館も彼の設計で1955(昭和30)年に建てられました。堀口捨己は分離派建築会を結成し、後に日本の数寄屋造りの中に美を見出し、伝統文化とモダニズム建築の理念との統合を図った建築家です。

後楽
1955(昭和30)年
設計 : 堀口捨己(長屋門)
施工 : 不明
鳥取県東伯郡 三朝町三朝972-1
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木造りの宿 橋津屋
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橋津屋は三朝温泉発祥の温泉本通にあり、敷地内に自家使用の源泉を所有しています。創業は享保年間(約300年前)で、三朝温泉の草分け的存在です。HPでは「もともとは農家で現在の場所に温泉が湧くのでここに家を建てて木賃宿を始めたのが始まりだと言われております。」だそうですが、さすがに今は立て替えられています。

橋津屋
鳥取県東伯郡三朝町三朝886
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梅屋旅館
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現代では珍しい、自炊専門の湯治旅館で、自炊に必要な備品は全て備えてあるそうです。またオンドル部屋があり入浴とは違う温泉利用が可能です。

梅屋旅館
鳥取県東伯郡三朝町三朝933-2
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味な宿 花屋別館
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詳細は不明ですが、どうみても大きなホテルですね。「花でもてなし花の宿」といううたい文句です。

花屋別館
鳥取県東伯郡三朝町三朝818-6
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ぬくもりの宿 中屋
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三朝医療センターの向かいにある旅館「中屋」。

中屋
鳥取県東伯郡三朝町三朝855
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桶屋旅館
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再び三徳川の北側へ。湯治、滞在型の2食付。木造2階て、客室は和室8室、定員18人の小さな宿です。お風呂の一つは源泉で足下湧出です。旅館の創業は1913(大正2)年。旅館創業以前は桶を作っていたのでその屋号をとって桶屋となったそうです。内部写真は「トラベルjp」から借用しました。

桶屋旅館
鳥取県東伯郡三朝町山田150
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三朝館
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こちらも敷地内に源泉を持った、自家源泉かけ流しの天然温泉です。三朝随一の湯量を誇る高級旅館で、千坪に広がる日本庭園に庭の湯」と、源泉の滝を囲む「滝の湯」の二ゾーンに別れ、十二の湯処があるそうです。手前に平屋建ての和風建築がありますが、本館はホテル形式です。

三朝館
鳥取県東伯郡三朝町山田174
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おまけ
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おまけ。桶屋旅館の東、旅館大橋の離れの前の道路を挟んだところに、気になる住宅があります。玄関脇の丸窓や屋根に湯気出しがあることから、昔は旅館だったかも知れません。

X邸
鳥取県東伯郡三朝町山田
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# by gipsypapa | 2017-02-17 09:15 | | Trackback | Comments(2)