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三条会館ビル

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 三条通りの「ぜいたく豆本舗」の筋向いにあるテナントビル。詳細は不明ですが、疑似石張りの外壁や、2階部分の木枠のアーチ窓など、少なくとも昭和初期の築のように見えます。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

三条会館ビル
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
奈良市角振町12
撮影 : 2009.8.28
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 側面の窓も木枠。こちらは上げ下げ窓です。正面側3階の窓がブラインドになっているのは何故?
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 雰囲気のよさそうな2階は串カツ屋のようです。よく見ると3階はカラオケ屋。窓が埋め殺されているのはそのためでしょうか?

 なお、このビルの周辺で強烈な通り雨に出会いました。
by gipsypapa | 2009-11-30 09:18 | 建築 | Trackback | Comments(2)

ぜいたく豆本舗本店

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 三条通の南都銀行と同じ並びにある町屋建築。豆の専門店で、オリジナル商品の他、全国の豆菓子や昔懐かしいお菓子を売っています。

 ここには国の登録有形文化財指定の明治初期に建てられた建物が4棟。店舗として使われている主屋に加え東蔵西蔵とその前面にある旧応接室です。主屋は木造2階建て、東蔵と西蔵は土蔵造2階建て、旧応接室は木造平屋建て。

ぜいたく豆本舗本店
築年 : 明治初期
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
奈良市角振町24-1
撮影 : 2009.8.28
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 店を通りぬけて奥に進むと、旧応接室と西蔵。ここは「ギャラリー上の蔵」になっています。ギャラリーの入口ホール、旧応接室側から見た蔵の分厚い扉。金庫のようです。
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 ギャラリーでは洋品小物の展示会が行われていました。
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 旧応接室はクギを使わない昔ながらの格天井。
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by gipsypapa | 2009-11-27 10:47 | 建築 | Trackback | Comments(2)

南都銀行本店

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 和風建築が多い奈良市では貴重な欧風古典様式の建物。メインストリートである三条通りに面しています。岡山産花岡岩を使用し、褐色のタイル貼り外壁の正面に4本のイオニア式オーダーが並ぶ典型的な銀行建築です。列柱下部の羊のレリーフ装飾が印象的。

 設計は辰野金吾に学び、北海道銀行本店(1912年)、日本銀行小樽支店(1912年)、旧三井銀行下関支店 / 現山口銀行旧本店(1919年)、旧横浜正金銀行青島支店/現中国銀行青島分行(1919年)、日本銀行岡山支店(1922年)、旧大倉精神文化研究所 / 現横浜市大倉山記念館(1932年)、旧日本銀行広島支店(1936年)など、多くの銀行建築の設計を手掛けた長野宇平治。登録有形文化財の鉄筋コンクリート造4階建、地下1階

南都銀行本店
旧六十八銀行奈良支店 1926(大正15)年
登録有形文化財
設計 : 長野宇平治
施工 : 大林組
奈良市橋本町16-1
撮影 : 2009.8.28 & 29
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by gipsypapa | 2009-11-26 11:16 | 建築 | Trackback(2) | Comments(2)

料理旅館 「江戸三」

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 鹿が散歩する奈良公園の一角にユニークな料理旅館があります。明治四十年の創業に建てられた建物を、改築しながら使い続けているそうです。

 客室は点在する数寄屋風の離れになっていて、全部で10棟。海外のリゾートで見かけるような、いわゆるバンガロー形式です。志賀直哉ほか多くの文化人たちが利用した、歴史のある老舗旅館。なお、屋号の「江戸三」は大阪市西区の江戸堀三丁目より移ってきたことに由来するとか。すべて木造平屋建て。

料理旅館 「江戸三」
1907(明治40)年
設計・施工 : 不明
奈良市高畑町1167
撮影 : 2009.8.28
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 こちらはフロントのある母屋。
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 離れの形は様々に意匠を凝らして、ひとつとして同じものはありません。
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 料理旅館なので会席料理がセットになっていて、宿泊料はかなり高いのですが、外人の宿泊客が離れの中でくつろいでいるのを見かけました。日本人でもあまり知らないのに、よく外人観光客が、ここを探しだしたものです。一度は泊って、観光の拠点にするのも面白そうです。

 建物群は見たところ新しく、とても明治40年築には見えません。かなり大幅な改修を重ねてきたと思います。
by gipsypapa | 2009-11-25 10:12 | 建築 | Trackback | Comments(0)

聖ラファエル教会

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 今回はやや番外編です。というのは新しい建物なので。

 奈良ホテルに向かう途中にあった教会。一見して新しそうでしたが、軽井沢の聖パウロカトリック教会に似ているなと思ったら、調べるとやはりA・レーモンドゆかりのレーモンド設計事務所の設計になる建物でした。奈良ホテルの附属教会として、結婚式などが行われています。鉄道建築協会推薦受賞を受賞した、煉瓦造り(一部木造)、平屋建て。

聖ラファエル教会 1997(平成9)年
設計 : レーモンド設計事務所
施工 : 不明
奈良市高畑町1096
撮影 : 2009.8.28
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 構造的には煉瓦造りですが、妻面は木造を強調。縦長の3連アーチ窓は、中から見たら美しいでしょう。
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先端に避雷針のようなトンガリを持った鐘楼(でしょうか?)が、聖パウロカトリック教会に似ています。
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by gipsypapa | 2009-11-24 10:20 | 建築 | Trackback(1) | Comments(0)

奈良ホテル

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 今年、創業100周年を迎えたクラシックホテル。数々の著名人が宿泊し、皇族の奈良宿泊の際に利用されることで有名な「関西の迎賓館」です。桃山御殿檜造りの木造2階建て瓦葺きの外観に、内装は和洋(ドイツ様式)折衷を採用。

 代表的なクラシックホテルである、日光金谷ホテル、箱根の冨士屋ホテル、蒲郡プリンスホテル(旧蒲郡ホテル)などと共通した、外国人観光客と古都を意識した和風の高級ホテル。本館は明治期の建設以降、何度か改修されたはずですが、創業当時を偲ばせる優雅な雰囲気を保っています。設計は辰野金吾と片岡安。両氏には珍しい和風建築です。

奈良ホテル 1909(明治42)年
設計 : 辰野金吾+片岡安(辰野片岡事務所)
施工 : 直営
奈良市高畑町1096
撮影 : 2009.8.28
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長いアプローチを丘陵に上ると、伏見桃山時代を思わせる玄関があります。
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右側には長大な木造2階建ての客室がつながって。
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中に入ると広い吹き抜けの玄関ロビー。2階部分はバルコニーが取り囲む形は、蒲郡プリンスホテルと同じ。良質の木材をふんだんに用いた豪華な雰囲気です。
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 赤絨毯の階段。
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この手のクラシックホテルは大好きですが、泊まるには高すぎます。ということで、喫茶スペースでお茶か珈琲をいただくのが恒例になっています。この日も歩き疲れたころだったので、好都合でした。とはいえ、お茶も高いですが・・・
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談話室や喫茶スペースもさすがにクラシックホテルでした。
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 丘の上の緑の中に立つ歴史あるホテルです。
by gipsypapa | 2009-11-21 17:01 | 建築 | Trackback(1) | Comments(6)

高畑町のN邸

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 さらに西に向いバス通りに出ると、緑色のとんがり屋根に屋根窓(ドーマー窓)がある洋館が見えました。屋根材はカラー鉄板のように見えます。ブロック塀に大きな鋳鉄製(?)の門扉があって、ここも建物はよく見えません。奈良大丸の社長邸です。木造2階建て。

高畑町のN邸
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
奈良市高畑町
撮影 : 2009.8.28
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by gipsypapa | 2009-11-20 10:00 | 建築 | Trackback | Comments(2)

高畑町のK邸

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 O邸から西に向かったところには煉瓦塀があります。表側は2階建の町屋風ですが、裏側は屋根が長く伸びて、平屋になるユニークな建物。かなり古い建物のようです。長手積みの煉瓦塀の切れ間に玄関が3つ並ぶ長屋になっています。木造2階建て。

高畑町のK邸
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
奈良市高畑町
撮影 : 2009.8.28
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by gipsypapa | 2009-11-19 10:58 | 建築 | Trackback | Comments(4)

高畑町のO邸

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 たかばたけ茶論から南に下り大通りを超えた一角に、同じような瓦葺きの土塀がありました。塀越しにちらりと見えるヤシの木と洋館。京都大学名誉教授だった故小野一一郎(オノ カズイチロウ)氏の邸宅だと思われます。木造2階建て。

高畑町のO邸
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
奈良市高畑町
撮影 : 2009.8.18
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by gipsypapa | 2009-11-18 11:19 | 建築 | Trackback | Comments(2)

中村家住宅主屋(たかばたけ茶論)

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 志賀直哉旧宅の小道を挟んだ西隣に建つ大正中期の建物。洋画家、足立源一郎の自邸兼アトリエとして自家設計された洋館。大正時代に二度、延べ七年間渡欧し、画業の基礎をパリで固めた山岳絵画家。その時の影響でしょう、モルタル仕上げの外壁やステンドグラスなど南仏プロバンスの雰囲気を持つ瀟洒な住宅です。前庭が「たかばたけ茶論」というオープンカフェになっています。登録有形文化財の木造2階建て。

中村家住宅主屋
旧足立源一郎邸 1919(大正8)年
登録有形文化財
設計 : 足立源一郎
施工 : 不明
奈良市高畑町1247
撮 影 2009.8.28
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 北側に正門があり、有形文化財のプレートがあります。
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 瓦葺きの土塀が続き、東側のアーチの門から「たかばたけ茶論」へ。
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 門を中から見たところ。向こうに見える建物は志賀直哉旧宅。
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 木造の小屋が厨房です。
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 旧足立源一郎邸。庭にはヒマラヤ杉の大木があって、建物の全貌が見にくいのが残念でした。
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 中から見てみたいステンドグラスのあるサンルーム。
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 藤棚の脇にも小さなアーチ窓のステンドグラスがあります。
by gipsypapa | 2009-11-17 11:24 | 建築 | Trackback | Comments(2)