耕三寺 潮聲閣和館

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耕三寺境内の東北隅に建つ潮聲閣(ちょうせいかく)は今回の旅行で一番のお目当てでした。耕三寺が建立される前からあった、昭和初期の邸宅建築です。耕三寺和尚和が、まだ大阪で大口径特殊鋼管の会社社長だったときに、故郷瀬戸田に住んでいた母親の老後を慰め、恩に報いるために建築したもの。

建物はポーチを持つ鉄筋コンクリート造り2階建の洋館と,唐破風の玄関を持つ木造平屋建の和館から構成された大邸宅です。和館部分は東西棟の入母屋造りを本体としながら、随所に意匠を凝らした装飾や調度品をあしらった、豪華で格調高い造りになっています。設計者は分かりませんが、間違いなく耕三の意思が大きく働いています。国の登録有形文化財の木造平屋建て。

耕三寺 潮聲閣和館
1929(昭和4)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
撮影 : 2017.02.13
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老人室と呼ばれるご母堂の居間。実はこの部屋が一番豪華なのです。
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花鳥図がちりばめられた、見事な折上げ格天井です。
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凝った意匠のガラス戸。
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美しい襖絵と・・・
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屏風。
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欄間には鶯の彫刻があります。
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トイレは現役です。
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大広間。
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耕三寺耕三さんがいました。
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細かなところも凝っています。
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腰まわりには野菜の絵が並んでいました。
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客用玄関から入ると最初にある控えの間。
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花頭窓は単なる開口。大胆な意匠です。
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花頭窓の開口部とすりガラス窓の空間の両側に絵が隠れています。
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和館の客用玄関です。
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あまりイケメンじゃない狛犬がいます。
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唐破風の玄関ですが、外に出ることができないので、見えません。
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吹きさらしの屋外なのに、天井は折上げ格天井に天井絵とは。
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再び屋内へ。戸板の下部にも花や野菜の美しい日本画。
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日本庭園もよく手入れされています。
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奥まで進むと仏間があります。
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元はご母堂が手を合わせていたと思われる正面の仏壇。左にある小さな仏壇がご母堂のものみたいです。
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ここにも天井画。色んな仏様がいます。
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# by gipsypapa | 2017-10-13 09:20 | 建築 | Trackback | Comments(2)

耕三寺 千仏洞地獄峡

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耕三寺本堂の西側の至心殿横に千仏洞という洞窟の入り口があります。地下約15m、全長350mの地下霊場になっていて仏教世界の「地獄観」と「極楽観」を表現しているそうです。

内部は富士山と浅間山から運んだ溶岩を鉄筋コンクリートで固めて岩組としています。中間の3ヶ所には高さ約10m広さ数10平方メートルの洞室があり、千体におよぶ石造りの仏像を安置。洞内には滝が流れていたり、隧道に地獄、極楽絵の額を数十面を掲示したりしており、時間を忘れさせます。

耕三寺 千仏洞地獄峡
1965(昭和39)年
尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
撮影 : 2017.02.13
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岩のトンネルです。
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荒削りな仏像があります。
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トンネルは下り坂。
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閻魔大王の居室があります。
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さらに下ります。
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この辺から地獄絵が延々と続きます。
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立体感があるので、「こて絵」でしょう。
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個人的にこの手の絵は好きなのですが、多すぎるので、何枚か省略しました。
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源信僧都の往生要集を絵にしているとか。
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源信僧都は「母からの手紙」で有名だそうですが、知りませんでした。
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この辺からムードが一変。極楽絵でしょうか。
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これらもこて絵でしょうが、画家は地獄絵とは違うようです。
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さらにトンネルを下ると・・・
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地下の広場に出ます。
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このような洞室が三つあり、複雑な空間構成です。
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この辺が地下15メートルでしょう。滝が流れ込む池。
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ここにきて千仏洞の名前の由来を実感。
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いくつあるのか、数え切れない仏像群。
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出口です。
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ここから出ると救世観音大尊像のそば。ほぼ本堂の下を横切ったわけです。


# by gipsypapa | 2017-10-12 09:08 | 建築 | Trackback | Comments(2)