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横浜山手聖公会

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c0112559_1439614.jpg 元々ここにはコンドルによって建てられた赤煉瓦造の建物があったそうですが、関東大震災により倒壊したため、 英国聖公会の援助のもと、昭和初期に大谷石の外壁をもつ現在の建物が再建されました。ところがこの建物も昭和20年の空襲で外壁を残して焼失。今あるのはアメリカ聖公会の援助により1947年(昭和22年)に修復されたものです。鉄筋コンクリート造平屋建て、一部2階、地下1階。

横浜山手聖公会
1931(昭和6)年/1947(昭和22)年修復
設計 : J.H.モーガン
施工 : 不明
神奈川県横浜市中区山手町235
撮影 : 2006.4.30 & 2008.10.11

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 2年後に再訪しました。
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by gipsypapa | 2007-03-27 14:41 | 建築 | Trackback | Comments(3)

横浜市の山手資料館

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 横浜・戸部の大工によって中澤邸として本牧に建てられ、 横浜・諏訪町の園田邸に移された後、 1977年(昭和52年)に現在地に移築されました。横浜に現存する明治時代の唯一の木造西洋館。現在は、横浜開港当時の資料等が展示される資料館として公開されています。残念ながらここは時間がなく中には入りませんでした。

山手資料館
旧 中澤邸
1909(明治42)年/1977(昭和52)年移設
横浜市認定歴史的建造物
設計・施工 : 不明
横浜市中区山手町247
撮影 2006.4.30
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 こじんまりした木造2階建に4方に妻面があり屋根裏部屋を持つユニークな形をしています。
by gipsypapa | 2007-03-26 10:17 | 建築 | Trackback | Comments(0)

横浜市の山手89-6番館 (えの木てい)

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 かつて外国人居留地だった山手に残る数少ない西洋館。日本建築学会で取りまとめた“日本近代建築物総覧”にも貴重な建築物であると認定されているとか。古き良き山手の雰囲気を今も漂わせています。その一階のリビングルームが喫茶『えの木てい』になっています。

山手89-6番館 (えの木てい)
1927年(昭和2)年
設計 : 不明
施工 : 宮内建築事務所
横浜市中区山手町89-6
撮影 2006.4.30
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 通りに面した前庭はオープンカフェで若者でいっぱい。お腹がすいていなかったので「えの木てい」には入りませんでしたが、暖炉,木製の上げ下げ窓や200年以上昔のアンティーク家具が見れるようです。
by gipsypapa | 2007-03-23 15:17 | 建築 | Trackback(2) | Comments(0)

横浜市の山手234番館

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 c0112559_15234545.jpgこの建物は、4住戸からなる外国人向け共同住宅です。昭和初期に朝香吉蔵の設計で集合住宅「アパートメントハウス」として建てられた木造二階建て。山手234番館に向かって左側は横浜山手聖公会教会堂、右側は山手89-6番館と昭和初期の歴史的建造物が立ち並ぶ一角です。山手の移り変わりの資料などの展示もあります。


山手234番館
1927(昭和2年)
横浜市認定歴史的建造物
設計 : 朝香吉蔵
施工 : 宮内建築事務所
横浜市中区山手町234-1
撮影 2006.4.30
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集合住宅だったので中央部分に小さな吹き抜けがあります。表の石の円柱が住宅としては珍しい。このような美しい洋館がよく手入れされ、無料で一般公開されているのはうれしいです。
by gipsypapa | 2007-03-20 15:30 | 建築 | Trackback | Comments(6)

横浜市山手町の外交官の家

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 この建物のある「山手イタリア山庭園」は、 1880年(明治13年)から1886年(明治19年)までイタリア領事館があったことから名付けられ、 庭園内には先に紹介したブラフ18番館もあります。明治43年、東京渋谷の南平台に建てられた、明治政府の外交官・内田定槌の私邸です。平成9年に移築復原されました。アメリカンビクトリア様式の建物は重厚で、内部のステンドグラスは当時の様式を映しています。邸内は家具や調度類が復原され、当時の外交官の生活を感じることができます。

外交官の家
旧 内田定槌邸
1910(明治43)年
重要文化財
設計 : J.M.ガーディナー
施工 : 不明
横浜市中区山手町16
撮影 : 2006.4.30
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 特徴のある六角の塔屋を持つ洋館です。イタリア山庭園からの横浜を見渡す景色も素晴らしい。
by gipsypapa | 2007-03-18 22:07 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

横浜市山手町のブラフ18番館

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 山手・イタリア山庭園にあるこの館は1923年(大正12年)の関東大震災後に外国人用住宅として山手町45番地に建てられました。 戦後は前回紹介したカトリック山手教会の司祭館として使用され、 1993年(平成5年)に現在地に移築され一般公開されています。ここも入館無料です。

ブラフ18番館
1925(大正15)年頃、1993(平成5)年移築
横浜市認定歴史的建造物
設計・施工 : 不明
横浜市中区山手町16
撮影 2006.4.30
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 白い壁に木製の緑の窓枠が美しい建物でした。ここも横浜市が管理しているので、よく手入れされていて古さを感じさせません。
by gipsypapa | 2007-03-13 11:06 | 建築 | Trackback | Comments(4)

横浜市のカトリック山手教会

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 カトリック山手教会は明治39年に創設された古いカトリックの教会です。最初の教会は大正12年の関東大震災によって完全に崩壊してしまい、現在の建物は昭和8年に再建されたものです。
 尖塔アーチの窓に背の高い鐘塔を持った、典型的なネオゴシック様式の教会建築。チェコ人のJ.J.スワガーの設計による鉄筋コンクリート造平屋建て、地下1階の教会です。

カトリック山手教会
1933年(昭和8)年
横浜市認定歴史的建造物
設計 : J.J.スワガー
施工 : 関工務店
横浜市中区山手町44
撮影 : 2006.4.30
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 エントランス。ラテン語でしょうか?読めません。
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 正面。後方右側にとんがり屋根の鐘塔。
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 聖堂内部にはカトリック教会らしく華麗な装飾がなされています。
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 この美しいステンドグラスは、スワガーの出身国チェコのプラハから贈られたそうです。         
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 そのほかの窓にはこのステンドグラスがはめ込まれています。枠は新しいが、グラスは当時からのもの。こちらは国産です。
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 聖壇も神秘的。
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 手前はカトリック教会に見られる懺悔室。その向こうに大きな円柱が立っていて、ドアがあるのが見えます。この円柱の中を上れば(多分螺旋階段で)尖塔の上部に登れるようです。
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by gipsypapa | 2007-03-10 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(0)

横浜市山手町のエリスマン邸

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 山手で一番先に公開された西洋館。木立に囲まれた白い洋館です。大正15年(1926)にスイス人貿易商だったF.エリスマン氏の住宅として建てられました。木造2階建てで、1階各室には、設計者レーモンドがの設計した家具が復元展示され、2階は「横浜山手地区」の資料館となっています。元々この建物は、 山手町127番地に建てられましたが、1982年(昭和57年)にマンション建設のため解体され、 1990年(平成2年)に現在地の元町公園内に移築復元されました。

エリスマン邸
1926(大正15)年/1990(平成2)年移築復元
横浜市認定歴史的建造物
設計 : A.レーモンド
施工 : 清水組
横浜市中区元町1-77-4
撮影 : 2006.4.30
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 1階は木立に囲まれた眺めのよい喫茶室。山手の西洋館のあつまる場所は高台にあり、エリスマン邸の裏側は元町公園を見下ろす場所にあります。
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 緑色が印象的な窓。
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 ここも横浜市が講演の一部として管理しているので、内部が一般公開されており、入館無料。
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 2階の白いベランダ。ここから下の元町公園が見渡せます。
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 エリスマン邸の裏の高台にたたずんで公園を眺めていた女性。あまり長い間同じところに立っていたので、自殺でもするんじゃないかと心配しましたが、何事もありませんでした。(^^)
by gipsypapa | 2007-03-08 09:54 | 建築 | Trackback(1) | Comments(12)

横浜市山手町のベーリックホール

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 横浜の山手地区は外国人居留地だった風光明媚な丘です。横浜は、関東大震災で多くの美しい西洋館を失いました。現在の山手西洋館は震災以降の建造物がほとんどですが、横浜市が7館西洋館を所有。いずれも『公園』に附属した形で保存されているため、無料で一般公開されています。神戸の北野にも同様な異人館街がありますが、すべて有料で、馬鹿にならない料金設定ですから、横浜市の配慮はありがたいです。

 このベーリックホールはJ.H.モーガンの設計により建てられたイギリス人貿易商・ベリック氏の邸宅です。2000年までセント・ジョセフ・インターナショナルクールの寄宿舎としても使用されました。スパニッシュ・スタイルの大規模な住宅で、多彩な装飾など見所の多い建物です。木造2階建て、鉄筋コンクリート造地下1階。

ベーリックホール
1930(昭和5)年
横浜市認定歴史的建造物
設計 : J.H.モーガン
施工 : 不明
横浜市中区山手町72番地
撮影 2006.4.30
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 アプローチは明るいアーチ型のスペイン風。
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 窓も美しいアーチ窓。
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 玄関から見える階段。
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 1階のホール。明るい採光と緑色の窓の桟が印象的です。
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 サンルーム。
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 市松模様の白黒タイル床。
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 フレスコ壁の部屋。令息の寝室だったそうです。不思議な形のイスラム窓が目を引きます。
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 ここだけでなくほかの洋館に共通していますが、市の管理の下に非常にいい状態を保っています。逆にきれい過ぎて歴史を感じないというのは贅沢過ぎるでしょうね。個人的には古めかしいのが好きなのですが。
by gipsypapa | 2007-03-06 11:05 | 建築 | Trackback | Comments(0)

御茶ノ水のニコライ堂

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 正式名称は、日本ハリストス正教会教団復活大聖堂。通称の「ニコライ堂」は、 1861年(文久元年)に函館のロシア領事館付司祭として来日し、 1872年(明治5年)東京に日本ハリストス正教会を樹立したニコライ神父の名に由来します。

 ロシア人建築家シチュールポフの設計図面を基に、 コンドルが実施設計・監督を行いました。 コンドルと言えば、最近ひろさんがアップされた旧岩崎邸や今はなき鹿鳴館で有名。関東大震災により、 大聖堂の鐘楼やドーム屋根が崩壊し、内部も焼失しました。 大聖堂の修復工事の設計は岡田信一郎が担当し、1929年(昭和4年)に完成しましたが 屋根と鐘楼の外観は、創建当初の姿とは異なっているそうです。

日本ハリストス正教会教団復活大聖堂 (ニコライ堂)
1891(明治24)年/1929(昭和2)年改修
重要文化財
設計 : ミハイル・アレフィエヴィッチ・シチュールポフ、ジョサイア・コンドル、岡田信一郎
東京都千代田区神田駿河台4-1-3
撮影 : 2006.5.2
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 ご覧のようにロシア的な意匠を強く出した、派手な教会です。個人的にはヴォーリズの簡素な教会建築が好みですが、ここはその対極ですね。
 まったく建物とは関係ないのですが、ロシアといえば、北方領土は返してね。

「おまけ」

 JR御茶ノ水の駅前にあった偽ニコライ堂です。↓ 近くにこんなのがあります。結構面白いでしょう?
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by gipsypapa | 2007-03-04 23:24 | 建築 | Trackback | Comments(8)