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日本聖公会岐阜聖パウロ教会

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 繁華街の柳ケ瀬。高島屋に対面する位置に瀟洒な教会があります。設立は1890(明治23)年と古い教会ですが、現在の会堂の詳細は分かりません。

 聖公会はイングランド国教会から生れ、ローマ・カトリックとプロテスタント、両者の要素を持ち、その中間に位置する教派であるといわれています。教会堂は装飾が少なく、どちらかというと、プロテスタントに近いようです。

 尖塔のある鐘楼を持ち、真っ白な下見板張りの外壁に並ぶ尖頭アーチ窓が特徴の可愛い教会です。内部もシンプルで屋根支持構造は木製トラスです。多分、昭和初期以前の献堂ではないかと思われる、木造平屋建て。

日本聖公会岐阜聖パウロ教会
詳細不明
岐阜市金町4-27
撮影 : 2014.5.20
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 ドアは閉まっていましたが、写真を撮っていると・・・・
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 前の幼稚園から出てこられた男性が中を見せてくれました。ラッキーです。
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 こちらが幼稚園。
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 敷地にいたわんちゃん。
by gipsypapa | 2014-10-31 08:57 | 建築 | Trackback | Comments(0)

てつめいギャラリー

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 昭和初期に岐阜貯蓄銀行として建てられた銀行建築。岐阜貯蓄銀行は1943(昭和18)年に十六銀行に吸収合併され、十六銀行徹明支店として2005(平成17)年まで使われました。

 その後、十六銀行が創立130周年記念事業の一環として改修し、展示スペースを市民に無料で貸し出すギャラリーとして再生されました。

 銀行建築らしい重厚さはあるものの、外観はシンプル。内部も2階までの吹き抜け構造にの3方周囲に回廊がある典型的な意匠となっています。

 設計は台湾銀行横浜アイランドタワー(旧第一銀行横浜支店)函館市文学館(旧第一銀行函館支店)山二証券成瀬証券京都中央信用金庫丸太町支店(旧第一銀行丸太町支店)愛知県庁本庁舎など多くの銀行や官庁建築を手がけた西村好時(にしむら よしとき、1886 - 1961)。

 曾禰・中條建築事務所嘱託から清水組設計部技師、第一銀行建築課長を経て、このときは独立して西村建築事務所を経営していました。岐阜市都市景観重要建築物の鉄筋コンクリート造り、3階建て、地下1階。

てつめいギャラリー
旧岐阜貯蓄銀行→旧十六銀行徹明支店
1937(昭和12)年
設計 : 西村建築事務所
施工 : 竹中工務店
岐阜市徹明通1-3
撮影 : 2014.5.20
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 アーケードが邪魔です。時々こういう風景を見ますね。
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 古い銀行建築には2階建ての吹き抜けなので、トップライト(天井窓)をよく見ますが、ここは3階建てなので、上層階があります。ということで照明つき。今は蛍光灯ですが、元は電球だったはずです。
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 支店長が行内を見回る2階の回廊。ここは3方向に巡らされています。
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 金庫が残っています。
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by gipsypapa | 2014-10-30 09:18 | 建築 | Trackback | Comments(0)

岐阜市の市街地を歩く

 徐々に市街の中心部へ向かっています。
撮影 : 2014.5.20

蚕糸会館
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 旧岐阜県庁舎の一筋南の道を西へ向かって歩くと面白いビルがあります。今どき「蚕糸」という言葉は見聞きすることがなくなりました。

 調べると大日本蚕糸会のHPがあり「財団法人大日本蚕糸会は、1892年(明治25年)に任意法人として創設され、1942年には財団法人となりました。蚕糸、絹に関する基礎科学および応用技術の研究を行い、あわせて科学・技術を助長振興し、かつ蚕糸絹業の改良発達を図り、社会文化の向上発展に寄与することを目的としています。」とのことでした。まだ日本の各地にあるようです。建物の詳細は不明ながら、戦後の建物であるのは間違いなさそうです。鉄筋コンクリート造り5階建て。

蚕糸会館
詳細不明
岐阜市美江寺町2-1
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徹明通の商店建築
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 南に下って国道157号線を西に。この通りは徹明通(てつめいどおり)と呼ばれ、北側のアーケード越しに4階から5階建ての似たようなビルが並んで、独特な雰囲気を作っています。

徹明通の商店建築
岐阜市徹明通2 付近
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 通りの反対側(南側)は少しさびしい。捨てられた屋台がありました。

岐阜問屋町
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 JR岐阜駅前にあり、アパレル企業が密集する地区。戦後に北満州からの引き揚げ者たちが中心となってバラック小屋を作り、古着や軍服などの衣料を集めて売っていました。これはハルピン街とよばれた、岐阜問屋街の始まりとなったそうです。

 また、昭和23年頃からは、古着ばかりでなく、布を一宮や羽島から仕入れ、新しい服を作って売るという、岐阜の既製服産業(アパレル産業)が始まりました。

 現在は再開発が進められていますが、一角には昭和レトロな雰囲気の商店街が残っています。

岐阜問屋町
問屋町3・4丁目付近
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by gipsypapa | 2014-10-29 09:31 | | Trackback | Comments(2)

旧岐阜県庁舎

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 御鮨街道を出て市街地に向かいました。

 元は大正末期に3代目岐阜県庁舎として建てられました。1966(昭和41)年まで使われ、県庁が移転した後は、岐阜市を中心とする岐阜地区の出先機関、行政機関、公共団体が入居する総合庁舎でした。しかしながら耐震性が問題となり昨年(2013年)3月31日で閉庁になりました。

 建物全体は外壁は人造石洗出しのが幾何学的な意匠で構成されていて、左右対称のE型形の平面形状。中央棟には議会と階段室、左右には庁舎棟が設けられています。

 私が訪ねたときは解体工事の準備段階と思われ、中は当然見ることができませんでしたが、美しいステンドグラスがあるとか。またエントランスから中央階段室まで、天井以外、柱や壁などのほとんどが大理石張りの仕上げで、豪華な空間になっているそうです。なお大理石は当時日本一と称された矢橋大理石商店のものとあります。

 設計は岐阜県土木部営繕課ですが、庁舎建築を得意とし構造学者でもあった佐野利器(さの としかた、1880- 1956)と、やはり建築家で、矢橋大理石商店とは親戚の矢橋賢吉(やばし けんきち、1869 - 1927)が顧問として参加しています。

 建物の行く末については、本館南側の玄関ホール周辺のみを耐震補強し保存する計画だとか。ファサード表面だけではなく、ステンドグラスや大理石の中央階段まで、立体的に保存されることを希望します。岐阜県近代化遺産の鉄筋コンクリート造り、3階建て、地下1階。

岐阜総合庁舎
旧岐阜県庁舎
1924(大正13)年
設計 : 清水正善(岐阜県土木部営繕課)、佐野利器+矢橋賢吉(顧問)
施工 : 銭高組
岐阜市司町1
撮影 : 2014.5.20
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 ストリートビューで見ています。

 なお、内部写真は「思いつくまま 近代歴史遺産の旅」というブログにあります。中央階段はそれほど大型ではないようです。この辺までは残して欲しいです。

 ちなみに矢橋大理石の会社は現在も大垣市赤坂町にあり、南陽倶楽部という素晴らしい洋館があります。今回の帰路に途中でJR線を乗り換えれば行くことができるので、一応そのつもりでしたが、翌日は雨。あきらめました。

 近くにもう一つの官庁建築、岐阜県教育会館(旧岐阜県教育会図書館:河村鹿市、佐藤信次郎設計、大正末期築)がありましたが、こちらはすでに解体撤去されて更地になっているのが確認できました。
by gipsypapa | 2014-10-26 07:57 | 建築 | Trackback | Comments(2)

岐阜市の「そばきり すず野」

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 これも古民家を改装した蕎麦屋です。ネット情報では、人気の店のようですが閉まっています。よく見ると定休日でした。木造2階建て。

そばきり すず野
詳細不明
岐阜市白木町41
撮影 : 2014.5.20
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 軒先にさりげなく飾ってある蕪(かぶ)の絵は、鏝(こて)絵のようです。
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 ↓ 内部写真はブログ「チロ的岐阜グルメ」と「ぐるなび」から借用しました。裏に中庭があるようです。
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by gipsypapa | 2014-10-25 09:12 | 建築 | Trackback | Comments(2)

岐阜市のギャラリーカンダ

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 築80年の古民家がオーナーの設計で改造して、現代的なギャラリーになりました。2階部分に意図的に残されている黒壁と1階部分の現代的な意匠がうまく融合されていて、目を引きました。木造2階建て。

ギャラリーカンダ
旧樋本邸
昭和初期
設計・施工 ; 不明
岐阜市伊奈波通1-49 ‎
撮影 : 2014.5.20
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by gipsypapa | 2014-10-24 09:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

岐阜市の小西宝飾店

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 古民家の玄関周りを改造して、タイルを張ったショーウィンドウを設けています。宝飾店の看板はありますが、もはや営業はしていないようです。昔はお洒落な店だったのでしょう。つわものどもが夢の跡・・・。木造2階建て。

小西宝飾店
詳細不明
岐阜市白木町6
撮影 : 2014.5.20
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by gipsypapa | 2014-10-23 11:07 | 建築 | Trackback | Comments(2)

岐阜市の旧松喜仏壇店

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 御鮨街道にあるもう一つの有形文化財。1階の全面に広がる木製の格子が印象的。出桁造で2階に出格子や袖卯建を構えるなど伝統的な町屋です。

 なおネット上では「長良川おんぱく」というHPに内部の写真があります。国の登録有形文化財の木造2階建て。

旧松喜仏壇店店舗兼主屋
1911(明治44)年 / 1914(大正3)年増築
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
岐阜市白木町96
撮影 : 2014.5.20
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 右隣の建物の方が興味深いかもしれません。これも古そうな住宅ですが、1階の腰に積まれた石材に注目。
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by gipsypapa | 2014-10-22 08:36 | 建築 | Trackback | Comments(4)

料亭 水琴亭

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 御鮨街道の飲食店が続きます。通りから見る塀と玄関の風情が、いかにも老舗らしい「料亭 水琴亭(すいきんてい)」。HPによると、「創業は元治元年(1864年)。明治を代表する芸術家「原三渓」の手によって昭和4年、現在の位置に移築されました。岐阜一番の老舗として多くの芸術家に愛され、現在に至ります。」とあります。

 かなり広い敷地にあるようですが、日本庭園に囲まれた部屋が四つしかなく、それぞれの部屋が、個室だそうです。高級料亭です。

料亭 水琴亭
1929(昭和4)年か?
設計・施工 : 不明
岐阜市米屋町27-2
撮影 : 2014.5.20
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 ↓ 水琴亭のHPにある写真を借用します。
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by gipsypapa | 2014-10-21 08:25 | 建築 | Trackback | Comments(2)

飛騨牛グリルばくろ

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 御鮨街道から奇妙な牛のモニュメントが見えました。近づくと奥に古そうな和風の建物が見えます。「Grill BaKuRo」という看板。調べると飛騨牛のレストランでした。築120年の古民家を使っているそうです。木造2階建て。

飛騨牛グリルばくろ
大正初期
設計・施工 : 不明
岐阜市米屋町9
撮影 : 2014.5.20
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 ↓ 飛騨牛グリルばくろのHPの写真を借用します。御鮨街道沿いには、古い町屋や民家を有効に用いて保存する例をいくつか見ました。こういう風に使い続けることができるというのは、まだまだ町の活気がある証拠でしょう。
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by gipsypapa | 2014-10-20 09:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)