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箕面山 瀧安寺鳳凰閣

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瑞雲橋の向こう側に見える建物は修験道の修行をする道場。瀧安寺の他の建物群とは別に箕面川を挟んで東側に建っています。

鳳凰閣は箕面山の中腹、箕面川の渓流沿いに建ち、高く築くいた石垣の上に土塀をめぐらせた敷地にあります。箕面川西側の寺院群とは明らかに、意匠が違う近代的な建物。北端に宝形造の楼閣を置き、平等院鳳凰堂翼廊を表現してるとか。美しい渓流とあいまって、優れた景観を作っています。

設計は洋風建築のみならず、和風建築でも数多くの作品をのこした武田五一( たけだ ごいち、1872 - 1938年)。このブログでも過去にたくさんの作品を紹介しています。国の登録有形文化財の木造平屋建て、塔屋付。

箕面山 瀧安寺鳳凰閣
1917(大正6)年
登録有形文化財
設計 : 武田五一
施工 : 高橋組
撮影 : 2017.1.16
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滝からの帰りに立ち寄ろう思っていましたが、さすがに疲れていて、向こう側には行きませんでした。ネット情報では橋は渡れるが、向こう側の門は閉鎖されているとあります。行かなくてよかったようです。実際、ネット上で建物に近接した写真は見つかりませんでした。
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文化遺産オンラインの解説。「近代和風建築としての特色は、桟を細かく格子状に割り付けた硝子戸を入れ、外界を一望できるようになっている点が挙げられる。宝形造の楼閣は壁に花頭窓を開け、銅版葺きの軽快なものとする。」さすが武田五一という軽妙なデザインです。
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行きは雪が降っていました。
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こちら側の石垣も見事。
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箕面川の渓流と一体になって優れた景観をつくりだしています。 ↓ はネットにあった写真です。
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by gipsypapa | 2017-02-03 08:31 | 建築 | Trackback | Comments(0)

箕面山 瀧安寺

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瀧安寺(りゅうあんじ)は箕面公園にある本山修験宗(修験道の一派)の寺院。寺伝では7世紀に箕面滝の下に役行者(えんのぎょうじゃ)が堂を建設し、本尊の弁財天像を安置し、「箕面寺」と命名したのが始まりとか。室町時代末期に織田信長によって焼失し、江戸時代に後水尾天皇の援助によって現在地に再建されました。

滝への信仰を伝えながら、山岳信仰修験道の根本道場として、全国各地から修験者が集まり、大護摩法要が毎年4・7・11月に行われているそうです。またウィキペディアでは宝くじの発祥である富くじの発祥の地とありました。

箕面山 瀧安寺
箕面市箕面公園2-23
撮影 : 2017.1.16
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山門
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山門は光格天皇が1809年に京都御所から移築したものだそうです。

瀧安寺山門
1809(文化6)年移築
設計・施工 : 不明

観音堂
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中央に重要文化財の如意輪観音、左右に阿弥陀如来、弘法大師を安置しています。新しく再建されました。

瀧安寺観音堂
2002(平成14)
設計・施工 : 不明
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天女がいました。
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行者堂と本堂へは、この見事な石垣の横の階段を上ります。
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行者堂(護摩堂)
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瀧安寺の行者堂は前後2棟で構成される珍しい構造で、奥に本尊が祀られており、手前は護摩堂となっています。2棟をまとめて行者堂と言うこともあるとか。行者堂法要に採燈大護摩供と山伏大行列が行われるところです。

瀧安寺行者堂(護摩堂)
1693(元禄6)年か?
設計・施工 : 不明
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弁財天本堂
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後水尾天皇の勅命により江戸時代初期の1656年(明暦2年)に建てられました。この弁財天は日本四弁財天の一つだそうです。奥殿と拝殿から成る神社形式になっています。

瀧安寺弁財天本堂
1656(明暦2)年
設計・施工 : 不明
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琵琶の絵があります。弁天様は水や音楽の神様なのでかな。
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本堂横の大黒堂。詳細はわかりません。
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手前は朱色に塗られた瑞雲橋。橋の向こう側に見える建物群は修行をする根本道場。武田五一設計の鳳凰閣がありますので、次回に。
by gipsypapa | 2017-02-02 08:46 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面の「梅屋敷」休憩所

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かつて滝道にたくさんあった茶店の中で唯一現存し、当時の面影を伝える梅屋敷。一旦は解体が決まりかかりましたが、市民の要望を受けて修復・保存されました。現在は大阪府の無料休憩所になっています。梅屋敷の名称は、かつて周辺に美しい梅林があったため。裏側には箕面川が流れていて絶好のロケーション。

一の橋から上ると最初にある休憩所として、また公園関連の各種イベントの会場として利用されています。夏は川床が出るそうです。茶室を備えた数寄屋造り、木造茅葺平屋建て。

梅屋敷休憩所
1921(大正10)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面公園
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
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去年は中を見ました。障子の向こうは箕面川。
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2部屋あります。茶室は右側にありました。
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網代天井がうたい文句ですが、高級旅館などでよく見る、薄板を編んだ網代とは違いますね。藁や萱葺き屋根でよく見る天井です。
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今年は雪化粧。
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これもよく見かけますが、屋根は藁か茅葺をトタンで覆っています。
by gipsypapa | 2017-02-01 08:26 | 建築 | Trackback | Comments(2)