尾道の島居邸洋館 

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千光寺へと続く長い階段の途中にスパニッシュ風の洋館を見つけました。寺社や和風建築が多い山手では珍しい華やかな住宅です。普通のレトロな住宅かと思いましたが、調べると現在は一棟貸町家「せとうち 湊(みなと)のやど 島居(しまずい)邸洋館」という滞在形の宿泊施設として使われていることがわかりました。

昭和初期建築のお洒落な洋館で、スクラッチタイルを貼り付けた、カーブを描く特徴的な塀で囲まれています。建物の屋根は赤いスペイン瓦、外壁はクリーム色のモルタル仕上げのスタッコ壁にアーチ型や丸窓を配した、欧風の意匠になっています。滞在施設にするに当たり、外観は当時の面影を残しつつ、内装を宿泊客がくつろげるモダンな空間に改造したそうです。木造2階建て。

せとうち 湊のやど 島居邸洋館
旧島居邸
1931(昭和6)年
設計・施工 : 不明
広島県尾道市東土堂町11
撮影 : 2016.3.1
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宿泊施設に改修するときの設計は桐谷昌寛氏が行ったそうです。
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これ ↑ 以降の写真はせとうち 湊のやど 島居邸洋館のHPなどから借用しました。
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すばらしい空間です。いつか泊まってみたい。

# by gipsypapa | 2017-05-26 08:10 | 建築 | Trackback | Comments(2)

尾道市文学記念室(旧福井邸)

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高台に南向きに建つ瀟洒な数寄屋風の住宅。元々は地元企業役員だったの福井家の住いでした。寄棟造の東棟が大正元年の築、昭和2年に入母屋造の西棟が、昭和3年に茶室が増築されました。現在は尾道市が管理する尾道市文学記念室として、尾道ゆかりの作家である林芙美子や高垣眸、横山美智子、行友李風、歌人の中村憲吉、山下陸奥、麻生路郎の愛用品や書簡、直筆原稿等を展示しています。茶室、蔵とともに国の登録有形文化財の木造平屋建て。

尾道市文学記念室
旧福井家住宅主屋
1912(大正元)年 / 1927(昭和2)年増築
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
広島県尾道市東土堂町13-28
撮影 : 2016.3.1
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尾道特有の坂の途中に建っている住宅です。
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敷地は高低があり下の段から石段を登っていきます。
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こちらが西棟。増築された部分です。
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玄関を真ん中にして・・
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こちらは古い方の東棟です。
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中に入らず、外からガラス越しに見ています。
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展示室。
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東棟にもう一つ玄関があります。こちらが元の玄関だったのでしょう。
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1段下がったところに立つ快傑黒頭巾(かいけつくろずきんの石碑、1935(昭和10)年に発表された高垣眸の小説の記念碑です。
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山側にある文学関係の建物などは総じて「おのみち文学の館」と呼ばれ、この「文学記念室」のほかに「中村憲吉旧居」、「志賀直哉旧居」と、その建物南側の「尾道市文学公園」の4つの施設からなっています。以下はネットの写真を借用しています。

中村憲吉旧居
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尾道市のHPから。「中村憲吉はアララギ派のリーダーとして現代日本歌人の第一人者として短歌界に重きをなしました。昭和8年12月25日、おだやかな尾道の千光寺山中腹に転地療養し、昭和9年5月5日に46才で惜しまれながら世を去りました。」

中村憲吉旧居
昭和初期か?
設計・施工 : 不明
尾道市東土堂町15-10

志賀直哉旧居
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これも尾道市のHPからです。「大正元(1912)年志賀直哉が尾道に移り住んだ棟割長家が現在でもご覧になれます。代表作「暗夜行路」もここ尾道のこの部屋で草案が練られました。併設の文学公園では文人達の作品を見ながら休むことができます。 」

志賀直哉旧居
明治後期か?設
計・施工 : 不明尾
道市東土堂町8-28

尾道市文学公園
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# by gipsypapa | 2017-05-25 08:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)