<   2017年 01月 ( 20 )   > この月の画像一覧

箕面 音羽山荘

c0112559_8312462.jpg
滝道沿い明治の森、緑一杯の美しい景観に囲まれたロケーションに音羽山荘があります。大正末期に企業の保養施設として建てられた邸宅でした。門の両側にある変化に富んだ外観の2棟が崖を這うような形の回廊で結ばれた見事な建物です。

現在は宿泊できる料理店、いわゆる料理旅館になっています。外観を見る限り、文化財指定を受けていないのが不思議なくらい美しい木造2階建て。

音羽山荘
1926(大正15)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面公園1−3
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
c0112559_8325090.jpg

c0112559_834215.jpg
食事のメニューがあります。ちょっと高いけど、これだけの高い格式なので、仕方ないかな。
c0112559_8344683.jpg
ちなみに宿泊は2食付で一人2万円ちょっとなので、ある意味このクラスでは普通です。
c0112559_8353964.jpg
c0112559_8355413.jpg
c0112559_8362640.jpg
c0112559_8364867.jpg
c0112559_837255.jpg
c0112559_8371490.jpg
以上は昨年10月の写真。以下は今年です。
c0112559_8375472.jpg
c0112559_8381217.jpg
c0112559_838299.jpg
一部は石垣の上に建っています。箕面川の石を使っているのでしょうか。この後に出てくる瀧安寺にも同じような石垣があります。
c0112559_839763.jpg
↓↓は音羽山荘のHPの写真です。
c0112559_8395320.jpg
c0112559_840583.jpg
c0112559_840163.jpg
c0112559_8403285.jpg
c0112559_8404558.jpg

by gipsypapa | 2017-01-31 08:42 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面の橋本亭

c0112559_8453870.jpg
橋本亭は河鹿荘から瀧道をさらに北に上った、一の橋のたもとにあります。明治43年に建てられた旅館でした。後継者難や建物の老朽化のため長く閉鎖されていましたが、2004(平成16)年に、街づくり活動の拠点としてリニューアルされ、一旦は店舗やギャラリー、大小貸室などで使われていました。

しかしながら、運営している「箕面FMまちそだて株式会社」のHPによれば、昨年2016(平成28)年5月に裏山の土砂災害が発生し、その対策工事や裏山と建物の状況調査のため、再び休業中です。趣のある貴重な建物なので早く再開できるよう祈ります。木造3階建て。

橋本亭
1910(明治43)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面2-5-37
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
c0112559_8464420.jpg
最初の写真は今年。2枚目からは昨年10月のものです。貴重な木造3階建て。
c0112559_848466.jpg
リノベーションのときに塗り替えられた、黒い外壁がシックです。
c0112559_8491898.jpg
c0112559_8493094.jpg
↓ は再び今年の画像。
c0112559_8505699.jpg
1987(昭和62)年以前は市街地において木造3階建ての建築は禁止されていました。現在でも木造建築の3階建ては、建築基準法上の規制が厳しく簡単には建てられないのです。
c0112559_8514114.jpg
c0112559_8515657.jpg
c0112559_8521013.jpg
休業中なのでフェンスに囲まれています。確かに裏の崖が覆いかぶさるように迫っていますね。崖の補強工事も簡単ではないでしょう。
by gipsypapa | 2017-01-30 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面かじかそう(河鹿荘)

c0112559_854662.jpg
今日からしばらく箕面滝道沿いのレトロな建物を下流から上流に向かって、逐次紹介します。

阪急電車箕面駅から滝道沿道を2~3分上ったところの高台にある「箕面かじかそう」。築60年以上経った伝統のある料理旅館旅館「河鹿荘」をリノベーションして 2012(平成24)年にオープンしました。お洒落で落ち着いた雰囲気の一軒家カフェ&イタリアンレストランです。木造2階建て。

箕面かじかそう
旧旅館 河鹿荘
1953(昭和28)年
設計・施工 : 不明
箕面市箕面1-6-6
撮影 : 2017.1.17
c0112559_872586.jpg
このときは早朝だったので、門は閉まっていました。
c0112559_881349.jpg
門をくぐると和風の塀沿いに階段があるようです。
c0112559_894541.jpg
食べログの写真を借用します。↓↓
c0112559_810233.jpg
c0112559_8104035.jpg
c0112559_8105430.jpg
c0112559_811615.jpg
c0112559_8111959.jpg
c0112559_8231944.jpg
↓ はHPから。
c0112559_8115164.jpg
雰囲気はよさそうです。
by gipsypapa | 2017-01-28 08:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

箕面滝道

c0112559_857293.jpg
去年と今年、相次いで箕面(みのお)に行く機会があり、箕面滝道を散歩しました。去年は少し上っただけで引き返しましたが、今年は奥の箕面滝を目指しました。年間200万人以上の観光客が訪れる箕面公園は紅葉の名所で、秋には特に多くの人で賑わう観光スポットです。

箕面滝(みのおたき、みのおのたき、みのおだき)は、大阪府箕面市の明治の森・箕面国定公園内にある滝。箕面大滝ともいうそうです。日本の滝百選の一つに選定されています。

箕面滝道
箕面市箕面公園
撮影 : 2016.10.11 & 2017.1.16
c0112559_858274.jpg
箕面滝道は阪急電車箕面駅から2.8kmの比較的緩やかな道のりで、徒歩で40分くらいです。途中何度か寄り道するスポットがあり、実際は1時間半かかりました。
c0112559_8583541.jpg
出発点は阪急電車箕面駅。
c0112559_8591288.jpg
季節はずれですが、滝道には土産物屋が並んでします。紅葉の天ぷらが名物。
c0112559_8595350.jpg
色づいたモミジの葉に衣をつけて揚げた「紅葉の天ぷら」を売っています。試食用に店頭で揚げている店が多いそうです。この日は季節はずれなので、揚げている店は見かけませんでした。
c0112559_904667.jpg
使うモミジの葉は食用に栽培された特殊な葉を1年以上塩漬けにして灰汁抜きをしたものだとか。若いころ試食したことがありますが、意外に甘かったです。てんぷらというより、お菓子なのです。
c0112559_91249.jpg
昔ながらの土産物屋。さすがにここも閉まっています。
c0112559_923035.jpg
箕面川沿いを通ります。この下流は猪名川に合流し、最終的には淀川支流の神埼川に合流して大阪湾へ注ぐわけです。
c0112559_93284.jpg
前日は全国的な寒波で雪。箕面も少しですが雪化粧でした。
c0112559_94983.jpg
野村泊月の句碑。「椎の花八重立つ雲の如くにも」調べると「泊月、本名は野村勇、丹波の生まれ。高浜虚子の門下。昭和36年豊中市にて没す。享年80才。刀根山梅林寺に葬る。」とありました。
c0112559_944672.jpg
c0112559_95538.jpg
c0112559_952375.jpg
c0112559_953734.jpg
昆虫博物館があります。 1953(昭和28)年、昆虫館(木造1階)として開業。 1981(昭和56)年に昆虫館(RC造2階)を建て替えたと。
c0112559_961378.jpg
横道に抜けるトンネルがあったので、向こう側へ行ってみました。
c0112559_96515.jpg

c0112559_991036.jpg
暗いトンネルを抜けると、向こうにも川が流れ、滝道より雪が深いようです。この小川はこの少し先で箕面川に合流していました。橋は落合谷橋です。
c0112559_993439.jpg

c0112559_995912.jpg
何もなさそうなので再び本道へ。
c0112559_9104319.jpg
c0112559_9105861.jpg
本道に架かる橋は落合橋といいます。
c0112559_9115684.jpg

c0112559_912235.jpg
この一帯は都市部に最も近い野生のニホンザル群の生息地として有名でした。戦後、「箕面山ニホンザル生息地」が国指定の天然記念物に指定されて保護されたため、頭数が急増し、観光客の食べ物を奪い、市街地に出没して民家を荒らし、農作物被害が出るなどしました。
c0112559_9134196.jpg
そのため1977年に市が方針転換し、自然動物園を閉鎖、自然に帰すことになりました。実際、私が若いころ、サルに弁当をひったくられたことがあり、悪い印象しかありませんでしたが、現在は滝道でほとんど見かけなくなりました。市がどんな手を使って数を減らしたのか、気になるところですが・・・
c0112559_9154321.jpg
唐人戻り岩。説明文では「昔、この付近が山深く険阻なころ、唐の貴人が箕面大滝の評判を聞きこの巨岩まで来たが、あまりの山道の険しさに恐れをなし引き返したとの伝説があり、唐人戻岩という名が付いたといわれています。」
c0112559_9161931.jpg
ふーん、ここまで来たらあと少しだったのに・・・
c0112559_9165294.jpg
到着です。落差33mの箕面滝。箕面大滝ともいわれますが、想像したより小さかったです。

何故かこの前後に撮った写真が多数見つかりません。このカメラ(Sony RX100)は最近、時々SD カードにアクセスしなくなるときがあり、このときもそのせいだったようです。でも、保存できなかったという警告は出るはずなんですが、気づかなかったのか。

ということで、以下はネットにあった写真を借用します。いずれも私の写真とは比べ物にならない、優れものです。
c0112559_9174658.jpg
緑の季節もいいですね。
c0112559_9182529.jpg
c0112559_9184243.jpg
とはいえ、やはり秋は色が映えます。
c0112559_9191880.jpg
し、しかし・・、この人口密度は!!恐れ多くて遠慮したいかな。「日本沿岸旅行記」にあった美しい写真です。

次回から滝道沿いのレトロな建物を紹介します。
by gipsypapa | 2017-01-27 09:25 | | Trackback | Comments(2)

箕面観光ホテル 別館「桂」

c0112559_862020.jpg

箕面観光ホテルのバイキングレストランから屋外につながる廊下の先には、別館「桂」があります。明治の中頃に政財界人たちにより関西政財界人倶楽部として建てられ、「松風閣」と呼ばれ、茶会や名士たちの会議の場として利用されました。

建物の土台は斜面を生かした清水の舞台のような木組になっているとか。建物全体の造りは桃山時代を意識した瀟洒な数寄屋造りです。茶室が3部屋あるそうです。見学できる3階大広間は北山杉を使った高級感あふれる空間でした。

設計は志方勢七(しかた せいしち1860-1921)。関西政財界人倶楽部の会員で日本綿花社長でありながら建築マニアだったそうですが、初めて聞いた名前です。施工は大林組。木造3階建て。

箕面観光ホテル 別館「桂」
元桂公爵別邸(旧松風閣)
明治中期
設計 : 志方勢七
施工 : 大林組
箕面市温泉町1-1
撮影 : 2016.10.12 & 2017.1.16/17
c0112559_87456.jpg
c0112559_872950.jpg
c0112559_874449.jpg
c0112559_88797.jpg
左にバイキングレストランが見えます。
c0112559_892443.jpg
レストランからガラス越しに見えます。
c0112559_8102355.jpg
c0112559_8103914.jpg
チェックインのときにフロントで見学をお願いしていたら、夕食のときに案内してくれました。廊下を渡ると3階部分に行けます。
c0112559_8114216.jpg
c0112559_8115894.jpg
大広間へ。今の『別館桂』の名は、元公爵で首相も務めた桂太郎がしばしば愛妾「お鯉さん」を連れて泊ったことから、お遊びで「桂公爵別邸」と呼ばれるようになったとか。いわゆる通称で、桂太郎自身の別邸ではなかったわけです。
c0112559_8125146.jpg
ちなみに桂太郎は歴代首相在任日数のランキング第1位です。安部首相が抜くには、後100日近くかかるようです。
c0112559_8131074.jpg
c0112559_813248.jpg
美しい床の間と違い棚。
c0112559_814357.jpg
c0112559_8142482.jpg
c0112559_8144455.jpg
c0112559_8145691.jpg
c0112559_815969.jpg
襖の引き手は箕面なので紅葉。お洒落です。
c0112559_8154575.jpg
c0112559_8161992.jpg
大きな窓は昔のままの波打ちガラス。
c0112559_8174376.jpg
c0112559_818882.jpg
c0112559_8182248.jpg
欄間の一枚板の透かし彫り。
c0112559_8192987.jpg
c0112559_8194587.jpg
3階以外は現在使用されていないので、見ることができません。この下層階に居室や茶室はあるはずです。
c0112559_8222851.jpg
遠景。左側の大広間がある部分は4階建てのように見えますが、ネット情報では3階建てなのです。記事は情報を尊重して、最上階を3階としました。昔は出入りしたはずの1階の玄関はどこにあるのか?
by gipsypapa | 2017-01-26 08:29 | 建築 | Trackback | Comments(4)

箕面観光ホテル(箕面スパーガーデン)

c0112559_09132474.jpg
大阪府北部の観光地、箕面(みのお)にある箕面観光ホテル。箕面は滝があり、紅葉の季節は賑わうところです。私の住いから一番近い温泉です。ホテルには日帰り温泉の箕面スパーガーデンが隣接しています。全国展開している大江戸温泉のチェーンの一つです。

ホテルは箕面山の斜面を階段状にせり出すように建てられた大規模なモダニズム建築。鉄筋コンクリートの打ち放しで、欄干はリベットむき出しの鉄骨ですが、背後の自然とよく調和しています。規則正しく並んだ日本の伝統建築を思わせる柱梁構造に社寺建築を思わせる高欄を配すなどの意匠がそう感じさせるのでしょう。

設計は坂倉建築研究所の所長だった西澤文隆(にしざわ ふみたか 1915~1986年)。板倉建築研究所はル・コルビュジエの弟子で日本の近代建築において活躍した坂倉準三が1940年に創設した坂倉準三建築研究所を引き継いでいる会社で、この建物がモダニズムといわれるのも当然です。鉄筋コンクリート造り、8階建て、地下1階。

箕面観光ホテル(箕面スパーガーデン)
1968(昭和43)年
設計 : 西澤文隆 (坂倉準三建築研究所)
施工 : 大林組
大林組箕面市温泉町1-1
撮影 : 2016.10.11/12 & 2017.1.16/17
c0112559_09184106.jpg
阪急箕面線の終点、箕面駅から北に向かって坂道を5分弱歩くと、変わった形のタワーが現れます。エレベーターシャフトです。
c0112559_16073143.jpg
この展望エレベーターでフロントのあるホテルの2階に向かいます。
c0112559_16070774.jpg
ギザギザ凹凸にせり出した特徴ある建物が見えます。右に見える空中歩廊を渡ります。
c0112559_16084231.jpg
かつては箕面駅近くとホテルは箕面鋼索鉄道線という無料のケーブルカーで結ばれていましたが、老朽化のため1993年(平成5年)限りで休止しています。現在はこの展望エレベーターに代わりました。つまりタワーと空中歩廊はそのころできたものです。
c0112559_16100192.jpg
このホテルにはあまり間をあけず、二度来ました。1泊2食付で、紅葉の季節や正月前後は、一人1万円程度で泊まることができるし、最寄りのJR茨木駅に無料送迎バスが出るので手軽なのです。
c0112559_16103846.jpg
ダイナミックな印象の側面。
c0112559_16104782.jpg
c0112559_16105844.jpg
c0112559_16111116.jpg
駐車場は石畳。ピンコロ石というそうです。
c0112559_16112399.jpg
c0112559_16114181.jpg
阪急電車からは先ほどのエレベーターを使いますが、車やバスは細く険しい山道を登って、この派手な看板の前に止まります。2階部分になり、右がフロントです。
c0112559_16115960.jpg
箕面スパーガーデンは1965(昭和40)年にオープン。その3年後に隣接する箕面観光ホテルが創業しました。大阪北部の天然温泉つき日帰り入浴施設の草分け的存在として、長く親しまれました。
c0112559_16121582.jpg
しかし21世紀になって、施設の老朽化や日帰り温泉施設の乱立により経営が悪化。2012(平成24)年に倒産し閉鎖されました。その翌年2013(平成25)年から大江戸温泉物語の施設になり、リノベーションされて再開。最近は勢いを取り戻して賑わっています。
c0112559_16122810.jpg
スパーガーデンの浴場と演芸場があるところもモダニズム。
c0112559_16124214.jpg
ホテル内はギザギザの形状そのままに、廊下が何箇所も折れ曲がっていました。でも、一本道なので迷うことはありません。
c0112559_16125762.jpg
c0112559_16133310.jpg
c0112559_16132047.jpg
この辺の意匠はモダンです。
c0112559_16134543.jpg
部屋は最近多くなった和室と・・・
c0112559_16140089.jpg
洋室が部屋続き。
c0112559_16141474.jpg
スパーガーデンに向かいます。宿泊客にはホテル最上階に展望風呂や天空の露天風呂がありますが、ここの大浴場も自由に入ることができます。
c0112559_16142790.jpg
かなりの距離があります。
c0112559_16144185.jpg
ここは1階のカラオケスペースです。2階に演芸場があるのですが、いつも夕食で飲むので酔っ払っていて、一度も行ってません。
c0112559_16145494.jpg
大浴場。広いです。向こう側にも二つ風呂があります。
c0112559_16150873.jpg
赤富士。早朝なので外部の入浴客が来る前。人が少なかったので撮影ができました。
c0112559_16153075.jpg
ホテルの8階にある展望風呂の一つ。さすがに撮影するチャンスはないです。ということでHPから。↑
c0112559_16154321.jpg
行きませんでしたが、演芸場では大衆演芸や・・・
c0112559_16160708.jpg
歌謡ショーや・・・
c0112559_16162449.jpg
ジャズなどをローテーションで上演しています。ホテルのチェックインは午後3時ですが、早めに来てフロントで手続きすれば、大浴場と演芸は無料で楽しめます。私は箕面の滝へ向かったので、結局利用しませんでした。
c0112559_16164073.jpg
400席あるというバイキングレストラン。ここの楽しみは「関西最大級の品ぞろえ」という食事です。和食、洋食、中華とバラエティ豊かで料理人が対面して調理を披露する方式。入場時間を3回に分けていますが、いつ行っても満員。もうかっています。経営が変わっただけで、ここまで繁盛するんですね。
c0112559_16165751.jpg
いつも満員ですがシステマティックな運営がされていて、ストレスはあまり感じません。普通のホテルのビュッフェ並みです。
c0112559_16173565.jpg

by gipsypapa | 2017-01-24 12:39 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪の吉田家住宅

c0112559_1193671.jpg
 中崎町から北へ。大通りを越えたところに文化財の住宅が並ぶ地区があります。大正時代の和風住宅が並ぶ一角で、主屋以外はすべて長屋となっていますので、主屋の吉田氏が借家経営をしていたのでしょう。主屋と東長屋、西長屋、北二軒長屋、南二軒長屋、北長屋が国の登録有形文化財のいずれも木造2階建て。

吉田家住宅
大正期
登録有形文化財
設計・施工 :不明
大阪市北区豊崎1-1-9
撮影 : 2014.10.9
c0112559_11103484.jpg
 路地を入ると、まず板塀に囲まれた主屋があります。
c0112559_11112317.jpg
 以下は北側にある長屋群です。
c0112559_11115420.jpg
c0112559_11121574.jpg
c0112559_11122886.jpg
 カフェになっている家もあります。
c0112559_1113428.jpg
c0112559_11131825.jpg
c0112559_11133129.jpg
c0112559_11134265.jpg
 内部を見てないので何ともいえませんが、外観からは意匠的な特徴や見所はありません。文化財指定されたのは、大正期の都市住宅の形態が、この一角に集中して残っているからでしょう。
by gipsypapa | 2017-01-22 11:16 | 建築 | Trackback | Comments(2)

天劇キネマトロン

c0112559_1144348.jpg
中崎町の再開発されてマンションが建つ一角にも古い建物があります。まったく色気のない打ちっぱなしの黒い下見板貼りに蔦が絡まる不思議で大きな建物です。あまり情報はありませんでしたが、昔は印刷工場だったところを改装したという記事がありました。工場従業員の住居を兼ねていたようです。今は天劇キネマトロンという自主映画専門映画館やカフェとして使われています。木造2階建て。

天劇キネマトロン
旧印刷工場
昭和初期
設計・施工 : 不明
大阪市北区中崎西1-1-18
撮影 : 2014.10.9
c0112559_116118.jpg
c0112559_1163186.jpg
c0112559_1164216.jpg
幅の狭い入り口から細い路地を奥に向かってみました。
c0112559_118552.jpg
薄暗いです。小さなカフェがあります。
c0112559_1185313.jpg
Welcome ! の看板。ここが天劇キネマトロンの入り口です。
c0112559_119262.jpg
c0112559_1193811.jpg
なんとも色気のない外観なので、元は何だったのか、疑問でした。工場とのこと。納得です。
by gipsypapa | 2017-01-21 11:10 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

大阪市の中崎町

c0112559_8435942.jpg
 2年以上前の古い写真を少し。中崎町は大阪の中心、梅田の東北に隣接する昭和レトロな一角。今も下町の風情が残り、大都会のエアポケットのような町です。第二次世界大戦での戦災をまぬがれた古い民家や長屋が多く、それらを利用したカフェや小さなレストランなどが立ち並び、近年は若者に人気の町になりました。以下の建物はいずれも昭和初期以前と思われます。
撮影 : 2014.10.9

美容室 リスタバイスニップ Lista by Snip
c0112559_8451674.jpg
 最初の写真は中崎町の四つ角にあるシンボル的な建物です。ネットに内部写真がありました。

美容室 リスタバイスニップ Lista by Snip
大阪市北区中崎西3-2-26
c0112559_8455644.jpg


キタノ薬品店
c0112559_847787.jpg
 美容室 リスタバイスニップ の西の二軒隣にある薬局。いかにも古い町屋です。

キタノ薬品店
大阪市北区中崎西3-2-26

筆屋さくら堂
c0112559_8482789.jpg
 その筋隣り。化粧筆と雑貨の店。化粧筆ってお化粧に使う筆だそうです。

筆屋さくら堂
大阪市北区中崎西1-9-13
c0112559_8491836.jpg


いろんなカフェがあって見きれませんでしたが、一部を紹介します。

コア・ナカザキ
c0112559_851792.jpg
 衣料雑貨店らしいです。

コア・ナカザキ
大阪市北区中崎西1-7-17
c0112559_852175.jpg
c0112559_8521276.jpg
c0112559_8522229.jpg
c0112559_8523497.jpg


Salon de AManTO 天人
c0112559_8535380.jpg
 HPによると「築120年の長屋が一人のパフォーマーの空家再生パフォーマンスによってコミュニティカフェとして再生されました。その後カフェ、サロン・ド・アマント(天人)を中心とする古民家リノベーション施設展開しています。」なるほど、古い建物好きの私としては、ぜひ続けていただきたい活動です。

Salon de AManTO 天人
大阪市北区中崎西1-7-26
c0112559_854321.jpg
c0112559_8545727.jpg
 ↓↓は食べログにあった内部写真。
c0112559_8565435.jpg


モノカフェ ワヲン
c0112559_8582480.jpg
 ベトナム料理が食べられる、町家風カフェ兼雑貨店です。↓↓これらも食べログの内部写真です。

モノカフェ ワヲン
大阪市北区中崎西1-7-9
c0112559_931514.jpg

c0112559_933036.jpg


古美苑
c0112559_953561.jpg
 おまけです。 Salon de AManTO 前の細い路地の西奥に、レトロなアパートらしきものがあります。今も現役みたいです。中崎町らしい雰囲気の建物です。

古美苑
大阪市北区中崎西1-7-25
c0112559_9746100.jpg

c0112559_975740.jpg
c0112559_98756.jpg
 この奥も覗いてみたいです。
by gipsypapa | 2017-01-20 09:10 | 建築 | Trackback | Comments(4)

あべのハルカス

c0112559_8195967.jpg
 通天閣から見た日本一高いビルが気になって、行ってみました。今回はレトロではありません。

 超高層ビル「あべのハルカス(Abeno Harukas)」は、阿部野橋ターミナルビルの中核を担っていて、低層階には近鉄百貨店とあべのハルカス美術館、中層階にはオフィス、高層階には大阪マリオット都ホテルや展望台があります。2010年(平成22年)1月9日に着工され、2014年(平成26年)3月7日に全面開業して話題になりました。。

 日本で最も高い300mの超高層ビルで、日本国内の構造物では東京スカイツリー (634m)、東京タワー (332.6m) に次ぐ3番目の高さです。ハルカスは「伊勢物語」の一節の「晴るかす」が由来で、「晴らす、晴れ晴れとさせる」と意味があるとか。 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造の地上60階建て、地下5階、塔屋1階付き。

あべのハルカス
2014(平成26)年
設計 : 竹中工務店、シーザー・ペリ(外観)
施工 : 企業共同体(竹中工務店、奥村組、大林組、大日本土木、銭高組)
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
撮影 : 2015.11.27

 1枚目は通天閣から撮った遠景。手前は天王寺公園です。地下鉄で来たので、地上での撮影ができませんでした。以下の3枚はネットにあった画像を借用しました。
c0112559_8234575.jpg
c0112559_8235763.jpg
c0112559_8241128.jpg
c0112559_8242699.jpg
 最上階は「ハルカス300」という展望台です。入場料は大人が1,500円と高いのが玉にキズです。ちなみに通天閣は700円でした。千円を超えるとかなり抵抗感がありますが、せっかく来たので入場しました。
c0112559_825318.jpg
c0112559_8252676.jpg
 望遠なし・・・
c0112559_8254514.jpg
 大阪のみならず、隣接の都市が展望できます。
c0112559_8263285.jpg
 
c0112559_8265185.jpg
 ちょっとだけ望遠。
c0112559_8273089.jpg
 緑の一角は天王寺公園。ということは、そのそばには通天閣。
c0112559_828584.jpg
 ありました。今日は前回と逆にハルカスの300mのレベルから通天閣を見下ろしました。通天閣は103mなので、ずいぶん低く見えます。
c0112559_830579.jpg
 真下の円形のある建物は「あべのキューズモール(Q’s Mall)」。
by gipsypapa | 2017-01-19 08:33 | 建築 | Trackback | Comments(2)