<   2017年 05月 ( 29 )   > この月の画像一覧

尾道の土堂住吉神社

c0112559_08093832.jpg
昨日(2017.5.20)のNHK「ブラタモリ」で尾道をやっていました。テレビに出てきた山側の写真はしばらくしてからアップします。

尾道の海沿いに土堂(つちどう)住吉神社の小さな社があります。この一帯は住吉浜と呼ばれるところで、1741(寛保元)年に現在地に社殿が建てられたそうです。その後に立て替えられたかどうか不明ですが、一応、そのデータを使います。木造平屋建て。

土堂住吉神社
1741(寛保元)年
設計・施工 : 不明
広島県尾道市土堂2-10-12
撮影 : 2016.3.1
c0112559_08101083.jpg
c0112559_08103039.jpg
c0112559_08105255.jpg
境内には古い鳥居の上部分が落ちたような物が残っています。向こうに見えるのは沖仕が力比べをした力石。
c0112559_08112196.jpg
自分で撮ったのにはいいのがありません。この写真はネットにあったものを借用しました。
c0112559_08123907.jpg
これはストリートビューです。
c0112559_08131911.jpg
通りに面した門の向こうにレトロな建物が見えます。それは次回に。

by gipsypapa | 2017-05-21 08:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

尾道の新喜商店

c0112559_08120144.jpg
中浜通りの一筋北にある古い商店建築、新喜商店(しんきしょうてん)。新品や中古の農業機械を販売している会社です。モルタル仕上げの外壁や、2階の縦長窓、◇印の装飾など、いわゆる洋風の看板建築です。出典は忘れてしまいましたが、大正期の築というのがあったような。木造2階建て。

新喜商店
大正期か?
設計・施工 : 不明
広島県尾道市十四日元町7-3
撮影 : 2016.3.1
c0112559_08123420.jpg
c0112559_08130694.jpg
c0112559_08134850.jpg

by gipsypapa | 2017-05-20 08:14 | 建築 | Trackback | Comments(2)

尾道の「かき左右衛門」

c0112559_08045179.jpg
尾道市役所の近くにある海産物問屋だった宮邊商店のレトロな洋館建築が、広島名物の牡蠣(かき)を使った料理を提供する店になっています。建築当時は尾道では珍しい洋館3階建ての建物です。

外観はベージュ色のモルタル仕上げで、上げ下げ窓の上部に大きな水平の庇を配すなど、全体的には当時流行していたアールデコ様式といえるでしょう。

ちなみに、ネット情報では建築年は昭和初年や昭和元年となっているので、1926年なのでしょう。ただ疑問なのは1926年は12月25日までは大正15年なので、12月26日から31日までの6日間しかないのです。もしかしたら大正15年ではないかと思っているわけですが、ネット情報を尊重して、データは昭和元年としました。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

かき左右衛門
旧塗源宮邊商店
1926(昭和元)年
設計・施工 : 不明
広島県尾道市土堂2-9-20
撮影 : 2016.3.1
c0112559_08052761.jpg
c0112559_08054710.jpg
ファサードの3階中央部にある三角柱型ガラス張り部分はアールデコ風の意匠で、清水栄二設計の甲南漬資料館(旧高嶋平介邸)を思い出しました。
c0112559_08063104.jpg
c0112559_08085839.jpg
c0112559_08091455.jpg
以下の内部と料理の写真は食べログにあるものを借用しています。
c0112559_08104227.jpg
3階建てですが、1階と2階の一部は吹き抜けになっていますね。
c0112559_08112884.jpg
c0112559_08114603.jpg
一階にある荷物用のエレベーター。当時のままのもので、現存する物では日本最古といわれているそうです。
c0112559_08121754.jpg
焼きがきやかきの土手焼などが名物。これは生がき。
c0112559_08124120.jpg
もちろん瀬戸内海の新鮮な魚も売りです。旅館に泊まらなかったら、夜はここにしたかもしれません。

by gipsypapa | 2017-05-19 08:13 | 建築 | Trackback | Comments(4)

おのみち映画資料館

c0112559_08122737.jpg
中浜通りに出ました。明治時代に倉庫として利用されていた藏を改装した「おのみち映画資料館」があります。「映画のまち・尾道」で撮影された小津安二郎監督「東京物語」や、広島県出身の新藤兼人監督らの資料、日活の古き良き時代の映画ポスターなどが展示されています。木造土蔵造り、2階建て。

おのみち映画資料館
明治期
設計・施工 : 不明
広島県尾道市久保1-14-10
撮影 : 2016.3.1
c0112559_08125723.jpg
入り口にある古い映写機は、映画館で実際に使われていたたものです。
c0112559_08140979.jpg
かなり奥が深い蔵で南北ワンブロックを占めています。
c0112559_08142201.jpg
中には入らなかったので、以下 ↓ は「おのみち映画資料館」のHPにある写真を借用しています。
c0112559_08161300.jpg
ロビー。入場料は500円だそうです。
c0112559_08163752.jpg
ロケ地巡りのパネル。
c0112559_08172226.jpg
小津コーナー。
c0112559_08175247.jpg
↑ おまけ。北側の道路に並んで建っている「タイム・トンネル」。バーか倶楽部でしょうか。

by gipsypapa | 2017-05-18 08:18 | 建築 | Trackback | Comments(4)

おのみち歴史博物館

c0112559_05223775.jpg
尾道のこの周辺は、広島県の銀行発祥の地で、大正時代から「銀行浜」と呼ばれたそうです。この建物は元は大正後期に建設された「尾道銀行本店」だったもの。 その後銀行の統廃合により「広島銀行市役所前出張所」として活用されていましたが、現在は広島銀行が所有しつつ、尾道市が運営管理する「おのみち歴史博物館」になっています。

建物を当時に近い状況に改装し、尾道の歴史に関する資料の展示や銀行時代の名残である銀行券や鉄扉の金庫も保存されています。尾道市指定重要文化財の鉄筋コンクリート造り、2階建て。

おのみち歴史博物館
旧尾道銀行本店
1923(大正12)年
尾道市指定重要文化財
設計・施工 : 不明
広島県尾道市久保1-14-1
撮影 : 2016.3.1 & 2
c0112559_05232967.jpg
初日に行ってみたら休館日でした。
c0112559_05240319.jpg
翌日、出直しました。今度はOK。入場無料です。
c0112559_05244593.jpg
中に入ると銀行特有の吹き抜けの空間が出迎えてくれます。
c0112559_05255457.jpg
c0112559_05260797.jpg
金庫はピカピカです。
c0112559_05264685.jpg
c0112559_05270214.jpg

by gipsypapa | 2017-05-15 05:27 | 建築 | Trackback | Comments(4)

尾道の料亭旅館「魚信」

c0112559_08251514.jpg
もう一つ、尾道水道沿いの宿。海に面して建つ料亭旅館「魚信(うおのぶ)」です。竹村家から西へ尾道駅に向かう中浜通の静寂が場所にあり、尾道らしい海岸の風景のと一体化しています。明治時代に建築された部分も残っていて、大半は大正時代に建てられたという、歴史のある宿です。

数寄屋造りの純和風建築で、総檜の内装も細部まで凝った意匠になっています。文化財指定されていないのが不思議なくらいです。部屋の窓から眺める尾道水道と地元の魚を中心とした京風会席がうたい文句の木造3階建て。

料亭旅館 魚信
明治期 / 大正期
設計・施工 : 不明
広島県尾道市久保2-27-6
撮影 : 2016.3.1
c0112559_08255572.jpg
c0112559_08260821.jpg
c0112559_08262122.jpg
c0112559_08263553.jpg
c0112559_08264665.jpg
ストリートビューには女将さんが水撒きしている姿が写っています・(^^)
c0112559_08271405.jpg
まだいらっしゃいます。ハハハ。
c0112559_08274453.jpg
例のごとく、内部の写真はネットから借用しました。
c0112559_08281684.jpg
c0112559_08283206.jpg
c0112559_08284681.jpg
c0112559_08290374.jpg
3階の大広間です。
c0112559_08294139.jpg
c0112559_08295575.jpg
Google Earth で右に「竹村家」、左に「魚信」の位置関係がわかります。尾道水道に向かって「竹村家」は間に狭いながらも庭があり、「魚信」は直接海に張り出していますね。
by gipsypapa | 2017-05-14 08:30 | 建築 | Trackback | Comments(2)

文化財の宿 尾道の割烹旅館「竹村家」

c0112559_08300709.jpg
もう一つの文化財の宿「竹村家(たけむらや」が海沿いの通りにあります。玄関は道路に面した北側にあり、南側が尾道水道沿いの海を望む客室になっています。竹村家は1902(明治35)年に、この場所で洋食屋として創業したそうです。1920(大正9)年に料理旅館を建てて営業を開始しました。

外観は印象的な塀に囲まれた重厚な和風建築で,地域のランドマーク的な一角になっています。内装は竹材の細工の雪見窓や繊細な造作を多用した書院造り。主屋は塀や門とともに国の登録有形文化財に指定されている、木造2階建て。

割烹旅館 竹村家主屋
1920(大正9)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
広島県尾道市久保3-14-1
撮影 : 2016.3.1
c0112559_08312666.jpg
c0112559_08314293.jpg
c0112559_08320010.jpg
c0112559_08321754.jpg
歯ぎしりしています。
c0112559_08323480.jpg
c0112559_08325292.jpg
c0112559_08331153.jpg
c0112559_08333229.jpg
東側に海に向かう道があり、そこから見える側面です。
c0112559_08340584.jpg
Google Earth です。右に尾道港の船だまりが写っています。
c0112559_08344421.jpg
ここからはネットにある内部の写真を借用しています。
c0112559_08352725.jpg
c0112559_08354522.jpg
c0112559_08360537.jpg
c0112559_08362756.jpg
c0112559_08364583.jpg
客室から庭の向こうに尾道水道が眼下に見えています。

by gipsypapa | 2017-05-13 08:37 | 建築 | Trackback | Comments(2)

文化財の宿 尾道の西山本館

c0112559_07563274.jpg
去年の尾道の宿は昭和五年創業の「西山本館」でした。商店街を抜けた、旧出雲街道に面して建ち、市街地の中心にありますが、落ち着いて静かな雰囲気の和風旅館です。建物は大正時代に建てられた木造2階建てと3階建ての棟が複雑に組み合わされています。

玄関を入ると吹き抜けになっているのが特徴。また、すべての客室が中庭に面するよう工夫された、日本情緒と木のぬくもりを感じる宿でした。手の込んだ仕上げの数寄屋風の和室だけでなく、尾道港に入港する外国人船員の宿泊も対応するよう洋室三室を持つなど、港町の風情を醸しだす歴史を感じる旅館です。国の登録有形文化財の木造2階、一部3階建て。

西山本館
大正期 / 1952(昭和27)年改修
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
広島県尾道市十四日元町3-27
撮影 : 2016.3.1 & 2
c0112559_07572997.jpg
通りに面した棟は3階建て。
c0112559_07575877.jpg
c0112559_07594301.jpg
c0112559_08000140.jpg
玄関を入ります。上の2枚はネットの写真を借用しています。
c0112559_08010589.jpg
c0112559_08013508.jpg
右下のくずかごのようなものに「西山旅館」と書いてあります。会社の名前です。本館があるので別館もあります。「西山別館}は昭和18年に創業。瀬戸内海を望む芝庭園に点在する離れがすばらしいそうですが、同じ尾道市でありながら遠いため、見に行くことはできませんでした。
c0112559_08020961.jpg
大林宣彦監督の映画「ふたり」の撮影にも使われたそうです。

c0112559_08031384.jpg
1階にある洋風の部屋はロビーになっています。
c0112559_08035396.jpg
c0112559_08040903.jpg
c0112559_08043191.jpg
c0112559_08045794.jpg
すべての部屋が面しているという中庭。
c0112559_08055263.jpg
c0112559_08061166.jpg
海の近くですが、後に紹介する「竹村家」や「魚信」のように、海に面していないので庭を見せる工夫がされたのでしょう。
c0112559_08064641.jpg
c0112559_08070450.jpg
上質なしつらえの客室が並んでいました。
c0112559_08082804.jpg
c0112559_08084676.jpg
c0112559_08090357.jpg
いずれも上質な数奇屋風の部屋です。
c0112559_08092967.jpg
c0112559_08094643.jpg
c0112559_08100243.jpg
c0112559_08101816.jpg
c0112559_08103735.jpg
c0112559_08105321.jpg
夕食。これは一の膳です。その後は何だったか・・・
c0112559_08122884.jpg
晩酌でいただいた超辛純米酒「天宝一」は、お隣の福山市の酒。すっきりしていて、気に入ったので写真に。
c0112559_08133175.jpg
これは朝食。特に特徴はありません。(笑)
c0112559_08140526.jpg
吹き抜け部分から2階を見ています。
c0112559_08144455.jpg
c0112559_08150070.jpg
2階を探索。
c0112559_08154170.jpg
3階に上る階段が見えます。
c0112559_08161360.jpg
c0112559_08162918.jpg
東側にある洋館が外国人船員向けだったのでしょう。中も見たかったのですが、通路が閉鎖されていました。使われていないかもしれません。
c0112559_08190082.jpg


by gipsypapa | 2017-05-12 08:20 | 建築 | Trackback | Comments(0)

尾道市労働センター(旧住友銀行尾道支店)

c0112559_07533563.jpg
前回紹介した1938(昭和13)年に建造の旧住友銀行尾道支店が、その前に営業していたのはこの建物でした。住友銀行が移転した後は紆余曲折を経て、現在は市が管理する尾道市労働センターになっています。

玄関を中心に大型の半円アーチ窓が並ぶ外観は華麗でありまがら重厚な印象です。アーチの要石や迫石(せりいし)を装飾的に使用しています。外観から石造りに見えますが、実は木造に石板を張ったものです。設計は住友本店臨時建築部(現日建設計)の野口孫市(のぐち まごいち、1869 - 1915)です。木造平屋建て。

尾道市労働センター
旧住友銀行尾道支店
1904(明治37)年
設計 : 野口孫市(住友臨時建築部)
施工 : 直営
広島県尾道市久保1-10-3
撮影 : 2016.3.1
c0112559_07543570.jpg
c0112559_07545097.jpg
c0112559_07552657.jpg
ネット情報でも尾道市労働センターになっているので間違いはないのでしょうが、使われている気配がありません。保存や修復している様子もなく、今後の行方が気になります。
c0112559_07555909.jpg
側面が隙間から見えました。

by gipsypapa | 2017-05-11 07:56 | 建築 | Trackback | Comments(2)

三井住友銀行尾道支店

c0112559_07495816.jpg
本通りにある銀行です。明治中期に開業した住友銀行の尾道支店が昭和13年に立て替えられ、現在は三井住友銀行尾道支店となっています。多くの住友銀行の建築を手がけた長谷部竹腰建築事務所が設計した現代的なビルで、知らなければ昭和初期の建物とは思えないでしょう。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

三井住友銀行尾道支店
旧住友銀行尾道支店
1938(昭和13)年
設計 : 長谷部竹腰建築事務所
施工 : 藤木工務店
広島県尾道市土堂1-8-3
撮影 : 2016.3.1
c0112559_07503638.jpg
色気のないデザインです。
c0112559_07510580.jpg
引っ込んだ位置にある窓に少しレトロ感はありますが、そのほかは装飾がまったくない、いわゆるモダニズムです。
c0112559_07514832.jpg
長谷部竹腰建築事務所の代表の長谷部鋭吉(はせべ えいきち、1885 - 1960)は住友合資会社の工作部出身で、同部建築課長であった竹腰健造(たけこし けんぞう、1888-1981)とともに建築事務所を設立しました。住友関連の建築を担当したのは、その関係から。なお長谷部竹腰建築事務所は現在の日建設計の前身です。
c0112559_07520325.jpg
狭い商店街にあるので、アーケードが邪魔して全貌が見えません。
c0112559_07525230.jpg
裏側は中浜通りから引っ込んだ位置にあります。昔は手前に建物があったのでしょう。

なお、明治期に建てられた旧尾道支店は尾道市労働センターとして残っており、次回に紹介します。こちらは見る価値ありです。

by gipsypapa | 2017-05-10 07:53 | 建築 | Trackback | Comments(2)