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国立台湾大学(旧台北帝国大学)

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国立台湾大学(旧台北帝国大学)
台北市大安区羅斯福路四段1号
撮影 : 2013.3.23

 二日目は見たかった台湾大学を訪ねました。日本には旧帝国大学が7校あり、現在も七帝戦と呼ばれる全国七大学総合体育大会が開催されています。毎年七大学の所在地を持ち回りで、順番は原則として北海道大学→九州大学→大阪大学→京都大学→東北大学→東京大学→名古屋大学→…だそうです。

 ところが、戦前には7帝大ではなく9帝大あったのです。旧帝国大学が設立された順番は、1886(明治19)年 帝国大学(東京帝国大学)、1897(明治30)年 京都帝国大学、1907(明治40)年 東北帝国大学、1911(明治44)年 九州帝国大学、1918(大正7)年 北海道帝国大学 、1924(大正13)年 京城帝国大学、1928(昭和3)年 台北帝国大学、1931(昭和6)年 大阪帝国大学、1939(昭和14)年 名古屋帝国大学であり、台北帝国大学は7番目で、阪大や名大より早い時期に設立されたのでした。

 台湾大学は今まで見て来た台北中心部よりやや南に位置する台北市大安区羅斯福路四段1号に広大なキャンパスを持つ国立大学。次回に紹介する正門を入って、右(東)に曲がると正面の図書館まで一直線の広く長いメインロードが続き、左右には背の高いヤシの木が立ち並び、さすがに南国です。

 現在の校舎群は図書館廻りとそれより奥に広がっていますが、旧帝大時代の建物はヤシの木が連なるメインロードの両側に多く残っていました。
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 広いメインロードの正面に見えるのが総合図書館。比較的に新しい建物です。
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 データがないのでわかりませんが、旧帝大以降と思われる校舎にもいくつか見どころのあるものがありました。
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 この日は土曜日。学生の数は少ないです。
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ショップや休憩所がある建物。学生以外の訪問者も見えます。
by gipsypapa | 2013-11-29 12:52 | | Trackback | Comments(2)

西門紅樓

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 台北西門の外側にある赤レンガの八角堂と十字型の建物。簡易市場だった建物です。2002年に古蹟再利用計画に基づき、紅樓劇場として再出発しました。現在は八角堂部分が展示、喫茶、劇場として、コンサート、演劇などに利用されていて、十字型部分はショッピングモールになっています。
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 八角堂は赤煉瓦と鉄筋コンクリート造りの2階建てで、屋根の鉄骨が雨傘のように放射状に開いています。八面体の建物は各8面の中央上部に三角形のペディメントを突き出しているのが印象的。

 八角堂につながる十字型の建物は十字樓。最近内部が改修されてモダンな店舗が並んでいました。八角堂がメインの入り口で、”八方からお客さんが集まる” という意味があり、縁起が良いそうです。設計は今回の台北シリーズで何回か登場した、台灣総督府営繕課の近藤十郎です。三級古蹟の鉄筋コンクリート、煉瓦造り、2階建て。

西門紅樓
旧台北西門市場
1908(明治41)年
三級古蹟
設計 : 近藤十郎
施工 : 不明
台北市萬華区成都路10号
撮影 : 2013.3.22
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 八角堂を入るとお洒落なカフェ「町西茶喫」。
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 階段を上って2階はライブハウス「河岸留言」。
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 十字樓の1階は若手デザイナーの工房およびショップが16件並ぶ「十六工房」があり、台湾の新たなカルチャーの発信地になっているそうです。 2階はガラス張りの明るいレンタルギャラリーとなっており、ショップやさまざまな展示会に利用されています。
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  建物前の広場はイベント会場になっていて、若手デザイナーのモダンアートも展示されていました。
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 朝から台北の街を歩き回りましたが、この日はこれで終わり。食事をしてホテルへ帰ります。
by gipsypapa | 2013-11-28 08:38 | 建築 | Trackback | Comments(6)

台北中山堂

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 昭和初期に建てられた台北公会堂。戦後は中山堂と名を変えて、国民党政府の国民大会の会場や迎賓館としても利用されたそうです。現在は台北市政府が管理し、音楽会、舞台、発表会など一般市民の文化交流の場として利用されています。

 外観は大きな車寄せのある玄関ポーチを持つ、公会堂らしいおおらかな印象。当時としては三つのホールや舞台、レストラン、大型エレベーターを備えた近代的な建物です。内装は華麗なヴォールト天井の大ホールや緩やかな階段など見どころが一杯でした。井手薫の多彩な才能を感じさせる建物です。二級古蹟の鉄筋コンクリート造り4階建て。

台北中山堂
旧台北公会堂
1936(昭和11)年
二級古蹟
設計 : 井手 薫
施工 : 不明
台北市中正区延平南路98號
撮影 : 2013.3.22
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by gipsypapa | 2013-11-25 07:50 | 建築 | Trackback | Comments(2)

合作金庫銀行

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 T字路の突き当たりにある小さな銀行。戦前、日本人経営の現地中小企業向けの銀行だった台北信用組合の本店のとして建てられました。

 ファサードは左右対称で、左右に1対の縦長のアーチ窓とその間に飾り柱。中央はバルコニーのある3連の大きめのアーチ窓、玄関はコリント式柱で支えたルネサンス風の装飾の多い意匠となっています。中央部は2階までの吹き抜けになっているようです。また上部にはフクロウが2羽見守っていて、夜間でさえも鋭い目で顧客の財産を守る信念が込められているそうです。市定古蹟の多分、煉瓦造り、2/3階建て。

合作金庫銀行
旧台北信用組合
1927(昭和2)年
市定古蹟
設計・施工 : 不明
台北市中正区衡陽路87号
撮影 : 2013.3.22
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 ↓ はストリートビューから。
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by gipsypapa | 2013-11-24 21:45 | 建築 | Trackback | Comments(2)

台湾銀行国際部

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 かつて大手保険会社だった帝国生命保険の台湾支店ビル。昭和初期に建てられたオフィスビルで、現在は台湾銀行が使用しています。

 さすがに昭和になるとモダンでシンプルな外観。直線を強調した窓配置とクリーム色の横長タイルを貼っています。華やかなところがなく、目立ちませんが好感の持てるデザインです。市定古蹟の鉄筋コンクリート造り、4階建て。

台湾銀行国際部
旧帝国生命保険会社
1930(昭和5)年ころ
市定古蹟
設計・施工 : 不明
台北市中正区博愛路168号
撮影 : 2013.3.22
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 ↓ 2枚はストリートビューから。
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by gipsypapa | 2013-11-23 09:01 | 建築 | Trackback | Comments(2)

婦連総会

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 日本統治時代に陸軍士官のクラブ偕行館だった洋館。戦後は宋美齢が創設した「婦連総会」(婦女反共連合会)が使用しています。ちなみに宋美齢という人は中華民国の指導者だった蒋介石の夫人で、欧米ではMadame Chiang Kai-shekと呼ばれた女性です。

 陸軍士官のクラブといえば、日本でも主なものとして、旭川市の旧旭川偕行社(第7師団)、弘前市の旧弘前偕行社(第8師団)、金沢市の旧金沢偕行社(第9師団)、善通寺市の旧善通寺偕行社(第11師団)、豊橋市の旧豊橋偕行社(第15師団)、岡山市の旧岡山偕行社(第17師団)が残っています。また台湾には他に台南市の旧台南偕行社(台湾軍)が現存しているそうです。

 門のそばに番兵がいたので、もう少し中から写真が撮れないか聞きましたが、NOでした。市定古蹟の、多分煉瓦造り、2階建て。

婦連総会
旧台北偕行館
1912(大正元)年
市定古蹟
設計・施工 : 不明
台北市中正区長沙街1段27号
撮影 : 2013.3.22
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 敷地に入ることができなかったのでネットにある「宋美齢の台湾での秘密基地を初めて公開」というHPから写真を借用しました。ここには内部写真もあるので興味のある方はどうぞ。
by gipsypapa | 2013-11-22 09:53 | 建築 | Trackback | Comments(2)

国史館:総統副総統文物館

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 総統府の裏側にも巨大なビルがあります。台湾総督府の交通局逓信部だったもので、戦後は「行政院交通部」として使われていました。2007年に「国史館」になり、2010年10月10日の台湾国慶日に「総統副総統文物館」として開館しました。

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 総督府営繕課の森山松之助の設計になるバロック風といわれる重厚な中にも華麗さのある外観。2階と3階の間に並ぶイオニア式の大オーダーが印象的で、玄関の石造りのアーチも目を引きます。中央のメダリオンのさらに上部にある4階部分は、色も違っており、後に増設されたように見えます。なお築年については1925年や1928年という情報もあり定かではありません。市定古蹟の鉄筋コンクリート造り?、4階建て。

国史館:総統副総統文物館
旧台湾総督府交通局逓信部
1924(大正13)年
市定古蹟、
設計 : 森山松之助(総督府営繕課)
施工 : 不明
台北市中正区長沙街1段2号
撮影 : 2013.3.22

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 身分証明書を提示すれば、誰でも無料で閲覧ができるそうなので、次回は中を覗いてみたいです。
by gipsypapa | 2013-11-21 14:56 | 建築 | Trackback | Comments(2)

旧台湾電力社長宿舎

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 次にアップする予定の交通部に向かって歩いていて見つけた建物。交通部の住所しか予備知識がないので、最初は同じブロックにあるこの建物も交通部の一部かと思いましたが違いました。

 明治末期に建てられた台湾電力社長の宿舎だそうです。その後中央招待所、台湾省主席官邸として用いられていたとか。台湾では珍しい明治末期の洋館でとんがり屋根と白い外壁が印象的。市定古蹟の(時代的に多分)煉瓦造り、2階建て。

旧台湾電力社長宿舎
1910(明治43)年
市定古蹟
設計・施工 : 不明
台北市中正区延平南路119
撮影 : 2013.3.22
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 1,2枚目の写真を撮った後に、交通部の建物を見つけたので、これ以上追及しませんでした。帰国後調べてみて明治の洋館であるころがわかりました。ストリートビューで見るともっと近づくことができる路地があります。そこからの写真を2枚。
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さらにこれは Wikipedia にあった写真です。
by gipsypapa | 2013-11-20 09:35 | 建築 | Trackback | Comments(0)

最高法院第2ビル

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 中華電信の西隣にも巨大なビルがあります。最高法院の建物です。

 左右対称の官庁特有の重厚な意匠で、左右にペディメントとその下部にそれぞれ6本のイオニア式の大オーダーを並べ、地上階にはバルコニーのある玄関ポーチ。外壁は薄いベージュ色の人口石貼りで、2階の窓はアーチ窓とするなど様式主義のデザインを採用していますが、全体的な印象は比較的新しい築に見えました。ネット上に建物自体の情報もないし、建てられたのは戦後かもしれません。

 thejasper さんより2003年の築という情報を頂きました。やはり新しい建物ではありましたが、つい10年前に建ったばかり。(驚)2013.11.20

 だだ、最上階は5階部分のコーニスの上に少し引っ込んだ位置にあるので、後に追加されたのかもしれません。鉄筋コンクリート造り、6階建て。

最高法院第2ビル
2003(平成15)年

設計・施工 : 不明
台北市中正区延平南路121号
撮影 : 2013.3.22
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by gipsypapa | 2013-11-19 12:01 | 建築 | Trackback | Comments(2)

中華電信博愛路服務中心

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 官庁街の中心から少し西へずれると、今まで見てきた巨大で荘厳な庁舎建築群とは異なった、一見デパートを思わせるビルがあります。電話交換局として建てられたもので、現在も中華電信が使用しています。

 近隣のレトロ建築よりかなり後の昭和13年の築とあって、現代的な外観になっています。コーナ部に丸みを持たて玄関部を配置。水平線を強調し、やや間隔をあけて縦長窓を整然と並べています。このビルも最上階は後で建て増しされたそうです。市定古蹟の鉄筋コンクリート造り、4階建て。

中華電信博愛路服務中心
旧台湾総督府電話交換局
1938(昭和13)年)
市定古蹟
設計 : 総督府交通局遞信部臨時建築課
施工 : 協志商会所
台北市中正区博愛路168号
撮影 : 2013.3.22
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by gipsypapa | 2013-11-18 10:14 | 建築 | Trackback | Comments(3)