京都大学・保健管理センター/学生部 (旧石油化学教室本館)

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 本部構内の正門をくぐると左手にすぐ見えてくる、レンガ造り2階建ての建物。先の保険診療所の北側にあります。
 1階の部分は、明治31年建てられましたが、2階部分は大正時代に増築されたのでレンガの色が違っています。
 ノーベル賞受賞者の湯川秀樹・朝永振一郎・福井謙一の各氏もここで研究したため、別名「ノーベル賞の館」と呼ばれていますが、一般には旧石油化学教室本館と呼ばれていました。

京都大学・保健管理センター/学生部
旧・石油化学教室本館 1898(明治31)年/1922(大正11)年増築
設計 : 山本治兵衛・増築の一部 永瀬狂三
施工 : 不明
京都市左京区吉田本町
撮影 : 2006.11.23
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正面に向かって左は学生部。
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 中央の入り口には保健管理センター、安全センター、国際交流センター、低温物質科学研究センターの表札。多目的に使われています。
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 正面を斜めから。1階と2階の煉瓦が違っているのがわかります。
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 裏に廻りました。かなり長大な建物です。ただし右に見えるのは旧物理学実験場。
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 北側の本館には渡り廊下で繋がって更に煉瓦の建物が伸びています。
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 ただしこの建物は3階建て。後に建てられたのでしょうか?それにしてはこの建物も古い。
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 窓や通用口は裏側のほうがレトロです。
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 2階部分は1階のように煉瓦を積み上げるだけではなく、窓枠を御影石で飾る、いわゆる「辰野式」スタイルとなっています。大正時代はこのスタイルが流行したのでしょうね。
# by gipsypapa | 2007-08-21 16:36 | 建築 | Trackback | Comments(0)

京都大学・保健診療所

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 本部の正門を入ってすぐ左手にある武田五一設計の建物。元は電話拡張交換室として使われていましたが、現在はすぐ北にある旧石油化学教室本館とともに保健センターの一部になっています。
 2階の小ぶりな連続アーチ窓や、階段踊り場の上に張り出した庇が特徴。あまり知られていませんが、武田五一らしさを感じる建物です。

京都大学・保健診療所
旧・電話拡張交換室 1925(大正14)年/1931(昭和6)年・1936(昭和11)年増築
設計 : 武田五一・永瀬狂三
施工 : 不明
京都市左京区吉田本町
撮影 : 2006.11.23 & 2007.7.6
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 2階の階段踊り場の上にある庇は、1928ビル(旧毎日新聞京都支局)を連想させる武田五一らしい意匠です。
http://gipsypapa.exblog.jp/5907751/
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 玄関ポーチの上にも庇を兼ねたバルコニーが。
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 鉄筋コンクリート造り2階建てですが、レンガタイルが装飾的に貼られて、美しい。
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 塀の外から見た裏面。増設が繰り返されて、縦長の建物になっています。
# by gipsypapa | 2007-08-19 22:26 | 建築 | Trackback(1) | Comments(0)