カテゴリ:建築( 2308 )

瀬戸田の生口神社

c0112559_08580044.jpg
向上寺から坂を下ると、斜面に建つ生口神社(いぐちじんじゃ)の小さな本殿があります。須佐之男神(すさのおのかみ)と櫛稲田比売命(くしなだひめのみこと)がご祭神です。ネット情報では、古い史誌には生口島総鎮守祇園社とあり、永禄十二年(1569)に祇園社が勧請されたとか。生口神社と改称したのは明治2年です。現在の社屋も古そうですが、詳細は分かりませんでした。

生口神社
詳細不明
尾道市瀬戸田町瀬戸田160
撮影 : 2017.02.14
c0112559_08583799.jpg
向上寺から石段を下ると・・・
c0112559_08590956.jpg
すぐに小さな社が見えてきます。
c0112559_09000368.jpg
c0112559_09002103.jpg
斜面に建つので、階段廊下で拝殿と本殿がつながるユニークな形です。
c0112559_09005811.jpg
c0112559_09011315.jpg
c0112559_09013353.jpg
一段下に拝殿があります。
c0112559_09022878.jpg
c0112559_09025043.jpg
石灯篭には・・・
c0112559_09032298.jpg
慶応三年の刻印。
c0112559_09040122.jpg
玉乗り狛獅子は新しそうです。
c0112559_09043496.jpg

by gipsypapa | 2017-10-23 09:04 | 建築 | Trackback | Comments(0)

潮音山 口上寺

c0112559_09114000.jpg
瀬戸田の二日目は、北側の寺社を回りました。まず最初は、生口島にある唯一の国宝建造物です。室町時代中期の永享4年、つまり585年前に建立された貴重な遺構。和と唐の混合様式で、朱色などの極彩色が鮮やか。禅宗寺院の塔婆として貴重な遺構であり、室町初期の建造物でも美しく優れているものの一つといわれています。国宝の三間三重塔婆。

潮音山 口上寺三重塔
1432( 永享4)年
国宝
設計・施工 : 不明
尾道市瀬戸田町瀬戸田57
撮影 : 2017.02.14
c0112559_09124804.jpg
最初に口上寺のある一番高いところまで登り、下りながら寺社を巡る行程です。
c0112559_09140876.jpg
c0112559_09145661.jpg
c0112559_09151286.jpg
「しおまち商店街」は山間の谷間みたいなもの。向こう側に耕三寺の伽藍群と・・・
c0112559_09153552.jpg
未来心の丘が向こう側に見えています。
c0112559_09161114.jpg
上りついた高台の下に三重塔が見えました。
c0112559_09164870.jpg
高さは19メートルだとか。
c0112559_09175688.jpg
c0112559_09181619.jpg
c0112559_09183941.jpg
585年前の建立。そこまで古いように見えないのは、鮮やかな彩色がよく維持されているからでしょうか。
c0112559_09191165.jpg
c0112559_09193217.jpg
c0112559_09195383.jpg
瓦は当然ながら新しいです。
c0112559_09203029.jpg
c0112559_09205045.jpg
さらに下ってきました。
c0112559_09212214.jpg
下がったところに口上寺の新しい本堂があります。
c0112559_09215373.jpg
この掲示板を見ると本堂が再建されたのは、2003(平成5)年か。
c0112559_09223846.jpg
c0112559_09225728.jpg
c0112559_09231422.jpg
c0112559_09233057.jpg
c0112559_09235098.jpg
この角度からも三重塔が見えています。
c0112559_09242842.jpg
c0112559_09244675.jpg
本堂から下がったところにある小さな社。鎮守社かもしれません。
c0112559_09255339.jpg
また下がったところに小さな山門があります。
c0112559_09263224.jpg
古そうですが、詳細は分かりません。
c0112559_09270830.jpg
山門をくぐると左に鳥居と石積みがあります。鳥居は先ほどの鎮守社のものでしょう。
c0112559_09292259.jpg
逆に下ってきたわけですが、ここを上っていくのが本来の参道みたいです。

by gipsypapa | 2017-10-22 09:29 | 建築 | Trackback | Comments(0)

しおまち商店街 汐待亭

c0112559_08453987.jpg
登阪呉服店のオーナーから、この先に古い民家で郵便局だった建物があると聞いていましたが、初日は閉まっていました。翌日は北側の山にある寺社をいくつか散策して、帰りに、ここで一休みすることにしました。自転車カフェ&バー「汐待亭(しおまちてい)」は、江戸時代に庄屋、その後料亭や旅館として使われ、近年は郵便局だった建物です。

現在、生口島は「しまなみ街道」からのサイクリングが盛んなところで、自転車カフェ&バーという名前になっています。 11時~16時はランチとカフェタイム、19時からはバーになります。また、自転車整備士による整備やスポーツ自転車やパーツの販売、レンタサイクルもやっているそうです。町家造りの木造2階建て。

自転車カフェ&バー 汐待亭
江戸末期 / 1870(明治3)年 改修
設計・施工 : 不明
尾道市瀬戸田町瀬戸田425
撮影 : 2017.02.14
c0112559_08470730.jpg
c0112559_08483702.jpg
昨日は午後4時過ぎだったので閉まっていたのでした。今日は開いています。
c0112559_08485970.jpg
町家なので入ったら吹き抜け。背後に天井が低い2階があるようです。近代まで郵便局の窓口だったところです。
c0112559_08493807.jpg
お茶をいただきながら、お店の若い奥さまに色々教えてもらいました。
c0112559_08500756.jpg
何代か前のおばあ様が、この庄屋の家に嫁いで来たときに乗ってきたという、籠が天井に飾ってあります。
c0112559_08512505.jpg
c0112559_08521538.jpg
c0112559_08523188.jpg
c0112559_08524814.jpg
カフェやバーになるのは、奥のお座敷。
c0112559_08532202.jpg
江戸末期に建てられ、明治3年に改修したという軒札が残っているそうです。
c0112559_08540160.jpg
c0112559_08541988.jpg
c0112559_08544017.jpg
音楽ライブイベントも開催するとかで、楽器が置いてあります。琴も。
c0112559_08551741.jpg
c0112559_08553677.jpg
欄間やガラス戸の意匠は上質です。
c0112559_08563284.jpg
当時、地元の名士だったことを思わせます。
c0112559_08570771.jpg
c0112559_08572553.jpg

by gipsypapa | 2017-10-21 08:57 | 建築 | Trackback | Comments(2)

しおまち商店街 登阪呉服店

c0112559_08021012.jpg
堀江理容の前で写真を撮っていたら、年配の女性に「古い建物がすきなの?」と声をかけられました。聞くと登阪(とうさか)呉服店のオーナーで、この店は明治6年建てられたそう。現在は営業していないそうですが、中を見せてもらいました。町家作りの木造2階建て。

登阪呉服店
1873(明治6)年
設計・施工 : 不明
尾道市瀬戸田町瀬戸田461
撮影 : 2017.02.13
c0112559_08024577.jpg
亀井堂という果物屋の向かい側が登阪呉服店。この店先で出合った登阪呉服店のオーナーと立ち話。ちなみに登阪さんは、この人ではありません。
c0112559_08034341.jpg
注目は軒上にある彫刻だと。
c0112559_08041362.jpg
c0112559_08044075.jpg
よく見ると確かに波乗り鯉です。
c0112559_08050400.jpg
中を見せていただきました。
c0112559_08055095.jpg
町家なので、2階の軒高は低いのですが、入ったところは吹き抜けです。
c0112559_08061972.jpg
立派な格天井。
c0112559_08065142.jpg
登阪さんは年齢のこともあるので、つい最近、店を閉められたそうです。近所の古い建物に関する貴重な情報もいただきました。ありがとうございました。

by gipsypapa | 2017-10-20 08:07 | 建築 | Trackback | Comments(2)

平山郁夫美術館

c0112559_08263100.jpg
レトロな建物とはいえませんが、瀬戸田では見逃せないスポットです。耕三寺の少し北側にある平山郁夫美術館は、しまなみ海道周辺でよく知られた美術館です。

平山郁夫(ひらやま いくお 1930-2009)は、ここ瀬戸田で生まれた日本画家。東京藝術大学学長を勤めた人で、シルクローを描いた一連の作品が有名です。美術館では、新作のほかに、少年時代の絵画などが展示され、スケッチ・ハイビジョンなどの貴重な平山芸術の資料も見ることが出来ます。

この美術館は両国国技館や京都南座を手がけた建築家の今里隆が設計したもの。和風の屋敷のような外観で、館内から広々とした日本庭園を眺めることができます。庭園は国立劇場庭園等を手がけた、元東京農業大学教授の故中島健の設計によるもので、瀬戸内海をモチーフに作られたそうです。

平山郁夫美術館
1997(平成9)年
設計 : 今里隆
施工 : 不明
作庭 : 中島健
尾道市瀬戸田町沢200-2
撮影 : 2017.02.13
c0112559_08270755.jpg
長い土塀の内側には、後に出てくる庭園があります。
c0112559_08284558.jpg
c0112559_08290235.jpg
入館料は800円でした。
c0112559_08293036.jpg
内部はモダン和風です。
c0112559_08294562.jpg
受付の横にある獅子?正体不明です。
c0112559_08304592.jpg
広い廊下には作品のレプリカが展示されています。
c0112559_08314143.jpg
c0112559_08320102.jpg
廊下から各展示室へ入ります。
c0112559_08321610.jpg
窓際に並んだ絵は平山郁夫の作ではありません。
c0112559_08332023.jpg
今里隆氏の建物全体図がありました。
c0112559_08335891.jpg
c0112559_08342123.jpg
展示室内部は撮影禁止ですが、廊下に掲示されたのはレプリカ。撮影はOKです。
c0112559_08350206.jpg
代表作のシルクロードシリーズ。
c0112559_08353684.jpg
c0112559_08355112.jpg
c0112559_08360624.jpg
c0112559_08363657.jpg
レプリカで十分です。
c0112559_08371037.jpg
館内の大きなガラス戸越しに見る美しい庭。
c0112559_08375181.jpg
作庭は中島健氏。
c0112559_08383013.jpg
c0112559_08384994.jpg
中央の向こうにこんもりと浮かぶように見えるのは、ひょうたん島をイメージしたものだそうです。
c0112559_08394906.jpg
c0112559_08401055.jpg
庭には入れません。HPに反対側から建物を見た写真があったので、借用しています。

by gipsypapa | 2017-10-18 08:41 | 建築 | Trackback | Comments(2)

耕三寺 潮聲閣洋館


c0112559_08564011.jpg
洋館部分は赤瓦のとんがり屋根が特徴的で、平面的にはほぼ正方形の2階建て。応接室は中国清朝期の調度品が整えられ、床は寄木のフローリングです。欧風の玄関ポーチや、廊下のインコの塔具や浴室の丸いステンドグラスなどに意匠を凝らした、大正から昭和初期の洋館建築の典型例といえます。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り、2階建て。

耕三寺 潮聲閣洋館
1929(昭和4)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
撮影 : 2017.02.13
c0112559_08571312.jpg
c0112559_08574652.jpg
鉄筋コンクリート造りだそうですが、壁は褐色のスクラッチタイル張りです。
c0112559_08581548.jpg
3連アーチの下にある白の文様はテラコッタ(素焼きの陶器)のようです。
c0112559_08584635.jpg
閉まっていますが、耕三寺の月光門。ここが潮聲閣洋館への門です。
c0112559_08592142.jpg
c0112559_08593540.jpg
c0112559_09003136.jpg
廊下にあるインコの灯具がおしゃれですね。
c0112559_09005579.jpg
c0112559_09023745.jpg
まず浴室から。ここは脱衣所兼休憩室です。
c0112559_09030864.jpg
c0112559_09032598.jpg
c0112559_09034277.jpg
風呂は大理石と御影石製だそうです。
c0112559_09045365.jpg
奥が応接室。
c0112559_09053018.jpg
c0112559_09055039.jpg
c0112559_09061177.jpg
c0112559_09062969.jpg
c0112559_09064953.jpg
寄木のフローリングです。
c0112559_09073394.jpg
高級そうな中国風の家具や調度品が置いてあります。
c0112559_09081571.jpg
c0112559_09083253.jpg
清朝時代のものだとか。
c0112559_09092165.jpg
c0112559_09094148.jpg
c0112559_09100094.jpg
ギリシャ風の玄関ポーチがすばらしい。
c0112559_09105547.jpg
柱頭はコリント式です。
c0112559_09113666.jpg
c0112559_09115612.jpg
c0112559_09121393.jpg
各所にステンドグラスなどの、意匠を凝らした窓が配置されています。
c0112559_09132028.jpg
c0112559_09135171.jpg
c0112559_09140927.jpg

by gipsypapa | 2017-10-14 09:14 | 建築 | Trackback | Comments(2)

耕三寺 潮聲閣和館

c0112559_08485808.jpg
耕三寺境内の東北隅に建つ潮聲閣(ちょうせいかく)は今回の旅行で一番のお目当てでした。耕三寺が建立される前からあった、昭和初期の邸宅建築です。耕三寺和尚和が、まだ大阪で大口径特殊鋼管の会社社長だったときに、故郷瀬戸田に住んでいた母親の老後を慰め、恩に報いるために建築したもの。

建物はポーチを持つ鉄筋コンクリート造り2階建の洋館と,唐破風の玄関を持つ木造平屋建の和館から構成された大邸宅です。和館部分は東西棟の入母屋造りを本体としながら、随所に意匠を凝らした装飾や調度品をあしらった、豪華で格調高い造りになっています。設計者は分かりませんが、間違いなく耕三の意思が大きく働いています。国の登録有形文化財の木造平屋建て。

耕三寺 潮聲閣和館
1929(昭和4)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
撮影 : 2017.02.13
c0112559_08495437.jpg
c0112559_08501157.jpg
c0112559_08502720.jpg
c0112559_08510008.jpg
c0112559_08511362.jpg
c0112559_08512954.jpg
老人室と呼ばれるご母堂の居間。実はこの部屋が一番豪華なのです。
c0112559_08521971.jpg
花鳥図がちりばめられた、見事な折上げ格天井です。
c0112559_08531817.jpg
c0112559_08533480.jpg
凝った意匠のガラス戸。
c0112559_08540838.jpg
美しい襖絵と・・・
c0112559_08543461.jpg
屏風。
c0112559_08553879.jpg
c0112559_08555584.jpg
c0112559_08561198.jpg
欄間には鶯の彫刻があります。
c0112559_08564146.jpg
トイレは現役です。
c0112559_08571148.jpg
c0112559_08573998.jpg
c0112559_08575617.jpg
大広間。
c0112559_08582437.jpg
c0112559_08584327.jpg
c0112559_08590139.jpg
耕三寺耕三さんがいました。
c0112559_08593052.jpg
細かなところも凝っています。
c0112559_09001303.jpg
腰まわりには野菜の絵が並んでいました。
c0112559_09004666.jpg
c0112559_09010710.jpg
c0112559_09012522.jpg
c0112559_09014277.jpg
客用玄関から入ると最初にある控えの間。
c0112559_09025464.jpg
花頭窓は単なる開口。大胆な意匠です。
c0112559_09032002.jpg
c0112559_09033761.jpg
花頭窓の開口部とすりガラス窓の空間の両側に絵が隠れています。
c0112559_09041155.jpg
和館の客用玄関です。
c0112559_09045981.jpg
あまりイケメンじゃない狛犬がいます。
c0112559_09051785.jpg
唐破風の玄関ですが、外に出ることができないので、見えません。
c0112559_09062143.jpg
c0112559_09075242.jpg
吹きさらしの屋外なのに、天井は折上げ格天井に天井絵とは。
c0112559_09083654.jpg
c0112559_09085705.jpg
c0112559_09091830.jpg
再び屋内へ。戸板の下部にも花や野菜の美しい日本画。
c0112559_09100944.jpg
c0112559_09102936.jpg
c0112559_09105217.jpg
c0112559_09110902.jpg
c0112559_09112727.jpg
c0112559_09115658.jpg
c0112559_09121777.jpg
日本庭園もよく手入れされています。
c0112559_09125196.jpg
c0112559_09131421.jpg
c0112559_09133523.jpg
c0112559_09140043.jpg
c0112559_09142436.jpg
c0112559_09144453.jpg
c0112559_09150438.jpg
c0112559_09152301.jpg
c0112559_09154425.jpg
c0112559_09161111.jpg
奥まで進むと仏間があります。
c0112559_09165338.jpg
元はご母堂が手を合わせていたと思われる正面の仏壇。左にある小さな仏壇がご母堂のものみたいです。
c0112559_09173299.jpg
c0112559_09175358.jpg
ここにも天井画。色んな仏様がいます。
c0112559_09182586.jpg
c0112559_09184634.jpg
c0112559_09190620.jpg
c0112559_09192621.jpg
c0112559_09194436.jpg

by gipsypapa | 2017-10-13 09:20 | 建築 | Trackback | Comments(2)

耕三寺 千仏洞地獄峡

c0112559_08504945.jpg
耕三寺本堂の西側の至心殿横に千仏洞という洞窟の入り口があります。地下約15m、全長350mの地下霊場になっていて仏教世界の「地獄観」と「極楽観」を表現しているそうです。

内部は富士山と浅間山から運んだ溶岩を鉄筋コンクリートで固めて岩組としています。中間の3ヶ所には高さ約10m広さ数10平方メートルの洞室があり、千体におよぶ石造りの仏像を安置。洞内には滝が流れていたり、隧道に地獄、極楽絵の額を数十面を掲示したりしており、時間を忘れさせます。

耕三寺 千仏洞地獄峡
1965(昭和39)年
尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
撮影 : 2017.02.13
c0112559_08512340.jpg
c0112559_08514257.jpg
岩のトンネルです。
c0112559_08521274.jpg
c0112559_08522568.jpg
荒削りな仏像があります。
c0112559_08525406.jpg
トンネルは下り坂。
c0112559_08532289.jpg
閻魔大王の居室があります。
c0112559_08535071.jpg
さらに下ります。
c0112559_08541540.jpg
この辺から地獄絵が延々と続きます。
c0112559_08544568.jpg
立体感があるので、「こて絵」でしょう。
c0112559_08552638.jpg
個人的にこの手の絵は好きなのですが、多すぎるので、何枚か省略しました。
c0112559_08571883.jpg
c0112559_08573880.jpg
c0112559_08580166.jpg
c0112559_08581609.jpg
源信僧都の往生要集を絵にしているとか。
c0112559_08583384.jpg
源信僧都は「母からの手紙」で有名だそうですが、知りませんでした。
c0112559_09174422.jpg
c0112559_08593372.jpg
この辺からムードが一変。極楽絵でしょうか。
c0112559_09000582.jpg
c0112559_09002569.jpg
c0112559_09004821.jpg
これらもこて絵でしょうが、画家は地獄絵とは違うようです。
c0112559_09012290.jpg
c0112559_09014281.jpg
c0112559_09020566.jpg
さらにトンネルを下ると・・・
c0112559_09023649.jpg
地下の広場に出ます。
c0112559_09030658.jpg
c0112559_09032208.jpg
このような洞室が三つあり、複雑な空間構成です。
c0112559_09035471.jpg
この辺が地下15メートルでしょう。滝が流れ込む池。
c0112559_09043405.jpg
ここにきて千仏洞の名前の由来を実感。
c0112559_09051820.jpg
c0112559_09054770.jpg
いくつあるのか、数え切れない仏像群。
c0112559_09064445.jpg
出口です。
c0112559_09072880.jpg
ここから出ると救世観音大尊像のそば。ほぼ本堂の下を横切ったわけです。


by gipsypapa | 2017-10-12 09:08 | 建築 | Trackback | Comments(2)

瀬戸田 耕三寺博物館

c0112559_08280496.jpg
耕三寺の開山は、大正・昭和期に大阪で大口径特殊鋼管の製造会社を営んでいた技術者で実業家の金本耕三のちの耕三寺耕三によるものです。1929(昭和に)年に故郷の瀬戸田に住む母のために邸宅「潮聲閣」を建てたのが始まり。その母が1934年(昭和9)年に亡くなり、翌年から、金本は母の菩提を弔うため出家して僧侶となって、後に名を耕三寺耕三に改めました。

そのころから潮聲閣周辺にの地に耕三寺の建立を開始。金本は故郷の瀬戸田にこれという文化財がないことを気にしていたとかで、寺の境内に日本各地の著名な歴史的建造物を模した堂塔をできる限り建てることにしたそうです。それ以来、30余年をかけて、日光東照宮陽明門を模した孝養門、平等院鳳凰堂を模した本堂などをはじめとした伽藍を完成しました。

伽藍配置は、上・中・下3段からなる境内内を南北に貫く軸線を中心として、厳密な左右対称になっていて、全国にも例のない「耕三寺式伽藍配置」として高い評価を得ているそうです。15の建造物が国の登録有形文化財として登録され、また、仏像、書画、茶道具などの美術品・文化財を多数所蔵し、寺全体が博物館法による博物館となっています。現在「西の日光」とも呼ばれる観光の名所です。

耕三寺博物館
尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
撮影 : 2017.02.13
c0112559_08284041.jpg
c0112559_08301386.jpg
山門
c0112559_08310856.jpg
いきなり尋常ではない雰囲気を感じさせる三門。京都御所紫宸殿の門を模したものです。御所の門は素木造ですが、こちらは鋼鉄製。
1940(昭和15)年
登録有形文化財
c0112559_08322760.jpg
鋼鉄の総重量は13トンあるそうです。
c0112559_08331855.jpg
極彩色の門ですね。
c0112559_08341678.jpg
c0112559_08343309.jpg
中門
c0112559_08353241.jpg
法隆寺楼門(中門)を模したものです。
1939(昭和14)年
登録有形文化財
c0112559_08362808.jpg
c0112559_08364371.jpg
c0112559_08365786.jpg
c0112559_08371212.jpg
c0112559_08372750.jpg
羅漢堂
c0112559_08451561.jpg
中門の左右に伸びる回廊状の建物で、内部には五百羅漢像を安置しています。
1939(昭和14)年
登録有形文化財
c0112559_08454720.jpg
c0112559_08460455.jpg
礼拝堂
c0112559_08465394.jpg
下段から中段に登る石階段の下にあり、ここまでは普通に入ることができます。この礼拝堂の両側が出入り口になっています。京都の国宝清水寺西門を原型とした独自の仏堂です。戦後の建立。
c0112559_08483047.jpg
入館料は美術品などを展示する金剛館を含めて1400円と高めですが、維持管理を考えれば仕方ないです。
c0112559_08525474.jpg
鼓楼・鐘楼
c0112559_08535588.jpg
新薬師寺鐘楼を模した建物で、中門を入った先の左右対象に位置しています。
1940(昭和15)年
登録有形文化財
c0112559_08543263.jpg
c0112559_08544968.jpg
鐘楼です。
c0112559_08553869.jpg
こちらは鼓楼。

仏宝蔵
c0112559_08575162.jpg
新薬師寺本堂を模したもので、境内西側に建っています。
1938(昭和13)年
登録有形文化財

五重塔
c0112559_08590977.jpg
室生寺五重塔を模したもので、心柱は鉄製。鼓楼・鐘楼から階段を上がって一段高くなった敷地の中央に建っています。第二次大戦後の建物なので文化財登録はされていません。
1955(昭和30)年
c0112559_08594245.jpg
c0112559_08595848.jpg
法宝蔵・僧宝蔵
c0112559_09005948.jpg
五重塔の左右対称に位置する四天王寺金堂を模した建物です。法宝蔵は近代美術展示館、僧宝蔵が茶道美術展示館となっています。
1941(昭和16)年
登録有形文化財
c0112559_09013715.jpg
c0112559_09015379.jpg
c0112559_09020761.jpg
c0112559_09024903.jpg
c0112559_09030515.jpg
c0112559_09031912.jpg
c0112559_09033201.jpg
c0112559_09034445.jpg
孝養門
c0112559_09044286.jpg
五重塔からさらに階段を上がった敷地に建つ、日光東照宮陽明門を模した門。陽明門と同様に絢爛豪華な彫刻がちりばめられた優れものですが、五重塔と同じく第二次大戦後の建築であるため、登録有形文化財の登録対象外なのです。
1963(昭和38)年
c0112559_09052329.jpg
c0112559_09054231.jpg
c0112559_09055829.jpg
c0112559_09061301.jpg
c0112559_09062850.jpg
c0112559_09064624.jpg
c0112559_09070566.jpg
c0112559_09072766.jpg
c0112559_09074765.jpg
c0112559_09080673.jpg
c0112559_09082603.jpg
c0112559_09084434.jpg
c0112559_09090135.jpg
c0112559_09091688.jpg
至心殿・信楽殿(しんぎょうでん)
c0112559_09111281.jpg
孝養門の左右に対称に建つ、日野法界寺阿弥陀堂を模した建物です。
1941(昭和16)年
登録有形文化財
c0112559_09114582.jpg
c0112559_09120676.jpg
c0112559_09121908.jpg
c0112559_09124049.jpg
本堂
c0112559_09133062.jpg
平等院鳳凰堂を模したもの。中堂とその東西に翼楼が伸びています。重要文化財の釈迦如来坐像が安置されています。移された釈迦如来坐像(重要文化財、平安時代)を安置。
1940(昭和15)年
登録有形文化財
c0112559_09140406.jpg
c0112559_09142192.jpg
c0112559_09143730.jpg
c0112559_09145241.jpg
c0112559_09154876.jpg
c0112559_09160533.jpg
c0112559_09161944.jpg
c0112559_09163849.jpg
c0112559_09170908.jpg
c0112559_09172571.jpg
c0112559_09174021.jpg
c0112559_09175895.jpg
丁度このときは改修中で正面にはシートがかかって見えませんでした。
c0112559_09183395.jpg
ということでウィキペディアにある写真です。
c0112559_09193397.jpg
本堂裏にはこじんまりした築山の公園があります。

救世観音像
c0112559_09205158.jpg
本堂左後方に立つ、コンクリート・漆喰併用の彫像で総高15mの観音像。
1967(昭和42)年
c0112559_09211951.jpg
多宝塔
c0112559_09221206.jpg
石山寺多宝塔を模したもので、本堂横にあります。
1942(昭和17)年
登録有形文化財
c0112559_09223841.jpg
八角円堂
c0112559_09235305.jpg
本堂横、多宝塔の反対側にあります。法隆寺夢殿を模した建物。
1942(昭和17)年
登録有形文化財
c0112559_09242590.jpg
c0112559_09244052.jpg
左は本堂。

銀龍閣
c0112559_09272551.jpg
八角円堂のさらに西方に建つ、慈照寺銀閣を模した建物です。
1943(昭和18)年
登録有形文化財

正体不明の建物
c0112559_09285750.jpg
境内の東端に巨大なお城のようなものが建っています。これだけの構造物なので、何かネット上に説明があるのではないかと探しましたが、見つかりません。
c0112559_09295778.jpg
あるブログで耕三寺の迎賓館らしいというのがありました。ふ~む。
c0112559_09311834.jpg
月光門
c0112559_09322654.jpg
北側にある朱塗り通用門です。詳細は分かりません。

金剛館
c0112559_09374377.jpg
境内の外にある金剛館、耕三寺所蔵の重要文化財、重要美術品などの一部常設展示や企画展示などの展示館として公開しています。
1968(昭和43)年



まだまだ見所がありますので続きをお楽しみに。


by gipsypapa | 2017-10-11 09:40 | 建築 | Trackback | Comments(2)

瀬戸田の住之江旅館

c0112559_08451877.jpg
瀬戸田の宿は船着場の近くにある住之江旅館にしました。元は江戸時代後期に建てられた豪商の別荘で、100年以上続く木造の宿です。大正時代に改築された2階建ての本館に庭側と海側の客室があり、庭側の客室には、和室6畳と離れ、海側の客室は8畳と大広間などがあります。

現在の玄関や本館につながる棟は、近代になって増設されたようですが、石を多用した庭や門などは江戸時代のものが、そのまま残っているそうです。木造2階建て。

住之江旅館
旧堀内家別荘
江戸後期 / 大正期改築
設計・施工 :不明
尾道市瀬戸田町瀬戸田264-3
撮影 : 2017.02.13-14
c0112559_08462255.jpg
瀬戸田港からすぐ。入り口は向かって左側です。
c0112559_08465100.jpg
c0112559_08470577.jpg
正面の新しい建物が玄関になっています。昼頃に到着したので、荷物を預けて、町を散策します。
c0112559_08474647.jpg
大正期に建てられた2階建ての本館。
c0112559_08481508.jpg
右側に新しい棟がつながっています。
c0112559_08485129.jpg
別荘だった頃の名残がある塀。
c0112559_08492099.jpg
裏側にある門は江戸時代のままだとか。
c0112559_08494453.jpg
c0112559_08500129.jpg
庭も昔のままだそうですが、植栽は植え替えたものでしょう。
c0112559_08503412.jpg
c0112559_08505653.jpg
c0112559_08513234.jpg
廊下は庭に面しています。
c0112559_08532206.jpg
c0112559_08534416.jpg
c0112559_08542986.jpg
新館にある玄関から2階へ。
c0112559_08550767.jpg
玄関の上はロビーです。
c0112559_08553775.jpg
泊まったのは海側の部屋。