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大牟田バプテスト教会

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 ヴォーリズ建築のルーテル大牟田教会を見に行ったときに、近くにありました。典型的なプロテスタント系の簡素な教会です。いろいろ調べましたが、建物としてのデータは築年以外には見つかりません。光の子幼稚園が併設。鉄筋コンクリート造り、平屋建て。

大牟田教会HP管理人さんから、この会堂は2010年に解体、建て替えられたとの情報を頂きました。(2010.12.21)

大牟田バプテスト教会 (解体)
1958(昭和34)年
設計・施工 : 不明
福岡県大牟田市古町1-3
撮影 : 2007.1.7
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 白い外壁に緑色の屋根。
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 東側に鐘楼。
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 礼拝堂の中も見たかったのですが、平日なので閉まっていました。
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by gipsypapa | 2007-12-30 12:50 | 建築 | Trackback | Comments(4)

福岡市立大名小学校

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 福岡市の中心街、天神町を少しだけ西に行った繁華街に、昭和初期に建てられ、今も現役で使われている小学校。
 福岡には、大名町、唐人町、赤坂門、大手門など、旧黒田藩の城があった江戸時代の地名が残っています。この大名町もその一つなのですが、一方、都市計画はぞんざいで、歴史を保存することなく開発が重ねられ、数多くあったはずの昭和初期前後の小学校や中学校は、もうこの小学校くらいしか残っていません。
 正面ファサード上部に3連アーチ窓と半円明りとりを配した、鉄筋コンクリート造り、3階建。


福岡市立大名小学校 1929(昭和4)年
設計・施工 : 不明
福岡市中央区大名2
撮影 : 2007.8.15
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 天神のすぐそばですが、大通りから一筋南の筋に、喧噪を忘れたような場所。
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 正面が裏通り。煉瓦塀の向こうに建っています。
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 シンメトリーで、建物の両側に階段部を設け、上部に明かり取りの半円形窓。
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 正面中央の玄関ポーチも見どころがあります。
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 レンガの開口部から見えた通用口は、形も印象的で、白い扉が美しい。
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 北側の国道から運動場越しに見た小学校。シンメトリーです。
 
by gipsypapa | 2007-12-28 13:51 | 建築 | Trackback | Comments(9)

日本銀行福岡支店

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 小ぶりながら典型的な銀行建築。戦後のルネッサンス様式の建物ですが、柱にはイオニア式の渦巻きが施されています。鉄筋コンクリート造り3階建て。

日本銀行福岡支店
1951(昭和26)年
設計 : 日本銀行営繕課
施工 : 不明
福岡市中央区天神4-2
撮影 : 2006.8.14
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昨年の真夏に撮った写真です。道路を隔てて撮影しましたが、あまりの暑さと、これという特徴のなさのため、横断して近接撮影する気力が残っていませんでした。(^^;;;
by gipsypapa | 2007-12-27 11:32 | 建築 | Trackback | Comments(0)

九州大学医系生協

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九大の病院地区で最も興味深い建物です。車寄せの玄関ポーチが華麗で目立ちます。さすがに倉田謙です。彼の分離派建築の傑作ではないでしょうか。昭和初期に建てられた外科教室と病室でしたが、今は生協のビルとして使われています。
 鉄筋コンクリート造3階建て、一部4階、地下1階。

九州大学医系生協
旧九州帝国大学医学部第一外科教室及び病室
1927(昭和2)年
設計 : 倉田謙
施工 : 岩崎組
福岡市東区馬出3-1-1
撮影 : 2007.8.16
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 南側から。ここだけをみると変哲もないビルですが・・・
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 少し西に移動すると玄関ポーチが見えてきます。
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 西正面からポーチを。
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 中央の4階建て部分。上部の窓がブロックでふさがれているように見えますが、最初からこういう設計だったのでしょうか?
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 南から。
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 北から。
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 強烈な印象です。
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 床下換気口のグリル。
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 壁面は何度か補修されているのでしょう。昭和初期の割には良好な状態でした。

 これで九州大学のめぼしい近代建築は見てしまいました。次からもう少し福岡を続けます。
by gipsypapa | 2007-12-25 17:48 | 建築 | Trackback | Comments(4)

九州大学医学部基礎研究B棟

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 A棟の裏に、その4年後に建てられたB棟があります。これも大型の鉄筋コンクリート造りですが、さらに現代的な建物で、古くなっているものの目新しい意匠は見られません。
 鉄筋コンクリート造3階建て、地下1階。

九州大学医学部基礎研究B棟
旧九州帝国大学医学部法医学・細菌学・衛生学教室
1935(昭和10)年
設計 : 不明
施工 : 金子組
福岡市東区馬出3-1-1
撮影 : 2007.8.16
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 現在も同じような研究室や講義に使われています。
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 車寄せのついた玄関ポーチには大きな円柱。
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 玄関から内部を見ましたが普通の建物。
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 正面左側も大型ですが、特徴なし。
by gipsypapa | 2007-12-24 17:25 | 建築 | Trackback | Comments(8)

九州大学医学部基礎研究A棟

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 九州大学病院地区の中心に近い場所に建つ、シンボル。「日」の字型の大型建築で、何気なく見ると現代的に思われますが、昭和初期の築。
 濃い茶色のタイルを用いて縦の線を強調した、当時としては画期的にモダンなデザインだったのでしょう。鉄筋コンクリート造3階建て、一部4階、地下1階。

九州大学医学部基礎研究A棟
旧九州帝国大学医学部第一・第二・第三内科教室及び病室
1931(昭和6)年
設計 : 岩崎圓吾、倉田謙
施工 : 大林組
福岡市東区馬出3-1-1
撮影 : 2007.8.16
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 残念ながら訪問した時は改修工事中。御覧のように現場は囲いが取り巻いていて近寄れません。興味ある玄関周りや、玄関ロビーを見れませんでした。
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 正面から右側(北側)に移動してもまだ工事中。外壁の改修のようです。
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 このあと見に行った、裏側にある基礎研究B棟から帰る時に、南側の通路を通ることができました。
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 下部はコンクリートにブロック石貼り、茶色のタイルはレンガ型で縦に積んであります。
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 玄関周りもそうですが、中庭にも入ってみたかった建物でした。
by gipsypapa | 2007-12-21 13:51 | 建築 | Trackback | Comments(0)

九州大学医学部正門守衛所

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箱崎キャンパスから地下鉄で一駅南にある馬出(まえだし)キャンパス・病院地区を訪問。昭和初期の箱崎キャンパスより古く、明治後期からある、九大では一番古いキャンパスです。古い建物は箱崎より少なくなっています。

 この守衛所は明治36年築で、中でも最も古い建物です。木造のコロニアル風。同じ様式の医系東門の守衛所があったそうですが、近年取り壊されたとか。木造平屋建て。

九州大学医学部正門守衛所
旧京都帝国大学福岡医科大学正門門衛所
1903(明治36)年
設計 : 文部省建築課福岡出張所
施工 : 不明
福岡市東区馬出3-1-1
撮影 : 2007.8.16
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出入り口や窓はアルミサッシに替っていますが、木造の壁や庇は健在。
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 庇の形のせいですが、田舎の古い雑貨屋のように見えますね。
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 築年といい意匠といい、貴重な建物です。これも有形文化財に登録されていないのは何故?

 ついでに病院地区を少し紹介します。
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 正門を入って左側の庭園にあった銅像。だれの像か見落としました。
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 一番北の門を出たところに、古いコンクリートの塀が残っています。
by gipsypapa | 2007-12-19 10:46 | 建築 | Trackback | Comments(0)

九州大学農学部倉庫

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 農学部6号館から熱帯農学研究所に移動する途中で見つけた建物。これも木々に埋もれるようにひっそりと建ち、キャンパスマップにも載っていなかったのですが、古そうなので近づいてみると、なかなか興味深い建物でした。

 ネットで調べても詳細がわかりませんが、2005年の福岡県西方沖地震で被害にあい解体されたレンガ造りの、もう少し大型の倉庫があったそうなので、この倉庫も同時期に建てられたのかもしれません。

 解体された倉庫は倉田謙設計で関門商事の施工だったそうです。煉瓦造り平屋建て。

九州大学農学部倉庫
1921(大正10)年ころか?
設計・施工 : 不明
福岡市東区箱崎6-10-1
撮影 : 2007.8.15
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 最初はコンクリート造りかと思いましたが、妻面にレンガが見えます。中央の丸窓も面白い。
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 倉庫として使われたのは間違いないと思いますが、かなり老朽化していて、放置されているようです。
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 コンクリートがはがれている箇所があり、その下から煉瓦が見えていました。矩体も煉瓦造りです。
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 思わぬ発見でしたが、解体も時間の問題かもしれません。

 これで九大の箱崎地区を終わり、次は馬出(まえだし)にある病院地区に移動します。
by gipsypapa | 2007-12-17 11:41 | 建築 | Trackback | Comments(0)

九州大学熱帯農学研究センター

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 農学部を訪ねた目的はここでした。九大ではほとんど残っていない木造の建物。箱崎キャンパスでも北の端に近い所で、周りとは違った種類の木々が生い茂ったところに埋もれるように建っていました。

 データによると昭和6年ころの築だそうなので、昭和初期になぜ鉄筋コンクリートではなく、木造の学校施設が建てられたのか不思議な感じを受けます。この辺は農学部特有の文化かも知れません。

 特徴としては、両側の妻面が腰折れ風、「八」の字になっていて、建物中央部は普通の切妻屋根の「△」、半分寄棟のような珍しい形をしています。木造平屋建て。

九州大学熱帯農学研究センター
旧九州帝国大学演習林本部事務所
1931(昭和6)年ころ
設計・施工 : 不明
福岡市東区箱崎6-10-1
撮影 : 2007.8.15
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正面は東向き。玄関ポーチの上部に2連のアーチ窓。なぜか左側は塞いであります。
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 北側に少しずれた位置から。屋根は日本瓦。周囲の植物は、やはり熱帯系でしょう。建物の旧名が「[演習林本部事務所」といいますから、昔からこの種の植物を植えて研究していたものと思われます。
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 南側から側面を。白い板壁と木枠の窓が歴史を感じさせます。
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 西の裏側まで行ってみました。思ったより奥行きのある建物。
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 さらに西奥にはもう一棟、小ぶりな木造の建物がありました。
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 福岡には、このような木造洋館がほとんど残っていません。また意匠的にも見所が多い立派な遺産です。有形文化財とかに登録しないのは何故なんだろう?
by gipsypapa | 2007-12-15 11:45 | 建築 | Trackback | Comments(0)

九州大学農学部6号館

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農学部の中では最大規模の建物。昭和13年築の近代から現代建築へ移行する過程を表したような設計です。個人的には現代建築の無機的な印象より、有機的な近代建築を好みますが、当時は斬新な設計だったのかもしれません。鉄筋コンクリート造3階建て。

九州大学農学部6号館
旧九州帝国大学農学部農芸化学本館
1938(昭和13)年
設計 : 國武周蔵
施工 : 清水組
福岡市東区箱崎6-10-1
撮影 : 2007.8.15
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車回しのある玄関ポーチ。
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 唯一レトロ感を持った玄関両脇の丸窓ですが、このように両方ともベニヤ板で半分見えません。ガラスの保護鉄格子は意匠的に見るべきものがあるので見たいところです。べニア板を固定するのには便利だったのか、ロープで鉄格子に括り付けてありました。何かの掲示板に使ったのでしょうが、終わったら片づけて欲しいものです。
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 裏に回ってみましたが、特に変わったものはありませんでした。
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by gipsypapa | 2007-12-14 11:09 | 建築 | Trackback | Comments(0)