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四日市の田中酢店

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 青森と函館の旅から戻りました。早速ブログを再開します。

 明治21年創業の田中増治郎酢店。カクタ酢の銘柄で出荷されています。黒光りしていかにも歴史を感じる蔵や工場が一帯に並んでいました。

田中酢店
旧田中増治郎酢店
1881(明治21)年
設計・施工 : 不明
四日市市室山町90
撮影 : 2012.11.22
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by gipsypapa | 2013-08-31 13:58 | 建築 | Trackback | Comments(0)

四郷郷土資料館

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 四郷郷土資料館は村役場として建てられた大型の洋風建築。元貴族院議員で東洋紡績社長だった伊藤傳七翁が郷土への恩返しにと寄付した資金で建てられたものです。

 正面ファサードにはペディメントを中央に置き、大きな車寄せのある玄関ポーチがあります。この建物の特徴は何といっても特徴のある屋根を頂いた塔屋です。毎週土曜日は開館していて、私が行ったのも土曜日でしたが、残念ながら時間切れ。16:00の閉館時間を過ぎてしまいました。四日市市有形文化財の木造2階建て、塔屋は3階建て。

四郷郷土資料館
旧四郷村役場
1921(大正10)年
四日市市有形文化財
設計 : 野田新作
施工 : 不明
四日市市西日野町3375
撮影 : 2012.11.22
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 明日25日から30日まで恒例の家族旅行で東北と函館に行きます。しばらくお休みさせて頂きます。m(__)m
なお↓の写真は四郷郷土資料館とは関係ありません。(^^);
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by gipsypapa | 2013-08-24 16:22 | 建築 | Trackback | Comments(2)

四日市の浜松茂

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 浜松茂(はままつも)は東洋紡績を創業した伊藤伝七(十世)の別邸を利用して、1906(明治39)年に開業した老舗の料亭です。ここに国の登録有形文化財が2棟あります。

 玄関棟は、敷地の中央前寄りに建ち、木造2階建、入母屋造及び寄棟造の屋根に桟瓦葺の建物。もう1棟はさつき棟。敷地の北西隅に建ち、木造平屋建、切妻造桟瓦葺で、十畳間と六畳間を並べて南面の庭側に縁をめぐらす建物だそうですが、入口からは見えませんでした。国の登録有形文化財の木造2階建て。

浜松茂
旧伊藤伝七別荘
1876(明治9)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
四日市市高砂町6-12
撮影 : 2011.11.21
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by gipsypapa | 2013-08-23 13:28 | 建築 | Trackback | Comments(0)

四日市市立 すわ公園交流館

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 以前にも紹介したすわ公園交流館を再訪。前回は正面しか撮影しませんでしたが、このときは一回りしました。

 褐色のスクラッチタイル貼りに白いテラコッタのレリーフがあり、比較的大きな窓が並んでいます。玄関のドアが普通の両開きから、鉄製グリルのレトロなものに変わっていて、良い雰囲気になっていました。繁華街に隣接した場所にあり,現在はこどもの家(児童館)として市民に親しまれているそうです。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り、2階建て。

すわ公園交流館
旧四日市市市立図書館
1929(昭和4)年
登録有形文化財
設計 : 小笹徳蔵(清水組)
施工 : 清水組  
四日市市諏訪栄町22-15
撮影 : 2011.11.21
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 裏側は高台になっているので、平屋建てのように見え、2階部分にも入口があります。
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by gipsypapa | 2013-08-22 13:15 | 建築 | Trackback | Comments(0)

四日市の大正館

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 Gitano Family のライブに付きあって中部地方へ。今夜の会場は四日市なので、その前に町を歩いてみました。

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 諏訪公園の北側にある大正館は大正元年創業の老舗料亭旅館。数寄屋造りの離れ「洗心亭」茶室「四季庵」がある純和風の旅館です。門から中には入りにくかったので正面の写真がありません。→ 大正館のHPにあった写真を借用します。木造平屋、一部2階建て。

大正館
築年 : 大正期
設計・施工 : 不明
四日市市西新地3-18
撮影 : 2011.11.21

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 裏から見えるこの建物が本館でしょう。
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 諏訪公園から屋根だけが見えます。
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by gipsypapa | 2013-08-21 13:20 | 建築 | Trackback | Comments(0)

名古屋の太洋ビル

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 四国を終わって中部地方へ移動します。

 ずいぶん前に名古屋シリーズをやった時にアップするのを忘れた物件です。

 日本陶磁器センタービルの左に隣接する昭和初期のビル建築。玄関には大洋商工ビルとも書かれていました。太洋商工といえば陶磁器の貿易商だった春田鉄次郎氏が経営した会社で、このブログでも明治に建てられた旧大洋商工社屋旧春田鉄次郎邸を紹介しています。現在は太洋商工という会社はすで存在せず、貸しビルになっているようです。
 
 全体の印象はモダニズム建築で、装飾の少ない四角いビルですが、壁面頂部の小アーチが連なるロンバルジアバンド、中央の小さなテラスや玄関部分の疑似石貼りなど、古典主義様式も踏襲して、まさに昭和初期に流行したスタイルです。設計は愛知県建築課長から独立し、旧名古屋銀行協会会館(現存せず)も手掛けた星野保則。鉄筋コンクリート造り、5階建て、地下1階。

太洋ビル(大洋商工ビル)
1931(昭和6)年
設計 : 星野保則
施工 : 星野工務店
名古屋市東区代官町39-22
撮影 : 2009.7.23
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by gipsypapa | 2013-08-20 13:04 | 建築 | Trackback | Comments(0)

臥龍山荘 不老庵

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 緑の造形が素晴らしい庭園を進むと、一番奥にもう1棟数寄屋造りの不老庵(ふろうあん)があります。急斜面の崖に長い床柱に支えられ、崖からはみ出すように建っているのが大変ユニークな建物です。対岸の冨士山と肱川の眺望を意識した優れた建物です。

 庵は船に見立て作られており、天井は竹網代一枚張りを船底の形のような形にして張っています。対岸のから月が昇ると、月明かりが天井に反射して部屋を明るくするよう巧妙な趣向が施されているそうです。

 入口縁続きに素朴な意匠の茶室があり、お茶を頂くことができます。愛媛県有形文化財の木造茅葺き平屋建て、茶室付き。

臥龍山荘 不老庵
1901(明治34)年
大洲市指定文化財(名勝)
愛媛県有形文化財
設計 : 河内寅次郎
施工 : 中野寅雄(棟梁)・草木国太郎(大工)
大洲市大洲411-2
撮影 : 2012.10.21
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 外に出て裏に廻ると生きた槇の木を使った「捨て柱」が見えます。これは珍しい。
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 船底の形をした竹網代一枚張りの天井。
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 臥龍淵を眼下に見る崖の上に懸り造りに建てられているので、脚が長いのがわかります。
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by gipsypapa | 2013-08-19 13:10 | 建築 | Trackback | Comments(2)

臥龍山荘 知止庵

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 庭園の中ほどにある小さな知止庵(ちしあん)。もともとは浴室だったそうで、戦後に内部を改造して茶室にしたもの。陽明学者中江藤樹の説いた教えから「知止」という庵名になったそうです。木造平屋建て。

臥龍山荘 知止庵
1901(明治34)年
大洲市指定文化財(名勝)
設計 : 河内寅次郎
施工 : 中野寅雄(棟梁)・草木国太郎(大工)
大洲市大洲411-2
撮影 : 2012.10.21
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by gipsypapa | 2013-08-18 10:40 | 建築 | Trackback | Comments(2)

臥龍山荘 臥龍院

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 臥龍山荘の母屋・臥龍院(がりゅういん)です。数寄屋造りの見事な建物で、高い天井には屋久杉、仙台松の一枚板が使用されるなど、贅を尽くした和風建築です。清吹の間(せいすいのま)には水の流れを表現した欄間の透かし彫りがあり、見どころになっていますが、この臥龍院の内部は撮影禁止になっており、紹介できないのが残念。→の写真は大洲市のホームページから借用しました。愛媛県有形文化財の木造平屋建て。c0112559_1593699.jpg

↓ホームページから引用します。

 構想10年、工期4年、河内寅次郎がその情熱をもっともそそいだ建物です。この母屋は周囲に調和した均整の美を取り入れ、屋根は茅葺、農村風寄棟の平屋建てとして全国各地より吟味した銘木を使用し、隅々にまで計算し尽くされた設計です。相談役に茶室建築家の八木氏、施工は大洲:中野寅雄、京都:草木國太郎の名大工が手掛け、建物細部には千家十職、絵画も当時の大家に手によるものです。材料の精選、着想の秀抜、加えて名工の卓越した技術が相まって里には稀な名建築となっています。

龍山荘 臥龍院
1907(明治40)年
大洲市指定文化財(名勝)
愛媛県有形文化財
設計 : 河内寅次郎
施工 : 中野寅雄(棟梁)・草木国太郎(大工)
大洲市大洲411-2
撮影 : 2012.10.21

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by gipsypapa | 2013-08-16 15:15 | 建築 | Trackback | Comments(0)

臥龍山荘

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 今回、大洲を訪ねた目的の一つ、臥龍山荘(がりゅうさんそう)。大洲市内を流れる肱川流域の景勝地“臥龍淵”に臨む三千坪の山荘です。

 説明書によると「臥龍山荘」という名の由来は大洲藩3代藩主加藤泰恒が「蓬莢山が龍の臥す姿に似ている」ことから”臥龍”と命名したとあります。しかし”臥龍”といえば、有名な三国志の諸葛亮孔明のあだ名。命名の隠れた由来かもしれないと思うのは私だけでしょうか。

 現在、山荘に建つ臥龍院・不老庵・知止庵の三建築は、いずれも数寄をこらした名建築で、明治の貿易商、河内寅次郎氏が10年かけて築いたもの。

 庭園は、神戸の庭師、植徳が10年がかりで築造した路地庭園で、肱川・如法寺河原の自然の景観を生かし、蓬莱山(蓬莱島)を中心として四囲の山川を取り込んだ広大な借景庭園となっています。石積み一つとってみても変化を持たせた多様な石積み、飛び石にも銘石を使い、樹木にも数百年の老樹があり、苔類にも珍種が見られるそうです。

 臥龍山荘は、昭和31年9月に大洲の名勝として大洲市の文化財に指定され、さらに昭和60年2月に臥龍院、不老庵が愛媛県の有形文化財(建造物)に指定されました。個々の建物については次回から。

臥龍山荘
1901(明治34)年
大洲市指定文化財(名勝)
設計 : 河内寅次郎
施工 : 中野寅雄(棟梁)草木国太郎(大工)
大洲市大洲411-2
撮影 : 2012.10.21
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 山荘の入り口近くにあるのは2階建の倉庫。
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 「飛石」
 手鞠石、石臼、伽藍礎石、伊予上灘産のげんだ石とその配置の妙には魅せられるものがあります。
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 「潜龍洞(せんりゅうどう)」
 氷室。いわゆる昔の冷蔵庫です。
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 「苔」
 珍種が多くみられ京都西芳寺にも比すべきものがあります。左の「牡丹苔」は通常であれば100年余りの歳月を要しますが、ここでは湿度も高く環境が良いので60~70年余りで生育します。
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 「石積み」
 「乱れ積み」、「末広積み」、「流れ積み」と変化を持たせた石積みの中に生きた「チシャの木」が繁茂し、自然と人工の共存を感じさせる。次に石垣の中に埋め込まれた石臼に目をとられる。流れ積みの中に船に見立てた石があり、何かを語りかけられているようでもあります。
by gipsypapa | 2013-08-15 09:47 | | Trackback(1) | Comments(4)