<   2017年 12月 ( 10 )   > この月の画像一覧

ひがし茶屋街 志摩

c0112559_08473796.jpg
志摩はひがし茶屋町の創設当初に建設された最も古い茶屋建築の一つです。1、2階の座敷には,要所に面皮柱を使用し,全体に濃い色付けになっています。弁柄色の土壁や具象的な図案の金物など,お茶屋独特の瀟洒で華やかな室内の意匠です。これまで手を加えることなく、江戸時代そのままに残っているそうで、学術的にも貴重な文化遺産として高く評価され国の重要文化財に指定された木造2階建て。

志摩
1820(文政3)年
重要文化財
設計・施工 : 不明
金沢市東山1-13-21
撮影 : 2017.3.8
c0112559_08484856.jpg
c0112559_08490650.jpg

HPの写真です。
c0112559_08492140.jpg
入館料500円で見学できます。
c0112559_08495114.jpg
内部の写真撮影はOKですが、大型のカメラ、すなわち一眼レフやミラーレスなどは禁止でしたので注意してください。
c0112559_08501826.jpg
私たちはコンデジを1台持っていたので撮影できました。シャッター音が理由でしょうか。
c0112559_08511389.jpg
年配の男性が2階まで案内して、説明してくれます。
c0112559_08521600.jpg
その後に、自由に見て回ることができます。
c0112559_08525492.jpg
お茶屋は芸妓を呼んで客に飲食をさせる店のこと。
c0112559_08532871.jpg
江戸後期から商人の町なので、大店の旦那衆や若旦那衆の息抜きの場所だったわけです。
c0112559_08540062.jpg
2階が客間で、押し入れや物入れなどは作らず、あくまでも遊興を主体とした粋な造りとなっています。
c0112559_08544966.jpg
c0112559_08552231.jpg
c0112559_08554020.jpg
三味線や太鼓なども保存されていました。
c0112559_08561160.jpg
c0112559_08562980.jpg
c0112559_08564434.jpg
c0112559_08570273.jpg
c0112559_08571876.jpg
c0112559_08573641.jpg
c0112559_08575248.jpg
c0112559_08580957.jpg
c0112559_08582772.jpg
c0112559_08584886.jpg
粋を尽くしていますね。
c0112559_08593037.jpg
高価に違いない琴。
c0112559_08595208.jpg
c0112559_09003295.jpg
c0112559_09005272.jpg
階段は急でした。
c0112559_09013097.jpg
c0112559_09014725.jpg
c0112559_09020605.jpg
坪庭があります。典型的なお茶屋の庭だそうで、春日燈灯、月見燈灯、槍燈灯が配置されています。
c0112559_09025294.jpg
台所の前の間です。
c0112559_09034016.jpg
地下に石室。
c0112559_09042525.jpg
襖の引き手の華やかな模様。
c0112559_09045560.jpg
螺鈿(らでん)です。
c0112559_09054800.jpg
c0112559_09060747.jpg
当時の小物も展示されていました。
c0112559_09064128.jpg
c0112559_09070172.jpg
c0112559_09071703.jpg

by gipsypapa | 2017-12-12 09:07 | 建築 | Trackback | Comments(0)

金沢市の「ひがし茶屋街」


c0112559_08395778.jpg
金沢市で人気の観光スポットの一つ「ひがし茶屋街」は1820(文政3)年に加賀藩がこの周辺に点在していたお茶屋を集めて町割りしたところ。浅野川の東岸にあり、犀川西岸の「にし茶屋街」とともに公許され、形成された茶屋町です。

二筋の街路に面して、1階に出格子を構え、2階の天井を高くして座敷を設ける「茶屋建築」の木造が連なっています。江戸時代後期から明治初期にかけての茶屋がまとまって残っている貴重な町並みで、京都・祇園の茶屋町と並んで、当時の華やか茶屋文化を今に伝える地域として、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

ひがし茶屋街
江戸後期~明治初期
重要伝統的建造物群保存地区
金沢市東山1-13
撮影 : 2017.3.8
c0112559_08403489.gif
c0112559_08405593.jpg
石畳の両側に同じ高さの茶屋が隙間なく連なっています。
c0112559_08412641.jpg
c0112559_08414212.jpg
c0112559_08415831.jpg
c0112559_08421268.jpg
c0112559_08423117.jpg
c0112559_08424743.jpg
着物が似合う町並みです。
c0112559_08431990.jpg
まずは一部の建物を紹介します。

民宿 陽月
c0112559_08441922.jpg
茶屋を使った「ひがし茶屋街」で唯一の宿泊施設。2階に客室3部屋あり、一階に食堂、風呂場、洗面所、トイレがあるそうです。ゲストハウスとして外国人の人気が高いとか。

民宿 陽月
金沢市東山1-13-22
c0112559_08453433.jpg
c0112559_08455248.jpg
ネットにあった中の写真を2枚。
c0112559_08462242.jpg

アンティーク山屋
c0112559_08473058.jpg
九谷焼、加賀蒔絵、輪島塗などの地域の品々とバカラのグラスやヨーロッパの版画などの販売をしているそうです。

アンティーク山屋
金沢市東山1-13-20
c0112559_08480977.jpg
c0112559_08483031.jpg
これ、気づかず通り過ぎたのでネットから借用しました。

十字屋ひがし茶屋街店
c0112559_08500049.jpg
金沢の魚介やのどぐろ一夜干しなど、魚の加工品を取り扱っている土産店です。

十字屋ひがし茶屋街店
金沢市東山1-13-19
c0112559_08503123.jpg

by gipsypapa | 2017-12-11 08:50 | | Trackback | Comments(2)

オリエンタルブルーイング東山店

c0112559_08390091.jpg
「東山やつはし」の隣には自家製の地ビール醸造所を持つバー「オリエンタルブルーイング東山店」があります。古い町家のファサードを現代的な看板建築風に改造しているようです。木造2階建て。

オリエンタルブルーイング東山店
詳細不明
金沢市東山3-2-22
撮影 : 2017.3.8
c0112559_08393488.jpg
このファサードになったのは最近みたいです。
c0112559_08402135.jpg
c0112559_08404234.jpg
手前のおばんざいの看板は「東山やつはし」のもの。
c0112559_08411534.jpg
これ以降の内部写真は食べログなどネットから借用しています。
c0112559_08414255.jpg
c0112559_08415677.jpg
c0112559_08421474.jpg

by gipsypapa | 2017-12-09 08:42 | 建築 | Trackback | Comments(2)

町家ごはん 東山やつはし

c0112559_08222479.jpg
東茶屋街の花町へ入る手前のバス通りに古い町屋を改修した店があります。加賀野菜と地魚のおばんざいと地酒を楽しめるそうです。ネット情報では築100年の古民家とあるので、大正時代の建物と思われます。木造2階建て。

町家ごはん 東山やつはし
大正時代
設計・施工 : 不明
金沢市東山3-2-22
撮影 : 2017.3.8
c0112559_08225523.jpg
灯具と2階の大きなガラス窓がいい感じ。
c0112559_08230901.jpg
屋根に何か乗っています。魔よけでしょうね。
c0112559_08252605.jpg
c0112559_08254542.jpg
c0112559_08260534.jpg
これ以降の内部と料理の写真は食べログから。
c0112559_08263592.jpg
c0112559_08271404.jpg
c0112559_08274135.jpg

by gipsypapa | 2017-12-08 08:27 | 建築 | Trackback | Comments(2)

浅野川大橋詰火の見櫓

c0112559_08572115.jpg
尾張町を東の端まで歩き、金沢文芸館の建つ三叉路を左折して「ひがし茶屋街」へ向かう途中に浅野川を渡りますが、大橋の北側に古い鉄骨の火の見櫓があります。

もともとは大正末期に建造された、高さ23mほどの望楼を備えた櫓として、昭和46)年に老朽化のため上部を切断したため、このような独特の形状になっています。切り取られた後の高さは13m。施工は金沢市内の高田商会という鋳鉄製銘板が付いているそうです。国の登録有形文化財の鉄骨造り。

浅野川大橋詰火の見櫓
1924(大正13)年 / 1971(昭和46)年改造
登録有形文化財
設計・施工 : 高田商会
金沢市東山3-1-2先
撮影 : 2017.3.8
c0112559_08581850.jpg
金沢市内に現存する最古の火の見櫓だそうです。
c0112559_08583362.jpg
c0112559_08584719.jpg
c0112559_08585921.jpg
「火の見櫓図鑑」という興味深いHPにあった写真と、その記事です。「かつては中間部分であった場所が現在の望楼。欄干には、何故か自動車タイヤ用のホイールがいくつも取り付けられている。屋根がかけられていないので、半鐘は柱に吊るされている。」
c0112559_08595215.jpg
浅野川の南側を見ています。この一帯は主税町茶屋街です。
c0112559_09010453.jpg
浅野川大橋の川の対岸には、明治初期の木造火の見櫓を復元したものが建っていました。

by gipsypapa | 2017-12-07 09:01 | 建築 | Trackback | Comments(2)

金沢市尾張町の建物群

c0112559_08551496.jpg
尾張町は初代加賀藩主の前田利家の生まれ故郷である尾張の国から移住してきた商人の多くが、この地に居を構えたことから名付けられました。藩政期から現代にいたるまで、この街は商業の町として発展し、現在もその面影を残した町並みです。
c0112559_08541087.jpg
c0112559_08545014.jpg
ここまで尾張町の建物をいくつか紹介してきましたが、まだまだ興味深いものがありますので、まとめてアップします。

金沢市尾張町
撮影 : 2017.3.8

五十嵐提灯店
c0112559_08555846.jpg
尾張町の通りから南に少し入ると町名が博労町になります。五十嵐提灯店は明治時代創業で、加賀提灯を製造販売しています。
金沢市博労町62

佐野商舗
c0112559_09080135.jpg
創業が大正13年の記念品や土産物と工芸品の店です。詳細は分かりませんが、モダンな外観で昭和初期の洋風建築に見えます。
金沢市尾張町2-9-20

望月めがね店
c0112559_09092633.jpg
こちらも創業が大正12年の老舗眼鏡店です。
金沢市尾張町1-10-20
c0112559_09100159.jpg
文真堂
c0112559_09105428.jpg
古い町家建築。書道、水墨画用品の専門店で、国内外の筆、硯、紙、墨、額縁、軸表装などを取り扱っています。
金沢市尾張町2-11-28
c0112559_09112212.jpg
c0112559_09114708.jpg
旗屋
c0112559_09123887.jpg
名前の通り、各種の旗を初めとして、幕、袢纏(はんてん)、幟(のぼり)、暖簾(のれん)、記念品、贈答品などを販売しています。
金沢市尾張町1-9-17
c0112559_09130616.jpg
c0112559_09133178.jpg
たたみ工房
c0112559_09142158.jpg
明治時代から続く畳屋で、ここが製造工房だそうです。
金沢市尾張町1-9-18.
c0112559_09144939.jpg
c0112559_09150594.jpg
c0112559_09151766.jpg
東田漢法堂
c0112559_09160711.jpg
間口が狭い町家です。“まむし黒焼”と書かれた看板が目を引く漢方薬や薬草などを販売しています。
金沢市尾張町1-7-13
c0112559_09163689.jpg
c0112559_09165150.jpg
八百萬本舗
c0112559_09174139.jpg
金沢の土産物、雑貨、菓子を販売しています。元は町家の「旧志村金物店」だったものを改修したそうです。
金沢市尾張町2-14-20
c0112559_09181176.jpg

by gipsypapa | 2017-12-06 09:18 | | Trackback | Comments(2)

梅梅(めいめい)金沢

c0112559_09044362.jpg
尾張町の町家建築をもう一つ。3軒長屋の大きな望楼を載せたインパクトのある外観です。左半分は、その古い町家を改修して最近開店した中華料理店「梅梅(めいめい)」です。古いのは間違いなさそうですが、明治の建物以外の詳細はわかりませんでした。木造2階、一部3階建て。

梅梅 金沢
明治時代
設計・施工 : 不明
金沢市尾張町1-9-16
撮影 : 2017.3.8
c0112559_09052217.jpg
c0112559_09053716.jpg
望楼というか、小さな3階がある部分は梅梅ではないようです。
c0112559_09061014.jpg
これ以下はHP他のネットにあった写真です。
c0112559_09064883.jpg
c0112559_09070600.jpg
c0112559_09072005.jpg
c0112559_09074146.jpg
内部もいい雰囲気です。
c0112559_09084000.jpg
リーズナブルな値段ではないでしょうか。
c0112559_09092333.jpg
北京ダックが名物だそうです。
c0112559_09100204.jpg
美味しそう。
c0112559_09103787.jpg
北京ダックのセットで2800円は安い。
c0112559_09111950.jpg
c0112559_09114125.jpg
c0112559_09115677.jpg

by gipsypapa | 2017-12-05 09:12 | 建築 | Trackback | Comments(2)

金沢文芸館


c0112559_08253546.jpg
尾張町を東に歩くと三叉路に突き当たります。その橋場交差点の手前の角地にもう一つ洋風建築「金沢文芸館」が建っています。昭和初期に高岡銀行橋場支店として建築されたもので、その後、石川銀行橋場支店を経て、改修され、現在は市が管理する金沢文芸館となり、文学・文芸の活動拠点として使用されています。

ネオルネサンス式を単純化した外観で、外壁は石貼り。高さ方向は胴蛇腹で上下ほぼ1対2に分割し,出入口の両側はイオニア式の付け柱で飾っています。敷地の形状に合わせた、風変わりな平面形状に、曲面で構成された立面をもち,旧三田商店と同様に地域のランドマークになっています。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り、4階建て。

金沢文芸館
旧石川銀行橋場支店
1929(昭和4)年
登録有形文化財
設計・施工 : 清水組
金沢市尾張町1-7-10
撮影 : 2017.3.8
c0112559_08263927.jpg
鉄筋コンクリート造りですが、石貼りで窓の開口部は要石を配して、石造りに見せています。
c0112559_08271086.jpg
4階建てですが、最上階だけ天井が高くなっていて、銅蛇腹を境に下層の3階が2、最上階が2の割合です。
c0112559_08274252.jpg
c0112559_08275991.jpg
近くの旧三田商店が昭和6年完工で大林組の設計、施工。こちらはその1年前の完工で清水組。競い合っているようで興味深いです。
c0112559_08283144.jpg
c0112559_08284489.jpg
グーグルマップで平面形状を確認。不思議な形です。
c0112559_08291722.jpg
中へ入ります。入場無料です。
c0112559_08295747.jpg
c0112559_08340050.jpg
c0112559_08344632.jpg
五木寛之関係の展示品や「泉鏡花文学賞」と「市民文学賞」の全受賞作品が閲覧できます。
c0112559_08352694.jpg
c0112559_08361775.jpg
手前にある枯木橋から。
c0112559_08364651.jpg
東内惣構堀に明治7年に架けられた石橋です。当時の欄干がそのまま残っています。
c0112559_08373058.jpg

c0112559_08375314.jpg
明治時代のガス燈を復元したそうです。

by gipsypapa | 2017-12-04 08:38 | 建築 | Trackback | Comments(2)

尾張町のギャラリー三田

c0112559_09132310.jpg
尾張町を東に進んだ交差点にレトロな洋風の建物があります。元は三田商店だったもので、現在は国内外の絵画や陶器などの芸術作品を常時展示するギャラリー三田になっています。

建物は交差点のコーナー部を曲線とし、玄関を置くデザインで、濃い褐色のスクラッチタイル貼りの外壁。玄関の上部にバルコニーを持つなど、様式建築の装飾が特徴の西洋建築で、金沢に残る数少ない昭和初期の名物建築として地域のランドマークの一つになっています。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り、2階建て。

ギャラリー三田
旧三田商店
1930(昭和5)年
登録有形文化財
設計・施工 : 大林組
金沢市尾張町2-11-24
撮影 : 2017.3.8
c0112559_09143938.jpg
c0112559_09145460.jpg
玄関上部の窓には円形のバルコニー風窓台。
c0112559_09153464.jpg
c0112559_09154979.jpg
c0112559_09161014.jpg
c0112559_09170102.jpg
c0112559_09172004.jpg
玄関の両側には付柱のコリント式柱頭が立ち、欄間にはステンド・グラス。
c0112559_09180199.jpg
c0112559_09182004.jpg
c0112559_09183830.jpg
ギャラリー三田の背後には、喫茶室「カフェ フレール」が併設されています。
c0112559_09191030.jpg
c0112559_09192671.jpg
c0112559_09194616.jpg
これ以降のカフェの内部写真は食べログから借用しています。
c0112559_09202699.jpg
c0112559_09204783.jpg
c0112559_09210767.jpg

by gipsypapa | 2017-12-02 09:21 | 建築 | Trackback | Comments(2)

尾張町の松田文華堂

c0112559_08134779.jpg
江戸時代から筆を初めとした文房具を扱った老舗の松田文華堂。松田家は本家と分家ともに加賀友禅の起源といわれている黒梅染を業としていましたが、分家が筆を商うようになり「黒梅屋(くるみや)」という屋号になったそうです。

ネット情報では「現在は、筆屋を受け継ぐ人もいなくなり、縁続きの金子作造さんが町家や武家屋敷のミニチュアを造る工房として週に何日か使われています。」とあります。建物は典型的な尾張町の町家で、2階の両側には袖壁がある、木造2階建て。

松田文華堂
旧黒梅屋
詳細不明
金沢市尾張町1-9-14
撮影 : 2017.3.8
c0112559_08142048.jpg
横長の看板がありますが、文字が消えています。
c0112559_08150506.jpg
c0112559_08152165.jpg
「ミニ美術館」とか「アジア民族楽器」のプレート。
c0112559_08164986.jpg

by gipsypapa | 2017-12-01 08:17 | 建築 | Trackback | Comments(2)