東京神田の三鈴堂眼鏡店

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 東京の二日目は神田の神保町を散策。予定ではもっと足を伸ばすつもりでしたが、強烈に暑い日だったのと、前日の同窓会で二日酔い気味。一回りしただけでギブアップしてしまい、ざる蕎麦を食べて、生ビールを飲んで早々に退散しました。

 靖国通りに面した大正末期の洋風商店長屋。向かって左はメガネ屋、右は木と街の案内所という看板がかかっています。元々は11軒長屋で同じ形の建物が並んでいたそうですが、今はここだけが残っています。上部にある屋根裏部屋の窓と思われる明かりとりの形が丸と四角のお洒落な商店建築です。木造2階建て。

三鈴堂眼鏡店ほか
1925(大正14)年ころ
設計・施工 :不明
千代田区神田神保町1-7-1
撮影 : 2010.7.24
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# by gipsypapa | 2011-06-27 13:11 | 建築

明治生命館

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 丸の内のお堀端に金融業を象徴するような端正なビルがあります。コリント式列柱を配した古典主義様式を代表する意匠で、国産(岡山県北木産)花崗岩を用いた外壁の落ち着いた美しさと、整然と並ぶ巨大な列柱が特徴です。コリント式オーダーの柱頭にはアカンサスの葉、柱のフルーティング(縦溝模様)が美しく、見どころになっています。。

 設計は様式建築の名手といわれ、日本銀行小樽支店や、このブログでも紹介した大阪市中央公会堂鳩山一郎邸(現鳩山会館)黒田記念館などを設計した岡田 信一郎(おかだ しんいちろう、1883 - 1932)と岡田捷五郎の兄弟。構造設計には同じ早稲田大学で教鞭をとり耐震構造の父といわれた内藤多仲(ないとう たちゅう、1886 - 1970)が担当しました。

 岡田信一郎の遺作となった作品で、没後に弟の捷五郎が引継ぎ完成させたものです。2001(平成13)年から改修工事が行われ、新たに30階建ての明治安田生命ビルを建設して一体的に利用することで、この歴史的建造物は全面保存されました。昭和の建造物として初めて重要文化財の指定を受けた鉄骨鉄筋コンクリート造り8階建て、地下2階。

明治生命館
1934(昭和9)年/2004(平成16)年改修
重要文化財
設計 : 岡田信一郎、岡田捷五郎
構造設計 : 内藤多仲
施工 : 竹中工務店
東京都千代田区丸の内2-1-1
撮影 : 2006.5.2 & 2010.7.24
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# by gipsypapa | 2011-06-26 16:45 | 建築