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フェリス女学院大学6号館別館

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 和初期に建てられたというフェリス女学院大学6号館別館。学校施設として使われていますが、形状から見て、元は住宅だったと思われます。通りに面した切妻2階建に、煙突のあるモダンな洋館がつながっている建物。フェリス女学院大学のホームページにも出てこないし、詳細はよくわかりません。住所を頼りに裏道の方を探して見つからなかったのですが、結局、山手本通りに面していたのでした。木造2階建て。

フェリス女学院大学6号館別館 1920年代(昭和初期)
設計・施工 : 不明
横浜市中区山手町68
撮影 : 2008.10.11
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 本通りに面して小さな玄関がありますが、通用口のようにも見えます。建物の形から察すると、裏側に大きな入口があるような。

 ともあれここを探すのに手間取って、裏道をうろうろしたおかげで、思わぬ発見がありました。それらは次回以降に。
by gipsypapa | 2009-03-31 09:39 | 建築 | Trackback | Comments(4)

フェリス女学院10号館

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 山手大通りの南側、山手公園との間にあるフェリス女学院大学キャンパス。その中でも初期のインターナショナル様式で有名なフェリス女学院10号館があります。

 設計はチェコ出身の建築家、アントニン・レーモンド。フランク・ロイド・ライトのもとで学び、戦前から戦後にかけて多くのモダニズム建築の作品を残しています。代表作は東寮や体育館の建て替えが話題になった東京女子大学の建物群、エリスマン邸軽井沢聖パウロカトリック教会など多数。

 訪ねた日は休日ということもあり、校門が閉まっていて、建物の一部しか見ることができませんでしたが、単純明快でスマートなインターナショナル様式の雰囲気だけは感じることができました。元はライジングサン石油会社の社宅として建てられたもので、現在は大学の研究室として使用されているそうです。横浜市認定歴史的建造物とDOCOMOMO Japanに選ばれた、鉄筋コンクリート造り、2階建。

フェリス女学院10号館
旧ライジングサン石油会社社宅 1929(昭和4)年
横浜市認定歴史的建造物
設計:A・レーモンド
施工:清水組
横浜市中区山手町38
撮影 : 2008.10.11
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 休日で校門が閉まっていて、全貌が見れませんでしたが、女子校ということもあり、平日でも見るのは難しいかもしれません。
by gipsypapa | 2009-03-30 11:18 | 建築 | Trackback | Comments(8)

横浜山手・テニス発祥記念館

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 山手公園管理事務所を目指して歩いている途中にあったので、最初はこれがそうかと思いました。バンガロー風な木造建築だったので古いとばかり。しかし調べると建物は1998(平成10)年に建てられたものでした。

 解説によると「1876年(明治9)、ここ山手公園でわが国最初のローンテニスが行われ、1878年にわが国最初のテニスクラブが誕生しました。日本初の洋式公園である山手公園と、わが国でのテニス発祥120周年を記念してこの記念館を設立しました。」とあります。建物は新しいのですが、展示物がレトロなので紹介します。観光案内のようですみません。木造2階建て。

横浜山手・テニス発祥記念館 1998(平成10)年
設計・施工 : 不明
横浜市中区山手町230 山手公園内
撮影 : 2008.10.11
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 いかにも古い建物のようなので、一生懸命に周りの写真を撮って近づくと・・
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 ベランダにテニス発祥記念館の表示があり「開館中 ご自由にお入りください」。少し雰囲気的に違うかな・・・
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 結局、建物は古く見せて作られたものとようやくわかりました。

  私はテニスはやりませんが、明治時代の珍しいグッズが並んでいます。これも解説から↓
「展示室にはラケット以前の皮手袋・バンブーラケット・女子チャンピオンプレート・最も古いテニス道具一式など希少価値の高いものが数多く展示され、パネルによる日本のテニス文化も紹介されています。」

 それにしても、ここも係りの人は誰一人見かけません。セキュリティは大丈夫なのかな~。
by gipsypapa | 2009-03-29 10:48 | 建築 | Trackback | Comments(0)

山手公園管理事務所

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 カトリック山手教会の手前で山手本通りを離れ、南に進むと山手公園があります。公園の中に建つこの建物は、元は昭和初期に建てられた外国人向け賃貸住宅で、C.F.フランコ氏の住宅だったもの。当初は山手68番の奥まった場所にあったそうですが、1986年(昭和61年)にこの場所に移築再生されて、テニスのクラブハウス兼公園管理事務所として利用されています。バンガロースタイルの住宅建築で、下見板張りと開放的なベランダをもつ、木造、平屋建て。

山手公園管理事務所
旧C.F.フランコ邸(旧山手68番館) 1934(昭和9)年
設計・施工 : 不明
横浜市中区山手町230 山手公園内
撮影 : 2008.10.11
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 鳥が翼を広げたように、切り妻の部屋を中心として、ベランダがカーブを描きながら両側に伸びて。
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 クラブハウスには誰もいないのは何故。
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 裏側にはテニスコートがあり、プレイを楽しんでいる人たちでいっぱい。管理人さんもテニスかな?コート側は直線状にベランダが伸びていました。
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 建物の脇を通ってもコートへ行けるようになっています。
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 洋館ですが、ヨーロッパ風ではなく、しいて言えばシンガポールとか、東南アジアのイメージです。
by gipsypapa | 2009-03-27 13:18 | 建築 | Trackback | Comments(2)

カトリック横浜司教館別館

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 カトリック山手教会から山手本通りを少し北上すると、煙突がある、いかにも西洋館という建物があります。元は外国人向けの貸家として建てられたとか。褐色のドイツ壁に白い木製の窓枠。切妻屋根と大きなドーマーウィンドウ(屋根窓)が組み合わされた見どころの多い建物。横浜市認定歴史的建造物の木造2階建て。

カトリック横浜司教館別館 1927(昭和2)年
横浜市認定歴史的建造物
設計・施工 : 糸川工務店
横浜市中区山手町45-2
撮影 : 2008.10.11
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 玄関部分が通りに面しているものの、植栽で見えにくいです。
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 北側の側面はよく見えます。この出窓部分はスペイン瓦葺き。
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 あまり手が加えられていず、痛みが散見されますが、それがかえって魅力的。今回の山手で見た建物のなかでもお気に入りの一つです。
by gipsypapa | 2009-03-26 09:57 | 建築 | Trackback | Comments(2)

カトリック横浜司教館

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 カトリック山手教会の敷地に建つ、カトリック横浜司教館。明治末期、東京戸塚に建てられた木造2階建ての相馬永胤邸のエントランス部分のみを移築復元したもの。現在の建物は、高垣建築総合計画の設計、大林組の施工で、鉄筋コンクリート造り造2階建、地下1階。横浜市認定歴史的建造物に指定されています。

 旧相馬永胤邸の設計は明治から大正期の建築家、妻木頼黄。ジョサイア・コンドルの弟子で辰野金吾の後輩でした。大蔵省で港湾、税関、煙草・塩専売などの施設建設を多く手掛けました。

カトリック横浜司教館
旧相馬永胤邸 1910(明治43)年
横浜市認定歴史的建造物
設計 : 妻木頼黄
施工 : 不明
横浜市中区山手町44
撮影 : 2008.10.11
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 中央に張り出したエントランスとその上部が旧相馬永胤邸を移設したもの。
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 窓越しに覗いてみました。司教館ですが、実際に住居として使われているかどうかはわかりません。
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 エントランス部分以外は現代的なタイル貼りの鉄筋コンクリート造りです。
by gipsypapa | 2009-03-25 09:56 | 建築 | Trackback | Comments(2)

カトリック山手教会聖堂

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 2年半ぶりに訪れたカトリック山手教会の聖堂。前回は内部を見ましたので今回は外観と周辺を。尖塔アーチの窓に背の高い鐘塔を持った、典型的なネオゴシック様式の教会建築。チェコ人のヤン.ヨセフ.スワガーの設計による鉄筋コンクリート造平屋建て、地下1階の教会。

カトリック山手教会聖堂 1933年(昭和8)年
設計 : J.J.スワガー
施工 : 関工務店
横浜市認定歴史的建造物
横浜市中区山手町44
撮影 : 2008.10.11
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 再訪したのは敷地内にある司教館を見逃していたからです。司教館はこの門を入って右側にひっそりと建っていました。これは次回に。
by gipsypapa | 2009-03-23 13:29 | 建築 | Trackback | Comments(2)

山手214番館

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 ヴォーリズの横浜共立学園本校舎へ向かう坂を上ったところにあります。傾斜地を利用して建てられた洋館。現在は横浜共立学園の所有になっていますが、元はスウェーデン領事館でした。最初は外国人の住宅だったと思われます。寄棟の妻側を切断したような、いわゆる袴腰屋根が特徴。横浜市指定文化財の木造2階建て、一部鉄筋コンクリート造地下1階。

山手214番館
旧スウェーデン領事館 1920年代(大正末期)
横浜市指定文化財
設計・施工 : 不明
横浜市中区山手町214
撮影 : 2008.10.11
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 坂の途中から側面が現れます。妻面がやや複雑に重なって。傾斜地なので地下室が自然に作られたようです。
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 角にはサンルームのような離れが。下部は鉄筋コンクリート造りです。
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 正面は袴腰屋根のモダンな外観。白壁と薄い緑色の屋根が清潔な印象で、お洒落な建物。多分、名のある建築家の設計とは思いますが、不詳です。
by gipsypapa | 2009-03-19 14:16 | 建築 | Trackback | Comments(6)

山手26番館近くのレストラン

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 昨日はたくさんの写真をアップしたので、開くのが重くなったようです。ということで、本日は写真が1枚だけ。

 さしみ(近代建築探訪者)さんから、この建物は大正期の26番館ではないというご指摘を頂きましたので、修正します。(2009.4.1)

予備知識なく山手本通りを歩いていて撮った写真ですが、後で調べたら大正後期の住宅だったことがわかりました。今はレストランになっているようです。アングルは限られていますが、もう少し近接写真を撮るべきでした。寄せ棟屋根の木造2階建て。

山手26番館近くのレストラン
築年 : 不明

設計・施工 : 不明
横浜市中区山手町26
撮影 : 2008.10.11

 山手町の散策を続けます。
by gipsypapa | 2009-03-18 16:08 | 建築 | Trackback | Comments(6)

ホテルニューグランド旧館

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 今日からしばらく横浜をやります。

 昨年紹介した8月の鎌倉散策の後、次の日は横浜へ移動して、ここに宿泊しました。ホテルニューカマクラとここ、レトロホテルの連泊です。前から気になっていたホテルで、調べると季節(真夏です)のせいか、泊ってみたかった旧館が格安でした。シャワーだけでバスタブはありませんが、これで十分。10月にも横浜に行ったので、もう一度泊まろうかと思ったのですが、この時期はかなり高くなっていたので、断念。一応近くを通った時に旧館のロビーだけを再び見てきました。

 山下公園の真向かい、中華街に近い横浜のランドマーク的なクラシックホテル。前身の建物が関東大震災によって倒壊したため、横浜の政財界が総力をあげて開業させたという、横浜を代表するホテルです。比較的大人しい、ヨーロッパのホテルのような外観。しかし、ここの見どころは内部です。

 旧館の玄関は公園側にありますが、ホテルのフロントは背面にある新館側にあります。この旧館の玄関を入ると目の前に大階段があり、そこを上って2階ロビーに出ると、息を飲むような華麗な空間が現れます。天井、柱や照明器具をはじめとしたインテリアに東洋趣味が見られる豪華なロビーやホールが昔のまま保存されています。

 設計は渡辺 仁(わたなべ じん)。作品のスタイルは、古典主義をはじめ、表現派、東京国立博物館のような帝冠様式、原美術館を代表とする初期モダニズムまで、多岐にわたっています。主要作品は和光(旧服部時計店)、東京国立博物館(旧東京帝室博物館)、第一生命相互館、原美術館(原邦造邸)など。横浜市認定歴史的建造物の鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て。

ホテルニューグランド旧館 1927(昭和2)年
横浜市認定歴史的建造物
設計 : 渡辺仁
施工 : 清水組
横浜市中区山下町10
撮影 : 2008.8.3 - 8. 4 & 2008.10.11
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 ヨーロッパのホテルのようです。
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 AD 1927”と刻まれたメダリオン。
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 パティオがあります。
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 玄関を入ると目の前に大階段。
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 階段を上ると正面にエレベータとクラシカルな時計。
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 2階のロビー。本来はここがフロントでした。現在のフロントは新館にあり、賑わっていますが、こちらは対照的にホテルの従業員の姿もなく、がらんとしていました。
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 イタリア製タイル貼りの階段。1階部分は大きな階段のためにスペースがなく、ほとんど地下室のようです。この奥にパティオに出るドアがあります。
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 再び2階へ。ロビーは天井が高く広々としていますが、人の気配がありません。しばらくいましたが、見物に来たのは数人しかいませんでした。巨大な柱はマホガニーだそうです。並んでいるテーブルや椅子も格調高い木製。
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 外国人向けホテルだからでしょう、東洋趣味のインテリアが多い。
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 宿泊した役得でした。何回かロビーを通っていたら、たまたま結婚式場の下見でしょう、大広間の扉が開いていました。昭和初期のモダニズムをそのまま残すレインボーボールルーム。どさくさにまぎれて中を見せてもらいました。
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 華麗な白いと金色をあしらったヴォールト天井に手の込んだ花模様を間接照明が照らして美しい。
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 旧館宿泊スペースの廊下と階段。
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 次は山手を散策します。
by gipsypapa | 2009-03-17 14:35 | 建築 | Trackback(1) | Comments(6)