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矢口書店・古賀書店

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 神保町の靖国通りに面した古書店。左側の角にあるのが、映画・演劇関係の古書を扱う矢口書店。右は古賀書店という看板がかかっています。

 外壁に石造りを擬したモルタル塗りの装飾が刻まれていて、通り側にペディメントを向けています。裏側が見えないので定かではありませんが、いわゆる看板建築かもしれません。昭和初期の木造3階建て。

矢口書店・古賀書店
1928(昭和3)年
設計・施工 : 不明
千代田区神田神保町2-5-1
撮影 : 2010.7.24
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by gipsypapa | 2011-06-30 13:01 | 建築 | Trackback | Comments(4)

日本タイ協会

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 靖国通りから少し南に入った露地にいかにもレトロな建物があります。昭和初期にあった一種の銀行、無尽会社(現在は相互銀行)の店舗として建てられたものです。その後、いろいろな銀行が使っていましたが、現在は日本タイ協会のビルになっています。

 銀行にしては奥行きが短く平べったいビルです。全面が褐色のスクラッチタイル貼り。1階部分には4連の大きなアーチ窓が並び、側面の窓格子や小さなテラスのある窓など、昭和初期に流行した凝った意匠が見られます。鉄筋コンクリート造り、4階建て。

日本タイ協会
旧相互無尽会社
1929(昭和4)年
設計・施工 : 安藤組
千代田区神田神保町2-19-4
撮影 : 2010.7.24
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by gipsypapa | 2011-06-29 14:20 | 建築 | Trackback | Comments(4)

一誠堂書店

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 本の町、神保町にある一誠堂書店。創業百年以上の老舗の古書店です。現在のビルは昭和6年の竣工で、古書店が並ぶこの一角で当時としては珍しい5階建ての高層店舗。2階から上は白いタイル貼りの大人しい外観ですが、さすがに昭和初期。最上部にある装飾がアクセントになっています。鉄筋コンクリート造り、5階建て。

一誠堂書店
1931(昭和6)年
設計 : 東京都市建築研究所
施工 : 大林組
千代田区神田神保町1-7-6
撮影 : 2010.7.24
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 建てられた昭和初期には、他に例を見ない高層ビルだったようですが、今は新しいもっと高層のビルに挟まれて、小さく見えてしまいます。
by gipsypapa | 2011-06-28 13:05 | 建築 | Trackback | Comments(4)

三鈴堂眼鏡店

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 東京の二日目は神田の神保町を散策。予定ではもっと足を伸ばすつもりでしたが、強烈に暑い日だったのと、前日の同窓会で二日酔い気味。一回りしただけでギブアップしてしまい、ざる蕎麦を食べて、生ビールを飲んで早々に退散しました。

 靖国通りに面した大正末期の洋風商店長屋。向かって左はメガネ屋、右は木と街の案内所という看板がかかっています。元々は11軒長屋で同じ形の建物が並んでいたそうですが、今はここだけが残っています。上部にある屋根裏部屋の窓と思われる明かりとりの形が丸と四角のお洒落な商店建築です。木造2階建て。

三鈴堂眼鏡店ほか
1925(大正14)年ころ
設計・施工 :不明
千代田区神田神保町1-7-1
撮影 : 2010.7.24
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by gipsypapa | 2011-06-27 13:11 | 建築 | Trackback | Comments(4)

明治生命館

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 丸の内のお堀端に金融業を象徴するような端正なビルがあります。コリント式列柱を配した古典主義様式を代表する意匠で、国産(岡山県北木産)花崗岩を用いた外壁の落ち着いた美しさと、整然と並ぶ巨大な列柱が特徴です。コリント式オーダーの柱頭にはアカンサスの葉、柱のフルーティング(縦溝模様)が美しく、見どころになっています。。

 設計は様式建築の名手といわれ、日本銀行小樽支店や、このブログでも紹介した大阪市中央公会堂鳩山一郎邸(現鳩山会館)黒田記念館などを設計した岡田 信一郎(おかだ しんいちろう、1883 - 1932)と岡田捷五郎の兄弟。構造設計には同じ早稲田大学で教鞭をとり耐震構造の父といわれた内藤多仲(ないとう たちゅう、1886 - 1970)が担当しました。

 岡田信一郎の遺作となった作品で、没後に弟の捷五郎が引継ぎ完成させたものです。2001(平成13)年から改修工事が行われ、新たに30階建ての明治安田生命ビルを建設して一体的に利用することで、この歴史的建造物は全面保存されました。昭和の建造物として初めて重要文化財の指定を受けた鉄骨鉄筋コンクリート造り8階建て、地下2階。

明治生命館
1934(昭和9)年/2004(平成16)年改修
重要文化財
設計 : 岡田信一郎、岡田捷五郎
構造設計 : 内藤多仲
施工 : 竹中工務店
東京都千代田区丸の内2-1-1
撮影 : 2006.5.2 & 2010.7.24
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by gipsypapa | 2011-06-26 16:45 | 建築 | Trackback | Comments(2)

和田倉門の橋

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 東京駅丸の内口から皇居に向かって広い道路を西に進むとすぐに和田倉門の信号に出ます。皇居の馬場先濠をまたぐ橋のたもとにある三角屋根の石造り建造物。

 いわゆるあずまや(四阿)で休憩所です。また要人が通るときの警察官が監視のために立つことがあるとか。中も見ましたが、特に単なる空間で椅子もなければ、内部に灯具もありませんでした。ただ、外側上部に4面に灯具があり、ガラス越しに内部も照らすよう似なっているようです。夜は美しいかもしれません。かなり面白い建造物なのですが、情報はほとんど見つかりませんでした。

和田倉門の橋
築年 : 昭和初期
設計・施工 : 不明
東京都千代田区皇居外苑3
撮影 : 2010.7.23
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by gipsypapa | 2011-06-24 13:03 | 建築 | Trackback | Comments(2)

三菱第一館美術館

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 こちらはレプリカ保存とでもいうのでしょうか。古く見えますが実は2年前に建てられたBrand New Building です。

 三菱一号館は1894(明治27)年に有名なジョサイヤ・コンドル(当時は三菱の建築顧問)の設計により建てられたイギリス・クイーンアン様式の煉瓦造の建築物で、1968(昭和43)取壊されるまで丸の内に存在しました。その形状を基本として2009(平成21)年に三菱地所が近所とはいえ別の場所に再建したもの。ファサード保存とはまた違った形の方式でモニュメントを残したものです。煉瓦造り3階建て、地下1階。

三菱第一館美術館
旧三菱第1号館
1894(明治27)年/2009(平成21)年再建
旧館設計 : J.コンドル
旧館施工 : 直営(曽禰達蔵現場主任)
新館設計 : 三菱合資会社地所部
新館施工 : 大林組
東京都千代田区丸の内2-6-2
撮影 : 2010.7.23
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by gipsypapa | 2011-06-23 10:38 | 建築 | Trackback | Comments(2)

東京銀行協会ビルヂング

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 こちらもオリジナルは松井貴太郎(横河工務所)による設計。 大正初期に竣工した煉瓦造りの建物で、渋沢栄一が創設した東京銀行協会のための集会施設として利用されました。

 ファサード保存と呼ばれる保存形式の代表的な建築で、外壁2面のみを残し、高層建築に改築されました。近くで見るとルネッサンス様式の赤煉瓦の建物が素晴らしいのですが、少し離れると、20階建ての現代的なビルの下部にへばりついたようで、かなりの違和感があります。こういう形の保存が全国各地に見られるようになった、さきがけの試みで、賛否両論があるとは思いますが、モニュメントとして残すという意味ではありえる方法でしょう。煉瓦造り2/3階、一部4階建て。

東京銀行協会ビルヂング
旧東京銀行集会所 1916(大正5)年/1993(平成5)年改築
設計 : 松井貴太郎(横河工務所)
施工 : 直営
千代田区丸の内1-3
撮影 : 2010.7.24
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 まさに赤レンガがへばりついています。
by gipsypapa | 2011-06-22 13:12 | 建築 | Trackback | Comments(4)

日本工業倶楽部

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 今日から東京です。同窓会が東京であったので1泊しました。初日の夕方、会場の有楽町に向かうため、東京駅で降りて丸の内側をあるきました。

 JR東京駅の丸の内口を出たところにある日本工業倶楽部。大正中期に建てられた同業者が使うための倶楽部会館です。

 ルネッサンス様式のファサードに御影石のドリス式オーダーを持つ正面玄関にスクラッチタイルとテラコッタで覆われたビル建築。しかし玄関周りや軒蛇腹などが幾何学的にデフォルメされ、列柱上の照明ランプが歴史的な様式を幾何学的に分解したゼツェッシオン(分離派)の意匠を取り入れています。正面のパラペットにある石像は竣工時に近代日本の主要工業であった紡績(右側の糸巻きを持つ女性像)、石炭業(左のハンマーを持つ男性像)を表しているそうです。いわゆる倶楽部建築だけあって豪華な内装も素晴らしい。

 なお、不同沈下による傾きや老朽化のため、2003年に隣接して建つ三菱信託銀行本店ビルの高層化と一体の事業として保存・再生されたもので、保存されているのは西側3分の1のみとなっています。高層化工事で一部が破壊されましたが、ファサードと玄関ホール、大階段ロビー、大会堂、大食堂が保存復元されています。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り5階建て。

日本工業倶楽部
1920(大正9)年/2003(平成8)年再建
登録有形文化財
設計 : 松井貴太郎、横河民輔他(横河工務所)
内装設計 : 橘教順+鷲巣昌
施工 : 分業請負
千代田区神田丸の内1-4
撮影 : 2010.7.24
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by gipsypapa | 2011-06-21 13:13 | 建築 | Trackback | Comments(2)

札幌の木造住宅

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 札幌編の最後です。
北海道知事公館からレストラン マーノへ向かう途中にあった住宅。道路側に小さなハーフティンバー風の玄関があり、背面の2階の屋根は片流れのきつい傾斜になっています。隣に同じ形の玄関があるので、いわゆるダブルハウス(2軒長屋)になっているようです。しかしきつい傾斜の片流れ屋根は、向って右の家にしかないので、多分この2階部分と屋根は後で増設されたのではないかと思われます。木造平屋(一部2階)建て。

K邸
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
札幌市中央区北1条西20-3-3
撮影 : 2010.8.28
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同じ形の玄関が並んでいます。

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 もう一つ気になった住宅。カフェ レストラン マーノの近くにあった小さな木造に煙突のある住宅です。これは新しいかもしれません。

煙突のある平屋建て
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
札幌市中央区北4条西20-1-19
撮影 : 2010.8.28
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by gipsypapa | 2011-06-20 13:07 | 建築 | Trackback | Comments(2)