<   2011年 09月 ( 24 )   > この月の画像一覧

小樽の罐友倶楽部

c0112559_12582137.jpg
 東雲町にある数寄屋造りの料亭だった建物。昭和初期に建てられた大きな檜造りの和風建築で、東京新宿信濃町の料亭「光亭」の小樽本店でした。中は見ていませんが、三棟の『居間』『松茶屋』『蘭ノ間』が並んでいて、2階には大広間があり、芸者の舞う檜板の間があるとか。昔は数多くの皇族を始め政界や財界の人たちで賑わったそうです。現在は北海製罐株式会社の社員用の施設「罐友倶楽部」になっています。木造2階建て。

罐友倶楽部
旧光亭1937(昭和12)年
設計 : 不明
施工 : 山谷建築店
小樽市東雲町3-8
撮影 : 2010.8.25
c0112559_12585072.jpg
c0112559_1259027.jpg
c0112559_12591234.jpg
c0112559_12591930.jpg
c0112559_12592890.jpg
c0112559_1259367.jpg
c0112559_12594378.jpg

by gipsypapa | 2011-09-30 13:03 | 建築 | Trackback | Comments(2)

小樽聖公会

c0112559_8491030.jpg
 旧寿原邸の傍、水天宮の丘の急な石段の途中の斜面に建つ明治末期の教会建築。木造ゴシック様式の聖堂は、下見板張りの外壁に尖塔アーチ窓、星形模様のバラ窓のある切妻屋根に鐘楼を載せています。建てられて100年以上経っていることを感じさせない、よく手入れされた教会です。小樽市指定歴史的建造物の木造平屋建て。

小樽聖公会
1907(明治40)年
小樽市指定歴史的建造物
設計・施工 :不明
小樽市東雲町10-5
撮影 : 2010.8.25
c0112559_8511921.jpg
c0112559_8513781.jpg
c0112559_8515511.jpg
c0112559_8521244.jpg

by gipsypapa | 2011-09-29 08:53 | 建築 | Trackback | Comments(2)

小樽の旧寿原邸

c0112559_16212369.jpg
 大正元年に建てられた小樽の実業家、寿原家の邸宅。屋根の緑色やモルタル仕上げの壁は洋風に見えますが、玄関には唐破風、また畳敷きの和室が並び、日本庭園のある和洋折衷の住宅です。玄関を入ると正面に小さなステンドグラスがあります。

 建物は当時小豆将軍と呼ばれた雑穀商の高橋直治の住宅として建てられ、後に寿原外吉の住居にとして使われた後、1986(昭和61)年に小樽市に寄贈されました、現在は一般開放されるとともに、地域の会合などにも使われています。小樽市指定歴史的建造物の木造2階建て。

旧寿原邸
1912(大正元)年
小樽市指定歴史的建造物
設計・施工 : 不明
小樽市東雲町8-1
撮影 : 2010.8.25
c0112559_16235592.jpg
c0112559_16243032.jpg
c0112559_16244784.jpg
c0112559_162555.jpg
c0112559_16252167.jpg
c0112559_16253994.jpg
c0112559_16255347.jpg
c0112559_16261971.jpg
c0112559_16265521.jpg
c0112559_16273465.jpg
c0112559_16281266.jpg
c0112559_16283266.jpg

by gipsypapa | 2011-09-28 16:29 | 建築 | Trackback | Comments(2)

おたる寿司処多喜二本店

c0112559_13241012.jpg
 先に多喜二貮番館を紹介しましたが、こちらが本店です。小樽ゆかりの作家、小林多喜二を店名にし、小樽の寿司屋としてはかなり有名らしいです。

 純和風の家屋なので、見逃してしまいそうですが、大正時代に建てられたもの。大きな本屋の裏には煉瓦の煙突を持った石造りの建屋が繋がっています。

 食事をしたわけではないので、中は見ませんでしたが、「小樽のお店訪問録 -yeah-otaru.com」というブログに内部の写真があり、見てびっくり。結構洋風の雰囲気があり、2階にはレトロなテーブル席があり、-天井にはシャンデリア。大正時代にタイムスリップしたような雰囲気です。側面を写した写真にあるように、裏側の石造りの建物は「風旅篭(かぜはたご)」というペンションとして使われています。木造2階建て。

おたる寿司処多喜二本店
築年 : 大正期
設計・施工 : 不明
小樽市堺町2-22
撮影 : 2010.8.24 & 25
c0112559_13245869.jpg

c0112559_13261793.jpg
c0112559_13262695.jpg
c0112559_13265447.jpg
c0112559_13265966.jpg

by gipsypapa | 2011-09-27 13:27 | 建築 | Trackback | Comments(2)

小樽の「光と香りの館」

c0112559_1381056.jpg
 また石造りの建物です。雑穀委託販売を行っていた北海道雑穀株式会社の建物でした。現在は「光と香りの館」というガラス細工の店になっています。

 軟石を積み上げた外壁の両袖にうだつを持ち、上げ下げ窓が飾り鉄扉で隠れるようになっている和洋折衷。明治時代の小樽の趣をよく伝える建物です。木骨石造り2階建て。

光と香りの館
旧北海雑穀株式会社
1907(明治40)年
設計・施工 : 不明
小樽市堺町1-20
撮影 : 2010.8.25
c0112559_1392688.jpg
c0112559_1312295.jpg
c0112559_1312758.jpg
c0112559_13121757.jpg
c0112559_13122478.jpg
c0112559_13123697.jpg
c0112559_13124331.jpg

by gipsypapa | 2011-09-26 13:13 | 建築 | Trackback | Comments(6)

小樽の花月堂

c0112559_10271828.jpg
 通りに並ぶ同じような石造り平屋建ての建物なので、元は店舗だったように見えますが、実は銀行建築です。今はない第百十三国立銀行が明治中期、小樽に進出したときに建てられました。後に木材貿易商の事務所や製茶会社の建物として使用され、現在は老舗の和洋菓子製造販売「花月堂」の店舗として活用されています。

 寄棟造りの瓦屋根の両側に、こちらは鯱鉾ではなく尖頭の飾りを付けた和洋折衷の建物で、明治の面影を良く伝えています。よく見ると窓にはめ込まれた鉄格子があり、銀行時代の名残と思われます。写真では見にくいのですが、軒下に刻まれた分銅模様のレリーフが百十三銀行のシンボルだそうです。小樽市指定歴史的建造物の木骨石造り、平屋建て。

花月堂
旧第百十三国立銀行小樽支店
1893(明治26)年
小樽市指定歴史的建造物
設計・施工 : 不明
小樽市堺町1-20
撮影 : 2010.8.24 & 25
c0112559_10283651.jpg
c0112559_1028543.jpg
c0112559_1029478.jpg
c0112559_1029148.jpg
向こうは岩永時計舗。

 なおネット情報によると「小樽の菓子製造・花月堂が民事再生法申請し倒産、創業159年。2010年11月25日。北海道小樽市に本拠を置く老舗の和洋菓子製造販売「花月堂」は、11月24日付で札幌地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し倒産したことが明らかになりました。今後は札幌市に本拠を置く「北武グループ」が支援スポンサーとなり、営業を続けながら経営再建を目指す見通し。」
という記事がありました。現在もそのまま営業されていることを望みますが、よしんば店が閉まっても、小樽なら建物は残ると確信します。小樽は市民・行政とも歴史的な建造物を残すという、強い意志を感じるからです。
by gipsypapa | 2011-09-24 10:31 | 建築 | Trackback | Comments(6)

小樽の岩永時計舗

c0112559_16205951.jpg
 これも明治中期の商店建築ですが、ハイカラな意匠で有名な物件。時計卸商の初代岩永新太郎の店舗として建てたもので、屋根の装飾、軒の繰り型など細部にも凝ったデザインが見受けられます。二階中央にある大きな両開き扉とバルコニーが印象的で、瓦葺き切妻屋根の両側を飾る鯱鉾(しゃちほこ)は商店としでは珍しい装飾です。戦後は老朽化し、何度か補修や改造がされたのち、復元され、今は創業当時の姿に戻っています。

 今も現役の時計店で、古い掛け時計や機械式腕時計、懐中時計、砂時計、ライターなどのノスタルジックな商品が売られています。小樽市指定歴史的建造物と小樽市都市景観賞の木骨石造り2階建て。

岩永時計舗
1896(明治29)年
小樽市指定歴史的建造物
小樽市都市景観賞
設計 : 不明
施工 : 大虎組(加藤忠五郎)
小樽市堺町1-21
撮影 : 2010.8.24&25
c0112559_16215651.jpg
c0112559_1622226.jpg
c0112559_16221037.jpg
c0112559_16221643.jpg
 中央には店のシンボルである大きな古時計。創業時に横浜の商社から購入したフランス製で、100年以上経っていますが、今も現役で時を刻んでいます。
c0112559_16222352.jpg
c0112559_16223445.jpg

by gipsypapa | 2011-09-21 16:26 | 建築 | Trackback | Comments(4)

小樽の多喜二貮番館

c0112559_13194540.jpg
 明治中期の典型的な小樽の商店建築。金子元三郎商店は明治・大正時代に海陸物産、肥料販売および海運業を営んでいた店です。赤瓦の屋根に石造りの建物。両袖に防火壁うだつがあり、2階正面の窓には漆喰塗りの両開き窓。当時の形態がそのまま残っています。今は寿司の多喜二貮番館になっています。小樽市指定歴史的建造物と小樽市都市景観賞の木骨石造り2階建て。

多喜二貮番館
旧金子元三郎商店 1887(明治20)年
小樽市指定歴史的建造物
小樽市都市景観賞
設計・施工 : 不明
小樽市堺町1-22
撮影 : 2010.8.24 & 25
c0112559_13202555.jpg
c0112559_13203441.jpg
c0112559_13204513.jpg
c0112559_1320542.jpg
c0112559_1321368.jpg

by gipsypapa | 2011-09-20 13:21 | 建築 | Trackback | Comments(4)

小樽浪漫館

c0112559_9412543.jpg
 窓の間に貼られた煉瓦タイルのカラフルな色使いからそうは見えませんが、これも明治末期に建てられた元銀行です。

 角を鋭角に切り取って玄関を配置。上部の2階部分にギリシャ風の飾り円柱とペディメントを配したのが銀行らしいといえばいえます。なお、コンクリート造りではなく、木骨構造。外壁は当初はすべて石貼りで、後に一部煉瓦タイルを貼ったとか。現在は小樽浪漫館というガラス&アクセサリーショップになっています。小樽市指定歴史的建造物の木骨石造り、2階建て。

小樽浪漫館
旧百十三銀行小樽支店
1908(明治41)年
小樽市指定歴史的建造物
設計 : 池田増次郎
施工 : 大虎組(加藤忠五郎)
小樽市堺町1-25
撮影 : 2010.8.24 & 25
c0112559_944795.jpg
c0112559_9441876.jpg
c0112559_9442826.jpg
c0112559_9443719.jpg
c0112559_9444725.jpg
c0112559_9445718.jpg
c0112559_945615.jpg
c0112559_9451684.jpg
c0112559_9452710.jpg
c0112559_9453563.jpg

by gipsypapa | 2011-09-19 09:47 | 建築 | Trackback(1) | Comments(4)

大正硝子館(ナトリ小樽支店)

c0112559_20342548.jpg
 銅鉄金物商だった名取高三郎が、明治37年の色内大火後に建てた店舗。現在、ナトリは太平洋セメントの直系子会社として、セメント・生コンクリート及び建築基礎資材の販売や環境製品の施工等を手がけていますが、今は建物の一角のみが使用されています。

 主屋は大正硝子館本店になっており、裏手の於古発(おこばち)川沿いに並ぶ当時の住宅や倉庫も大正硝子館の工房や店舗として使われています。

 大火の直後のため防火構造が採られていて、木の骨組みに札幌軟石を積んだ石造り。隣との境界には防火壁「うだつ」があります。重厚な造りは小樽の明治後期の代表的な商家建築です。小樽市指定歴史的建造物の木骨石造2階建て。

大正硝子館(ナトリ小樽支店)
旧名取高三郎商店 1906(明治39)年
小樽市指定歴史的建造物
設計・施工 : 不明
小樽市色内1-1-8
撮影 : 2010.8.25 & 26
c0112559_20354894.jpg
c0112559_20355843.jpg
c0112559_2036164.jpg
正面の左側にナトリの入口があります。間口が狭いので、多分2階がオフィスになっているのではないでしょうか。
c0112559_20364939.jpg
c0112559_20365969.jpg
c0112559_20371092.jpg
c0112559_20372370.jpg
c0112559_20374991.jpg
裏側に並ぶ当時の住宅や倉庫も大正硝子館の店舗です。
c0112559_20381987.jpg

by gipsypapa | 2011-09-18 20:40 | 建築 | Trackback | Comments(2)