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長浜慶雲館

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慶雲館(けいうんかん)明治20年に、明治天皇皇后の行在所として、地元の実業家、浅見又蔵が資材を投じて建てた和風建築です。命名は、同行していた初代内閣総理大臣の伊藤博文だそうです。

地元の宮大工の平山久左衛門が施工したり総檜造りの書院風建築の本館や茶室などがあります。その後、市に寄付され、長浜の迎賓館として使われてきました。

明治45年に造営された庭園は、このブログでも数多く取り上げた七代目小川治兵衛(屋号 植治)によるもので、国の名勝に指定されています。木造2階建て。

長浜慶雲館本館
旧長浜迎賓館
1887(明治20)年
史跡名勝天然記念物
設計・施工 : 平山久左衛門
作庭 : 7代目小川治兵衛(植治)
滋賀県長浜市港町2-5
撮影 : 2016.11.18
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門を入ると前庭です。
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大灯篭があります。
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中にも門。
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玄関前庭から中門を振り返ります。中庭は巨石と松を配置しています。
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慶雲館には多く巨石がありますが、ほとんど大津市(旧志賀町)から琵琶湖上を船で運ばれたと伝えられています。
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ここまでは自由に見ることができます。建物内部の見学は300円。
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まず2階から。
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明治19年(1886年)秋、明治天皇皇后両陛下が翌年京都行幸啓の帰路に大津から船を利用し、長浜に上陸されるとの報が入ってから、3ヶ月余りの突貫工事だったそうです。
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梅の花型の電灯。本館2階の照明器具は、明治時代に作られたとは思えないハイカラなデザインで、文明開化の香りがしますね。。
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鶴の襖絵や欄間など、建設当初のものが残っているそうです。
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なかなかの優れものと思いますが、誰が描いたかは分かりませんでした。
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2階には両陛下をお迎えする為に設けられた「玉座の間」があります。天皇皇后両陛下は同日の13時前に長浜に到着され、慶雲館で休憩し13時45分の列車で名古屋へ向かわれたとか。う~む、たった45分のご休憩のために・・・。
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1階は大広間。
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本庭は1912(明治45年)に 小川治兵衛により作庭された広大な池泉回遊式庭園です。
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ただし、池に水はありません。
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縁側から庭に下りて散策できるのが、うれしい。
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この写真はウィキペディアから借用しました。
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この写真はHPから。天皇や皇室方の行啓のための行在所は、日本各地だけでなく、台湾に今でもいくつか残っていますが、いずれも急ごしらえされた割には、素晴らしいものです。

by gipsypapa | 2017-08-05 08:24 | 建築 | Trackback | Comments(2)

柊家はなれ 長浜店

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夕食はテレビで知った肉割烹居酒屋の「柊(ひいらぎ)家はなれ 長浜店」にしました。古民家を改装した趣のある店で、近江牛と京野菜が人気で、地元でも人気があるようです。建物の外観も内部もかなり古いと思いますが、情報は見つかりませんでした。木造、平屋建て。

柊家はなれ 長浜店
詳細 : 不明
滋賀県長浜市大宮町4−13
撮影 : 2016.11.18
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案内された個室には、階段に収納のための引き出しがついた優れものがありました。
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ネット予約でオーダーしたのは「近江牛と京野菜のせいろ蒸コース」全10品、3800円です。これは前菜。
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せいろで蒸しあがった近江牛。
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蒸すと色が変わってしましますが、蒸す前は鮮やかな色です。この写真はHPから。
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こちら以降は食べログから借用しました。早めに行ったので、最初は料理が運ばれてくるのも早かったのですが、せいろ蒸の後は、ペースダウン。
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7時頃にはほぼ満席。さすが、金曜の夜です。客層は若いサラリーマンが多いように感じました。↓の Youtube を見ると分かりますが、良心的な価格設定なので、人気があるのは当然かも。



by gipsypapa | 2017-08-04 09:00 | 建築 | Trackback | Comments(2)

黒壁ガラス館本館

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長浜では最も有名な観光名所でしょう。北国街道に面した古い街並に「黒壁スクエア」という一角があります。明治時代からある古い銀行を改装した「黒壁ガラス館」を中心に、ガラスショップや工房、ギャラリー、レストランやカフェなど、さまざまな店が立ち並び観光客で賑わっています。

建物は黒壁銀行の愛称で親しまれた、国立第百三十銀行の長浜支店でした。明治期には土蔵造の銀行が多く建てられましたが,滋賀県下における初期の事例のひとつだそうです。伝統的な黒壁の土蔵造りに、軒蛇腹,上下窓,天井飾などに洋風の意匠を取り入れた建物です。国の登録有形文化財の木造2階建て。

黒壁ガラス館本館
旧国立第百三十銀行長浜支店
1900(明治33)年
登録有形文化愛
設計 : 木村音右衛門
施工 : 木村組か
滋賀県長浜市元浜町12-38
撮影 : 2016.11.18
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ガラス製品のショップなので入場は自由です。
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銀行なので1階は吹き抜け。2階部分は回廊になっています。
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ヴェネツィアにいるようです。
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夜も傍を通りました。
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by gipsypapa | 2017-08-03 08:41 | 建築 | Trackback | Comments(2)

北国街道 浄琳寺

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安藤家から北国街道を黒壁スクエアに向かって北上すると、右側に千鳥破風の屋根を載せた望楼が見えてきます。浄琳寺(じょうりんじ)の太鼓櫓とも太閤楼とよばれるものです。

浄琳寺は真宗大谷派の寺院で、もとは天台宗。開基は道光です。街道に門がありますが、寺の内部は非公開なので、いつも閉まっているそうです。立看板には1798年に今の地に移り、寺子屋を開き子弟を教育したとか。市の湖北町伊部にあった小谷城落城後に、その智の尊勝寺から移転したそうです。長浜の歴史と景観を代表する貴重な建物です。木造平屋建て、望楼付き。

慈雲山 浄琳寺
1789 (寛政10)年
滋賀県長浜市元浜町7-6
撮影 : 2016.11.18
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ここに入り口があるのですが、町家みたいで、お寺には見えません。
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ここで長浜の北国街道を歩いてみます。
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街灯の写真はネットから借用しています。
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長浜は北国街道(ほっこくかいどう)の宿場町として、さらには琵琶湖水運の拠点として古くから栄えました。
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北国街道は、中山道の鳥居本宿(彦根市)を起点として、近江と北陸を結ぶ重要な街道です。
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古くから商家や旅籠、町役人衆の豪邸が軒を連ね、大名行列や文人墨客が往来しました。
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なぜかTHE ALFEE の坂崎幸之助の写真が。
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長浜出身というわけではないようです。和ガラスと写真機のコレクション展?ふ~ん。
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夕食に店に行く途中もここを通りました。
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さすがに夜は人通りもまばらです。
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by gipsypapa | 2017-08-02 08:23 | 建築 | Trackback | Comments(2)

北国街道 安藤家

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旧開知学校前の道路を北に進むと北国街道(ほっこくかいどう)です。安藤家は、室町時代からこの長浜に移り住んだ旧家で、賤ヶ岳合戦(1583年)では秀吉に協力したとか。秀吉は町衆の中から長浜の自治を委ねる「十人衆」を選び、安藤家はその一つとして、町衆文化の一翼を担い、江戸時代は三年寄の一家として、長浜町の発展に尽力したそうです。

現在の建物は明治38年から大正4年にかけて建てられたもので、虫籠窓、紅殻格子などが施された造りは、長浜を代表する近代和風建築の一つです。

安藤家のもう一つの見どころが、庭園です。「古翠園(こういえん)」と名付けられた庭園は、長浜で多くの庭園を手掛けた庭師、布施宇吉(植宇)によるもの。巨石をあしらった池泉回遊式の庭です。

北国街道 安藤家
1915(大正4)年
設計・施工 : 不明
作庭 : 布施宇吉(植宇)
滋賀県長浜市元浜町8-24
撮影 : 2016.11.18
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玄関から覗いただけですが、書院の小蘭亭(しょうらんてい)の美術は北大路魯山人(きたおうじ ろさんじん)の代表作とかで、この像は北大路魯山人でしょうか。
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HPから。
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古翠園の写真はネットにあったものを借用しています。
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これもネットにあった小蘭亭の写真。安藤家離れの「小蘭亭」にある天井絵・篆刻 額・篆刻扉・襖・障子などは魯山人の作品です。
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これと以下の内部写真は画像検索で出てきた「のぶちんのトラベろぐ」という見所が多いブログから借用しました。
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このときは他にも見たい建物が多くあったので、パスしてのですが、もしチャンスがあれば、中や庭を見たいです。ちなみに入館料は400円です。

by gipsypapa | 2017-08-01 08:59 | 建築 | Trackback | Comments(2)